*【次元斬】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[除外]][[効果]]を持つ[[《異次元の戦士》]]・[[《異次元の女戦士》]]・[[《D.D.アサイラント》]]を中心とした[[デッキ]]。~
 通常、これらは[[1:1交換]]止まりで[[アドバンテージ]]を生むことはないが、[[上級モンスター]]など複数を消費して展開されるものであっても、安定して道連れに持ち込む事ができる。~
 加えて[[除外]]により[[墓地アドバンテージ]]を封じる事で、それを利用する[[相手]]の[[カード]]を腐らせ、消耗戦の後の優位性を確保する。~
 この性質から、[[グッドスタッフ]]と[[【メタビート】]]の中間とも言える[[デッキ]]タイプである。

 古くは[[【カオス】]]に、現在でも[[墓地]]を利用するものや、[[《オベリスクの巨神兵》]]のような大型の[[耐性]]持ち[[モンスター]]をメインにする[[デッキ]]への対抗手段となる。~

-次元とは[[除外]]を意味し、これら3体の[[モンスター]]が共通して刀を武器としていることから刀で切ることを意味する斬と付けられた。~
【次元斬】という名称が必殺技の名称を連想させることもこの名称となった理由の一つとして考えられる。~

 《異次元の戦士/D.D. Warrior》
 効果モンスター
 星4/地属性/戦士族/攻1200/守1000
 (1):このカードがモンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動する。
 その戦闘を行ったそれぞれのモンスターを除外する。

 《異次元の女戦士/D.D. Warrior Lady》
 効果モンスター
 星4/光属性/戦士族/攻1500/守1600
 (1):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。
 その戦闘を行ったそれぞれのモンスターを除外する。

 《D.D.アサイラント/D.D. Assailant》
 効果モンスター
 星4/地属性/戦士族/攻1700/守1600
 (1):このカードが相手モンスターとの戦闘で破壊されたダメージ計算後に発動する。
 その戦闘を行ったそれぞれのモンスターを除外する。

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 上記3種の[[モンスター]]はあくまで直接的な[[シナジー]]があるわけではなく、コンセプトからもわかるよう、基本的には[[コンボ]]要素よりも安定性が優先される。~

***[[モンスターカード]]について [#monster]

-メインとなる[[モンスター]]~
[[《異次元の戦士》]]・[[《異次元の女戦士》]]・[[《D.D.アサイラント》]]は中核を成す存在だが、基本的には各種の3枚積みが推奨される。~
ただしこれはあくまで、自身を[[除外]]する都合上再利用が難しく、数が足りないと[[デッキ]]コンセプトの安定した遂行が行えないという点に起因するものである。~
他の[[メタカード]]を組み込む場合や、[[相手]]の[[デッキ]]によって枚数を調整する事は当然考えられる。~
この場合[[効果]]の柔軟性から、[[《異次元の女戦士》]]の優先度が最も高い。

-[[フィールド]]をカバーする[[モンスター]]~
メイン[[モンスター]]での[[除外]]を行った場合、[[フィールド]]ががら空きになりやすく、[[直接攻撃]]を受ける危険がある。~
[[自爆特攻]]による[[反射ダメージ]]もあるので、[[特殊召喚]]可能な[[モンスター]]を併用する事でカバーしたい。~
完全に単体での運用になるが、[[永続カード]]を多用しないのであれば、[[《冥府の使者ゴーズ》]]は[[壁]]としての機能に期待できる。~
また、同時に展開できるものであれば、反対に[[相手]]への[[直接攻撃]]も狙いやすくなる。~
以下はその一例。~

--[[《サイバー・ドラゴン》]]~
かつては主流となっていた(→[[【アサイバー】]])高[[攻撃力]][[アタッカー]]。~
メイン[[モンスター]]と[[レベル]]が合わないので、[[エクシーズ召喚]]登場後の優先度は下がっているが、[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]、[[《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》]]の存在から、[[機械族]]または[[エクストラモンスターゾーン]]の[[モンスター]]への[[メタカード]]となる点から採用の余地はある。~
[[メタ]]性能の高い[[《インスペクト・ボーダー》]]を簡単に処理できるのも評価に値する。~

