*【サイバー・エンジェル】 [#top] 
#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract] 
　[[コレクターズパック−閃光の決闘者編−]]で登場した[[サイバー・エンジェル]]を主軸とする[[儀式召喚]][[デッキ]]。~
　[[リリース]]される事で[[効果]]を[[発動]]する[[サイバー・エンジェル]][[儀式モンスター]]を[[儀式召喚]]に利用し、[[儀式召喚]]を[[アドバンテージ]]に繋げていく。~
　[[儀式モンスター]]全体をサポートする[[効果]]が多く、[[サイバー・エンジェル]]以外の[[儀式モンスター]]と連携しやすいのが特徴。~

 《サイバー・プチ・エンジェル/Cyber Petit Angel》
 効果モンスター
 星２/光属性/天使族/攻 300/守 200
 このカード名の効果は１ターンに１度しか使用できない。
 (1)：このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
 デッキから「サイバー・エンジェル」モンスター１体または
 「機械天使の儀式」１枚を手札に加える。

 《機械天使の儀式/Machine Angel Ritual》
 儀式魔法
 「サイバー・エンジェル」儀式モンスターの降臨に必要。
 (1)：レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、
 自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、
 手札から「サイバー・エンジェル」儀式モンスター１体を儀式召喚する。
 (2)：自分フィールドの光属性モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
 代わりに墓地のこのカードを除外できる。

 《祝福の教会−リチューアル・チャーチ/Ritual Sanctuary》
 フィールド魔法
 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
 (1)：自分メインフェイズに手札から魔法カード１枚を捨てて発動できる。
 デッキから光属性の儀式モンスター１体または儀式魔法カード１枚を手札に加える。
 (2)：自分の墓地の魔法カードを任意の数だけデッキに戻し、
 デッキに戻した数と同じレベルを持つ、自分の墓地の天使族・光属性モンスター１体を対象として発動できる。
 そのモンスターを特殊召喚する。
 
**[[デッキ]]構築に際して [#introduction] 
　後述する[[《儀式の下準備》]]との相性の都合上、この[[デッキ]]は[[サイバー・エンジェル]]だけで組むより、他の[[儀式モンスター]]と混成した方が動きやすいという珍しい[[デッキ]]である。~
　本ページでも基本的に[[サイバー・エンジェル]]以外の[[儀式モンスター]]との混成[[デッキ]]を前提に解説する。~

　この[[デッキ]]では[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]を[[リリース]]に[[儀式召喚]]を行う事で次の[[カード]]を[[サーチ]]するため、[[儀式召喚]]自体が[[デッキ]]を[[回転]]させるエンジンとなっている。~
　[[儀式召喚]]を行えないと何も始まらないため、[[儀式召喚]]パーツの[[サーチ]][[カード]]は多めに採用したい。~


***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster] 
　[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]で[[サーチ]]できる[[光属性]]・[[天使族]][[モンスター]]を中心に採用する。~
 
―[[サイバー・エンジェル]]の[[儀式モンスター]]~

-[[レベル]]５~
--[[《サイバー・エンジェル−那沙帝弥−》]]~
[[ライフ回復]][[効果]]、[[儀式モンスター]]への[[攻撃]][[無効]][[効果]]、[[自己再生]]した後に[[コントロール奪取]]を行う３つの[[効果]]を持つ。~
(2)の[[効果]]により場持ちはそこそこ良いものの、(3)の[[効果]]の関係上[[蘇生制限]]を満たしたら積極的に[[墓地へ送って>墓地へ送る]]おきたい。~
[[レベル]]が唯一奇数なので[[レベル]]を揃える[[《機械天使の絶対儀式》]]で出しにくいのが難点。~

-[[レベル]]６~
--[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]~
[[リリース]]された時に[[光属性]]・[[天使族]]を[[サーチ]]できる。~
[[サーチ]]範囲が極めて広く、次の[[儀式召喚]]の準備から[[手札誘発]]の装填まで広範な仕事が可能。~
[[１ターンに１度]]の制限もない上に[[同名カード]]の[[サーチ]]が可能であり、１[[ターン]]中に複数回の[[効果の発動]]も容易である。~
この[[デッキ]]の軸となる[[カード]]であり、まずはこの[[カード]]を[[手札]]に[[加える]]事が基本となる。~
[[攻撃力]]が低いため[[バーン]][[効果]]を使う機会は乏しいが、[[《オネスト》]]との併用で[[フィニッシャー]]となる事もある。~

