*【ベアルクティ】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[水属性]]の[[獣族]]・[[獣戦士族]]で構成された[[ベアルクティ]]を中心とした[[【シンクロ召喚】]]の派生[[デッキ]]。~
 通常の[[シンクロ召喚]]とは異なり、[[レベル]]の和ではなく差の数に等しい[[シンクロモンスター]]を[[特殊召喚]]するのが最大の特徴。~
 また、大型の[[チューナー]]を複数抱えるので[[【チューナー】]]の要素もあると言える。~

 《ベアルクティ−ポラリィ/Ursarctic Polari》
 シンクロ・効果モンスター
 星1/水属性/獣族/攻 700/守1000
 このカードはS召喚できず、レベルの差が1となるように
 自分フィールドからチューナー1体とチューナー以外のモンスター1体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
 デッキから「ベアルクティ・ビッグディッパー」1枚を選んで発動する。
 (2):自分フィールドのレベル7以上のモンスター1体をリリースして発動できる。
 自分の墓地から「ベアルクティ」モンスター1体を選び、手札に加えるか特殊召喚する。

 《ベアルクティ・ディパーチャー/Ursarctic Departure》
 通常魔法
 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):手札を1枚捨てて発動できる。
 デッキから「ベアルクティ」モンスター2体を手札に加える。
 (2):自分が「ベアルクティ」モンスターの効果を発動するためにモンスターをリリースする場合、
 代わりに墓地のこのカードを除外できる。
 この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには使用できない。

 《ベアルクティ・ビッグディッパー/Ursarctic Big Dipper》
 フィールド魔法
 (1):1ターンに1度、自分の「ベアルクティ」モンスターが効果を発動するためにモンスターをリリースする場合、
 代わりに自分の墓地のレベル7以上の「ベアルクティ」モンスター1体を除外できる。
 (2):モンスターが特殊召喚される度にこのカードにカウンターを1つ置く。
 (3):1ターンに1度、モンスターが特殊召喚された場合、
 7つ以上のこのカードのカウンターを全て取り除き、
 相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
 そのコントロールを得る。
 この効果はフィールドに「ベアルクティ」Sモンスターが存在する場合に発動できる。

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]

***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster]
―[[ベアルクティ]]~
 以下の共通[[テキスト]]を持つ[[レベル]]7・[[獣族]]・非[[チューナー]]と[[レベル]]8・[[獣戦士族]]・[[チューナー]]で構成される。~
 (1):自分・相手のメインフェイズに、
 手札からこのカード以外のレベル7以上のモンスター1体をリリースして発動できる。
 このカードを手札から特殊召喚する。
 この効果の発動後、ターン終了時まで自分はレベルを持つモンスターしか特殊召喚できない。
 (2):(自分フィールドに他の「ベアルクティ」モンスターが存在する状態で、)
 このカードが特殊召喚に成功した場合に(〜を対象として)発動できる。
 (固有効果)。

-非[[チューナー]]~
[[レベル]]は7、[[《天極輝士−熊斗竜巧α》]]以外は[[攻撃力]]は700で統一されている。~
--[[《ベアルクティ−ミクポーラ》]]~
固有[[効果]]は[[同名カード]]以外の[[ベアルクティ]][[モンスター]]の[[サーチ]]。~
共通[[効果]]の[[手札コスト]]や後続の展開要員の確保に役立ち、1[[ターン]]目でも問題なく機能する。~
[[チューナー]]を[[サーチ]]してそちらを展開すれば[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]の[[特殊召喚]]に繋げられる。~

--[[《ベアルクティ−ミクタナス》]]~
固有[[効果]]は[[同名カード]]以外の[[ベアルクティ]][[モンスター]]の[[サルベージ]]。~
基本的な運用は上記と同じだが、下準備が必要な点や[[蘇生]]・[[サルベージ]]・[[墓地コスト]]先が減る分だけ単純な使い勝手では劣る。~
とは言え、[[ベアルクティ]][[モンスター]]は[[墓地へ送られ>墓地へ送られた]]やすいので[[対象]]先は確保しやすい。~

--[[《ベアルクティ−ミクビリス》]]~
固有[[効果]]は[[同名カード]]以外の[[ベアルクティ]][[モンスター]]の[[手札]]からの[[特殊召喚]]。~
[[手札コスト]]なしで[[ベアルクティ]]を展開できるので、スムーズに[[シンクロモンスター]]の展開に繋げられる。~
また、その[[特殊召喚]]が固有[[効果]]の[[トリガー]]にもなるのでそちらで[[アドバンテージ]]を獲得したい。~