--[[《ダイナレスラー・パンクラトプス》]]~
[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]の数が[[自分]][[モンスター]]より多い場合に[[特殊召喚]]できる高[[攻撃力]][[アタッカー]]。~
自身を[[リリース]]することで[[フィールドのカード]]1枚を[[フリーチェーン]]で[[破壊]]できるため[[腐りにくい>腐る]]。~
//--[[《ダイナレスラー・パンクラトプス》]]~
//[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]の数が[[自分]][[モンスター]]より多い場合に[[特殊召喚]]できる高[[攻撃力]][[アタッカー]]。~
//自身を[[リリース]]することで[[フィールドのカード]]1枚を[[フリーチェーン]]で[[破壊]]できるため[[腐りにくい>腐る]]。~

--[[《クシャトリラ・フェンリル》]]~
[[自分]][[フィールド]]に[[モンスター]]が存在しない場合に[[特殊召喚]]できる高[[攻撃力]][[アタッカー]]。~
[[除去]][[効果]]は[[相手]][[ターン]]も[[発動]]するため、妨害としても機能する。~
[[サーチ]][[効果]]により後続の確保もでき、安定感が高い。~
//--[[《クシャトリラ・フェンリル》]]~
//[[自分]][[フィールド]]に[[モンスター]]が存在しない場合に[[特殊召喚]]できる高[[攻撃力]][[アタッカー]]。~
//[[除去]][[効果]]は[[相手]][[ターン]]も[[発動]]するため、妨害としても機能する。~
//[[サーチ]][[効果]]により後続の確保もでき、安定感が高い。~

--[[《H・C 強襲のハルベルト》]]~
メイン[[モンスター]]でこじ開けた[[フィールド]]に[[直接攻撃]]を叩き込む、あるいは残った弱小[[モンスター]]を狙う事で後続を[[サーチ]]できる。~
能動的に[[アドバンテージ]]を稼ぎにくいこの[[デッキ]]の欠点を補える優秀な[[モンスター]]と言える。~
また[[サーチ]]先に含まれる[[《H・C サウザンド・ブレード》]]も、[[自爆特攻]]による道連れを[[トリガー]]に[[自己再生]]できるため、[[壁]]・追加打点・[[エクシーズ素材]]として役立つ。~
//--[[《H・C 強襲のハルベルト》]]~
//メイン[[モンスター]]でこじ開けた[[フィールド]]に[[直接攻撃]]を叩き込む、あるいは残った弱小[[モンスター]]を狙う事で後続を[[サーチ]]できる。~
//能動的に[[アドバンテージ]]を稼ぎにくいこの[[デッキ]]の欠点を補える優秀な[[モンスター]]と言える。~
//また[[サーチ]]先に含まれる[[《H・C サウザンド・ブレード》]]も、[[自爆特攻]]による道連れを[[トリガー]]に[[自己再生]]できるため、[[壁]]・追加打点・[[エクシーズ素材]]として役立つ。~

--[[《ドドドバスター》]]~
[[《H・C 強襲のハルベルト》]]に比べると、打点では上回るがこの[[デッキ]]との[[シナジー]]が薄く、優先度は下がる。~
一応[[ランク]]6の[[エクシーズ召喚]]は狙えるが、条件は厳し目なので[[カテゴリ]][[サポートカード]]の併用は半ば必須。~
//--[[《ドドドバスター》]]~
//[[《H・C 強襲のハルベルト》]]に比べると、打点では上回るがこの[[デッキ]]との[[シナジー]]が薄く、優先度は下がる。~
//一応[[ランク]]6の[[エクシーズ召喚]]は狙えるが、条件は厳し目なので[[カテゴリ]][[サポートカード]]の併用は半ば必須。~

--[[《フォトン・スラッシャー》]]~
[[デメリット]]があるぶん、上記の[[モンスター]]よりも[[召喚条件]]が緩い。~
[[光属性]]の[[レベル]]4なので、[[《異次元の女戦士》]]との組み合わせで展開できる[[エクシーズモンスター]]が豊富である。~
//--[[《フォトン・スラッシャー》]]~
//[[デメリット]]があるぶん、上記の[[モンスター]]よりも[[召喚条件]]が緩い。~
//[[光属性]]の[[レベル]]4なので、[[《異次元の女戦士》]]との組み合わせで展開できる[[エクシーズモンスター]]が豊富である。~
//単なる汎用カードでしかなくこのデッキとの明確なシナジーも分からない

-[[メタ]]能力を持つ[[モンスター]]~
メイン[[モンスター]]による[[除去]]に加えて、[[相手]]の動きを封じる。~
[[墓地アドバンテージ]]の封殺能力を高める[[《閃光の追放者》]]・[[《霊滅術師 カイクウ》]]、[[汎用性]]の高い[[《ライオウ》]]などが候補。~
ただしこれらはメイン[[モンスター]]との同時展開が難しく、利用できるタイミングに遅れが生じやすい点に注意。~