--[[《サイバー・エンジェル−韋駄天−》]]~
[[儀式召喚]]時に[[儀式魔法]]を[[サーチ]]・[[サルベージ]]できる[[効果]]と、[[リリース]]時に[[儀式モンスター]]の攻守を1000アップする[[効果]]を持つ。~
自身の[[ステータス]]は低く、主に次の[[儀式モンスター]]への繋ぎとして[[儀式召喚]]される事になる。~
[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]を[[リリース]]して出す事で、[[儀式魔法]]と[[儀式モンスター]]を同時に[[手札]]に[[加えられる>加える]]。~

-[[レベル]]８~
--[[《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》]]~
[[儀式召喚]]時の[[モンスター除去]][[効果]]、[[儀式モンスター]]への[[貫通]]付与[[効果]]、[[儀式モンスター]]ないし[[《機械天使の儀式》]]の[[サルベージ]][[効果]]を持つ。~
[[アタッカー]]としての運用に足る[[ステータス]]を持つ[[サイバー・エンジェル]]であり、[[アドバンテージ]]を得られる[[効果]]を２つ有する。~
[[リリース]]時に[[発動]]する[[効果]]を持っておらず、[[アタッカー]]が必要な時に[[サーチ]]して[[儀式召喚]]するのが主な仕事となるため、枚数は少なめで十分機能する。~

--[[《サイバー・エンジェル−伊舎那−》]]~
[[儀式召喚]]時の[[魔法・罠除去]][[効果]]、[[連続攻撃]][[効果]]、[[サイバー・エンジェル]]が[[対象]]になった時に[[カード]]を選んで[[破壊]]できる[[効果]]を持つ。~
近年は[[罠カード]]の採用率が激減している、[[元々の攻撃力]]がやや低い、(3)の[[効果]]も使い勝手があまりよくないと、同じく[[レベル]]８の[[《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》]]に使い勝手は劣る。~
[[サーチ]]して[[儀式召喚]]すれば済むので、採用するにしても１枚で十分だろう。~

-[[レベル]]10~
--[[《サイバー・エンジェル−美朱濡−》]]~
[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]された[[モンスター]]を[[破壊]]して[[バーン]]と[[２回攻撃]]を可能にする[[効果]]と、[[効果破壊]]への[[カウンター]][[効果]]を持つ。~
[[１ターンキル]]すら可能な爆発力を持つが[[レベル]]が高いため[[儀式召喚]]には一工夫を要する。~
[[《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》]]同様に[[サーチ]]して[[儀式召喚]]するのが主な仕事となるため、枚数は少なめで良いだろう。~

―その他の[[儀式モンスター]]~
　[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]が[[光属性]]の[[儀式モンスター]]を[[サーチ]]する[[効果]]を持つため、[[サイバー・エンジェル]]以外でも[[光属性]]の[[儀式モンスター]]を無理なく組み込む事ができる。~
　一般に、複数種の[[儀式モンスター]]を１つの[[デッキ]]に組み込むと[[儀式魔法]]が固まる[[手札事故]]が起こりがちだが、[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]が不要な[[儀式魔法]]を必要な[[カード]]に交換できるため、[[事故]]率は抑えられる。~
　特に[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]や[[《サイバー・エンジェル−韋駄天−》]]１体を[[リリース]]して[[儀式召喚]]できる[[レベル]]６[[儀式モンスター]]は相性が良い。~
　[[光属性]]ほどの[[シナジー]]はないが、他[[属性]]の[[儀式モンスター]]を組み込む事も不可能ではなく、[[【儀式召喚】]]全般と[[シナジー]]が強い。~

-[[光属性]]・[[レベル]]６[[儀式モンスター]]~
下記の２枚は特に[[シナジー]]が強く、多くの【サイバー・エンジェル】にはどちらか片方、ないし両方が搭載されている。~
いずれも[[《儀式の下準備》]]に対応しており、初手から[[儀式召喚]]を狙いやすい。~

--[[《神光の宣告者》]]~
[[レベル]]６・[[光属性]]・[[天使族]]と[[サイバー・エンジェル]]との[[ステータス]]共通項が多く、極めて[[シナジー]]の強い[[儀式モンスター]]。~
[[天使族]]を[[手札コスト]]にする事で[[パーミッション]]を行う[[効果]]を持ち、[[手札]]を補充できる[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]や[[《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》]]との相性も良い。~
[[《サイバー・エンジェル−韋駄天−》]]の[[効果]]で[[攻撃力]]2800となって[[攻撃]]を仕掛けたり、[[《機械天使の儀式》]]の[[墓地]][[効果]]で[[破壊]]を凌いだりと、通常の[[【神光の宣告者】]]とは一味異なる運用ができる。~

