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 速攻魔法
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):お互いは、このターンに戦闘で破壊されたモンスター1体を自身の墓地から選んで攻撃表示で特殊召喚できる。
 この効果で自分が特殊召喚したモンスターが「E・HERO ネオス」の場合、
 このターン、そのモンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップの間、
 そのモンスターの攻撃力は倍になる。

 [[ANIMATION CHRONICLE 2022]]で登場した[[速攻魔法]]。~
 [[お互い]]にこの[[ターン]][[戦闘破壊]]された[[モンスター]]を[[攻撃表示]]で[[蘇生]]し、[[自分]]が[[《E・HERO ネオス》]]を[[蘇生]]した場合はこの[[ターン]][[相手]][[モンスター]]と[[戦闘]]を行う[[ダメージステップ]]の間だけ[[攻撃力]]を倍にする[[効果]]を持つ。~

 その[[ターン]][[戦闘破壊]]された[[モンスター]]を[[蘇生]]できるが、[[相手]]にも同じ行為を許してしまう。~
 [[自分]][[モンスター]]しか[[戦闘破壊]]されていない場合にも[[発動]]できるため、基本的にはそういう状況で[[蘇生]]することになるだろう。~
 [[相手]][[ターン]]に[[壁]]を[[蘇生]]するには[[攻撃表示]]という点が、[[自分]][[ターン]][[アタッカー]]を[[蘇生]]するには[[戦闘破壊]]されている必要がある点が噛み合わない。~
 [[《E・HERO ネオス》]]以外の[[蘇生]]先としては、[[戦闘破壊]]を[[トリガー]]とする[[リクルーター]]や、[[自爆特攻]]で[[相手]]に[[ダメージ]]を与えられる[[《アマゾネスの剣士》]]で[[自爆特攻]]を繰り返すことが考えられる。~
 ただいずれにしても[[蘇生]]先が限定されているこの[[カード]]で行うことかは怪しく、多少遅くとも[[《リビングデッドの呼び声》]]等の[[汎用性]]の高い[[蘇生]][[罠カード]]の方が扱いやすいことが多いだろう。~

 [[《E・HERO ネオス》]]を[[蘇生]]した場合その[[攻撃力]]を[[ダメージステップ]]の間倍にできる。~
 倍にするのは[[元々の攻撃力]]ではないため、[[ダメージステップ]]以前に[[《E・HERO オネスティ・ネオス》]]を[[適用]]すれば[[攻撃力]]10000まで上昇する。~
 単体で[[攻撃力]]を倍の5000にするだけであれば最初から[[《E・HERO オネスティ・ネオス》]]を使用した方が扱いやすいため、この[[コンボ]]を狙っていくべきだろう。~
 この[[攻撃力]]で[[自爆特攻]]した[[モンスター]]に[[攻撃]]すれば大きな[[戦闘ダメージ]]を与えられ、他にも[[《ネオスペース》]]等の[[強化]][[カード]]があるなら[[1ターンキル]]も狙える。~
 [[《E・HERO スピリット・オブ・ネオス》]]でこの[[カード]]と[[《E・HERO ネオス》]]を用意でき、狙う事が可能。~

-[[蘇生]]するかは任意なので、[[モンスター]]限定の連続[[攻撃]]を持つ[[モンスター]]や[[戦闘破壊]]を[[トリガー]]とした[[効果]]を持つ[[モンスター]]等の[[攻撃]]の為の的を用意する目的ではやや使いにくい。~
逆に言えば、[[相手]]に使われても状況次第では[[蘇生]]しない選択を取ることもできる。~

-[[イラスト]]では[[《究極恐獣》]]と[[《E・HERO ネオス》]]が対峙している。~
[[《E・HERO ネオス》]]はアニメで見る限り2メートル程のサイズだが、この[[イラスト]]では建物が膝下に来るほどの巨大な体躯となっている。~
[[《E・HERO ネオス》]]の元ネタである『ウルトラマン』シリーズや、相手が[[《究極恐獣》]]ということで[[怪獣>壊獣]]映画の雰囲気も感じられる特撮作品を意識した[[イラスト]]のようである。~
--[[攻撃力]]の倍化[[効果]]はこのことから[[《巨大化》]]を意識したものと思われる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「十代vs[[ブロン>《暗黒界の狂王 ブロン》]]」戦で十代が使用。~
[[《E・HERO ネオス》]]と[[《暗黒界の魔神 レイン》]]が[[相打ち]]になった直後に[[発動]]し、十代は[[《E・HERO ネオス》]]を[[蘇生]]させた。~
しかし、[[ブロン>《暗黒界の狂王 ブロン》]]は[[《暗黒界に続く結界通路》]]の[[デメリット]]により[[蘇生]]を行えなかったため、そのまま[[《E・HERO ネオス》]]の[[直接攻撃]]で十代が勝利した。~

