*《&ruby(つばさ){翼};の&ruby(おんがえ){恩返};し/Wing Requital》 [#top]
 通常魔法
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):自分フィールドのモンスターが、鳥獣族モンスターのみで、
 元々のカード名が異なるモンスター2体以上の場合、600LPを払って発動できる。
 自分はデッキから2枚ドローする。

 [[ANIMATION CHRONICLE 2021]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]が元々の[[カード名]]が異なる[[鳥獣族]]2体以上のみの場合に[[ライフコスト]]と引き換えに2枚[[ドロー]]する[[効果]]を持つ。~

 [[鳥獣族]]には[[カテゴリ]]単位でも展開力に優れた[[BF]]・[[RR]]・[[LL]]・[[シムルグ]]等が存在しており、[[発動条件]]を満たすのは難しくない。~
 [[発動条件]]・[[コスト]]の緩さの割に、その他の制約なく2枚の[[ドロー]]が可能なのは破格であり、[[【鳥獣族】]]系統の[[デッキ]]ならばどんな[[デッキ]]でも採用しやすい。~
 元々の[[カード名]]を指定しているため、[[《ハーピィ・レディ》]]として扱う[[モンスター]]が多い[[【ハーピィ】]]でも使用できる。~
 [[鳥獣族]]以外の[[モンスター]]を併用しにくくなるのがネックであるが、その[[デメリット]]を差し引いても[[《強欲な壺》]]とほぼ変わらない[[ドローソース]]となるだろう。~
 [[ライフコスト]]も存在するが、さほど多くはないので影響は少ない。~

 ただし、ある程度展開していなければ使えず、[[キーカード]]を引き込む初動としての働きは難しい。~
 また[[裏側表示]]の[[モンスター]]がいる場合も「[[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]が、[[鳥獣族]][[モンスター]]のみ」という[[発動条件]]が満たせなくなるため、[[発動]]できない。~
 こちらが[[【鳥獣族】]]だとわかった時点で[[相手]]が1体目の[[鳥獣族]]を[[裏側表示]]にするなど狙い撃ってくる可能性もあり、そうなると[[ドロー]]と展開が両方妨害され、動きが止まりかねないので注意。~

-[[鳥獣族]][[カテゴリ]]全般と相性の良い[[カード]]だが、登場時期から考えると、[[デュエリストパック−疾風のデュエリスト編−]]で強化を受けた[[LL]]、[[BURST OF DESTINY]]で新登場する[[ふわんだりぃず]]との[[シナジー]]を意識した[[カード]]だと思われる。~
-[[鳥獣族]][[カテゴリ]]全般と相性の良い[[カード]]だが、登場時期から考えると、[[デュエリストパック−疾風のデュエリスト編−]]で強化を受けた[[LL]]、[[BURST OF DESTINY]]で登場した[[ふわんだりぃず]]との[[シナジー]]を意識した[[カード]]だと思われる。~
事実、[[ふわんだりぃず]]とは同日に情報が公開されている。~
//その[[ふわんだりぃず]]では[[《ふわんだりぃず×ろびーな》]]で[[《ふわんだりぃず×ろびーな》]]以外の[[下級>下級モンスター]][[鳥獣族]]を[[サーチ]]してそのまま[[召喚]]すれば[[発動条件]]を満たすことができる。~
//ふわんだりぃずは共通で追加召喚効果があるので、ろびーなだけ突出して相性が良いわけではないかなと~

-[[鳥獣族]]では、複数の[[種族]]を用意する必要がある[[《烏合の行進》]]とは対極の条件を持つ[[ドローソース]]といえる。~
[[発動条件]]に付いては一長一短だが、あちらは[[ドロー]]の代償に重い制約を抱えているので使い勝手にはかなり差がある。~

-あくまでも元々の[[種族]]ではなく[[フィールド]]での現在の[[種族]]を参照するため、[[《DNA改造手術》]]等を絡めれば他の[[種族]]も併用できるが、実用性は薄いだろう。~
逆に[[【バスター・ブレイダー】]]のような[[種族]]操作を用いる[[相手]]と対峙した場合、[[腐る]]可能性がある点には注意したい。~

-[[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]が[[鳥獣族]]で統一されている必要があるのは[[発動]]時のみである。~
そのため、この[[カード]]に[[チェーン]]して[[《DNA改造手術》]]などで[[種族]]を変えられたり、[[《ギブ&テイク》]]等で[[鳥獣族]]以外を押し付けられたり、[[除去]][[カード]]や[[《月の書》]]などで[[鳥獣族]]の数を減らされたりしても問題なく[[ドロー]]できる。~

-元ネタは日本の童話の「鶴の恩返し」だろう。~
文献や伝承によって差異はあるが、「主人公の男性が罠にかかった鶴を助け、その鶴が正体を隠して女性に化けて主人公に恩を返す」という物語が一般的。~
[[イラスト]]は「正体を見られた鶴が男性の元から立ち去る」という童話のクライマックスをモデルにしていると思われる。~
[[ライフコスト]]を払うのは、鶴が自分の羽根を使用して機織りを行ったことで化けた女性が痩せてしまったことから来ているのかもしれない。~
--[[イラスト]]は[[《聖鳥クレイン》]]が羽根を2つ落として飛び立つ場面であり、2[[ドロー]]はこの羽根と[[《聖鳥クレイン》]]の[[効果]]を示唆しているものと思われる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「十代vs[[バードマン>《バードマン》]]」戦でバードマンが使用。~
[[《神鳥シムルグ》]]と[[《トルネード・バード》]]が存在することで2枚[[ドロー]]した。~

--アニメでは[[自分]][[フィールド]]の[[鳥獣族]]1体につき1枚[[ドロー]]する[[効果]]で、[[ドロー]]した[[カード]]はこの[[ターン]]に[[召喚]]・[[発動]]できない[[デメリット]]があった。~
「他[[種族]]が存在する場合[[発動]]不可」「元々の[[カード名]]が異なる[[鳥獣族]]2体以上が必要」「[[ドロー]]枚数は2枚固定」という[[弱体化]]を受けたが、最大の[[デメリット]]であった[[ドロー]]した[[カード]]の[[発動]]制限が消えたため、総合的に使い勝手は良くなっている。~
なお、[[OCG]]の[[効果]]でもアニメでの結果に影響はない。

---アニメでは[[OCG]]版にある[[ターン]]内[[発動]]回数制限について言及されておらず、[[テキスト]]も大きく映らなかったため存在したかは不明。~
また、アニメでは[[イラスト]]も小さくほぼ見えなかったため、[[《聖鳥クレイン》]]が描かれていることは[[OCG]]化によって初めて明らかとなった。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]

―[[イラスト]]関連
-[[《聖鳥クレイン》]]
//カードのイラストに描かれているカードが存在した場合、そのカードをリンク

―[[種族]]指定[[ドローソース]]
-[[《アイアンドロー》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【鳥獣族】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ANIMATION CHRONICLE 2021]] AC01-JP16 &size(10){[[Normal]],[[N-Parallel]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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&tag(《翼の恩返し》,魔法,通常魔法,);