--[[《竜姫神サフィラ》]]~
[[光属性]]・[[レベル]]６[[儀式モンスター]]だが、[[ドラゴン族]]のため[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]の[[サーチ]]などには対応しない。~
[[手札交換]]・[[ハンデス]]・[[光属性]][[サルベージ]]の３つの[[効果]]を持ち、[[手札]]の[[コントロール]]に長ける。~
こちらも居座ることで威力を発揮するタイプなので、[[《神光の宣告者》]]共々[[《サイバー・エンジェル−韋駄天−》]]や[[《機械天使の儀式》]]で生存率を高めると活躍する。~

-その他の[[光属性]][[儀式モンスター]]~
--[[《崇光なる宣告者》]]（[[天使族]]・[[レベル]]12）~
[[《神光の宣告者》]]を上回る[[パーミッション]]能力を持つが、[[レベル]]が12もあるため、[[サイバー・エンジェル]]２体を[[リリース]]する必要がある。~
[[サイバー・エンジェル]]でもこれを[[儀式召喚]]するのは容易ではないため、[[《高等儀式術》]]の併用が基本となる。~

--[[《輝神鳥ヴェーヌ》]]（[[天使族]]・[[レベル]]８）~
[[儀式魔法]][[《原初の叫喚》]]ともども、連続[[儀式召喚]]を補助する能力を持つ。~
[[リリース]]された[[モンスター]]を[[手札]]に[[戻す]]能力が[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]と好相性となる。~

--[[《破滅の女神ルイン》]]（[[天使族]]・[[レベル]]８）~
[[連続攻撃]][[効果]]を持ち、[[《オネスト》]]との併用で大きな[[戦闘ダメージ]]が期待できる。~

--[[《大邪神 レシェフ》]]（[[悪魔族]]・[[レベル]]８）~
[[魔法カード]]１枚を[[手札コスト]]に[[相手]][[モンスター]]１体を[[コントロール奪取]]できる。~
もとより[[魔法カード]]の多くなりがちな[[デッキ]]なので、[[手札コスト]]を捻出しやすい。~

--[[《古聖戴サウラヴィス》]]（[[ドラゴン族]]・[[レベル]]７）~
構築次第では[[儀式召喚]]できなくもないが、本命は[[汎用性]]の高い[[手札誘発]][[効果]]にある。~
この[[デッキ]]では[[サーチ]]しやすい防御[[カード]]として採用でき得る。~

―[[儀式モンスター]]以外の[[モンスター]]~
　[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]で[[サーチ]]、[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]で[[蘇生]]できる[[光属性]]・[[天使族]]が中心となる。~

-[[光属性]]・[[天使族]][[モンスター]]~
--[[《サイバー・プチ・エンジェル》]]~
[[召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した]]場合に[[《機械天使の儀式》]]ないし[[サイバー・エンジェル]]を[[サーチ]]できる[[レベル]]２[[モンスター]]。~
低[[レベル]]かつ[[特殊召喚]]時にも[[効果]]が使えるのが特長で、[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]での[[蘇生]][[対象]]の筆頭候補となる。~

--[[《サイバー・エッグ・エンジェル》]]~
[[召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した]]場合に[[機械天使]][[魔法カード]]ないし[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]を[[サーチ]]できる[[レベル]]２[[モンスター]]。~
[[キーカード]]である[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]を[[手札]]に引き込むことができる。~
[[機械天使]][[魔法カード]]も[[サーチ]]できるが、[[儀式魔法]]ならば他の方法でも[[サーチ]]できるので、[[《応身の機械天使》]]がねらい目となるか。~

--[[《宣告者の神巫》]]~
本来は[[レベル]]２だが、[[エクストラデッキ]]の[[《虹光の宣告者》]]を[[墓地へ送る]]事で[[儀式モンスター]]または[[儀式魔法]]を[[サーチ]]しつつ[[レベル]]６にできる。~
[[サイバー・エンジェル]]以外の[[儀式モンスター]]も[[サーチ]]でき、更に[[リリース]]されれば(2)で上記の[[《サイバー・プチ・エンジェル》]]や[[《サイバー・エッグ・エンジェル》]]の[[リクルート]]も可能。~
[[エクストラデッキ]]に余裕があるようならば[[《旧神ヌトス》]]も採用しておき、いざという時は[[除去]]に使っても良いだろう。~