-[[除去]]能力を持つ[[モンスター]]~
メイン[[モンスター]]の補完として、さらに[[除去]]性能を高める。~
基本的に、上記[[フィールド]]カバー型の[[モンスター]]との併用が前提であるため、[[対象]]は[[レベル]]4[[戦士族]]が中心。~
[[《ならず者傭兵部隊》]]・[[《ブルブレーダー》]]・[[《ライトロード・モンク エイリン》]]など、それぞれ[[除去]]能力の差異を活かし、[[《増援》]]や[[《戦士の生還》]]の選択肢を増やす。~

-その他相性の良い[[モンスター]]~
--[[《魔界発現世行きデスガイド》]]~
1枚で[[《虚空海竜リヴァイエール》]]を展開でき、メイン[[モンスター]]や、それによって[[除外]]したものを戦力に加えられる。~
//[[《フォトン・スラッシャー》]]などがある場合は、[[《M.X−セイバー インヴォーカー》]]から[[《異次元の戦士》]]等を[[リクルート]]して[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]に繋ぐ事もできる。~
//[[《H・C 強襲のハルベルト》]]も併用しているならば、[[《H・C エクストラ・ソード》]]を[[ピン挿し]]してこの動きを補強するのも手。~

--[[《E・HERO エアーマン》]]・[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]~
豊富な[[サーチ]]・[[リクルート]]手段により安定して扱える[[レベル]]4[[戦士族]][[モンスター]]。~
[[ライフポイント]]の消耗はさらに増すが、[[《ヒーローアライブ》]]の[[発動条件]]も満たしやすく、[[《CNo.39 希望皇ホープレイ》]]による利用もできる。~
ただし他の[[【戦士族】]]系列の[[デッキ]]と異なり、[[モンスター]]が[[墓地]]へ送られる機会が減り、[[《ミラクル・フュージョン》]]が扱いにくい。

--[[《荒野の女戦士》]]・[[《巨大ネズミ》]]~
[[《異次元の戦士》]]と[[《H・C サウザンド・ブレード》]]を使い分けられる。~
前者は直接[[戦士族]][[縛り]]の[[エクシーズ召喚]]に利用可能。~
後者は[[《N・グラン・モール》]]や[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]などとも組み合わせられる。~
特に後者は[[《超重武者ビッグベン−K》]]を[[リクルート]]でき、そのまま[[壁]]にも[[アタッカー]]にも転用できるため[[ピン挿し]]する価値はある。~
ただしいずれも[[《マクロコスモス》]]などの全体[[除外]]とは相性が悪い。~

--[[《トリオンの蟲惑魔》]]~
[[《奈落の落とし穴》]]を[[サーチ]]できるため[[除外]]への一貫性があり、[[エクシーズ召喚]]にも使いやすい。~
[[召喚]]が同時に難しい点を、[[罠カード]]による[[ターン]]をまたいだ維持でカバーできる。~
ただし[[戦士族]][[サポートカード]]やこれを指定する[[エクシーズ召喚]]には利用できず、[[罠カード]]自体を[[除去]]される事で対処される可能性もある。

--[[《魔導戦士 ブレイカー》]]~
不足しがちな[[魔法・罠カード]]への[[除去]]能力を持つ。~
やはり[[種族]]・[[属性]]面での[[シナジー]]がなく、扱うタイミングのズレも気になる。~
[[除去]]すべき[[カード]]を明確にした上で採用すべき[[カード]]。

***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]

-[[《増援》]]~
[[キーカード]]をいずれも[[サーチ]]できる。~
といっても[[制限カード]]なので、依存した動きは取れない。~
[[デッキ]]の[[回転]]速度もかなり遅いため、[[《強欲で謙虚な壺》]]でのフォローも考えたい。

-[[除去]][[カード]]~
[[除外]]への一貫性のある[[《奈落の落とし穴》]]・[[《次元幽閉》]]の優先度が高い。~
ただし、この[[デッキ]]では[[相手]][[モンスター]]を展開後に討ち取るスタイルがメインになる。~
[[除去]][[罠カード]]に依存するあまり、[[魔法・罠除去]]によって戦線を一気に瓦解させられ、[[除去]]が追いつかなくなる場合もあるので、[[相手]]にあわせた選択は重要である。~
[[相手]]の[[モンスター]]の[[アタッカー]]層が大型に集中しているならば[[《強制脱出装置》]]・[[《神の警告》]]が有効になる。~
あるいは[[《デモンズ・チェーン》]]・[[《月の書》]]など展開直後の動きを安定して阻害できるものが優先される。~
[[下級モンスター]]側に集中している場合は、[[《禁じられた聖槍》]]などの[[コンバットトリック]]で[[相手]]側の[[除去]]回避と要所での戦線維持が有効。~