--結果的には[[エンドカード]]となったが、[[発動]]時に十代は[[《暗黒界に続く結界通路》]]の[[デメリット]]を知らず、本来の思惑は違っていた。~
ブロンの[[永続魔法]]《邪心経典》及び4枚の「邪心教義」[[カード]]によって仲間たちの魂を犠牲にされ、怒り狂っていた十代は《邪心経典》で呼び出された[[《暗黒界の魔神 レイン》]]に深い憎しみを抱いていた。~
この[[カード]]の[[発動]]以前にも[[《アサルト・アーマー》]]による[[2回攻撃]]で[[《暗黒界の魔神 レイン》]]を執拗に[[攻撃]]している。~
この[[カード]]も、本来の意図では[[《暗黒界の魔神 レイン》]]と[[《E・HERO ネオス》]]が再度[[相打ち]]するだけで、十代の怒りの捌け口以上の目的はなく、[[カード]]1枚を損するだけのプレイングであった。~
これについて十代は「何度倒しても俺の怒りは収まらない」「ブッ倒しても、ブッ倒しても、ブッ倒しても!俺の仲間たちは蘇らないんだ」と激昂しており、作中でも印象的なシーンとなっている。~

---これは十代の中に眠る心の闇を体現した行動であり、[[ユベル>《ユベル》]]が覇王十代を目覚めさせるための方法だった様子。~
十代の心の闇については、光の結社編にて斎王(破滅の光)に「[[破壊]]の衝動はお前にもある」「怒りに任せて相手を叩き伏せ、[[破壊]]した気持ちは爽快だっただろう」と指摘されており、これが最悪の形で的中した。~

---勝利を求める目的以外でのプレイングが勝利に繋がった珍しい事例だが、似たようなケースにはアニメZEXALの[[《ZW−天風精霊翼》]]が存在する。~

---この[[発動]]シーンは十代を演じたKENN氏にとっても印象深かったようであり、2024年に行われた25周年イベントで「出演者が選出する名シーン」でこの場面を選んでいる。~

--アニメでは[[バトルフェイズ]]中にのみ[[発動]]できる[[カード]]であり、[[お互い]]に[[蘇生]]できる(この[[ターン]][[戦闘破壊]]されて[[墓地]]に存在する)[[モンスター]]が存在しなければ[[発動]]できなかった。~
加えて[[特殊召喚]]した[[モンスター]]の[[モンスター効果]]は[[無効]]になり、[[バトルフェイズ終了時>エンドステップ]]に[[フィールド]]を[[離れる]][[デメリット]]があった(内容は[[テキスト]]が指で隠れており不明)。~
また、[[OCG]]に存在する[[同名カード]]の制限及び後半の[[《E・HERO ネオス》]]に関する[[効果]]は無かった。~

--アニメの[[イラスト]]では対峙する[[《究極恐獣》]]・[[《E・HERO ネオス》]]が炎に包まれて陰になっており、特に[[《究極恐獣》]]はほぼシルエットだけだったが、[[OCG]]化ではっきりと見えるようになった。~
また、手前に見える建物や煙もアニメではデフォルメが見られたが、[[OCG]]で描き直されている。~

--漫画5D'sでは、遊星が酷似した[[効果]]の[[速攻魔法]]《スピリット・バトル》を使用している。~
こちらはアニメ版のこの[[カード]]と全く同じ[[効果]]だったが、その用途は決闘竜の闇の力から龍可を解放するためであり、同じ[[効果]]ながら使用された意図は正反対のものとなっている。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《E・HERO ネオス》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《究極恐獣》]]
-[[《E・HERO ネオス》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ANIMATION CHRONICLE 2022]] AC02-JP009 &size(10){[[Normal]],[[N-Parallel]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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