--[[《マンジュ・ゴッド》]]~
[[【儀式召喚】]]の代表的な[[サポートカード]]だが、この[[デッキ]]では[[サーチ]][[カード]]として上記[[モンスター]]らが存在する。~
[[特殊召喚]]時に[[効果]]が使えないため優先度で劣るが、併用しておけば初手の安定度が増すのでこちらの採用も十分に考えられる。~

--[[《オネスト》]]~
[[単体強化]]の[[手札誘発]][[効果]]を持つ[[光属性]]の代表的な[[サポートカード]]。~
[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]での[[サーチ]]、[[《竜姫神サフィラ》]]での[[サルベージ]]ができ、[[手札]]に[[加えやすい>加える]]。~
[[罠カード]]を[[積みにくい>積む]]この[[デッキ]]における守りの要となる[[カード]]であり、また重ねがけする事で莫大な[[戦闘ダメージ]]を叩き出すことも可能と、攻防両面で活躍する。~

--[[《朱光の宣告者》]]~
[[モンスター効果]]を[[無効]]にできる[[手札誘発]][[モンスター]]。~
[[手札]]をもう１枚[[捨てる]]必要があるためやや[[重い]]が、[[サーチ]]可能な[[《天罰》]]という性能は評価できる。~


--[[《大天使クリスティア》]]~
[[お互い]]の[[特殊召喚]]を封じる[[最上級モンスター]]。~
[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]で[[サーチ]]できる上、[[墓地]]枚数の調整が行いやすい[[デッキ]]なので、自身の[[効果]]での[[特殊召喚]]を狙う。~
[[ピン挿し]]し、[[手札]]・[[墓地]]の状況を見て[[サーチ]]して出す、という運用が一般的。~

-その他の[[モンスター]]~
//--[[《儀式魔人リリーサー》]]~
//[[儀式召喚]]した[[モンスター]]に[[特殊召喚]]封じ能力を付与する[[儀式魔人]]。~
//[[《魔界発現世行きデスガイド》]]で[[リクルート]]すれば[[レベル]]６分の[[リリース]]を確保できるが、[[《魔界発現世行きデスガイド》]]は[[制限カード]]のため安定性を欠く。~
//むしろ[[《マスマティシャン》]]や[[《おろかな埋葬》]]で[[墓地]]へ送り、[[《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》]]を[[レベル]]６[[サイバー・エンジェル]]＋[[《儀式魔人リリーサー》]]で[[儀式召喚]]する方が狙いやすいだろう。~
//[[《サイバー・エンジェル−那沙帝弥−》]]の[[儀式召喚]]に用いればあちらの[[効果]]で[[攻撃]]を防げるため維持が行いやすくなる。~

--[[《レッド・リゾネーター》]]~
[[召喚]]時に[[手札]]から[[下級モンスター]]を[[特殊召喚]]できる[[レベル]]２[[チューナー]]。~
[[《サイバー・プチ・エンジェル》]]を[[特殊召喚]]してその[[サーチ]][[効果]]を使いつつ[[《虹光の宣告者》]]に繋ぐ事ができる。~
また[[魔法カード]][[《コール・リゾネーター》]]で[[サーチ]]できるのも[[メリット]]。~
[[《レッド・リゾネーター》]]が必要な時は[[《コール・リゾネーター》]]で[[サーチ]]、不要な時は[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]で[[儀式モンスター]]・[[儀式魔法]]に変換できる。~

--[[《ゲール・ドグラ》]]~
役割は[[《宣告者の神巫》]]と同じだが、[[ライフコスト]]3000が大きすぎるので基本的な優先度はあちらに劣る。~
[[ライフポイント]]が6001以上あれば、[[《虹光の宣告者》]]２枚を[[墓地へ送る]]ことで一気に２枚[[サーチ]]できるので、初手で[[《神光の宣告者》]]か[[《崇光なる宣告者》]]を出し完全[[制圧]]を狙うタイプでなら採用が検討できる。~

--[[《轟雷帝ザボルグ》]]~
[[《宣告者の神巫》]]や[[《ゲール・ドグラ》]]と主な役割は同じだが、[[重い]][[最上級モンスター]]の代わりに[[墓地へ送る]]枚数が多く、[[相手]]の[[エクストラデッキ]]を大幅に削れる。~
[[光属性]][[儀式召喚]]と相性の良い[[《フォトン・サンクチュアリ》]]で[[リリース]]の確保も容易。~
変わった所では[[《究極時械神セフィロン》]]の[[特殊召喚]]を狙う事もできる。~

