*《&ruby(はこぶね){方舟};の&ruby(せんべつ){選別};/The Selection》 [#top]
 カウンター罠
 (1):自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に1000LPを払って発動できる。
 (1):自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に
 1000LPを払って発動できる。
 フィールドに同じ種族のモンスターが存在するモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし、
 そのモンスターを破壊する。

 [[エターナルRパック>LIMITED EDITION#LE8]]で登場した[[カウンター罠]]。~
 [[フィールド]]の[[モンスター]]と同[[種族]]の[[モンスター]]の[[召喚]]・[[反転召喚]]・[[条件による特殊召喚]]を[[無効]]にして[[破壊]]する[[効果]]を持つ。~

 [[コスト]]が[[モンスター]]の[[リリース]]から1000[[ライフポイント]]に緩くなった代わりに、状況が限定された[[《昇天の角笛》]]と言える。~
 基本的には[[ライフコスト]]は増えるが、より対応範囲が広い[[《神の宣告》]]や[[《神の警告》]]を使った方が良い。~

 [[相手]]が同じ[[種族]]の[[モンスター]]を2体並べた際にも[[発動]]できるが、[[相手]]にのみ依存するのは安定性が低い。~
 むしろ、[[自分]]が[[相手]]と同じ[[種族]]を使用している時に活用できる[[ミラーマッチ]]向けの[[カード]]と言える。~
 [[環境]]のトップデッキが[[種族]]統一[[デッキ]]であり、[[自分]]もその[[デッキ]]を使うのであれば、[[ミラーマッチ]]に遭遇する可能性は跳ね上がる。~
 よって、どんな[[デッキ]]が出てくるか分からないフリー[[デュエル]]では使いにくく、使用する[[デッキ]]が絞られる大規模な大会で活躍が期待できる珍しい[[カード]]である。~

-[[発動条件]]の都合上、他の[[メタカード]]より[[環境]][[デッキ]]の分布に左右されやすく、特に一強あるいは二強の際には大きく注目される。~
2013年前半に[[【魔導書】]]と[[【征竜】]]が流行った際には、両者が多用する[[種族]]をどちらも展開できる[[【魔導青眼】>【魔導書】]]に多く採用された。~
また、2014年後半には制約によりほぼ[[機械族]]以外の[[種族]]を使わない[[【クリフォート】]]が台頭し、少ない[[ライフコスト]]で[[ペンデュラム召喚]]に対抗できる[[カード]]として投入されていた。~

-[[無効]]にできる[[特殊召喚]]は[[条件による特殊召喚]]のみである。~
[[発動したカードの効果による特殊召喚]]は[[無効]]にできない。~

-再録され第9期の[[テキスト]]にはなったが、依然として[[発動条件]]が二文目にあり、一見しただけでは理解しにくい。~
「[[効果処理時]]にも同じ[[種族]]の[[モンスター]]が存在しなければならない」事を表現するためにこのような[[テキスト]]になっていると思われる。~
[[インフェルニティ]]等に倣うなら以下のようになる。~
 (1):自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に
 1000LPを払って発動できる。
 それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
 この効果はフィールドにそのモンスターと同じ種族のモンスターが存在する場合に発動と処理ができる。

-[[イラスト]]では陸の上に建造された方舟に続々と生物が乗り込む様子が描かれていることから、「[[ノアの方舟>《奇跡の方舟》]]」をモチーフにしたものと思われる。~
方舟にはあらゆる動物の種(若しくは番い)が乗せられ、それ以外のものは神の起こした洪水によって死滅したとされている。~
この「同じ[[種>種族]]は複数乗りきれずに滅びてしまう」という性質を参考にしたのが、この[[カード]]の[[効果]]なのだろう。~
[[フィールド]]に出る事を許さずに[[破壊]]するという点は、同じく神が携わる[[《神の宣告》]]・[[《神の警告》]]と共通する。~
なお、宗教的な理由からか[[英語名]]は「方舟」の部分が訳されておらず、単に「選別」となっている。~

-原作・アニメにおいて―~
遊戯王Rにおける「遊戯vs天馬月行(夜行が操作)」戦にて月行が使用。~
月行の[[フィールド]]に[[《邪神ドレッド・ルート》]]が存在したため、遊戯の[[《死者蘇生》]]による[[《ラーの翼神竜》]]の[[特殊召喚]]を[[無効]]化した。~
その後、夜行は[[《闇よりの罠》]]によってこの[[カード]]を再利用する事で2体目の神の[[召喚]]をも防ぐつもりだったが、遊戯の神を使用しない戦術によって無駄に終わった。~

--原作では[[ライフコスト]]は不要で、[[発動]]して行う[[特殊召喚]]にも対応していた。~

-コナミのゲーム作品において―~
実物の[[TCG]]版が登場する前の[[英語名]]は《Triage》(トリアージ/負傷者に治療優先順位を付けること)であった。~

**関連カード [#card]
-[[《昇天の角笛》]]
-[[《昇天の黒角笛》]]
-[[《キックバック》]]
-[[《神の宣告》]]
-[[《神の警告》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[エターナルRパック>LIMITED EDITION#LE8]] LE8-JP003 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ−ドラグニティ・ドライブ−]] SD19-JP033
-[[THE RARITY COLLECTION]] TRC1-JP050 &size(10){[[Super]],[[Secret]],[[Collectors]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[召喚]]を[[無効]]にするということは、[[通常召喚]]を[[無効]]にされた後で別の[[モンスター]]を[[召喚]]することができるのですか?~
A:いいえ、[[召喚]]を[[無効]]にされても「[[召喚]]機会を使用した」事実は残るので、もうこの[[ターン]]は[[通常召喚]]できません。~

//Q:[[《遺言状》]]で[[特殊召喚]]される[[モンスター]]に対してこの[[カード]]を[[発動]]し、その[[特殊召喚]]を[[無効]]にすることはできますか?~
//A:いいえ、[[《遺言状》]]の[[効果]]は[[チェーン]]途中で処理を行うため、この[[カード]]で[[特殊召喚]]を[[無効]]にすることはできません。~
//記述内容が現在の裁定に即していないので 16/04/14

Q:[[フィールド]]に[[戦士族]][[モンスター]]が存在しない状況で、[[戦士族]][[モンスター]]2体が[[ペンデュラム召喚]]される際、この[[カード]]は[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。~
  この[[カード]]は、あらかじめ[[フィールド]]に[[表側表示]]で存在する[[種族]]と同じ[[種族]]の[[モンスター]]を[[召喚]]・[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]する際に[[発動]]できる[[カード]]です。(15/01/14)~

Q:[[フィールド]]に[[戦士族]]を[[宣言]]した[[《DNA改造手術》]]と[[モンスター]]1体以上が存在する状況で、元々の[[種族]]が[[戦士族]]ではない[[モンスター]]が[[召喚]]される際、この[[カード]]は[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(15/01/14)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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