*《&ruby(ろくぼうせい){六芒星};の&ruby(じゅばく){呪縛};/Spellbinding Circle》 [#top]
 永続罠
 相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
 選択したモンスターは攻撃できず、表示形式の変更もできない。
 選択したモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。

 [[Magic Ruler −魔法の支配者−]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]1体を[[対象]]とし、[[攻撃]]及び[[表示形式]]の変更を封じる[[効果]]を持つ。~

 ほぼ同じ[[効果]]で[[相手]]に[[ダメージ]]も与えられる[[《拷問車輪》]]の[[下位互換]]。~
 [[《拷問車輪》]]のほぼ[[下位互換]]であり、あちらは[[モンスター]]の拘束に加えて[[相手]]に[[ダメージ]]も与えられる。~
 [[《拷問車輪》]]との違いとしては、[[《リビングデッドの呼び声》]]などと同様に、指定[[モンスター]]が[[破壊]]以外の方法で[[フィールド]]から離れた場合、この[[カード]]が[[フィールド]]に残り続ける点がある。~
 その後[[《霞の谷のファルコン》]]での再利用ができる点や、[[《マジック・プランター》]]や[[《神炎皇ウリア》]]の[[コスト]]として利用できるのは、[[《拷問車輪》]]にできない運用と言える。~
 しかし、この[[カード]]と[[自壊]]条件が同じで、[[表示形式]]変更を封じない代わりに[[モンスター効果]]を[[無効]]にできる[[《デモンズ・チェーン》]]が存在する。~
 [[【セルフ・バウンス】]]や[[【神炎皇ウリア】]]でもこれらが優先されるので、採用は難しいだろう。~

-この[[カード]]の存在から、当初、[[攻撃]]と[[表示形式]]変更がセットであると考える者が多かった。~
そのため[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]などの初期[[テキスト]]には、わざわざ「([[表示形式]]の変更は可能)」などと書かれていた。~

-[[イラスト]]に描かれているのは、正三角形を2つ組み合わせた形の六芒星。~
これは「ダビデの星」と呼ばれ、ユダヤ教を象徴する図形でもある。~
特定の宗教のシンボルをあまりに直接的に使用してしまっているため、日本語版[[OCG]]以外のほぼ全てのメディアで[[イラスト]]変更などの措置が行われている。~

--海外版の[[イラスト]]は、全く模様の異なる魔法陣となっている。~
また、[[カード名]]の「六芒星」の部分は、単に「Circle(サークル、円)」となっている。~

--なお「ダビデの星」以外にも六芒星は存在し、例えば[[《オレイカルコスの結界》]]に描かれているのは「[[アレイスター・クロウリー>《召喚師アレイスター》]]の六芒星」である。~

-原作・アニメにおいて―~
「決闘者の王国編」における「闇遊戯vs死の腹話術師(アニメでは死の物真似師)」戦で闇遊戯が初使用。~
[[《マジカルシルクハット》]]で出されたシルクハットの一つに隠され、[[攻撃]]してきた[[《青眼の白龍》]]を[[弱体化]]させて[[《ブラック・マジシャン》]]での[[戦闘破壊]]に繋げた。~
以降も[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]と並ぶ闇遊戯の主要[[罠カード]]として度々登場している。~

--初登場時のみ、「六芒星」に「ペンタグラム」とルビが振られていた。~
「ペンタグラム」は「六芒星」ではなく「五芒星」という意味なので、誤りである。(六芒星は「ヘキサグラム」)~

--原作での[[テキスト]]は以下の通り。~
 このカードに攻撃を加えた者は六芒星の呪いを受ける
>
[[攻撃宣言]]時に[[発動]]できる[[通常罠]]であり、[[モンスター]]の[[攻撃力]]を700ダウンさせる[[効果]]も備えており、[[《闇の呪縛》]]に近い[[カード]]だった。~
[[《マジカルシルクハット》]](原作効果)との[[コンボ]]や[[《カードを狩る死神》]]から、[[テキスト]]の通りこの[[カード]]に[[攻撃]]を加えられた時に[[発動]]することが多かった。~
遊戯は、この[[カード]]で[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を封じつつ、[[攻撃力]]を下げて他の[[モンスター]]で追撃するという戦術を良く取っていた。~
ただし、[[攻撃]]を止めることができるかは回によって描写がまちまちである。~
([[攻撃]]を止めることができなかった場合も、多くは[[攻撃力]]ダウンを利用して返り討ちにしている。)~
また[[《オシリスの天空竜》]]の[[攻撃力]]をダウンさせた事もあるので、原作で言う所の上級呪文([[《罅割れゆく斧》]]参照)なのだろう。~
ちなみに、決闘者の王国編では、闇遊戯はこの[[カード]]の他に[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]しか[[罠カード]]を使用していない。~

--「闇遊戯vs死の腹話術師」戦で、この[[カード]]の[[効果]]を受けた[[《青眼の白龍》]]([[攻撃力]]2300)を[[《ブラック・マジシャン》]]([[攻撃力]]2500)が[[戦闘破壊]]した時、腹話術師はなぜか500も[[ダメージ]]を受けていた。~
//また、「闇遊戯&城之内vs迷宮兄弟」戦で、この[[カード]]の[[効果]]を受けた[[《水魔神−スーガ》]]([[攻撃力]]1800)を[[《デーモンの召喚》]]([[攻撃力]]2500)が[[攻撃]]した際には、迷宮兄弟はなぜか300[[ダメージ]]しか受けていない。~
//効果を受けたのはヒューガの方で、スーガは属性修正で300ポイント攻撃力が下がっていたのではなかったかと。

