*《&ruby(ほうふく){報復};の&ruby(かく){隠};し&ruby(ば){歯};/Hidden Fangs of Revenge》 [#top]
 速攻魔法
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
 このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
 (1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時に発動できる。
 自分フィールドにセットされているカード2枚を選んで破壊し、その攻撃を無効にする。
 さらに、この効果で破壊され墓地へ送られたカードの中にモンスターカードがあった場合、その内の1体を選ぶ。
 選んだモンスターの守備力以下の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスターを全て破壊し、
 その後このターンのエンドフェイズになる。

 [[PREMIUM PACK 2020>PREMIUM PACK#PP2020]]で登場した[[速攻魔法]]。~
 [[カードの発動]]に[[チェーン]]されない[[効果外テキスト]]、[[自分]][[フィールド]]の[[セット]][[カード]]2枚を[[破壊]]して[[攻撃]]を[[無効]]にし、[[モンスター]]を[[破壊]]した場合はさらに[[全体除去]]した後に[[エンドフェイズ]]に移行する[[効果]]を持つ。~

 ただ[[攻撃]]を[[無効]]にするだけならば他に使い勝手のいい[[カード]]が存在するので、後半の[[全体除去]]を目当てにしたい。~

 [[全体除去]]は[[守備力]]が高いほど[[除去]]範囲が広くなるので、[[守備力]]が高くなおかつ[[裏側守備表示]]にしやすい[[モンスター]]を選びたい。~
 [[通常召喚]]の[[セット]]で出せる[[《D−HERO ディフェンドガイ》]]は2700以下を[[破壊]]でき、[[妥協召喚]]可能な[[《セグメンタル・ドラゴン》]]でも2400以下を[[破壊]]できる。~
 [[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]ならば[[《簡易融合》]]から出せる[[《召喚獣ライディーン》]]は2400以下、[[《No.24 竜血鬼ドラギュラス》]]は2800以下を[[破壊]]できる。~
 さらに[[発動]]に[[チェーン]]ができず、[[エンドフェイズ]]に[[スキップ]]されるので[[相手]][[ターン]]ならば態勢を整えることを許さず次の[[ターン]]を迎えられる。~

 難点としてはやはり[[攻撃]]前の[[除去]]となる。~
 [[発動]]さえできれば大きな見返りを得られるのは確かなので[[《ディフェンスゾーン》]]や[[《パーシアスの神域》]]を使って守れるといい。~
 また[[自分]][[フィールド]]に2枚([[相手]][[ターン]]に[[発動]]するならこの[[カード]]含め3枚)の[[セット]][[カード]]が必要となるため消費が多く、[[腐る]]可能性も出てくる。~

 [[アーティファクト]]とは相性がよく、[[相手]][[ターン]]に[[発動]]し、[[魔法&罠ゾーン]]に[[セット]]した[[アーティファクト]]2枚を[[破壊]]すればその[[効果]]で[[蘇生]]できる。~
 [[破壊された]]時点で[[モンスターカード]]として判定されるため[[守備力]]を参照した[[除去]]も可能。~
 また上記の難点であった[[戦闘]]前の[[除去]]も、[[アーティファクト]]の[[効果]]により躊躇させられ、2枚の[[セット]][[カード]]も用意しやすい。~

-[[自分]]の[[攻撃]]も[[無効]]にでき、[[モンスターカード]]を[[破壊]]しなければ[[全体除去]]も[[エンドフェイズ]]に移行することもない。~
消費は大きいが、[[《ダブル・アップ・チャンス》]]との[[コンボ]]も可能である。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画ZEXALの「凌牙vs八雲」戦で凌牙が使用。~
自身の[[裏側守備表示]]の[[モンスター]]と[[伏せカード]]を[[破壊]]し、[[守備力]]2100の《メデューサのイージス》を[[破壊]]したことで八雲の[[《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》]]を[[破壊]]して[[戦闘ダメージ]]を0にした。~
([[カウンター]][[効果]]を持つ[[《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》]]を[[破壊]]できた理由についてはあちらのページを参照。)~
だが、[[《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》]]の[[破壊]]を[[トリガー]]として[[フィールド魔法]]《魂魄の格闘場》の[[効果]]が[[発動]]してしまい、[[デュエル]]は中断した。~

