*《-/Doble Passe》 [#b2c3d880]
 Normal Trap
 When an opponent's monster declares an attack on
 a face-up Attack Position monster you control: 
 Make your opponent's attack a direct attack instead and
 inflict damage to your opponent equal to the ATK of the attack target you control.
 Also, that monster you control can attack your opponent directly during your next turn.

 日本語訳
 通常罠
 (1):自分の表側攻撃表示モンスターを攻撃対象とした相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
 その攻撃を直接攻撃にし、攻撃対象となった自分のモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
 攻撃対象となったモンスターは、次の自分のターン直接攻撃できる。
//日本語名未表記カード

 [[Dragons of Legend]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[相手]]の[[攻撃]]を[[直接攻撃]]に変更し、[[攻撃対象]]となった[[モンスター]]の[[攻撃力]]分の[[効果ダメージ]]を与え、次の[[ターン]][[直接攻撃]]を可能とする[[効果]]を持つ。

 [[相手]]に[[直接攻撃]]を許すことになるが、引き換えに[[自分]]も[[直接攻撃]]が可能となる。~
 [[攻撃対象]]となっている場合は[[攻撃力]]で劣る状況が多いが、[[攻撃力]]分の[[火力]]も飛ばすことができるので、こちらは実質2倍の[[ダメージ]]となる。~

 [[相手]]からの[[《N・グラン・モール》]]などによる[[戦闘]]を介した[[除去]]や、[[リクルーター]]などの[[自爆特攻]]に対して[[発動]]できれば大きなリターンが望める。~
 また、[[自分]]側の[[モンスター]]としては[[《首領・ザルーグ》]]などの[[戦闘ダメージ]]を与えたとき[[アドバンテージ]]を得られる[[モンスター]]とは相性がよい。~
 特に、[[アタッカー]]には届かず[[モンスター]]の[[戦闘破壊]]は狙いにくいが、ある程度の[[攻撃力]]は持っているというラインが[[発動]]しやすさと威力を両立しやすい。~
 他には、強固な[[効果]][[耐性]]を持っている[[カード]]であれば、弱点の[[戦闘破壊]]を回避した上で確実性の高い[[直接攻撃]]を狙うことができる。~

 ただし、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を[[直接攻撃]]に変更するのは大きな賭けであり、状況によっては[[自分]]の首を絞めかねない。~
 [[《スピリットバリア》]]とは[[コンボ]]になるが、この場合は複数回利用できる[[《アストラルバリア》]]のほうが使いやすい。~
 [[攻撃]]を通したいだけであれば、[[相手]]の[[耐性]]に影響されるものの単純に[[《次元幽閉》]]等で[[除去]]を狙ったほうが状況は選びにくい。~
 [[火力]]とするにしろ[[モンスター効果]]で[[アドバンテージ]]を得るにしろ後半の[[効果]]での[[直接攻撃]]に成功してこそであり、前半の[[バーン]]だけならほとんどの場合[[《魔法の筒》]]の[[下位互換]]となる。~
 次の[[バトルフェイズ]]までに[[相手]]に[[攻撃]]を対策されるのは必至なので、[[攻撃]]を通すための方策を別に用意しておきたい。~

-[[攻撃]]を[[直接攻撃]]に変更すると共に[[ダメージ]]を与えるので、[[ダメージ]]を与えるのは[[直接攻撃]]を受ける前であり、仮に[[お互い]]の[[ライフ]]が僅かならばこの[[カード]]を[[発動]]した側の勝利となる。~
アニメでの描写とは逆なので気をつけておきたい。~

-フランス語で「Double(ドゥブル)」は「二重の」、「Passe(パッセ)」は「通過する」を意味する。~
どちらも日本ではバレエ用語として使用されている。~
この[[カード]]の場合、[[お互い]]の[[モンスター]]が[[相手]][[モンスター]]を通過し、互いに[[直接攻撃]]を行う、といった意味合いだろう。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおいて天上院明日香が愛用する[[罠カード]]。~
初登場は「十代vs明日香」(1戦目)。~
[[《E・HERO スパークマン》]]の[[攻撃]]を[[直接攻撃]]にする事で、[[《エトワール・サイバー》]]を守りつつ十代に[[直接攻撃]]を決めた。~
以降も明日香の殆どの[[デュエル]]で使用されており、[[直接攻撃]]時に[[攻撃力]]の上昇する[[《エトワール・サイバー》]]や、[[効果]]の性質上[[攻撃対象]]に狙われやすい[[《サイバー・チュチュ》]]と組ませる戦術も見せている。~
「十代&明日香vs剣山&レイ」戦では、[[《N・グラン・モール》]]による[[除去]]を防いだうえで《ダークティラノ》の[[攻撃力]]2900を[[ダメージ]]として飛ばす理想的な使い方を見せた。~
明日香の代名詞ともいえる[[カード]]であり、ダークネスの世界に引き込まれる際にはこの[[カード]]が媒介となっていた。~

--アニメ当初の[[効果]]は、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を[[直接攻撃]]とし、[[攻撃対象]]となった[[自分]][[モンスター]]が同時に[[相手]]へ[[直接攻撃]]を行う[[効果]]だった。~
[[相手]][[ターン]]中に[[自分]][[モンスター]]に[[直接攻撃]]させるという独特の[[効果]]であったが、処理が難しいためか「明日香vsボーイ」戦からは[[直接攻撃]]を受けた後[[効果ダメージ]]を与える[[効果]]に変更された。~
[[OCG]]版では、この変更前後の[[効果]]を足し合わせたような[[効果]]となっており、各々の[[効果]]こそ若干変えられたが双方に配慮する形となった。~

--漫画GXの「十代vs明日香」戦においても明日香が使用。~
アニメ初期と同じ[[効果]]であり、[[《E・HERO フレイム・ブラスト》]]の[[《アイス・ブリザード・マスター》]]への[[攻撃]]を[[直接攻撃]]に変更した。~
3300もの[[戦闘ダメージ]]([[OCG]]では2300となる。[[《E・HERO フレイム・ブラスト》]]参照)を受けたものの[[直接攻撃]]で勝利できるはずだったが、その前に十代の[[魔法カード]]《バックドラフト》で敗北となった。~
「明日香vsデイビット」戦では初手にあり[[先攻]]1[[ターン]]目で[[セット]]されたが、[[魔法カード]]《強制発動》と《イグニッション》で[[発動]]を強制された上に[[効果]]を変更されてしまう。~
結果として、デイビットの[[《The big SATURN》]]を用いた[[1ターンキル]]に利用されてしまうこととなった。~

--登場シーンの多さのほか身を呈して[[モンスター]]を庇う描写やその際の台詞も印象的であり、明日香の象徴というべき[[カード]]であったが、[[OCG]]化は非常に遅かった。~
TAG FORCEシリーズでの[[オリジナルカード]]化もされておらず、かなり不遇の[[カード]]だったと言える。~

--アニメでの[[カード名]]は《ドゥーブルパッセ》である。~
漫画では中点が入り、《ドゥーブル・パッセ》となっていた。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#mf00664e]
-[[《アストラルバリア》]]

//―[[イラスト]]関連

//―《Doble Passe》の姿が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#ffe78c10]
-[[Dragons of Legend]] DRLG-EN021 &size(10){[[Secret]]};

//**FAQ
//Q:この[[カードの効果]]で[[ダメージ]]を与えるのはどのタイミングですか?~
//A:(発売をお待ちください)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。