--[[《天極輝士−熊斗竜巧α》]]~
[[カードの効果]]のみで[[特殊召喚]]でき、自身単体でも[[ベアルクティ]][[モンスター]]が[[フィールド]]に存在すれば[[特殊召喚]]できる。~
更に[[ベアルクティ]][[魔法・罠カード]]を[[サーチ]]可能であり、特に[[《ベアルクティ・ラディエーション》]]を序盤に用意すれば弱点の[[手札]]消費を補える。~

-[[チューナー]]~
[[レベル]]は8、[[守備力]]は700で統一されており、(2)は先に[[ベアルクティ]][[モンスター]]が存在する事が条件となる。~
--[[《ベアルクティ−メガポーラ》]]~
固有[[効果]]は[[相手]]の[[魔法・罠除去]]。~
[[汎用性]]が高く、[[相手]][[ターン]]に展開すれば妨害にも繋がる。~

--[[《ベアルクティ−メガタナス》]]~
固有[[効果]]は[[相手]]の[[表側表示]][[モンスター]]の[[裏側守備表示]]化。~
[[リンクモンスター]]には通用しないもののやはり[[汎用性]]は高く、[[相手]][[ターン]]に展開すれば妨害にも繋がる。~

--[[《ベアルクティ−メガビリス》]]~
固有[[効果]]は[[相手]]の[[墓地]]の[[除外]]。~
[[汎用性]]は高いのだが、[[蘇生]]や[[サルベージ]]に[[チェーン]]して展開してもその妨害にはならないので先打ちする必要はある。~
[[アタッカー]]としても十分に通じる2800の[[攻撃力]]を持つため、[[効果]]や素材以外での展開も検討できよう。~

―相性の良い[[モンスター]]~
-[[レベル]]7以上~
[[ベアルクティ]]の共通[[効果]]の[[リリース]][[コスト]]にできるので[[腐り>腐る]]にくい。~
[[ベアルクティ]][[チューナー]]と並べた場合、[[レベル]]7は[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]の、[[レベル]]8は[[《アルティマヤ・ツィオルキン》]]・[[《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》]]の素材にできる。~

--[[《獣王アルファ》]]~
[[ベアルクティ]]は[[獣族]]・[[獣戦士族]]に属するので[[バウンス]]枚数は増やしやすく、非[[チューナー]]の低い[[攻撃力]]も[[召喚条件]]を満たす上で好都合。~
[[手札]]に戻った[[ベアルクティ]]は再度[[特殊召喚]]したり、[[コスト]]に用いれば無駄が無い。~

--[[《機巧蛇−叢雲遠呂智》]]・[[《死霊王 ドーハスーラ》]]~
いずれも[[墓地]]から[[自己再生]]できる[[レベル]]8であり、[[ベアルクティ]]の[[リリース]][[コスト]]に用いても無駄なく活用できる。~
[[《死霊王 ドーハスーラ》]]は[[フィールド魔法]]が必要だが、[[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]とそれをサポートする[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]の存在により容易く満たせる。~

--[[《クシャトリラ・フェンリル》]]~
緩い条件で[[特殊召喚]]することができ、[[サーチ]]した[[クシャトリラ]][[モンスター]]を[[ベアルクティ]]の[[リリース]][[コスト]]に充てることができる。~

--[[《天威龍−ヴィシュダ》]]~
比較的[[特殊召喚]]しやすく、[[トークン]]を生成する[[カード]]や[[《ドラコネット》]]を採用した構築では(2)による[[除去]]も狙える。~

--[[《氷水帝エジル・ラーン》]]~
[[水属性]]を[[捨てる]]ことで[[特殊召喚]]できる[[レベル]]7[[チューナー]]。~
[[ベアルクティ]]は[[水属性]]で統一されているため[[特殊召喚]]が容易。~
[[ベアルクティ]]の[[レベル]]7は非[[チューナー]]であるため[[《アルティマヤ・ツィオルキン》]]を狙いやすくなる。~
状況によっては[[トークン]]を生成して[[レベル]]10[[シンクロモンスター]]を[[特殊召喚]]してもいい。~

