*《&ruby(ちてい){地底};のアラクネー/Underground Arachnid》 [#top]
 シンクロ・効果モンスター
 星6/地属性/昆虫族/攻2400/守1200
 闇属性チューナー+チューナー以外の昆虫族モンスター1体
 このカードが攻撃する場合、
 相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動する事ができない。
 1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを
 装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。
 このカードが戦闘によって破壊される場合、
 代わりにこの効果で装備したモンスターを破壊する事ができる。

 [[ザ・ヴァリュアブル・ブック12 付属カード>書籍付属カード#VB12]]で登場した[[地属性]]・[[昆虫族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 [[攻撃]]時に[[魔法・罠カード]]を[[発動]]させない[[永続効果]]、[[相手]][[モンスター]]を[[装備]]する[[起動効果]]、[[戦闘破壊]]される場合に[[装備]]した[[モンスター]]を[[身代わり]]にする[[永続効果]]を持つ。~

 [[表側表示]]ならば[[耐性]]でもない限りどんな[[モンスター]]でも奪えるので、実質的に[[除去]][[効果]]を持っていると言える。~
 [[破壊]][[効果]]を[[無効]]にできる[[《スターダスト・ドラゴン》]]を処理したり、厄介な[[自己再生]]能力を持つ[[《暗黒界の龍神 グラファ》]]を[[墓地へ送る]]ことを防ぎつつ[[除去]]できる。~

 [[装備カード]]は1度に1枚しか維持できないが、[[自爆特攻]]により[[装備カード]]を外し、再度[[装備]]できるようになる。~
 この[[カード]]が[[攻撃]]する時[[相手]]は[[魔法・罠カード]]を[[発動]]できないため、ほぼ確実に[[自爆特攻]]が可能である。~
 ただし、[[1ターンに1度]]しか[[発動]]できず、[[装備]]した[[ターン]]に[[自爆特攻]]すると[[相手]][[ターン]]には無防備になってしまう。~

 [[除去]][[効果]]自体は有用だが、[[闇属性]]・[[昆虫族]]の[[チューナー]]は現在[[《インフェルニティ・ビートル》]]と[[《竜咬蟲》]]のみである点がネックとなる。~
 もっとも、[[《竜咬蟲》]]は[[手札]]から[[昆虫族]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つため、[[レベル]]2を出せば[[シンクロ召喚]]は容易。~
 [[手札]]に揃わないとしても[[昆虫族]]は[[リクルーター]]が豊富なため、[[レベル]]4の[[昆虫族]]か[[《インフェルニティ・ビートル》]]、または[[レベル]]2の[[昆虫族]]か[[《竜咬蟲》]]を[[フィールド]]に残すようにすれば、もう片方を[[手札]]から[[召喚]]する事で[[シンクロ召喚]]できる。~
 [[《B・F−追撃のダート》]]なら[[昆虫族]]を[[チューナー]]にできるため、[[闇属性]]の[[昆虫族]]を並べやすい[[甲虫装機]]に採用しておけば[[シンクロ召喚]]しやすい。~
 最も手軽なのは[[《B・F−早撃ちのアルバレスト》]]で[[《インフェルニティ・ビートル》]]を[[蘇生]]する、もしくは[[《ジャイアントワーム》]]と共に並べることで、1[[ターン]]で[[シンクロ召喚]]に繋げられる。~
 [[《ダーク・バグ》]]と[[《ナチュル・バタフライ》]]を採用している場合は、[[《波動竜フォノン・ドラゴン》]]を経由させる事でも[[シンクロ召喚]]が狙える。~
 [[【甲虫装機】]]なら[[《甲虫装機 ダンセル》]]で[[リクルート]]した[[モンスター]]を[[《A・ジェネクス・バードマン》]]で[[手札]]に[[戻せば>戻す]]容易に[[シンクロ召喚]]でき、[[エクシーズ召喚]]も使い分けられる。~
 それ以外に相性の良い[[チューナー]]としては、[[レベル]]3〜5[[チューナー]]として運用可能な[[《BF−弔風のデス》]]、[[《ドラゴンフライ》]]から[[特殊召喚]]でき、[[属性]]を自在に変化させられる[[《音響戦士ドラムス》]]や、[[除外]]される[[効果]]を持つため[[《一族の結束》]]への干渉が少ない[[《ゾンビキャリア》]]などが挙げられる。~
 [[【昆虫族】]]でもこれらの[[チューナー]]を採用した方が[[シンクロ召喚]]が楽になる場合もあるため、[[デッキ]]に合った[[シンクロ召喚]]の手段を用意したい。~
 [[特殊召喚]]が容易な[[《プリミティブ・バタフライ》]]と、[[《調律》]]で[[サーチ]]可能な[[《アンノウン・シンクロン》]]を使うという手もある。~