-[[メタカード]]~
[[モンスター]]側と同じく、[[メタカード]]を搭載する事も考えられる。~
[[除外]]を徹底するならば[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]、[[モンスター]]側でカバーできない部分を補てんするならば[[《虚無空間》]]・[[《手違い》]]など。~
[[《虚無空間》]]はメイン[[モンスター]]の[[除外]]にあたり[[自壊]]が発生しないので、わずかではあるが場持ちが良くなる。~
[[除外]]に特化する場合は、[[《混沌空間》]]を利用する事も可能だが、[[コンボ]]要素が強く、コンセプト上の安定性が失われやすい点は留意しなければならない。

**[[デッキ]]の派生 [#variation]
 この[[デッキ]]は[[キーカード]]が少ないため、他の[[デッキ]]のギミックを取り入れた派生も作りやすい。~
 [[ENEMY OF JUSTICE]]で[[除外]]に関する[[カード]]が多く登場したため、それらを利用した派生が多く見られる。

***【次元天斬】 [#s4ca982a]
 [[《閃光の追放者》]]や[[《光の追放者》]]により[[カード]]を徹底的に[[除外]]し、[[相手]]の[[蘇生]]・[[墓地]]関連[[カード]]を軒並み[[腐らせる>腐る]]。~
 [[《奇跡の光臨》]]等を採用した[[【天使族】]]に近い形になるだろう。~

***【封魔次元斬】 [#s4ca982a]
 [[《封魔の伝承者》]]による更なる[[モンスター除去]]と、[[《封魔の呪印》]]による[[魔法カード]]封じを取り入れたタイプ。~

 [[【アサイバー】]]と同様に[[攻撃]]反応[[罠カード]]を採用したり、[[《アヌビスの裁き》]]で[[セット]]してある[[カード]]を守ってもいい。~
 その場合[[カウンター罠]]の[[《天罰》]]・[[《魔宮の賄賂》]]等も投入し、[[相手]]が戦いにくくなるようにしよう。~
 [[カウンター罠]]の採用率が高いので、[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]を入れるのもいいだろう。

***【次元天斬ビート】 [#s4ca982a]
 [[《マクロコスモス》]]や[[《次元の裂け目》]]を投入したタイプ。~
 [[モンスター]]も[[《異次元の生還者》]]や[[《ならず者傭兵部隊》]]等の[[シナジー]]が期待出来る[[カード]]を採用し、[[除去]]・[[戦闘]]面を強化する。~
 [[《異次元からの帰還》]]を投入せず、[[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]で殴り勝つ構築もある。~

 [[墓地]]に[[モンスター]]が溜まらなくなるので[[《ガーディアン・エアトス》]]も採用候補である。~
 [[《ガーディアン・エアトス》]]は[[《奇跡の光臨》]]の[[対象]]でもあり相性は良い。~
 [[【次元ビートダウン】]]、[[【除外ビートダウン】]]等にも[[耐性]]があり、いざとなれば[[除外]]戦略で勝つことも可能な臨機応変な[[デッキ]]。~

 なお、[[《異次元の生還者》]]を投入する際は、[[コントロール奪取]]され、次元[[モンスター]]を殴られるだけで一方的な[[ディスアドバンテージ]]を負ってしまう。~
 [[《神の宣告》]]・[[《魔宮の賄賂》]]などの[[カウンター罠]]を多く[[積む]]などの対策が必要である。~

 また[[《八式対魔法多重結界》]]も[[1:1交換]]でき、[[《D・D・M》]]活用のために多く積まれた[[魔法カード]]により、[[マストカウンター]]にも対処できる。~
 だが、[[《マクロコスモス》]][[発動]]下では、2番目の[[効果の発動]]が出来なくなるため注意。

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
 [[キーカード]]3種は[[アタッカー]]としては[[攻撃力]]が低めであり、[[除外]]する以外には[[効果]]を持たないため、相性がはっきりしている。~
 そのため、周囲の[[環境]]に影響されやすい[[デッキ]]であると言える。~

