*《&ruby(こんとんげんま){混沌幻魔};アーミタイル−&ruby(きょむげんえいらしょうもん){虚無幻影羅生悶};/Armityle the Chaos Phantasm - Phantom of Fury》 [#top]
 融合・効果モンスター
 星12/闇属性/悪魔族/攻   0/守   0
 「神炎皇ウリア」+「降雷皇ハモン」+「幻魔皇ラビエル」
 (1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
 カード名を「混沌幻魔アーミタイル」として扱う。
 (2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
 このカードのコントロールを相手に移す。
 (3):このカードのコントロールが移ったターンのエンドフェイズに発動する。
 自分フィールドのカードを全て除外する。
 その後、このカードの元々の持ち主は自身のEXデッキから
 「混沌幻魔アーミタイル」1体を召喚条件を無視して特殊召喚できる。

 [[PHANTOM RAGE]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[カード名]]を[[《混沌幻魔アーミタイル》]]として扱う[[永続効果]]、[[コントロール]]を[[相手]]に移す[[起動効果]]、[[コントロール]]が移った[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[自分]][[フィールドのカード]]を[[除外]]し、元々の[[持ち主]]が[[エクストラデッキ]]から[[《混沌幻魔アーミタイル》]]を[[特殊召喚]]できる[[誘発効果]]を持つ。~

 [[《混沌幻魔アーミタイル》]]と同一の[[融合素材]]ではあるが、あちらと異なり[[三幻魔]]に加え[[融合召喚]]の手段が必要となる。~
 [[手札融合]]が可能なので通常の[[《融合》]]や[[《ダーク・フュージョン》]]に対応し、[[融合召喚]]に[[融合素材代用モンスター]]を使うことも可能だが、消費や採用先を考えると、[[特殊召喚]]手段はほぼ[[三幻魔]]を[[除外]]しての[[《次元融合殺》]]となるだろう。~
 [[手札融合]]が可能なので通常の[[《融合》]]や[[《ダーク・フュージョン》]]に対応し、[[融合素材]]に[[融合素材代用モンスター]]を使うことも可能だが、消費や採用先を考えると、[[特殊召喚]]手段はほぼ[[三幻魔]]を[[除外]]しての[[《次元融合殺》]]となるだろう。~
//次元融合殺は融合召喚ではない
 なお、[[召喚制限]]がないため、[[《幻想召喚師》]]などでも直接[[エクストラデッキ]]からの[[特殊召喚]]が可能。~
 なお、[[召喚制限]]がないため、[[《幻想召喚師》]]や[[《やぶ蛇》]]などでも直接[[エクストラデッキ]]からの[[特殊召喚]]が可能。~
 ただし[[《幻想召喚師》]]で出した場合、(3)の[[効果]]を活用するには、この[[カード]]自身に[[破壊]][[耐性]]を付与する事も必要となる。~
//幻想召喚師でも確かに特殊召喚可能だけど、コンボしないと出す意味のないカードを代表例として上げるのは誤解を招きやすいし良くないと思う
//デビル・フランケン禁止につき記述変更。

 この[[カード]]自身が[[《混沌幻魔アーミタイル》]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つことから、採用する場合は[[《混沌幻魔アーミタイル》]]と共に[[エクストラデッキ]]に入れることとなる。~
 [[《次元融合殺》]]で直接[[《混沌幻魔アーミタイル》]]を出すか、この[[カード]]を経由して出すかという戦略の幅を広げる位置付けとして捉えるべきだろう。~

 (1)の[[効果]]は名称変更[[効果]]。~
 現状では[[《失楽園》]]で[[ドロー]]が可能になることが[[メリット]]となる。~
 [[《失楽園》]]の[[耐性]]付与も受けられるが、(2)の[[効果]]で[[相手]][[フィールド]]に移してしまうと[[耐性]]は消えてしまうので注意。~
 なお、[[《神縛りの塚》]]なら[[相手]][[フィールド]]でも[[耐性]]が付与されるため、[[相手]]にこの[[カード]]を処理されてしまうリスクは下がる。~
 [[《失楽園》]]より優先する事はあまりないが、[[《盆回し》]]等を考慮に入れた2種類目の[[フィールド魔法]]として投入した場合は、これが生きる事もあるだろう。~

