*《&ruby(お){終};わりの&ruby(はじ){始};まり/The Beginning of the End》 [#top]
 通常魔法
 (1):自分の墓地に闇属性モンスターが7体以上存在する場合、その内の5体を除外して発動できる。
 自分はデッキから3枚ドローする。

 [[PHANTOM DARKNESS]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[墓地]]の[[闇属性]][[モンスター]]を5枚[[除外]]し、3枚[[ドロー]]する[[効果]]を持つ。~

 3枚もの[[ドロー]]ができるが、[[発動条件]]が厳しく[[デッキ]]を選ぶ。~
 漫然と[[デュエル]]していては満たす前に終了することも珍しくない量なので、[[【闇属性】]]だからと言って採用できる[[カード]]ではない。~
 高速で[[墓地を肥やす]][[デッキ]]であっても、そのような[[デッキ]]は元々のコンセプトで[[墓地リソース]]に重きを置くことが多く、この[[カード]]による[[除外]]がかえって問題になりやすい。~
 [[《魔導雑貨商人》]]を使えば[[発動条件]]を整えながらこの[[カード]]を[[サーチ]]することができるが、そもそもが[[ドローソース]]にすぎないので、やや迂遠である。~
 性質上、いつ使っても最低2枚の[[闇属性]][[モンスター]]は[[墓地]]に残ることなども考慮しつつ、コンセプトに合う[[デッキ]]で採用できるかどうかというところだろう。~
// 2回以上の[[発動]]はさらに厳しいので、採用する場合も通常の[[デッキ]]では[[ピン挿し]]になりやすい。~

 ただし、[[除外]]は[[コスト]]であり、[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]の[[効果]]で[[墓地へ送れば>墓地へ送る]][[ノーコスト]]で3枚[[ドロー]]できる。~
 さらに[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]が[[闇属性]]というのもあり、正規の[[コスト]]を払っての[[発動]]が一応可能な範疇であり、踏み倒す前提の[[カード]]としては幾分か[[腐る]]リスクが小さい。~
 そのため、[[【ダイヤモンドガイ】]]や[[【D−HERO】]]では[[ドローソース]]としての採用も視野に入る。~

 [[《異次元の偵察機》]]や[[《ネクロフェイス》]]等の[[除外]]を[[トリガー]]とする[[闇属性]][[モンスター]]とも一応相性は良い。~
 [[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]の枚数調整にも採用可能であり、減らしすぎた場合も[[《奇跡の発掘》]]・[[《異次元からの埋葬》]]である程度フォローできる。~
 [[《終焉の精霊》]]であれば[[アタッカー]]と[[墓地]]に[[除外]]した[[闇属性]]を戻す役割を兼任できる。~

 高速で[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]つつ[[デッキ]]を[[回転]]させる[[未界域]]とは非常に相性が良い。~
 [[デッキ]]を回すことでこの[[カード]]を[[手札]]に[[加える]]確率が上がり、その過程で[[墓地へ送られた]][[未界域]]を[[コスト]]に[[発動]]できる。~
// [[手札]]に引き込む確率を上げるためにも複数採用も十分に検討でき、フル[[回転]]すれば1[[ターン]]に複数枚の[[発動]]すらも可能である。~

-上述の通り[[除外]]するのは[[コスト]]であるため、[[《貪欲な壺》]]とは違い[[《D.D.クロウ》]]による妨害は受けにくい。~
//発動条件の7枚が結構シビアなのでは?
//5枚でも7枚でも1枚抜かれることによる損害は大差ないし、このカードのために先打ちDDクロウすることもあまりないと思う

-登場してから長らく[[環境]]へ姿を現すことのない[[カード]]であった。~
2019年の[[EXTRA PACK 2019]]で登場した[[【未界域】]]において3積みされる重要な[[ドローソース]]となり、[[20/01/01>リミットレギュレーション/2020年1月1日]]に[[制限カード]]に指定された。~
[[環境]]も変化した2年後の[[22/04/01>リミットレギュレーション/2022年4月1日]]にて[[準制限カード]]に[[制限緩和]]され、続く[[22/07/01>リミットレギュレーション/2022年7月1日]]で[[制限解除]]となった。~

-上記の[[未界域]]との相性の良さを意識してか、初登場から12年後の[[トーナメントパック2019 Vol.4]]で初の再録となった。~

-[[イラスト]]は黒っぽく模様が分かりづらい。~
WJに掲載された時も、[[イラスト]]が真っ黒の[[カード]]と勘違いした人も多かった。~
実際は魔法陣のような大きな円1つとそれに連なった小さな円4つが描かれているが、何を意味しているのかは不明。~
初回生産分より後に生産されたものは、明るさが調整されて[[イラスト]]が確認し易くなっている。
--実際は魔法陣のような大きな円1つとそれに連なった小さな円4つが描かれている。~
大きな円には時計の文字盤のようにローマ数字でI(1)からVIII(8)、中央にはΩ、小さな円の中にはそれぞれポーション・[[ケリュケイオン>《ヴェルズ・ケルキオン》]]・人間・薔薇が描かれているが、何を意味しているのかは不明。~
//https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1164163995458244608

-「終わり」という[[相手]]に対して負の印象を与える[[カード名]]だが、直接[[デュエル]]に[[勝利>特殊勝利]]できる[[効果]]ではなく、[[自分]]のみに[[効果]]を及ぼす。~
しかし、高速化が進んだ[[環境]]では3枚あれば十分[[1ターンキル]]圏内にもちこめるため、まさしく「終わりの始まり」となり得る。~

//-T.S.エリオットの『終わりは始まり』等、由来じみた言葉を探せばきりがない。~
//だが、英訳と知名度を踏まえるなら、第二次大戦時のW.チャーチル英首相の『これが終わりではない。同じく終わりの始まりでもない。が、多分これは始まりの終わりだろう』という発言が由来と思われる。~
//この発言はアフリカで英軍が枢軸軍を撃破した際の台詞で、これ以降英軍は勝ち続けイタリア本土を制圧し、対伊戦の終わりの始まりとなった。~

-英語版では[[ウルトラレア>Ultra]]である。~
[[《ソーラー・エクスチェンジ》]]もそうだが、海外では日本以上に[[ドロー]]強化[[カード]]に高い[[レアリティ]]を付ける傾向があるようだ。~

//-原作・アニメにおいて―

-コナミのゲーム作品において―~
[[エキスパート2006>ゲーム付属カード#EX2006]]の[[詰めデュエル]]に「終わりは始まり」という名称のものが存在する。~
ただし、この[[カード]]を使用するわけではない。~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>ゲーム付属カード#WCS2009]]では、12月31日の配信[[カード]]がこれである。~
「年の終わり」の始まりということだろうか。~

--余談だが、[[KONAMI]]の音楽ゲーム『ドラムマニア』の「LET ME BELIEVE」という曲のクリップにはこの[[カード]]の[[イラスト]]とよく似たカットが存在する。~

**関連カード [#card]
-[[《貪欲な壺》]]

-[[《サイコ・トリガー》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【ダイヤモンドガイ】]]
-[[【未界域】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PHANTOM DARKNESS]] PTDN-JP053 &size(10){[[Rare]]};
-[[トーナメントパック2019 Vol.4]] 19TP-JP410
-[[ストラクチャーデッキ−混沌の三幻魔−]] SD38-JP028

**FAQ [#faq]
Q:[[除外]]するのは[[コスト]]ですか?~
A:はい、[[コスト]]です。(07/11/23)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《終わりの始まり》,魔法,通常魔法,);