 [[【ローレベル】]]では、[[《ジェネクス・コントローラー》]]と[[《蜘蛛男》]]・[[《ツンドラの大蠍》]]等で[[シンクロ召喚]]できる。~
 [[《ジャンク・シンクロン》]]で[[レベル]]2の[[モンスター]]を[[蘇生]]させた後に[[《孵化》]]を使用し、[[《ジャンク・シンクロン》]]と[[レベル]]3の[[昆虫族]]で[[シンクロ召喚]]したり、[[《アクセル・シンクロン》]]を挟む事で[[レベル]]調整の幅を広くすることもできる。~
 [[レベル]]1の[[モンスター]]を[[《孵化》]]の代わりに使用し、[[《波動竜フォノン・ドラゴン》]]を経由させて[[シンクロ召喚]]するも良い。~
 [[レベル]]1の[[モンスター]]を[[《孵化》]]の代わりに使用し、[[《波動竜フォノン・ドラゴン》]]を経由させて[[シンクロ召喚]]するのも良い。~
 その他、[[【EM】]]では[[レベル]]4の[[昆虫族]][[EM]]と[[《EMオッドアイズ・シンクロン》]]の組み合わせで出せることも有る。~
//その他、[[《レベル・スティーラー》]]で[[レベル]]6・[[闇属性]][[チューナー]]の[[《ラブラドライドラゴン》]]や[[《BF−流離いのコガラシ》]]の[[レベル]]を1つ下げても[[シンクロ召喚]]できる。~
//特に[[《ラブラドライドラゴン》]]は[[聖刻]]などで容易に出せるため、[[【昆虫族】]]以外でもこの[[カード]]を[[シンクロ召喚]]可能である。~

 その他の[[デッキ]]で採用する場合は、[[闇属性]][[チューナー]]の選択肢は広いものの、[[汎用性]]のある[[昆虫族]]の数が少ない点が問題となる。~
 [[《トリオンの蟲惑魔》]]や[[《増殖するG》]]など、[[デッキ]]を問わず採用できる[[昆虫族]]も少数だが存在するため、これらを採用する[[デッキ]]に隠し味として[[レベル]]の合う[[闇属性]][[チューナー]]を投入しておくとよい。~

-この[[装備カード]]は「この[[カード]]の持つ[[効果]]で[[装備]]している」ため、[[《移り気な仕立屋》]]で別の[[モンスター]]に移すことはできない。~
また、[[《スキルドレイン》]]などで[[効果]]を失った場合は[[装備]]を維持することができず[[装備カード]]は[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]。~

-[[《E・HERO アブソルートZero》]]等、[[フィールド]]を[[離れる]]際に[[効果]]が[[発動]]する[[モンスター]]を[[吸収]]した場合について。~
[[装備カード]]化された[[《E・HERO アブソルートZero》]]は[[モンスターゾーン]]から[[魔法&罠ゾーン]]に移動しただけで[[フィールド]]は離れていないため、この時点では[[効果]]は[[発動]]しない。~
《地底のアラクネー》が[[除去]]されるか、[[《E・HERO アブソルートZero》]]が[[《サイクロン》]]などで[[除去]]された時、[[フィールド]]を[[離れた>離れる]]として[[破壊]][[効果]]が[[発動]]する。~

-「アラクネー(Arachne)」とは、ギリシャ神話に登場する女性である。~
[[アテーナー>《アテナ》]]との諍いが原因で自殺するが、トリカブトの汁によって[[蜘蛛>《蜘蛛男》#card]]となって転生する。~
上半身が女性、下半身が蜘蛛になっているのはこれが由来となっているらしく、その影響か前述の特徴をベースにしたキャラクターが多くのファンタジー作品でも登場する。~

--海外版は日本版[[イラスト]]からバストが減少した修正[[イラスト]]になっている。~
珍しい事に、アニメでも修正後デザインで登場している。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星vsルドガー」(1戦目)においてルドガーが使用した[[ダークシンクロモンスター]]。~
[[レベル]]を2つ上げた《&ruby(ダークチューナー){DT}; スパイダー・コクーン》と [[《ダーク・スパイダー》]]を[[ダークシンクロ素材>シンクロ素材]]として[[ダークシンクロ召喚>シンクロ召喚]]される。~
[[効果]]により[[《シールド・ウィング》]]を[[装備カード]]とし、遊星に[[直接攻撃]]を決める。~
その後、[[《シールド・ウィング》]]を[[墓地へ送る]]ことで[[《ロード・ウォリアー》]]からの[[戦闘破壊]]を防ぐが、[[《ロード・ウォリアー》]]の[[モンスター効果]]で[[特殊召喚]]された[[《ワンショット・ブースター》]]により[[破壊された]]。~
[[相手]][[モンスター]]を[[装備]]する[[効果]]名は「トワイナー・スレッド」。