 (2)と(3)の[[効果]]は連動しており、[[メインフェイズ]]に[[コントロール転移]]させた上で、[[エンドフェイズ]]に「[[送りつけ]]られた先の[[自分]][[フィールド]]」である[[相手]][[フィールドのカード]](自身を含む)を全て[[除外]]し、[[《混沌幻魔アーミタイル》]]を[[特殊召喚]]できる。~
 全体[[除外]]なので[[破壊]][[耐性]]や[[対象]]にならない[[耐性]]を無視できることに加え、[[相手]]にとって「[[自分]]の[[効果]]」として[[発動]]するため、「[[相手]]の[[効果を受けない]]」[[耐性]]を持つ[[モンスター]]も突破できる。~
 ただし、[[エンドフェイズ]]なので[[特殊召喚]]した[[《混沌幻魔アーミタイル》]]は何もできず、攻守0のまま[[ターン]]を渡してしまう。~
 [[《混沌幻魔アーミタイル》]]には[[戦闘破壊]][[耐性]]があるため、[[守備表示]]で[[特殊召喚]]したい。~

 (3)は[[コントロール]]が移った場合を[[トリガー]]とするため、自身の[[効果]]以外で[[コントロール]]が移った場合でも[[エンドフェイズ]]に[[発動]]する。~
 また[[強制効果]]なので、[[相手]]に[[《洗脳解除》]]などで[[コントロール]]を戻された場合、[[エンドフェイズ]]に[[自分]]の[[カード]]を[[除外]]してしまう。~

 [[攻撃力]]0であるため、(2)の[[効果]]で[[送りつけ]]たこの[[カード]]を[[攻撃]]すれば[[直接攻撃]]に等しい[[戦闘ダメージ]]を与えられる。~
 だが[[《混沌幻魔アーミタイル》]]と違い[[戦闘破壊]][[耐性]]はないため、そのまま[[戦闘破壊]]されれば当然(3)の[[除外]]・[[特殊召喚]][[効果]]は[[発動]]できなくなる。~
 もっとも、この[[カード]]を出すことが前提にある[[デッキ]]であれば、[[三幻魔]]は比較的容易に[[特殊召喚]]できるはずである。~
 [[三幻魔]]自体の[[攻撃力]]が非常に高く、[[《ハイパーブレイズ》]]や[[《幻魔皇ラビエル−天界蹂躙拳》]]といった更なる[[強化]]手段を擁することもあり、[[攻撃力]]0の[[モンスター]]を[[攻撃]]すれば勝てるという状況になることは十分あり得る。~
 そのため、[[攻撃対象]]を作り出す手段として使えるということも考慮には入れておきたい。~
 なお[[《次元融合殺》]]によって[[特殊召喚]]した場合に[[戦闘ダメージ]]が0になるのは[[幻魔]][[融合モンスター]]の[[コントローラー]]ではなく[[発動]]した[[プレイヤー]]であるため、その場合でも問題なく[[相手]]に[[攻撃]]できる。~

//-(3)の[[効果]]の「[[自分]][[フィールド]]」とは[[効果]]の[[発動]]時点でこの[[カード]]を[[コントロール]]していた[[プレイヤー]]の[[フィールド]]を指す。~
//(2)の説明と重複

-一見すると[[《幻想召喚師》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]したり、[[《ファントム・オブ・カオス》]]の[[効果]]でこの[[カード]]を[[コピー]]するなどすれば低コストで[[全体除去]]を[[発動]]できるように見える。~
しかし、「[[ターンプレイヤー]]に『[[エンドフェイズ]]に必ず行う処理』がある場合、その[[お互い]]に[[優先権]]を放棄したあと、[[優先権]]が[[ターンプレイヤー]]に戻ってきたタイミングで『[[エンドフェイズ]]に必ず行う処理』を[[ターンプレイヤー]]は行わなければならない。」というルールが存在する。~
そのため、[[《幻想召喚師》]]の場合はこの[[カード]]が[[相手]][[フィールド]]で[[効果]]を[[発動]]する前に[[破壊]]され、[[《ファントム・オブ・カオス》]]は[[効果]]を[[発動]]する前に[[コピー]]した[[効果]]を失ってしまう。~

