*《&ruby(てっきゅうまじん){鉄球魔神};ゴロゴーン/Thunder Ball》 [#top]
 効果モンスター
 星3/闇属性/悪魔族/攻 450/守 400
 このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):モンスターが戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動できる。
 このカードを手札から特殊召喚する。
 (2):手札及び自分フィールドにセットされたカードの中から、罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
 このカードと同じ縦列の他のモンスターを全て破壊する。
 (3):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
 自分の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
 サイコロを1回振る。
 6が出た場合、対象のカードを手札に加える。

 [[ANIMATION CHRONICLE 2022]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[モンスター]]が[[戦闘を行った]][[ダメージステップ終了時]][[手札]]から自己[[特殊召喚]]できる[[誘発効果]]、[[手札]]及び[[フィールド]]に[[セット]]されている[[罠カード]]を[[コスト]]に同じ縦列の他の[[モンスター]]を[[破壊]]する[[起動効果]]、[[戦闘]]・[[効果]]で[[破壊された]]場合に[[サイコロ]]を振り6が出れば[[墓地]]の[[カード]]を[[サルベージ]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 (1)は自己[[特殊召喚]][[効果]]。~
 [[トリガー]]はどちらかが[[戦闘]]を行えばよいため、容易に満たせる。~
 ただこの[[カード]]自身は[[ステータス]]が低く[[バトルフェイズ]]に[[特殊召喚]]しても[[戦闘]]要員にはならない。~
 [[自分]][[ターン]]に[[特殊召喚]]した場合、[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]に素材利用や(2)に繋ぐことになるだろう。~
 一応[[自爆特攻]]して(3)という事もできなくはないが、[[攻撃力]]の低さから[[戦闘ダメージ]]が痛くなりがち。~
 [[相手]][[ターン]]なら[[壁]]として[[特殊召喚]]し(3)を狙うことになるだろう。~

 (2)は同じ縦列の[[モンスター]]の[[破壊]]。~
 [[コスト]]として[[罠カード]]を要求されるため、ある程度[[罠カード]]を多めに採用しておく必要がある。~
 [[墓地]]で[[効果]]を発揮する[[罠カード]]や[[墓地]]から再[[セット]]できる[[効果]]を持つ[[罠カード]]であれば[[コスト]]には使いやすい。~
 ただ[[表側表示]]で存在する[[罠カード]]は[[コスト]]にできない。~
 最大で2体の[[モンスター]]を[[除去]]できるが、それが行えるかは[[相手]]依存になってしまう。~
 基本的に[[召喚]]・[[特殊召喚]][[位置>カードの位置]]を調整して狙った1体を[[除去]]できれば十分と考えるべきだろう。~

 (3)は[[サイコロ]]の目次第で[[サルベージ]]できる[[効果]]。~
 [[戦闘>戦闘破壊]]・[[効果破壊]]の両方に対応し、[[自分]]の[[効果]]で[[破壊]]しても良いと[[トリガー]]自体は満たしやすい上に[[カード]]に制限もない。~
 ただし[[サルベージ]]するためには、[[サイコロ]]で6を出す必要があり、単体での成功率は約16.7%と非常に低い。~
 [[《出たら目》]]と併用することで約66.7%まで確率が上がるものの、結局確実な[[サルベージ]]はできない。~

 運用上で難しいのは[[手札]]から容易かつ[[フリーチェーン]]の自己[[特殊召喚]][[効果]]と[[コスト]]なしで[[魔法・罠カード]]含む縦列[[除去]][[効果]]を持つ[[《鉄騎龍ティアマトン》]]の存在だろう。~
 (3)の[[効果]]は差別化点になるものの、上述の通り[[コンボ]]してなお不確定であり強みになりにくい。~
 [[効果]]面ではかなり分が悪いため、[[レベル]]・[[種族]]で差別化する必要があるだろう。~
 [[レベル]]3・[[闇属性]]・[[悪魔族]]かつ[[通常罠]]を軸とする[[悪魔嬢]]を主体とした[[デッキ]]では活躍が見込めるか。~

-原作・アニメにおいて―~
元々は原作で遊戯と御伽が対決したゲーム&ruby(ドラゴン・ダイス&ダンジョンズ){DDD};において遊戯が使用した[[モンスター]]。~
罠のクレスト・コストを支払うことで反対側のマスまで真っすぐに転がり、その間の[[モンスター]]を全て[[破壊]]する特殊能力を持っていた。~
「時間差ディメンション」(下記参照)により御伽の[[モンスター]]が一列に並んだ瞬間に起動させ、[[相手]][[モンスター]]を一網打尽にする活躍を見せた。~
その後は特に活躍はなく[[《ゴッドオーガス》]]に撃破された。~
特殊能力名は「ローリング・クラッシュ」。~

--この[[カード]]の[[レベル]]・[[攻撃力]]・[[守備力]]はDDDにおける[[ステータス]]と全く同じである。~
[[OCG]]における(2)の[[効果]]は上記の特殊能力の再現、また(1)の[[効果]]はこの[[モンスター]][[召喚]]時の「時間差ディメンション」の再現だろう。~

---「時間差ディメンション」は[[召喚]]の紋章が揃っても次の[[自分]][[ターン]]まで[[召喚]]を保留できるテクニックであり、これによりこの[[モンスター]]を隠したまま御伽の[[モンスター]]の進行を待って[[召喚]]した。~
[[OCG]]における[[モンスター]]の[[戦闘]]後という[[発動]]タイミングは、原作で《リザードラゴン》が遊戯のダンジョン・マスターに[[攻撃]]した直後にこの[[モンスター]]を[[召喚]]したためであると思われる。~

--アニメの&ruby(ダンジョン・ダイス・モンスターズ){DDM};においても闇遊戯が使用しているが、特殊能力が微妙に異なり「魔法クレストを3つ支払うことで一直線に転がり、モンスターかアイテムを[[破壊]]したらそこで止まる」というものだった。~
そのため、原作と違って2回連続で特殊能力を使用し、原作と同様の《爆弾蜥蜴》と《リザードラゴン》を[[破壊]]している。~
ちなみに上記の「時間差ディメンション」は行っていない。~

--DDDおよびDDM出身の[[モンスター]]が[[OCG]]の[[モンスター]]として登場した例は、[[《速攻の黒い忍者》]]・[[《ゴッドオーガス》]]に続き3例目。~
なお、それら2体は[[OCG]]化に先立ってアニメDM内で[[モンスターカード]]として登場しており、一度もアニメ内で[[カード]]化されないまま[[OCG]]化された例は初となる。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[カードの位置]]
-[[サイコロ]]

//―《鉄球魔神ゴロゴーン》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ANIMATION CHRONICLE 2022]] AC02-JP004 &size(10){([[N-Parallel]])};
-[[ANIMATION CHRONICLE 2022]] AC02-JP004 &size(10){[[Normal]],[[N-Parallel]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
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