--原作の「闇遊戯vs人形(マリク)」戦ではこの[[カード]]が闇遊戯の[[手札]]にあった時のみ何故か表記が「[[魔法カード]]」になっていた。~

--前述の通り、原作・アニメにおいても[[カード名]]や[[イラスト]]が度々変更されている。~

---アニメでは当初より[[イラスト]]およびソリッドビジョンで出現する魔法陣の形が異なり、正三角形を4つ重ねたデザインとなっている。~

---遊戯王Rでは当初普通にこの[[カード]]が登場していたが、コミックスでは[[カード名]]が《三角星の呪縛》に修正され、魔法陣の形も変更されている。(第1巻は第20刷以降)~

---東映版アニメの劇場版における「闇遊戯vs海馬」戦では、原作のこの[[カード]]の初登場時と同じ[[カード]]による攻防が描かれたが、[[カード名]]が《闇十字星の呪縛》に変更されている。~

---原作の文庫版では《呪縛の円陣》という[[カード名]]に変更されており、魔法陣の形も三角形を3つ組み合わせたものに変更されている。~
ちなみに「闇遊戯vsパンドラ」戦の地下決闘場に描かれていた六芒星も、文庫版では同じ魔法陣に差し替えられている。~

---英語版アニメでは一貫して[[TCG]]と同じ[[イラスト]]となっている。~
漫画は日本版と同じだったが、Rでは魔法陣の中身が正三角形1つだけに変更された。

--アニメGXにおける翔の回想シーン中の「翔vsゴリ助」戦でも登場している。~
[[《パワー・ボンド》]]を[[ドロー]]して勝利を確信した翔は慢心してゴリ助を挑発するが、実はゴリ助はこの[[カード]]を[[セット]]しており、亮が[[デュエル]]を止めに入らなければ翔は敗北していた。~
この時の[[効果]]は実物のものに修正されているが、[[イラスト]]は六芒星ではなかった。~

--なお、遊戯王Rにおいては類似[[カード]]として《幻想の呪縛》なる[[カード]]が存在する。~
こちらは[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げ、[[効果]]を封じる[[効果]]であった。~
これは「記憶編」でマハードの精霊「[[幻想の魔術師>《幻想の黒魔導師》]]」の使用する能力である。~

-コナミのゲーム作品において―~
DM1〜4、7〜8及び真DMにおいては、「「[[相手]][[モンスター]]を全て1段階[[弱体化]]([[攻撃力]]・[[守備力]]500ポイントダウン)させる」」[[効果]]を持つ[[魔法カード]]として登場している。~
[[OCG]]同様[[《闇の呪縛》]]が[[上位互換]]に当たるが、DM1〜4は[[弱体化]]が−1段階までし適用されず、[[コスト]]の低さから[[デッキ]]キャパシティを抑えられるといった[[メリット]]があるため、あえてこちらを使う手もある。~
真DM2では、「[[発動]]させた敵[[カード]]を3[[ターン]]呪縛し、600ポイント[[弱体化]]させる」[[効果]]だった。~
なお、ライバルとして[[コスト]]の低い[[《メサイアの蟻地獄》]]と[[コスト]]が高い代わりに[[弱体化]]が1000ポイントになった[[《闇の呪縛》]]があり、中途半端な立ち位置になっている。~

--モンスターカプセルGBでは、「ペンタグラムのじゅばく」として、一部の[[モンスター]]の技として登場した。~
その[[戦闘]]の間、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げる特殊魔法である。~

--フォルスバウンドキングダムでは、《スペル・バインド》という魔法として登場。~
[[相手]][[モンスター]]全員を麻痺状態にする。~

--[[カード名]]や[[イラスト]]に特定の宗教の要素が強すぎるからか、デュエルリンクスやマスターデュエルでは実装されていない。~
[[《拷問車輪》]]は実装されているので、[[デッキ]]構築上困ることはないだろう。~

**関連カード [#card]
-[[《闇の呪縛》]]
-[[《拷問車輪》]]

//-[[《チェンジ・デステニー》]]
//発動条件ありだし、直接攻撃不可にするのと違うし

-[[《五稜星の呪縛》]]

―《六芒星の呪縛》の姿が見られる[[カード]]
-[[《拘束解放波》]]

-[[《絶対なる幻神獣》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Magic Ruler −魔法の支配者−]] MR-06 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編−]] YU-35
-[[DUELIST LEGACY Volume.1]] DL1-006 &size(10){[[Rare]]};
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-036
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP006 &size(10){[[Rare]]};
-[[STARTER DECK(2008)]] YSD3-JP034
-[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP005
-[[ハーフデッキプレゼントキャンペーン ハーフデッキ 光>プロモカード#HD13]] HD13-JPL20
-[[ハーフデッキプレゼントキャンペーン ハーフデッキ 闇>プロモカード#HD13]] HD13-JPD20
-[[決闘王の記憶−決闘都市編−]] 15AY-JPB36

**FAQ [#faq]
Q:選択した[[モンスター]]が[[《月の書》]]などで[[裏側守備表示]]になった場合、この[[カード]]との関係は断ち切られますか?~
A:いいえ、断ち切られません。(08/10/08)

Q:選択した[[モンスター]]がこちらの[[フィールド]]に[[コントロール]]が移った場合、どうなりますか?~
A:[[攻撃]]と[[表示形式]]の変更はできないままです。(11/07/18)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《六芒星の呪縛》,罠,永続罠,);