--[[《森の聖獣 カルピポニカ》]]~
[[ベアルクティ]]の[[リリース]][[コスト]]に用いられれば、[[墓地コスト]]2体を払う事で[[自己再生]]でき、更に[[森の聖獣]]か[[森の聖霊]]を[[サーチ]]できる。~
[[《森の聖獣 アルパカリブ》]]を[[サーチ]]すれば後続の[[手札コスト]]も確保でき、あちらが先に[[手札]]に来た場合でもあちらを先に[[コスト]]にすることで、この[[カード]]の(1)の[[効果]]で戻して(2)の[[効果]]で[[サーチ]]することができる。~
[[ベアルクティ]]の構成上、[[墓地コスト]]の[[種族]]指定は問題ないが、[[墓地リソース]]を失うため他の[[墓地コスト]]を必要とする[[カード]]や[[蘇生]]とは相性が悪い。~
一方で、[[蘇生]]や[[帰還]]のできない[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]を再利用にできるのは大きな利点となる。~

--[[《ブライニグル》]]~
[[ベアルクティ]]の[[リリース]][[コスト]]に用いた場合、その[[特殊召喚]]した[[ベアルクティ]]を1000[[強化]]できる。~
[[海竜族]]なので後述の[[【海皇】混合軸>#variation1]]では[[《海皇の竜騎隊》]]の[[サーチ]]にも対応する。~
[[海竜族]]なので後述の[[【海皇】混合軸>#Atlantean]]では[[《海皇の竜騎隊》]]の[[サーチ]]にも対応する。~

--[[《ガーディアン・スライム》]]~
[[ベアルクティ]]で[[手札]]から[[リリース]]することで[[《古の呪文》]]経由で[[《ラーの翼神竜》]]を[[サーチ]]し、2度の[[リリース]]に使える。~
[[《氷結界》]]や[[《サルベージ》]]などのサポートも使える他、自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]し[[壁]]にもなる。~

--その他~
[[《ダイナレスラー・パンクラトプス》]]・[[《幻創龍ファンタズメイ》]]等、出しやすくて[[汎用性]]の高い[[モンスター]]は採用しても困る事は少ないだろう。~

-[[レベル]]6以下~
[[ベアルクティ]][[モンスター]]に[[召喚権]]を使う事は稀なので、これらの[[下級モンスター]]に[[召喚権]]は充てやすい。~

--[[《クリスタル・ガール》]]~
[[サーチ]]先及び[[自己再生]]の条件がいずれも[[レベル]]5以上の[[水属性]]を指定しており、[[ベアルクティ]]は該当する。~
[[エンドフェイズ]]という[[サーチ]]の遅さも[[相手]][[ターン]]に展開できる[[ベアルクティ]]ならカバーはしやすい。~

--[[《豪雨の結界像》]]~
[[相手]]も[[【水属性】]]でない限り展開を大きく制限でき、上記の通り[[召喚権]]の問題も解決しやすい。~
やや[[コンボ]]寄りだが、[[ベアルクティ]][[チューナー]]を[[コスト]]にした[[《イージーチューニング》]]で[[強化]]すれば3000を大幅に超える[[攻撃力]]となり、場持ちも格段に良くなる。~

--[[《メルフィー・キャシィ》]]・[[《メルフィー・フェニィ》]]~
共通[[効果]]で[[手札]]からの[[特殊召喚]]と[[手札]]への[[バウンス]]を繰り返す[[獣族]]。~
前者は[[サーチ]]により[[手札]]を補充でき、後者は[[特殊召喚]]時の[[ベアルクティ]]の固有[[効果]]の[[トリガー]]にもなる。~
[[手札]]から繰り返し[[特殊召喚]]するため後述の[[《一点着地》]]とも相性が良い。~

--[[《アーマード・ホワイトベア》]]~
[[シンクロモンスター]]と[[フィールド魔法]]を活用する[[デッキ]]なので(1)の[[発動]]は無理なく狙える。~
受動的ではあるが[[下級]][[獣族]]を採用していれば(2)も狙えるだろう。~

--[[《ガガガマジシャン》]]・[[《星向鳥》]]~
[[レベル]]を調整できる[[下級モンスター]]であり、[[ベアルクティ]][[チューナー]]と並べるのを目的とする。~
[[レベル]]7ならば[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]を、[[レベル]]8ならば[[《アルティマヤ・ツィオルキン》]]・[[《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》]]と使い分けできる。~