--[[《サイバー・チュチュボン》]]~
[[手札]]か[[フィールド]]の[[戦士族]]・[[天使族]]を[[リリース]]して[[特殊召喚]]できる[[レベル]]５の[[モンスター]]。~
主に[[手札]]の[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]を[[リリース]]してあちらの[[サーチ]][[効果]]を使うのがメインとなる。~
自身が[[儀式召喚]]に使用されれば[[儀式魔法]]を[[サルベージ]]できるため、そちらの用途も考えられる。~

***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck] 
　[[レベル]]６[[サイバー・エンジェル]]は[[エクシーズ素材]]にするより[[リリース]]した方が有効で、[[《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》]]・[[《竜姫神サフィラ》]]・[[《神光の宣告者》]]は維持した方がよい。~
　したがって[[エクシーズモンスター]]への依存度は比較的低い[[デッキ]]であり、[[エクストラデッキ]]封じには強い。~
　[[《宣告者の神巫》]]の存在により、[[《虹光の宣告者》]]と[[《旧神ヌトス》]]は採用しておくと良い。~
　[[《轟雷帝ザボルグ》]]を採用するならば、[[《ＰＳＹフレームロード・Ω》]]や[[カオス]]の[[コスト]]になる[[闇属性]][[モンスター]]も入れておきたい。~

-[[エクシーズモンスター]]~
必須といえるのは[[儀式モンスター]]２体で出す[[ランク]]６。~
特に[[効果]]を使い終えた[[《サイバー・エンジェル−韋駄天−》]]を素材に[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]を[[サルベージ]]できる[[《セイクリッド・トレミスＭ７》]]は投入しておきたい。~
また[[墓地]]の[[光属性]]の数を調整して[[《大天使クリスティア》]]の[[特殊召喚]]を補助できる[[《永遠の淑女 ベアトリーチェ》]]や、[[シンクロ召喚]]搭載型であれば[[《虹光の宣告者》]]の[[効果]]を再利用できる[[《甲虫装機 エクサビートル》]]なども役立つ。~
その他に使う機会があるのは棒立ちになっている[[《サイバー・プチ・エンジェル》]]を処理する[[ランク]]２くらいだが、[[《レッド・リゾネーター》]]を採用しないタイプではあまり出す機会はない。~
この[[デッキ]]がかなり苦手としている[[《ヴェルズ・オピオン》]]や[[《ナチュル・ビースト》]]を正面から突破可能な[[《神騎セイントレア》]]は投入しておくとよい。~
その他、[[サルベージ]]能力を持つ[[《聖光の宣告者》]]も入れておくと便利。~

-[[シンクロモンスター]]~
主に[[《レッド・リゾネーター》]]採用型で使用。~
[[《朱光の宣告者》]]を搭載する場合も一応入れておいたほうが良い。~

--[[《虹光の宣告者》]]~
[[儀式モンスター]]・[[儀式魔法]][[サーチ]]能力を持つ[[レベル]]４。~
[[《宣告者の神巫》]]の[[効果]]で[[エクストラデッキ]]から直接[[墓地へ送って>墓地へ送る]]の[[サーチ]]が可能。~
真っ当に[[シンクロ召喚]]するのならば、[[《レッド・リゾネーター》]]＋[[《サイバー・プチ・エンジェル》]]等の組み合わせが良いだろう。~
[[《機械天使の儀式》]]の[[墓地]][[効果]]で[[破壊]]を防ぐ事で、[[戦闘破壊]]を狙いに来た[[相手]]の思惑を崩す事ができる。~

--その他~
[[《宣告者の神巫》]]を[[除去]]として利用できる[[《旧神ヌトス》]]はあると便利。~
それ以外では、[[《マンジュ・ゴッド》]]とで出せる[[レベル]]６、[[レベル]]６[[儀式モンスター]]とで出せる[[レベル]]８辺りが候補か。~


