*《&ruby(すいげつ){水月};のアデュラリア/Adularia of the June Moon》 [#top]
 効果モンスター
 星5/水属性/魔法使い族/攻1000/守1000
 このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
 (3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):自分の魔法&罠ゾーンに表側表示でカードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
 (2):このカードの攻撃力・守備力は、フィールドの表側表示の魔法・罠カードの数×600アップする。
 (3):自分の魔法&罠ゾーンの表側表示のカード2枚を墓地へ送って発動できる。
 デッキからレベル4以下のモンスター1体を墓地へ送る。

 [[Vジャンプ(2022年8月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2022]]で登場した[[水属性]]・[[魔法使い族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[自分]]の[[魔法&罠ゾーン]]に[[表側表示]]で[[カード]]が存在する場合に[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[分類されない効果]]、[[フィールド]]の[[表側表示]]の[[魔法・罠カード]]の数×600[[ステータス]]を[[自己強化]]する[[永続効果]]、[[自分]]の[[魔法&罠ゾーン]]の[[表側表示]][[カード]]2枚を[[墓地へ送る]]事で[[レベル]]4以下1体を[[デッキ]]から[[墓地へ送る]][[起動効果]]を持つ。~

 (1)は[[手札]]からの[[特殊召喚]][[効果]]。~
 [[ペンデュラムモンスター]]・[[永続魔法]]・[[装備魔法]]・[[永続罠]]などをある程度採用した[[デッキ]]ならば条件は容易く満たせる。~
 自身の[[効果]]で[[魔法&罠ゾーン]]に置かれる[[カード]]とも相性は良い。~
 [[特殊召喚]]が容易な[[レベル]]5[[水属性]]のため、(2)以降の[[効果]]を無視して[[《No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ》]]の[[エクシーズ素材]]にするのも手。~
 [[【ダイナミスト】]]は[[レベル]]と[[属性]]が一致する[[ペンデュラムモンスター]]中心の[[デッキ]]であり、[[エクシーズ召喚]]も狙いやすい。~

 自己[[特殊召喚]][[効果]]を持つ[[レベル]]5としては[[腐る]]可能性は低く、他の[[モンスター]]の存在に影響されないため他の[[モンスター]]とも並べやすい。~
 [[【ランク5】]]は勿論、[[レベル]]5の非[[チューナー]]を必要とする[[【インティ&クイラ】]]でも採用を検討できる。~
 [[【インティ&クイラ】]]と相性がいい[[《スキルドレイン》]]との相性は良くないが、[[特殊召喚]]して即座に[[シンクロ素材]]にするだけであれば何も支障は無い。~
 ただし、より[[シンクロ召喚]]に繋げやすい[[《使神官−アスカトル》]]・[[《死神官−スーパイ》]]も存在する為、[[エクシーズ召喚]]や[[リンク召喚]]ができる点で差別化する必要がある。~

 (2)は[[ステータス]]の[[自己強化]]。~
 倍率は600と高く、(1)を満たすために[[永続カード]]や[[ペンデュラムモンスター]]を採用しているはずなので、それなりの数値は見込みやすい。~
 [[相手]][[フィールド]]もカウントするため、[[相手]]の[[デッキ]]次第ではかなりの[[ステータス]]も望めるだろう。~
 自己[[特殊召喚]]可能で強化値も高くなった[[《マハー・ヴァイロ》]]として、[[【装備ビート】]]のアタッカーとして運用する事も可能。~
 その目的で採用する場合[[特殊召喚]]と[[自己強化]]は[[発動]]を伴わないため、[[《クリッター》]]や[[《黒き森のウィッチ》]]で[[サーチ]]しそのまま使用できる。~
 なお、この[[効果]]のみ参照するのが[[魔法&罠ゾーン]]ではなく[[フィールド]]であるため、[[フィールド魔法]]や[[罠カードとしても"扱う"罠モンスター>罠モンスター#list1]]も倍率に含める。~

 (3)は[[下級モンスター]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]。~
 [[レベル]]4以下と[[墓地へ送る]]範囲は非常に広く、[[効果の発動]]等の[[デメリット]]もないため、[[墓地]][[効果]]の補助にも使える。~
 しかし、[[魔法&罠ゾーン]]の[[表側表示]][[カード]]2枚の[[コスト]]は重く、普通に使用すると[[ディスアドバンテージ]]が大きく、(1)(2)とも相性が悪い。~
 余程[[墓地へ送り>墓地へ送る]]たい[[モンスター]]が存在するか、[[魔法&罠ゾーン]]を空けたい場合以外は[[発動]]すべきかはよく考えたい。~
 また(1)の[[トリガー]]になるもののうち[[ペンデュラムモンスター]]は[[墓地へ送る]]ことはできないため、[[コスト]]にならない点は注意。~

 単に[[下級モンスター]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]をしたいだけであれば、使い切り且つ[[召喚権]]を消費する代わりに[[コスト]]が不要な[[《マスマティシャン》]]も存在する。~
 こちらを使う場合は[[属性]]や[[レベル]]、(1)の[[効果]]で差別化する必要がある。~

 [[【V・HERO】]]では、[[レベル]]3[[V・HERO]]は[[永続罠]]の状態から(3)で[[墓地]]へ送っても自身の[[効果]]により[[戦闘ダメージ]]を受けるだけで[[永続罠]]に戻せるため、[[コスト]]の重さがほぼ気にならない。~
 [[《E・HERO シャドー・ミスト》]]などを[[墓地へ送る]]ことで[[デッキ]]を回転させることができる。~
 [[《E・HERO アブソルートZero》]]の[[融合素材]]になれたり、[[《V・HERO ファリス》]]と[[ランク]]5の[[エクシーズ召喚]]もできる点も小さくない利点である。~