--[[トライブリゲード]]~
共通[[効果]]で[[墓地]]の[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]を[[除外]]して[[リンクモンスター]]を出せる。~
[[ベアルクティ]]の制約に引っ掛かるので順番や構築は意識する必要があるが、[[蘇生]]できない[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]は[[コスト]]に用いても惜しくはない。~
[[《鉄獣戦線 ケラス》]]は[[手札コスト]]を払っての[[特殊召喚]]もできるが、[[召喚権]]に余裕がある一方で[[手札]]消費が激しい[[デッキ]]なので必ずしも使う必要はない。~
とは言え、[[手札]]の[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]事で[[蘇生]]・[[サルベージ]]と[[コンボ]]しやすくなり、[[召喚権]]を他の低[[レベル]]に回せるので活用する[[メリット]]もある。~

--[[《横綱犬》]]~
[[召喚]]時に[[手札]]・[[墓地]]より[[チューナー]]を[[効果]][[無効]]で[[特殊召喚]]でき、他に[[レベル]]2非[[チューナー]]が存在すれば[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]を経由して[[レベル]]7の[[シンクロモンスター]]に繋げられる。~
上記の[[《鉄獣戦線 ケラス》]]は[[召喚権]]をこちらに回せて展開できる[[レベル]]2非[[チューナー]]なので相性が良い。~

--[[レベル]]1差で[[チューナー]]&非[[チューナー]]を並べられる組み合わせ~
通常の[[シンクロ召喚]]と[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]の[[特殊召喚]]とを使い分けできる。~
//(その[[ターン]]に制約がかかっていなければ[[《水晶機巧−ハリファイバー》]]に繋げる事も可能。)~
下記以外でも[[《ドラコネット》]]・[[《ライティ・ドライバー》]]・[[《B・F−毒針のニードル》]]と候補は多いので、[[デッキ]]にあったものを採用すると良い。~
---[[《深海のディーヴァ》]]&[[《黄紡ぼうデュオニギス》]]~
[[レベル]]調整により幅広い[[シンクロ召喚]]に派生でき、(3)も[[水属性]]の[[ベアルクティ]]をサポートできる。~

---[[《レスキューキャット》]]&[[獣族]]~
[[獣族]]サポートを[[ベアルクティ]]と共有でき、採用する[[獣族]]次第では幅広い[[レベル]]の[[シンクロ召喚]]が可能。~
上記の通り[[リクルート]]範囲には相性の良い[[モンスター]]も多いのでそれらとセットでの採用も検討できる。~

***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck]
 基本的には[[シンクロモンスター]]が優先される。~

―[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]~
 冒頭に書いたように、通常の[[シンクロ召喚]]とは異なり、[[レベル]]の和ではなく差の数を参照する。~
 なお、[[レベル]]7の2体は[[チューナー]]に[[レベル]]8以上、非[[チューナー]]に[[シンクロモンスター]]という指定がある。~
 正規手段以外では[[特殊召喚]]できないため、[[墓地]]・[[除外]]ゾーンへ送られたものを再利用するには[[サルベージ]]が必要になる。~

-[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]([[レベル]]1)~
[[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]を[[デッキ]]から[[発動]]できる[[効果]]により、出すだけで[[アドバンテージ]]を獲得できる。~
[[フィールド]]と[[墓地]]の[[最上級モンスター]]を入れ替える(2)は数の上では[[1:1交換]]だが、[[ベアルクティ]]の固有[[効果]]の[[トリガー]]となる。~
また、下記の[[レベル]]7[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]を出す際の素材としても最適なので、[[効果]]の[[無効]]化を受けても有用な存在である。~

-[[《ベアルクティ−ポーラ=スター》]]([[レベル]]1)~
自身と[[レベル]]8[[ベアルクティ]]を[[リリース]]する事で[[レベル]]7[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]を展開でき、更に一部[[モンスター]]の[[効果の発動]]を封じられる。~
消費自体は正規手段と等しいが、こちらは[[手札]]からも[[リリース]]できるため出しやすさは若干改善されている。~
後半の[[効果]]は[[《ベアルクティ−セプテン=トリオン》]]との相性が良く、あちらの[[効果]]と合わせる事で[[エクストラデッキ]]全体に作用でき、高い[[制圧]]力を発揮する。~