--[[《幻想召喚師》]]については、[[《神縛りの塚》]]等で[[破壊]][[耐性]]を付与できるなら[[除去]]につなげる事は可能。~
だが、この[[カード]]をメインとした[[デッキ]]では、[[コンボ]]に必要な[[カード]]枚数が大きく増えるので現実的ではない。~
[[《幻想召喚師》]]を主体とした[[コンボ]][[デッキ]]を使用する場合なら、[[《神縛りの塚》]]と共に使用する[[レベル]]10以上の[[融合モンスター]]の選択肢の一つとして、一考の余地はあるか。~

--特に[[エンドフェイズ]]に解除されない[[《デビル・フランケン》]]などなら、何の問題もなく[[除去]]につなげる事が可能。

-なお[[《俊足のギラザウルス》]]・[[《ドラゴノイド・ジェネレーター》]]等と[[《スケープ・ゴート》]]の[[裁定]]に従えば、[[《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》]]の[[効果]]で[[《次元融合殺》]]を[[コピー]]した場合、(3)の[[効果]]の「その後」の処理は行えない。~
//《混沌幻魔アーミタイル》の特殊召喚を行うのは元々の持ち主である自分である為

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの[[《混沌幻魔アーミタイル》]]は、下記の通り細部は異なるがこの[[カード]]の(2)(3)とほぼ同様の[[効果]]を持っており、その[[効果]]名が「虚無幻影羅生悶」であった。~
登場時期の関係([[《混沌幻魔アーミタイル》]]が初めて登場した[[デュエル]]ではこの[[効果]]は使われていない)かはたまた[[カード]]パワーの調整か[[OCG]]の[[《混沌幻魔アーミタイル》]]からはこの[[効果]]が削除されており、この[[カード]]に疑似的に搭載されることとなった。
--アニメ版の[[《混沌幻魔アーミタイル》]]が持つ[[効果]]は「[[コントロール転移]]は[[エンドフェイズ]]まで」「[[除外]]するのは自身以外の[[モンスター]]」であり、[[魔法・罠カード]]も[[除外]]できる点で強化されている。~
(3)の[[効果]]の後半である[[エクストラデッキ]]から[[《混沌幻魔アーミタイル》]]を[[特殊召喚]]する部分は、[[エンドフェイズ]]に[[コントロール]]が戻る点を再現したものだろう。~

--[[コントロール転移]]してから[[全体除去]]を行うという回りくどい方法での[[除去]]だが、これはアニメにおいて[[相手]]の[[カード]]の[[効果を受けない]][[耐性]]を持っていた[[《究極封印神エクゾディオス》]]を[[除去]]するためである。

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[幻魔]]

-[[《混沌幻魔アーミタイル》]]

-[[《神炎皇ウリア》]]
-[[《降雷皇ハモン》]]
-[[《幻魔皇ラビエル》]]

-[[必殺技カード]]
--[[《幻魔皇ラビエル−天界蹂躙拳》]]
--[[《失楽の霹靂》]]
--[[《ハイパーブレイズ》]]

-[[《神々の黄昏》]]

-[[《マタンゴ》]]
-[[《異次元への案内人》]] 

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【混沌幻魔アーミタイル】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PHANTOM RAGE]] PHRA-JP035 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Secret]],[[Prismatic Secret>Secret#PS]]};

**FAQ [#faq]
***(3)の効果について [#faq3]
Q:「[[コントロール]]が移った」が条件ですが、[[《洗脳解除》]]で「[[コントロール]]が戻った」でも条件を満たせますか?~
  (「[[墓地へ送られた]]」という[[発動条件]]は「[[墓地]]に戻った」では満たせない点を踏まえての質問)~
A:はい、[[《洗脳解除》]]で[[自分]]の[[フィールド]]に戻った場合は[[自分]]の[[フィールド]]で[[エンドフェイズ]]に[[効果]]が[[発動]]します。(20/08/08)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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