 [[【焔聖騎士】]]も[[墓地]]から[[装備カード]]化することで[[コスト]]を用意できる。~
 それ以外でも[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]などで[[相手]][[モンスター]]を[[装備カード]]とすることで[[コスト]]を捻出できる。~

 また、[[【ウィッチクラフト】]]では自己[[サルベージ]][[効果]]を有する[[《ウィッチクラフト・スクロール》]]・[[《ウィッチクラフト・バイストリート》]]の存在により、[[コスト]]の重さがほぼ気にならない。~
 [[《ウィッチクラフト・シュミッタ》]]などを[[墓地へ送る]]ことで[[デッキ]]を回転させることができる。~
 [[種族]]サポートを共有出来たり、[[《ウィッチクラフト・バイスマスター》]]の[[融合素材]]になれたり、[[《ウィッチクラフト・エーデル》]]と[[ランク]]5の[[エクシーズ召喚]]もできる点も小さくない利点である。~

 [[水属性]]と[[ステータス]]のために[[《氷結界》]]の[[サーチ]]、[[《サルベージ》]]の[[サルベージ]]に対応する。~
 [[サポートカード]]を共有できる[[水属性]][[カテゴリ]]では[[墓地へ送られた]]時に[[効果]]がある[[永続魔法]][[アクアリウム]]と関係の深い[[【アクアアクトレス】]]、[[《海晶乙女の闘海》]]で[[装備カード]]最大3枚を用意できる[[【マリンセス】]]では採用できる。~
 また、[[《シー・ランサー》]]も1体で[[装備カード]]最大5枚を用意できる。~
 [[【水属性】]]なら、この[[カード]]の(3)で[[墓地へ送った>墓地へ送る]][[水属性]]を
[[《海晶乙女コーラルアネモネ》]]で[[蘇生]]できる点でも[[シナジー]]は強い。~
 特に[[【マリンセス】]]は[[《海晶乙女の闘海》]]の[[効果]]に回数制限がないため[[装備カード]]を[[コスト]]に充てやすく狙いやすい[[コンボ]]である。~

//-(1)(3)は[[魔法&罠ゾーン]]を指定しているので、[[フィールド魔法]]は範囲外である。~
//一方、(2)は[[表側表示]]の[[フィールド魔法]]もカウントするため、間違えない様に注意。~
//上に記述有り
-(2)による最大[[強化]]値は12600(600×21)。~
[[お互い]]の[[魔法&罠ゾーン]]・[[フィールドゾーン]]が全て[[表側表示]][[カード]]で埋まり、且つ自身以外の[[メインモンスターゾーン]]9か所に[[罠カードとしても"扱う"罠モンスター>罠モンスター#list1]]が存在する場合である。~
[[お互い]]の[[魔法&罠ゾーン]]・[[フィールドゾーン]]が全て[[表側表示]][[カード]]で埋まり、且つ自身以外の[[メインモンスターゾーン]]9か所に[[罠カードとしても''扱う''罠モンスター>罠モンスター#list1]]が存在する場合である。~
--[[エクストラモンスターゾーン]]の[[《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》]]等でこの[[カード]]の[[効果]]を[[コピー]]した場合はさらに1枚増えて最大[[強化]]値は13200(600×22)。~

-Vジャンプ(2022年7月号)では、「[[宝玉獣]]と相性の良い[[効果]]を持つ。」と紹介されている。~

--(3)の[[効果]]は、[[墓地]]に[[宝玉獣]]を溜め込み[[究極宝玉神]]の[[特殊召喚]]補助などに利用する事を目的にデザインされたものと思われる。~
しかし、[[【宝玉獣】]]は[[魔法&罠ゾーン]]の[[宝玉獣]]の存在が重要な[[デッキ]]であり、それを2枚も消費する点では大きな[[ディスアドバンテージ]]になってしまう。~
(1)(2)に関しては相性が良いが、初手でこの[[カード]]が来た場合は[[宝玉獣]]が[[魔法&罠ゾーン]]に用意できず、[[手札]]で[[腐る]]リスクはある。~
ただし、[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン オーバー・ドライブ》]]の[[特殊召喚]]を行う場合は[[魔法&罠ゾーン]]の[[宝玉獣]]は[[除外]]できないため、それを[[墓地へ送る]]ことで[[特殊召喚]]の補助はできる。~
--上記の通り、むしろ[[【宝玉獣】]]以外の[[デッキ]]の方が活用できるといえる。~

-「アデュラリア」とは鉱石の一種で、和名は「氷長石」と呼ぶ。~
氷を連想させるような無色・白色の半透明から透明なものが存在するが、希少価値は透明なものほど高い。~
原産地はアルプス山脈近辺であり、現地のアデュラー山が名前の由来となっている。~

--「水月」はそのまま「水と月」を指す他、「水面に映る月」を指す言葉である。

-この[[カード]]が登場したVジャンプ(2022年8月号)の定期購読SPペーパーで設定画が公開されている。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]

―類似[[特殊召喚]][[効果]]
-[[《道化鳥ラフィンパフィン》]]

―(2)の類似[[効果]]
-[[《龍脈に棲む者》]]
-[[《The despair URANUS》]]
-[[《ファラオニック・アドベント》]]

//―《水月のアデュラリア》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vジャンプ(2022年8月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2022]] VJMP-JP219 &size(10){[[Ultra]]};
-[[PREMIUM PACK 2024>PREMIUM PACK#PP2024]] 24PP-JP023 &size(10){[[Secret]],[[Secret RED Ver.>Secret#SESRV]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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