-[[《ベアルクティ−グラン=シャリオ》]]([[レベル]]7)~
[[特殊召喚成功>特殊召喚に成功した]]時に[[フィールドのカード]]を2枚まで[[破壊]]できるため、出すだけで[[ディスアドバンテージ]]を回復できる。~
[[《ベアルクティ・クィントチャージ》]]で[[相手]][[ターン]]に展開すれば[[制圧]]も可能となる。~
(2)で[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]から[[ベアルクティ]]を守る事もでき、[[コスト]]にも指定は無いので[[手札]]で[[腐った>腐る]][[モンスター]]を充てたい。~

-[[《ベアルクティ−セプテン=トリオン》]]([[レベル]]7)~
[[1ターンに1度]]だけだが、[[相手]]の[[特殊召喚]]を[[トリガー]]として[[サーチ]]できるので、維持できればほぼ毎[[ターン]][[アドバンテージ]]を得られる。~
[[レベル]]7としては最高の3000打点故に[[戦闘]]面では不安は少ないので、[[効果]][[耐性]]を付与できれば維持も狙えるだろう。~
(1)は[[エクシーズ>エクシーズモンスター]]・[[リンク>リンクモンスター]]を軸とする[[デッキ]]には有効であり、上記の[[《ベアルクティ−ポーラ=スター》]]で出せば[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]にも対応できる。~
ただし、それらの[[モンスター]]に対しても[[蘇生]]や[[帰還]]を介されると突破されるので過信はしない様に。~

―他の[[シンクロモンスター]]~
 高[[レベル]]の[[チューナー]]を活用する[[デッキ]]なので、通常では[[シンクロ素材]]を揃えるのに手間がかかる[[レベル]]9以上の[[シンクロ召喚]]も比較的簡単に行える。~
 [[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]で[[相手]]の展開を妨害した場合、奪った[[モンスター]]は小型の低[[レベル]][[モンスター]]になりやすいので、[[シンクロ素材]]にも使いやすい。~
 [[《炎斬機ファイナルシグマ》]]や[[《神樹の守護獣−牙王》]]等の汎用[[シンクロモンスター]]を[[レベル]]をばらけて採用しておけば対応力も上がるだろう。~

-[[《アルティマヤ・ツィオルキン》]]・[[《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》]]~
[[ベアルクティ]][[チューナー]]と非[[チューナー]]の[[レベル]]8を並べれば[[特殊召喚]]できる。~
上述の相性の良い[[モンスター]]の欄で述べた[[レベル]]8[[モンスター]]を無駄なく活用したい場合はこれらも採用しておくと良いだろう。~
[[《深海のディーヴァ》]]&[[《黄紡ぼうデュオニギス》]]を採用していれば[[レベル]]7・8の[[シンクロ召喚]]も可能なので、[[エクストラデッキ]]の節約にも繋がる。~

-[[《白闘気白鯨》]]・[[《魔救の奇跡−ドラガイト》]]~
[[《深海のディーヴァ》]]&[[《黄紡ぼうデュオニギス》]]を採用していれば簡単に[[シンクロ召喚]]できる。~
前者は[[全体除去]]からの[[攻撃]]、後者は[[魔法・罠カード]]への[[カウンター]]と性能は高いので採用する価値はある。~

-[[《相剣大公−承影》]]~
各種[[ベアルクティ]]の[[効果]]によって[[自分]]・[[相手]][[ターン]]共に[[除外]]を行う機会が多いため、[[除去]][[効果]]を[[発動]]しやすい。~
さらに全体[[弱体化]]と[[自己強化]]を併せ持つため[[ベアルクティ]]だけでは対処できない[[対象]][[耐性]]持ち高打点[[モンスター]]にも対処できる。~

―[[融合モンスター]]~
-[[《天極輝艦−熊斗竜巧》]]~
2つの[[モンスター効果]]により、[[ベアルクティ]][[モンスター]]を継続的に[[手札]]に[[加える]]事が可能。~
ただし[[《天斗輝巧極》]]・[[《竜輝巧−ファフニール》]]の2枚を採用する必要があるため、よく考えて採用したい。~
[[《ベアルクティ・クィントチャージ》]]ならそれら無しでも[[特殊召喚]]可能となるが、その状況なら[[レベル]]7の[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]も出せる。~

