*《&ruby(まんりきまじん){万力魔神};バイサー・デス/Viser Des》 [#top]
 効果モンスター
 星4/闇属性/悪魔族/攻 500/守1200
 (1):このカードの召喚に成功した場合、
 相手フィールドのモンスター1体を対象として発動する。
 発動後、3回目の自分スタンバイフェイズに対象のモンスターを破壊する。
 (2):このカードの(1)の効果の対象のモンスターがフィールドに存在している限り、
 このカードは戦闘では破壊されない。

 [[ザ・ヴァリュアブル・ブック4 付属カード>書籍付属カード#VB4]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[召喚に成功した]]時に[[相手]]の[[フィールド]]に存在する[[モンスター]]1体を[[対象]]とし3回目の[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]に[[破壊]]する[[誘発効果]]、その[[モンスター]]が存在する限り[[戦闘]]で[[破壊されない]][[永続効果]]を持つ。~

 (1)の[[効果]]は[[特殊召喚]]に対応しておらず、[[攻撃力]]500の[[モンスター]]を[[攻撃表示]]で[[召喚]]する必要がある上、[[破壊]]されるまで6[[ターン]]も掛かるのでとても実用に耐えない。~
 登場当時ならともかく、今となっては[[戦闘破壊]][[耐性]]も珍しい[[効果]]ではない。~
 [[破壊]]なら[[単体除去]][[カード]]を、[[壁]]が欲しいなら[[《マシュマロン》]]などを使うべきであろう。~

-(1)の[[誘発効果]]は[[強制効果]]であり、[[召喚に成功した]]時に必ず[[発動]]する。~
[[破壊]]処理は3回目の[[スタンバイフェイズ]]に[[チェーンブロック]]を作らず[[適用]]される。~

-[[遊戯王DM7>ゲーム付属カード#DM7]]での再録にあたっては[[イラスト]]が変更されている。~
[[STRUCTURE DECK−マリク編−]]や[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:闇遊戯]]でも、この時の[[イラスト]]が使用されている。

-海外版は[[Absolute Powerforce]]にてようやく登場した。~
[[イラスト]]は[[ザ・ヴァリュアブル・ブック4>書籍付属カード#VB]]のものが使用されている。~

-森永製菓から発売された「遊戯王デュエルモンスターズ ウェファーチョコ」付属シールでは「マグネット・アームズ」という名前になっている。~
//ウェファーって調べてもお菓子の名称では出てこない。ウエハースだよねこれ
//https://item.fril.jp/880e84afb63e2e3ac1ad674c8d5bda11
//https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x778021710
アニメDMには登場していなかったにもかかわらず、アニメ調の[[イラスト]]となっている。~
//-かつて販売されていた森永のウエハース付属のシールでは、カード名が「万力魔神」となっており、アニメに登場していなかったにもかかわらず、アニメ調のイラストとなっていた。
//名前の出典不明

-「バイス(vise)」とは「万力」のこと。~
物体を挟み込んで固定する工具だが、かつては肉体を痛めつける拷問器具として用いられた事もあった。~

-原作・アニメにおいて―~
原作で闇マリクが使用した「拷問[[モンスター]]」の1体。~
「舞vs闇マリク」戦が初登場で、[[《アマゾネスの鎖使い》]]を[[攻撃]]して舞に闇のゲームによる苦痛を与えた。~
その後も[[耐性]]により[[フィールド]]に残り続け、最後の[[ターン]]には[[《バイサー・ショック》]]と共に[[直接攻撃]]で舞の体を拘束した。~
舞と同じ闇のゲームのルールで行われた「城之内vs闇マリク」戦でも序盤から[[《隠れ兵》]]で[[特殊召喚]]し、[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]の[[装備カード]]となる事で[[攻撃力]]を[[弱体化]]させると共に城之内に苦痛を与えた。~
その後、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]の[[直接攻撃]]時に[[《モンスターレリーフ》]]で一度[[バウンス]]してから再度[[特殊召喚]]し、[[破壊]][[耐性]]で[[壁]]とした。~
さらに[[《機械複製術》]]で3体に増殖させて一斉に城之内の[[モンスター]]を拘束しようとしたが、[[《天使のサイコロ》]]で[[攻撃力]]3000に[[強化]]された結果、[[《機械複製術》]]の[[効果]]の盲点を突かれて2体が[[自壊]]し、残る1体も[[《ギルフォード・ザ・ライトニング》]]の[[効果]]で[[破壊]]された。~