--漫画版では[[自分]]が[[ダメージを受ける]]時に[[発動]]できる[[カード]]であった。~
[[破壊]]可能時には[[自分]]が受ける[[ダメージ]]を0にして、[[攻撃モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]にする処理もあった。~

---[[OCG]]では[[チェーン]]を封じる[[効果]]が加えられたことにより[[《No.23 冥界の霊騎士ランスロット》]]を[[破壊]]する再現が可能となった。~
[[エンドフェイズ]]に移行する[[効果]]はこの[[カード]]の[[発動]]から間もなくして[[デュエル]]が中断したシーンをイメージしたものか。~

--[[発動]]時には[[プレイヤー]]の凌牙自身がソリッドビジョンで現れた剣を持って[[モンスター]]をぶった切る珍しい演出が見られた。~
凌牙はこの行為を「やられたらやり返す!それが孤高なる鮫の流儀だ!」と述べており、それに対して八雲は「ふざけるな凌牙!」と切り返している。~
Vジャンプのアオリ文では「スカッとするぜ!」と書かれ、翌月の冒頭で同シーンが繰り返された際には「&ruby(シャーク・スラッシュ){鮫の一閃};!!」と描写されている。~
//---その影響か、マスターデュエルでは凌牙の使ったカードを収録したシークレットパックの名前にも採用されている~
---この一連のシーンはセリフ回しやアオリ文が独特で印象に残りやすく読者にネタにされやすい。~

-コナミのゲーム作品において―~
マスターデュエルでは、このカードを含め、凌牙の使用した[[カード]]を収録したシークレットパックの名前が『孤高なるサメの流儀』となっており、明らかに上述の台詞を意識したものとなっている。~

**関連カード [#card]
-[[チェーンされない効果外テキストを持つカード>チェーン#antichain]]

―[[イラスト]]関連
-[[《成金ゴブリン》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PREMIUM PACK 2020>PREMIUM PACK#PP2020]] 20PP-JP013 &size(10){([[Ultra]],[[Secret]])};
-[[PREMIUM PACK 2020>PREMIUM PACK#PP2020]] 20PP-JP013 &size(10){[[Normal]],[[Ultra]],[[Secret]]};

**FAQ [#faq]
***(1)の効果について [#faq1]
Q:[[《禁じられた聖槍》]]の[[効果]]が[[適用]]されており「[[魔法カード]]の[[効果を受けない]]」[[モンスター]]の[[攻撃宣言]]時、《報復の隠し歯》を[[発動]]しました。~
  この[[モンスター]]の[[攻撃]]は[[無効]]になりますか?~
  [[攻撃]]が[[無効]]にならない場合、《報復の隠し歯》の「さらに、」以降の処理は行いますか?~
A:[[《禁じられた聖槍》]]の[[効果]]が[[適用]]された[[モンスター]]は、《報復の隠し歯》の[[効果]]によって[[攻撃]]を[[無効]]にされないため、「さらに、」以降の[[効果]]は[[適用]]されません。(19/12/26)~

Q:[[自分]][[モンスター]]の[[攻撃宣言]]時[[チェーン]]1で以下の[[効果]]を[[発動]]しチェーン2《報復の隠し歯》と[[発動]]しました。~
  [[チェーン]]2の《報復の隠し歯》の処理によって、[[エンドフェイズ]]になった場合、[[チェーン]]1の[[効果]]処理は行われますか?~
  処理される場合、[[攻撃力]]アップはいつまで継続しますか?~
  ●[[《決闘融合−バトル・フュージョン》]]~
  ●[[《EMドラミング・コング》]]の(3)の[[モンスター効果]]~
A:一連の[[チェーン]]処理後、[[攻撃宣言]]をした[[モンスター]]は[[《決闘融合−バトル・フュージョン》]]や[[《EMドラミング・コング》]]の[[効果]]によって[[攻撃力]]がアップしていない状態となります。(19/12/26)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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