―[[エクシーズモンスター]]・[[リンクモンスター]]~
 [[ベアルクティ]]の共通[[効果]]の制約に引っ掛かるが、[[発動]]の順番を考慮したり、[[ベアルクティ]]の展開を[[相手]][[ターン]]に絞れば採用できる。~
 高[[レベル]]を並べるのは得意なので、出せる状況ならば[[ランク]]7・8や[[《混沌の戦士 カオス・ソルジャー》]]といった強力な[[モンスター]]も出せる。~

***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
―[[ベアルクティ]]~
-[[《ベアルクティ・ディパーチャー》]]~
[[ベアルクティ]]2体を[[サーチ]]する事で[[デッキ]]の安定性を高められ、[[手札コスト]]で[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]も兼ねられる[[通常魔法]]。~
[[特殊召喚]]の為の[[ベアルクティ]]と[[リリース]]用の[[ベアルクティ]]を纏めて用意できるので、必要に応じた固有[[効果]]の[[発動]]も狙いやすくなる。~
また、[[墓地へ送られた]][[ターン]]にこそ使えないものの、[[ベアルクティ]]の[[リリース]]を[[墓地]]の自身で代用できる(2)の有用性も高い。~
どちらの[[効果]]も大変役立つが、この手の[[カード]]の宿命として[[《灰流うらら》]]等で[[無効]]にされると手痛い[[ディスアドバンテージ]]になる点は注意。~

-[[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]~
[[1ターンに1度]]だけだが、[[ベアルクティ]]の[[手札コスト]]の代わりに[[墓地コスト]]で代用できる[[フィールド魔法]]。~
[[ベアルクティ]]を共通[[効果]]のみで出すと[[手札]]を4枚も消耗するので消費が激しく、極力毎[[ターン]]この[[効果]]を[[適用]]したい。~
また、[[特殊召喚]]を[[トリガー]]に自身に[[カウンター]]を置き、7つ(以上)を消費すれば[[コントロール奪取]]が可能となる。~
展開重視の[[デッキ]]に対しては[[刺さる]]が、[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]の存在が条件なので[[カウンター]]が溜まる前の[[除去]]には注意。~

-[[《ベアルクティ・スライダー》]]~
[[メインデッキ]]の[[ベアルクティ]]を[[蘇生]]・[[帰還]]できる[[速攻魔法]]。~
[[攻撃]]制限と[[自壊]][[デメリット]]はあるが、固有[[効果]]の使用から素材に使う分には問題ない。~
[[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]で[[除外]]された[[ベアルクティ]]を[[フィールド]]を介して[[墓地]]に戻せるのも利点。~

-[[《天斗輝巧極》]]~
[[フィールド]]に用意できれば[[ハンド・アドバンテージ]]を稼ぐ事ができる、[[《天極輝艦−熊斗竜巧》]]の[[特殊召喚]]のための[[必須カード]]。~
[[ドライトロン]][[カード]]でもあるため[[《竜輝巧−ファフニール》]]で[[サーチ]]ができ、[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]がいればそのままもう1枚を[[デッキ]]から[[除外]]できる。~
さらに、[[ベアルクティ]]の[[リリース]]を[[墓地]]の自身で代用できる[[効果]]は[[《ベアルクティ・ディパーチャー》]]とは違い[[墓地へ送られた]][[ターン]]でも使用することができるため、有用である。~

-[[《ベアルクティ・ラディエーション》]]~
[[ベアルクティ]]を[[手札]]・[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]する度に最大7枚まで[[ドロー]]できるため、【ベアルクティ】の荒い[[手札]]消費を補うことができる。~
[[フィールド]]に1枚しか存在できないが、[[自壊]][[効果]]などは持っていないため、[[《ベアルクティ−グラン=シャリオ》]]などで[[フィールド]]から離す事が求められる。~

-[[《ベアルクティ・クィントチャージ》]]~
[[ベアルクティ]]の[[サルベージ]]、または[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]を[[召喚条件]]無視で展開できる[[永続罠]]。~
展開[[効果]]は消費自体は正規手段と変わらないが、[[フリーチェーン]]故に[[《ベアルクティ−グラン=シャリオ》]]とは相性が良い。~
(2)は決まれば強い効力を発揮するが、[[適用]]済みで[[発動]]を狙うのは難しいので、[[攻撃宣言]]時に[[セット]]状態から[[発動]]して不意を突きたい。~