--原作では「[[機械族]]」「[[守備力]]?」であり、[[フィールド]]に出されてから3[[ターン]]の間、[[戦闘ダメージ]]やほとんどの[[除去]]を受け付けない「無敵状態」としての[[耐性]]を持つ[[モンスター]]だった。~
[[攻撃]]時には[[相手]][[モンスター]]の頭部に[[装備カード]]のように装着され、この[[カード]]の[[攻撃力]]分[[攻撃力]]を低下させる上、装備させ続けることで[[対象]][[モンスター]]を[[生け贄]]にできなくする[[効果]]を有していた。~
上記の通り[[《機械複製術》]]によって最初に複製された[[モンスター]]であるにもかかわらず、[[OCG]]では[[悪魔族]]に変更されるという謎の設定になっている。~

---なお、「vs舞」戦の際には[[魔法カード]]《埋葬の腕》では[[破壊]]されないという台詞があったり、[[《アマゾネスの鎖使い》]]の[[装備カード]]になっていないなど「vs城之内」戦の時とは挙動が異なる部分が見られる。~

--闇マリクの戦略もさることながら、劇中では「闇のゲーム」によって[[モンスター]]の苦痛が[[プレイヤー]]に伝わる点が脅威として描かれている。~
闇マリクはこの[[カード]]や[[《バイサー・ショック》]]で[[モンスター]]を徹底的に痛めつけ、舞や城之内に激痛を与えて楽しんでいる。~

--原作の描写があまりに猟奇的だったためか、この[[カード]]と[[《バイサー・ショック》]]はアニメ版には一切登場していない。~
「舞vs闇マリク」戦では、同[[効果]]の[[《ホールディング・アームズ》]]に差し替えられている。~
「城之内vs闇マリク」戦では、[[《機械複製術》]]との兼ね合いからか《プラズマイール》という[[機械族]][[モンスター]]が代わりに使われている。~
また、アメリカ放送の4kidsでの放送では、《プラズマイール》が[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]・[[《ロケット戦士》]]・[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]らの頭上に取り付き、電極を挿入した時には、真っ青なモザイク処理が施された。~

--ジャンプ掲載時、この[[カード]]が[[フィールド]]にいるのに闇マリクは「[[デッキ]]の中にあと''3''枚この[[カード]]が入っている」と言っていた。~
あきらかにルール違反であり、コミックスでは修正されている。

-コナミのゲーム作品において―~
DM7では[[効果]]を持たず、オリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「相手の頭に飛んでいき、万力でキリキリと絞め上げる、拷問モンスター」と書かれている。~
--DM8では、「[[自分]]の[[ターン]]の開始時に[[相手]][[フィールド]]上の最も[[攻撃力]]が高い[[モンスター]]を1段階[[弱体化]]させる」という[[永続効果]]を持っていた。~

**関連カード [#card]
-[[《ホールディング・アームズ》]]

-[[《バイサー・ショック》]]

-[[《疫病ウィルス ブラックダスト》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック4 付属カード>書籍付属カード#VB4]] VB-05 &size(10){[[Ultra]]};
-[[遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説 付属カード>ゲーム付属カード#DM7]] GB7-002 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};
-[[STRUCTURE DECK−マリク編−]] SDM-020
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:闇遊戯]] 15AX-JPY14 &size(10){([[Millennium>Parallel#MR]])};
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:闇遊戯]] 15AX-JPY14 &size(10){[[Normal]],[[Millennium>Parallel#MR]]};

//**FAQ [#faq]

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&tag(《万力魔神バイサー・デス》,効果モンスター,モンスター,星4/闇属性/悪魔族/攻500/守1200,);