--[[ダークシンクロ召喚>シンクロ召喚]]時の口上は「闇と闇重なりし時、冥府の扉は開かれる。光無き世界へ![[ダークシンクロ>シンクロ召喚]]!いでよ、《地底のアラクネー》!」~
ルドガーが操ったデュエリストが使用した[[《氷結のフィッツジェラルド》]]・[[《漆黒のズムウォルト》]]も同じ口上になっている。

--「トワイナー(Twiner)」は「巻きつく物」の意味で、訳すれば「巻きつく糸」となる。~

--アニメでは[[吸収]]する[[モンスター]]に[[表側表示]]の限定がなく、[[破壊]]の条件も問わなかった。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[TAG FORCE 4>ゲーム付属カード#TF4]]では[[OCG]]版の代わりに[[ダークシンクロモンスター]]として[[オリジナルカード]]で収録された。~
[[TAG FORCE 5>ゲーム付属カード#TF5]]以降は[[OCG]]版と[[オリジナルカード]]版の両方が収録されている。~
アニメと同様に[[吸収]]する[[相手]][[モンスター]]や[[破壊]]の条件の制限がないため、[[効果]]は[[OCG]]版よりも強力である。~
また、このゲームで[[攻撃]]名が「ダーク・ネット」であることが判明した。~

--[[WCS2010>ゲーム付属カード#WCS2010]]ではWCSモードにデュエリストとして登場し、[[【昆虫族】]]を使用。~
[[《竜咬蟲》]]は勿論のこと、[[《インフェルニティ・ビートル》]]も収録されていないため、自身の[[シンクロ召喚]]のための[[闇属性]][[チューナー]]には[[《ゾンビキャリア》]][[《クレボンス》]][[《BF−銀盾のミストラル》]]を採用している。~
ちなみに[[デッキ]]名は「荒く無い?アラクネー」。~

**関連カード [#card]
-[[攻撃する場合、ダメージステップ終了時まで魔法・罠カードの発動を封じるカード>ロック#attack_st]]~

-[[相手モンスターを装備する効果を持つモンスター>装備カード#effect]]

―[[ダークシンクロモンスター]]
-[[《猿魔王ゼーマン》]]
-[[《漆黒のズムウォルト》]]
-[[《ダーク・フラット・トップ》]]
//-[[《地底のアラクネー》]]
-[[《月影龍クイラ》]]
-[[《氷結のフィッツジェラルド》]]
-[[《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》]]

//―《地底のアラクネー》に関する[[効果]]を持つ[[カード]]

//―《地底のアラクネー》の姿が見られる[[カード]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【昆虫族】]]
-[[【ローレベル】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック12 付属カード>書籍付属カード#VB12]] VB12-JP001 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[魔法・罠カード]]妨害する[[効果]]は[[永続効果]]、[[装備カード]]化する[[効果]]は[[起動効果]]、[[装備カード]]を[[身代わり]]にする[[効果]]は[[永続効果]]になります。(09/08/26)

Q:[[装備カード]]化は[[対象]]をとりますか?~
A:はい、[[対象]]をとります。(09/08/26)

Q:[[装備カード]]にする[[効果]]の[[効果処理時]]にこの[[カード]]が[[フィールド]]に[[表側表示]]で存在しない場合、[[発動]]時に選択された[[モンスター]]はどうなりますか?~
A:[[発動]]時に選択された[[相手]][[モンスター]]は[[装備カード]]にできず[[墓地]]へ送られます。(09/08/26)

Q:この[[カードの効果]]で[[装備カード]]として[[相手]][[モンスター]]を[[装備]]しました。~
  次の[[自分]]の[[ターン]]、前の[[ターン]]に[[装備]]した[[モンスター]]が[[装備カード]]として残っている場合でも、この[[カードの効果]]によりさらに[[相手]][[モンスター]]を[[装備]]することは可能ですか?~
A:《地底のアラクネー》自身の[[効果]]によって、[[装備カード]]として[[モンスター]]を[[装備]]している場合、更に[[モンスター]]を[[装備カード]]として[[装備]]する[[効果]]を[[発動]]する事はできません。(09/08/29)

//Q:[[装備カード]]にする[[効果]]の解決時にこの[[カード]]が[[フィールド]]を離れた場合どうなりますか?~
//A:[[相手]][[モンスター]]は[[墓地]]へ送られます。(13/10/17)~
//上と同じこと書いてる

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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