―相性の良い[[カード]]~
-[[《一点着地》]]~
[[永続魔法]]故に[[除去]]には弱いものの、[[ベアルクティ]]の共通[[効果]]により毎[[ターン]]の[[ドローソース]]になり得る。~

-[[《サルベージ》]]~
非[[チューナー]]側の[[ベアルクティ]]や、[[《クリスタル・ガール》]]・[[《深海のディーヴァ》]]等が該当する。~

-[[《トレード・イン》]]・[[《アドバンスドロー》]]~
[[レベル]]8[[モンスター]]を多く採用する構築では[[デッキ]]の[[回転]]の為に採用も検討できる。~

-[[壺]]~
弱点である[[手札]]消費を補うための[[ドロー]][[カード]]たち。~
[[《貪欲な壺》]]は[[墓地コスト]]を失うリスクはあるが、[[蘇生]]できない[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]を回収して再利用する手段にもなる。~
後述の通り[[メインデッキ]]だけでもある程度は戦えるので、[[エクストラデッキ]]を消費する[[《強欲で金満な壺》]]や[[《金満で謙虚な壺》]]等も少量ならば検討できる。~

-[[蘇生]][[カード]]~
[[手札コスト]]で[[墓地]]に[[ベアルクティ]]を用意しやすく、[[特殊召喚]]時の[[トリガー]]にもなる。~
[[《戦線復帰》]]や[[《リビングデッドの呼び声》]]等の[[フリーチェーン]]で[[ベアルクティ]][[チューナー]]を展開すれば[[制圧]]や妨害にも繋がる。~
[[獣族]]軸では[[《エアーズロック・サンライズ》]]という選択肢も存在する。~

-[[《鉄獣の抗戦》]](&[[トライブリゲード]][[リンクモンスター]])~
[[リンクモンスター]]を出しつつ[[墓地コスト]]等で[[除外]]された[[ベアルクティ]]を[[墓地に戻せる>墓地に戻す]]。~
[[ベアルクティ]]の共通[[効果]]の制約に引っ掛かるので[[発動]]する順番には注意。~

-[[《イージーチューニング》]]~
[[墓地]]の[[ベアルクティ]][[チューナー]]を[[除外]]する必要はあるが、[[フリーチェーン]]で2400〜2800の[[強化]]を永続的に行えるのは[[強化]][[カード]]としては破格の性能となる。~

-[[《氷結界》]]~
[[墓地]]に存在する自身を[[除外]]すれば[[デッキ]]から[[水属性]]を[[墓地へ送る]]と同時に[[サルベージ]]が可能。~
[[ベアルクティ]]の実質[[サーチ]]が可能であり、[[《おろかな副葬》]]などで[[墓地へ送る]]ことで高速で使える。~

**戦術 [#strategy]
 非[[チューナー]][[ベアルクティ]]の固有[[効果]]で自身の[[リソース]]を確保し展開。~
 [[相手]][[ターン]]では[[チューナー]][[ベアルクティ]]の固有[[効果]]で[[相手]]の行動に干渉していく。~
 なるべく[[相手]][[ターン]]に[[チューナー]]側の固有[[効果]]を[[発動]]できるような状態を保ちたい。~
 また、展開を得意とする[[デッキ]]に対しては[[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]の(3)が[[刺さる]]ため[[フィールド]]に維持しておきたい。~

 なお、[[ベアルクティ]][[チューナー]]の[[効果]]で[[エクストラデッキ]][[メタ]]を封じることも可能であり、ある程度は動ける。~

 基本的な[[レベル]]7[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]の展開過程は以下の様になる。~
>
+[[レベル]]7[[ベアルクティ]]と[[レベル]]8[[ベアルクティ]][[チューナー]]を[[フィールド]]に揃える。~
+その2体から[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]を[[特殊召喚]]し、[[効果]]で[[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]を[[発動]]。~
+[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]の(2)の[[効果]]を使用し、[[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]で[[リリース]]の代わりに[[墓地]]の[[レベル]]7[[ベアルクティ]]を[[除外]]して[[レベル]]8[[ベアルクティ]][[チューナー]]を[[蘇生]]。~
+[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]と[[レベル]]8[[ベアルクティ]][[チューナー]]を使って[[レベル]]7[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]を[[特殊召喚]]する。~
<

//**[[デッキ]]の種類 [#decktype]
//***[[]]軸 [#decktype1]


