*《&ruby(はどう){波動};キャノン/Wave-Motion Cannon》 [#top]
 永続魔法
 (1):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
 このカードの発動後に経過した自分スタンバイフェイズの数×1000ダメージを相手に与える。

 [[ユニオンの降臨]]で登場した[[永続魔法]]。~
 自身を[[コスト]]で[[墓地へ送る]]ことで、[[フィールド]]に[[表側表示]]でいた間に経過した[[スタンバイフェイズ]]の数に比例して[[バーン]]する[[効果]]を持つ。~

 現[[環境]]は[[除去]]が豊富である上に高速化しているため、早々に[[除去]]されてしまったり、そもそも[[ダメージ]]以前に決着がついてしまうことが殆どである。~
 そのため、強力な[[ロック]]をかけ[[相手]]の動きを完全に止めることができる[[デッキ]]でのみ、勝利手段としての採用が考えられる。~
 しかし、後に登場した[[《ご隠居の大釜》]]と比較した場合、あちらの方が少ない[[ターン]]で8000を削り切れる上、途中で[[除去]]されても[[効果ダメージ]]を与えられる。~
 [[バーン]][[メタ]]を使われた場合は[[回復]]に回すこともできるなど、こちらよりも洗練されている。~
 こちらが優位な点は3[[ターン]]以内の[[バーン]]が上回る点、一時的に[[無効]]にされた場合も[[カウンター]]が取り除かれるわけではないため[[ターン]]カウントが継続する点が挙げられる。~

-[[除去]][[カード]]が少なかった時代は、他の[[ロック]]系[[永続カード]]と共に[[【ロックバーン】]]の[[火力]]源として採用されていた。~
このカードに対して[[除去]]が消費されれば、結果的に[[ロック]]系[[永続カード]]を守ることができる避雷針のような役目も果たしていた。~

--時代が下り[[除去]]が豊富になるに連れてこの[[カード]]も実戦的とは言い難くなっていたのだが、2019年に[[【魔鍾洞】]]の[[フィニッシャー]]として再び注目された。~
[[《魔鍾洞》]]は1枚で[[相手]]の[[デッキ]]の動きを止められるので、この[[カード]]の維持が現実的に可能であった。~
更に[[バーン]][[カード]]をこの[[カード]]1種に絞れば[[デッキ]]スペースに余裕が持てるため、[[ドローソース]]や[[サーチ]][[カード]]、防御[[カード]]に空いた枠を回せる点でも相性が良かった。~
その後、[[《魔鍾洞》]]の規制により[[【魔鍾洞】]]が組めなくなり、更に上記の[[《ご隠居の大釜》]]の登場もあって現在は完全に役目を終えたと言える。~
その後、[[《魔鍾洞》]]の規制により[[【魔鍾洞】]]が組めなくなり、更に上記の[[《ご隠居の大釜》]]の登場もあって現在は優先度は低いと言える。~

-既に存在している場合、[[《マジック・キャンセラー》]]などで[[効果]]を[[無効]]にされてもカウントは継続される。~

-[[永続魔法]]であり、[[効果の発動]]で自身を[[墓地へ送る]]ことにより[[ダメージ]]を与えるため、[[《地獄の扉越し銃》]]を使えない。~
しかし、[[《痛魂の呪術》]]は反射できるので、使う場合は一応警戒しておこう。~

-この[[カード]]を[[発動]]した[[ターン]]に、即座に[[墓地へ送る]]事はできない。~

-ワンポイントレッスンで何故か龍亞が10[[ターン]]溜めるロマンを考えていた。~

-原作・アニメにおいて―~
Dチーム・ゼアルの「遊馬vs徳之助」戦において、徳之助が使用。~

-コナミのゲーム作品において―~
NIGHTMARE TROUBADOURでは、[[OCG]]とは異なり[[発動]]した[[ターン]]に即座に[[墓地へ送る]]事が可能となっている。~
当然、1[[ターン]]も経過していないので[[ダメージ]]はなく[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]だけになる。~

--[[エキスパート2006>ゲーム付属カード#EX2008]]では、ほとんどの対戦[[相手]]が[[モンスター]]なのに対し、何故かこの[[カード]]が対戦[[相手]]として登場。~
「1[[ターン]]に8000[[ダメージ]]を与えて勝利する」というテーマで[[デュエル]]をおこなう。~

--遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONでは、[[制限カード]]に指定されていた。~

**関連カード [#card]
-[[《サテライト・キャノン》]]
-[[《D・クロックン》]]

-[[《虚無の波動》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【魔鍾洞】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ユニオンの降臨]] 302-040
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP095
-[[ストラクチャーデッキ−マシンナーズ・コマンド−]] SD18-JP026
-[[デュエリストボックス2012]] DB12-JP029
-[[デュエルロワイヤル デッキセットEX ROUND2]] DR02-JPA23

**FAQ [#faq]
Q:この[[カード]]を[[発動]]した[[ターン]]に[[墓地へ送る]]事はできますか?~
A:いいえ、できません。(10/10/25)~

Q:[[墓地へ送り>墓地へ送る]][[ダメージ]]を与える[[効果]]は[[チェーンブロック]]を作りますか?~
A:はい、作ります。~
  よって、[[《痛魂の呪術》]]は[[発動]]できますが、「[[効果の発動]]」であって「[[カードの発動]]」ではないため[[《地獄の扉越し銃》]]は[[発動]]できません。~

Q:[[《閃光の追放者》]]が存在している時、[[発動]]済みのこの[[カード]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]][[ダメージ]]を与えることはできますか?~
A:この状況下では「[[墓地へ送る]]」行為ができません。

Q:[[《マジック・キャンセラー》]]の[[効果]][[適用]]中にこの[[カード]]を[[フィールド]]から[[墓地へ送れ>墓地へ送る]]ますか?~
A:[[《マジック・キャンセラー》]]の[[魔法カード]]の[[効果]]が[[無効]]になる[[効果]]が[[適用]]されている時に、《波動キャノン》を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[ダメージ]]を与える事はできません。(08/09/25)

Q:この[[カードの効果]]が[[《神禽王アレクトール》]]の[[効果]]で[[無効]]になった場合、[[墓地へ送れ>墓地へ送る]]ますか?~
  また、[[ダメージ]]は発生しますか?~
A:[[効果]]を[[発動]]するための[[コスト]]として自身を[[墓地へ送る]]事はできますが、[[相手]][[ライフ]]に[[ダメージ]]を与える[[効果]]は[[無効]]になります。(08/11/09)~

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//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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