***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap] 
　[[魔法カード]]を[[コスト]]に[[儀式魔法]]・[[儀式モンスター]]を[[サーチ]]できる[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]が存在するため、[[魔法カード]]の多い構築となる。~
　またこの性質上、[[サーチ]]先の[[カード]]より[[サーチ]][[魔法カード]]を多く[[積める>積む]]という逆転現象を起こすことができる。~
　一般に[[サーチ]][[カード]]よりも[[サーチ]]先の方が少ない場合、[[サーチ]]先がすべて[[手札]]に来てしまい[[サーチ]][[カード]]が[[腐る]]危険性がある。~
　しかしこの[[デッキ]]では[[サーチ]]先を失った[[サーチ]][[魔法カード]]を[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]で消費できるので、[[サーチ]][[魔法カード]]を多めに投入し、[[デッキ圧縮]]速度を高めることができる。~

　一方で[[罠カード]]については搭載するスペースが乏しく、最低限ないし０とならざるを得ない。~
　[[相手]][[ターン]]の防御については、[[手札誘発]][[モンスター]]と[[《機械天使の儀式》]]・[[《祝祷の聖歌》]]の[[墓地]][[効果]]が頼みの綱となる。~

―[[儀式魔法]]~
-[[《機械天使の儀式》]]~
[[サイバー・エンジェル]]の[[儀式召喚]]に必要となる[[儀式魔法]]。~
更に[[墓地]]から[[除外]]することで[[光属性]]の[[破壊]]の[[身代わり]]になる[[効果]]も持つ。~
[[身代わり]][[効果]]で[[罠カード]]が[[積みづらい>積む]]点をカバーできるが、[[除外]]しすぎて[[儀式召喚]]に支障がないよう注意したい。~
また[[儀式召喚]]先を[[カテゴリ]]で指定しているため、[[《儀式の下準備》]]には対応していない。~

-[[《機械天使の絶対儀式》]]~
上記同様[[サイバー・エンジェル]]の[[儀式召喚]]に必要となる[[儀式魔法]]。~
こちらは[[リリース]]の代わりに[[墓地]]の[[天使族]]・[[戦士族]]を[[デッキに戻す]]ことでも[[儀式召喚]]が可能である。~
代わりに[[レベル]]をぴったりと揃える必要があるため採用する[[モンスター]]がある程度[[縛られる>縛り]]ことになる。~

-[[《高等儀式術》]]~
軽い[[コスト]]から[[儀式召喚]]を行う[[儀式魔法]]である。~
特に[[聖刻]]を利用する後述の型ならば、[[レベル]]６の[[チューナー]]である[[《ラブラドライドラゴン》]]を共有可能なので非常に相性が良い。~
[[《神光の宣告者》]]型等の場合でも[[儀式召喚]]を共有できる[[儀式魔法]]なので使い勝手は悪くないだろう。~
[[通常モンスター]]を入れすぎると[[手札事故]]を起こす可能性があり、[[レベル]]６の[[通常モンスター]]の[[ペンデュラムモンスター]]で補うのも手か。~

-[[《精霊の祝福》]]~
[[光属性]]全般に対応する[[儀式魔法]]。~
この[[デッキ]]に採用する[[儀式モンスター]]はほぼ[[光属性]]に限られるため使い分けられる点は便利。~
ただし[[レベル]]を揃える必要がある上に追加[[効果]]も無いなど、単体での性能は低いため採用する場合は[[デッキ]]構築をよく考えたい。~

-その他固有の[[儀式魔法]]~
[[《宣告者の預言》]]や[[《祝祷の聖歌》]]など、[[サイバー・エンジェル]]以外の[[儀式モンスター]]を採用する場合、それに対応する[[儀式魔法]]は必須となる。~
これらは[[《機械天使の儀式》]]が対応していない[[《儀式の下準備》]]に対応しているため、[[サイバー・エンジェル]]以外の[[儀式モンスター]]を搭載した方が[[儀式召喚]]回数や[[ハンド・アドバンテージ]]の確保が行いやすくなる。~
特に[[《宣告者の預言》]]は[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]との相性に優れる。~

―[[儀式召喚]]の[[サポートカード]]~
-[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]~
[[手札]]の[[魔法カード]]を[[捨てて>捨てる]][[光属性]]の[[儀式モンスター]]か[[儀式魔法]]を[[サーチ]]できる[[フィールド魔法]]。~
更に[[墓地]]の[[魔法カード]]を[[デッキに戻す]]ことで、その枚数と同[[レベル]]の[[光属性]]・[[天使族]]を[[蘇生]]できる[[効果]]を併せ持つ。~
単なる[[サーチ]][[カード]]にとどまらず、[[《機械天使の儀式》]]を[[墓地]]に置くことで[[耐性]]を付与したり、[[腐った>腐る]][[儀式魔法]]を有用な[[カード]]に交換したり、逆に[[儀式魔法]]を[[デッキに戻す]]事で[[《儀式の下準備》]]が[[腐る]]のを防いだりと、幅広い使い方ができる。~
[[蘇生]][[対象]]は[[サーチ]][[効果]]を持つ[[《サイバー・プチ・エンジェル》]]が基本となる。~