**[[デッキ]]の派生 [#variation]
***[[【海皇】]]混合構築 [#variation1]
***[[【海皇】]]混合構築 [#Atlantean]
 [[水属性]]サポートを共有でき、[[《深海のディーヴァ》]]を起点とすれば以下の[[コンボ]]となる。~
>
+[[《深海のディーヴァ》]]の[[効果]]で[[《海皇子 ネプトアビス》]]を[[リクルート]]。~
+[[デッキ]]から[[《海皇の竜騎隊》]]を[[墓地へ送って>墓地へ送る]][[《海皇子 ネプトアビス》]]の(1)を[[発動]]し、[[《海皇龍 ポセイドラ》]]を[[サーチ]]。~
+[[墓地へ送られた]][[《海皇の竜騎隊》]]の[[効果]]で[[レベル]]7以上の[[海竜族]]を[[サーチ]]。~
+[[《深海のディーヴァ》]]と[[《海皇子 ネプトアビス》]]の2体で[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]を[[特殊召喚]]。~
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 [[《ベアルクティ−ポラリィ》]]と[[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]を用意しつつ、[[手札コスト]]となる[[レベル]]7以上の[[モンスター]]2体を[[サーチ]]できる。~

***[[【暗黒騎士ガイア】]]混合構築 [#variation2]
***[[【暗黒騎士ガイア】]]混合構築 [#Gaia]
 [[《疾走の暗黒騎士ガイア》]]と[[《覚醒の暗黒騎士ガイア》]]は[[リリース]]された場合の[[効果]]を持つので[[リリース]][[コスト]]に特に適する。~
 出しやすい[[レベル]]7が多いので[[エクシーズ召喚]]や[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]の[[特殊召喚]]も狙いやすい。~
 複数の[[フィールド魔法]]を擁するため、サポートを[[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]と共有できるのも利点。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
 [[手札]]消費の激しさは弱点であり、中・長期戦を見据えるのならば[[手札]]を補うのは半ば必須となる。~
 共通[[効果]]による[[特殊召喚]]を[[《神の通告》]]などで[[無効]]化されると[[コスト]]も含めて手痛い消費となり、[[カウンター]]を受けない様に気を付けたい。~
 初動で[[ハンデス]]を受けた場合にも動くことができなくなる。~
 [[手札コスト]]を軽減してくれる[[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]や[[《ベアルクティ・ラディエーション》]]は[[永続カード]]なので[[魔法・罠除去]]も痛手となる。~

 [[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]を直接[[発動]]できる[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]の[[効果]]を[[無効]]にされてしまうのも困り物で、本来[[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]による[[コスト]]の肩代わりで即座に[[レベル]]7の[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]の展開ができるところを余分に[[リソース]]を消費してしまう。~
 [[レベル]]7の[[ベアルクティ]][[シンクロモンスター]]も[[耐性]]は[[《ベアルクティ−グラン=シャリオ》]]の実質的な[[対象]][[耐性]]のみで、[[召喚条件]]の都合上[[蘇生]]・[[帰還]]ができないので一度盤面を崩された後のリカバリーも苦手。~

 高[[レベル]][[モンスター]]が多いので[[特殊召喚]][[メタ]]全般の他、[[《ヴェルズ・オピオン》]]や[[《超古代生物の墓場》]]等の高[[レベル]][[メタ]]も[[刺さる]]。~
 その他、[[リリース]]を封じられるため共通[[効果]]が[[発動]]できない[[《生贄封じの仮面》]]、[[墓地へ送る]]行為が封じられるため[[シンクロモンスター]]が出せなくなる[[《マクロコスモス》]]も大の苦手。~
 当然、[[モンスター効果]]が[[腐って>腐る]]しまう[[【ドローゴー】]]は最悪の相手。~
 [[エクシーズモンスター]]や[[リンクモンスター]]を主力としない相手に対しては[[《ベアルクティ−セプテン=トリオン》]]の[[効果]]が腐り気味となる。~
//**この[[デッキ]]の歴史 [#history]

**代表的なカード [#keycard]
-[[《ベアルクティ−ポラリィ》]]

-[[《ベアルクティ・ディパーチャー》]]
-[[《ベアルクティ・ビッグディッパー》]]

**関連リンク [#link]
-[[【シンクロ召喚】]]
-[[【水属性】]]

-[[【チューナー】]]

-[[デッキ集]]