-[[《儀式の準備》]]~
[[《機械天使の儀式》]]および[[サイバー・エンジェル]]は[[《儀式の下準備》]]に対応しないため、[[レベル]]６[[サイバー・エンジェル]]を[[サーチ]]できるこちらを[[サーチ]]手段として用いる。~

-[[《儀式の下準備》]]~
１枚で[[儀式魔法]]と[[儀式モンスター]]を[[サーチ]]できるが、[[儀式魔法]]に[[儀式召喚]]先の[[カード名]]が明記されている必要がある。~
そのため、[[《機械天使の儀式》]]および[[サイバー・エンジェル]]は[[サーチ]]できず、[[儀式召喚]]先を[[カード名]]で指定している[[儀式魔法]]及び[[儀式モンスター]]を採用している場合のみの採用となる。~
[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]を[[リリース]]することでギミックが起動するこの[[デッキ]]において、初手から容易に[[儀式>儀式召喚]]の[[下準備>サーチ]]ができるこの[[カード]]の存在意義は大きい。~
[[サーチ]]してきた[[儀式モンスター]]を[[儀式召喚]]したい状況でなければ、[[儀式魔法]]を[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]で[[捨てて>捨てる]]しまえばよい。~

-[[《応身の機械天使》]]~
[[ダメージを受ける]]事を[[トリガー]]に[[儀式召喚]]扱いでの[[特殊召喚]]が行える[[永続魔法]]。~
やや受動的な条件ではあるが、[[自爆特攻]]を行えば能動的に[[発動条件]]を満たせる。~
[[モンスター]]を[[リリースする]]必要こそあるが、[[儀式魔法]]と異なり[[レベル]]を合わせる必要が無いので[[《サイバー・エンジェル−美朱濡−》]]も出しやすくなる。~

-[[《昇華する魂》]]~
[[儀式召喚]]で[[リリースする]][[モンスター]]を[[手札]]に[[戻せる>戻す]][[永続魔法]]。~
[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]と相性が良い。~

―その他~
-[[《テラ・フォーミング》]]~
[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]を[[サーチ]]するために採用できる。~
さらに(2)の[[効果]]を使うために[[墓地]]に[[魔法カード]]を貯めこむ必要があるため、特に[[シナジー]]が強い。~
[[ドロー]]加速できる[[フィールド魔法]]の[[《チキンレース》]]とセットで投入してもよいだろう。~

-[[《トゥーンのもくじ》]]~
[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]の(2)の[[効果]]で[[デッキに戻す]][[魔法カード]]を[[墓地]]に用意しながら、[[儀式召喚]]時に[[リリースする]]ための[[レベル]]６か８の[[モンスター]]を[[手札]]に用意できる。~

-[[《おろかな埋葬》]]~
[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]の[[蘇生]]先と[[蘇生]]に必要な[[コスト]]１枚分を担うことができる。~

-[[《フォトン・サンクチュアリ》]]~
[[《機械天使の儀式》]]は[[レベル]]を合わせる必要がないため[[儀式召喚]]の[[リリース]]要員となる。~
他にも[[《大天使クリスティア》]]や[[《轟雷帝ザボルグ》]]等の[[光属性]]の[[アドバンス召喚]]にも活躍する。~

**戦術 [#strategy] 
　大量の[[サーチ]][[カード]]で[[デッキ圧縮]]を行い、[[儀式召喚]]の準備を整える。~
　そして[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]を[[リリース]]に[[儀式召喚]]、状況に応じた[[光属性]]・[[天使族]]を[[サーチ]]する事で[[デッキ]]を[[回転]]させる。~
　特に[[《サイバー・エンジェル−韋駄天−》]]の[[リリース]]にする事で、[[儀式召喚]]先と[[儀式魔法]]を同時に[[サーチ]]する動きを積極的に狙いたい。~
　[[サーチ]]先は主に以下の形となるが、[[デュエル]]序盤には[[《サイバー・プチ・エンジェル》]]を[[サーチ]]しておいて[[《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》]]の[[蘇生]][[効果]]を使いやすくしておくなどの工夫も必要だろう。~
-連続[[儀式召喚]]→[[《サイバー・エンジェル−弁天−》]]もしくは[[儀式召喚]]したい[[儀式モンスター]]~
-[[光属性]]・[[天使族]]以外の[[儀式召喚]]を行う→[[《マンジュ・ゴッド》]]~
-[[墓地]]に[[天使族]]が４体存在する→[[《大天使クリスティア》]]~
-この[[ターン]]の[[戦闘ダメージ]]で勝利できるor[[相手]]に[[ターン]]を回す→[[《オネスト》]] 

　最終的な目標は、[[《サイバー・エンジェル−韋駄天−》]]や[[《オネスト》]]で[[強化]]した[[儀式モンスター]]を並べての[[ビートダウン]]か、[[《神光の宣告者》]]・[[《大天使クリスティア》]]等による[[ロック]]のいずれかとなる。~
//[[《儀式魔人リリーサー》]]
　[[《機械天使の儀式》]]は[[光属性]]全般の[[破壊]]を[[身代わり]]できるため、[[ロック]]型はかなり強固な布陣を敷くことができる。~


//**[[デッキ]]の種類 [#decktype] 
//***《カード名》軸 [#decktype1] 
//特定のカードを軸とする場合。 

**[[デッキ]]の派生 [#variation] 
***【聖刻サイバー・エンジェル】[#seikoku] 
***【聖刻サイバー・エンジェル】[#Hieratic] 
　[[【聖刻】]]との混成型であり、より展開に特化したタイプ。~
　[[レベル]]６の[[聖刻]]を[[リリース]]して[[儀式召喚]]を行う事で、[[ランク]]６[[エクシーズモンスター]]につなげるギミックを搭載している。~
　[[《ラブラドライドラゴン》]]を[[特殊召喚]]することで[[《アルティマヤ・ツィオルキン》]]を[[特殊召喚]]できるのが特徴。~
　また[[聖刻]]を利用することで[[魔法カード]]に頼らず[[除去]]能力持ちの[[モンスター]]を出す事ができ、[[魔法カード]]封じに対しては通常の【サイバー・エンジェル】より若干強いと言える。

***[[【幻奏サイバーエンジェル】>【幻奏】#variation2]][#Melodious] 
***[[【幻奏サイバーエンジェル】>【幻奏】#CyberAngel]][#Melodious] 
　[[【幻奏】]]との混成型であり、[[耐性]]や[[サルベージ]]などで防御面や持久力を強化したタイプ。~
　[[リチュア]]のような連続[[儀式召喚]]を行い[[除去]]を連発したり[[《オネスト》]]を繰り返し[[発動]]したりもできる。~
　構築をどの程度寄せるかで大分戦術が変わってくる。~
　こちらに寄せる場合は主に[[幻奏]]以外の[[特殊召喚]]を制限しない[[《オスティナート》]]から[[耐性]]や[[サルベージ]][[効果]]を持つ[[幻奏]]を同時に[[特殊召喚]]し手軽に運用するような扱い方がメインとなるだろう。~
　ある程度[[【幻奏】]]側に寄せる場合、[[儀式召喚]]や[[エクストラデッキ]]を使用しない[[ターン]]が発生しがちだが、その分[[耐性]]で盤面を維持し時間稼ぎできる。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint] 
　[[サーチ]]・[[特殊召喚]]・[[墓地]]を利用するため、これらに対する[[メタカード]]類は一通り[[刺さる]]。~
　[[墓地]]封じを受けても一応は動けるが、[[デッキ]]の大半を[[サーチ]]による[[儀式召喚]]の加速に費やしている以上、[[サーチ]]・[[特殊召喚]]封じにはとことん弱い。~
　更に致命的なのが[[魔法カード]]封じで、[[罠カード]]が少なく[[魔法カード]]比率の高い[[デッキ]]である上、[[儀式魔法]]も使えなくなるため手も足も出ない。~
　いずれも[[サイドデッキ]]から[[《サイクロン》]]や[[《ツインツイスター》]]を[[積み>積む]]増すくらいしか対抗策がなく、[[【儀式召喚】]]の派生である以上避けがたい弱点と言える。~

//**この[[デッキ]]の歴史 [#history] 
//カードプールの変遷でデッキ構築が著しく変化している場合、それに触れる。 

//**代表的なカード [#keycard]

//**サンプルレシピ [#sample] 

**関連リンク [#link] 
-[[【光属性】]] 
-[[【天使族】]] 
-[[【儀式召喚】]] 

-[[デッキ集]]