***[[除外]]を利用する[[デッキ]] [#w00050af]
 [[【次元召喚】]]や[[【除外ビートダウン】]]等、[[除外]]された[[カード]]を利用する[[デッキ]]には、[[除外]]した[[カード]]を逆に利用されてしまう。~
 低[[攻撃力]]が災いして[[強化]]された[[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]等に大きな[[ダメージ]]を受けたり、[[《異次元からの帰還》]]からの大量展開を許しやすくなる。

***[[除外]]が効かない[[カード]] [#g5e88128]
 [[除外]]が効かない[[《異次元の生還者》]]には一方的に[[戦闘破壊]]されるため、[[アドバンテージ]]を稼がれやすい。~
 こちらが無理なく採用される[[【次元ビートダウン】]]や[[【次元帝】]]にも苦しめられるだろう。~
// [[除外]]を[[トリガー]]に[[サーチ]]を行う[[【征竜】]]も不得手。~

***直接的な[[メタカード]] [#cf0fe832]
 [[モンスター効果]]や[[除外]][[効果]]は強力なものが多く、図らずとも[[対策>メタ]]されている場合もある。~
 [[《スキルドレイン》]]や[[《王宮の鉄壁》]]と言った直接的な[[メタカード]]も存在するため注意が必要である。~

***[[コントロール奪取]] [#o1994491]
 次元斬[[モンスター]]を含め複数の[[モンスター]]が[[自分]]の[[フィールド]]に存在する時は、[[コントロール奪取]]に弱い。~
 特に[[《異次元の戦士》]]と[[《異次元の女戦士》]]はもう一方の[[モンスター]]と道連れで[[除外]]される可能性が高く、危険である。~
 [[汎用性]]の高いものは現在では[[禁止カード]]となっているが、[[戦士族]][[メタ]]である[[《パペット・プラント》]]の存在は忘れてはいけないだろう。~

***その他 [#e7d35588]
 地味な所では、[[《E・HERO エアーマン》]]や[[《マシンナーズ・ギアフレーム》]]等の[[ハンド・アドバンテージ]]を稼ぐ[[下級]][[アタッカー]]にも弱い。~
 [[効果]]で[[相打ち]]になっても[[アドバンテージ]]を既に稼がれてしまっているため、こちらが不利になりやすい。~
 [[【E・HERO】]]や[[【マシンナーズ】]]系統の[[デッキ]]も苦手な部類の[[デッキ]]になる。~
 また[[除去]]に長けた[[デッキ]]だと、そもそも[[戦闘]]する事がないので[[墓地アドバンテージ]]を封じる事ができず、ジリ貧に陥りやすい。

**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
 [[《異次元の戦士》]]は第1期の[[Vol.7]]にて登場しており、単体で[[環境]][[デッキ]]に投入されることもあった。~
//カード単体の話はそちらに移動

***第3期(2002年〜2004年) [#history3]
 3期の中盤に[[《異次元の女戦士》]]が、終盤には[[《D.D.アサイラント》]]が登場。~
 3種の[[カード]]が揃い、【次元斬】としてこの[[デッキ]]が広まったのはこれ以降である。~
 [[【カオス】]]に規制がかかり、[[【スタンダード】]]や[[【ノーカオス】]]が復権し始めた頃である。~

***第4期(2004年〜2006年) [#history4]
-第4期序盤~
[[ホルスの黒炎竜]]等の[[LV]][[モンスター]]や[[帝]]等の[[上級モンスター]]の活躍が増えた時期であり、それらと[[1:1交換]]できるこの[[デッキ]]は大きく価値を持った。~
[[《ネフティスの鳳凰神》]]の登場と流行によって、[[除外]]する[[カード]]の価値もより一層高まっていった。~
ただし、当時の[[《異次元の女戦士》]]は[[【スタンダード】]]の[[必須カード]]の1枚であり、[[《D.D.アサイラント》]]は[[【ノーカオス】]]の代表格として名前の挙がる[[カード]]であった。~
[[《異次元の戦士》]]を投入して、より[[モンスター除去]]能力と[[除外]]能力を高めたものが、当時の【次元斬】と言えよう。~

-第4期中盤~
[[THE LOST MILLENNIUM]]にて天敵[[《異次元の生還者》]]が登場している。~
また、[[《異次元の女戦士》]]と[[《ネフティスの鳳凰神》]]は[[制限カード]]に指定され、[[【ネフティス】]]と共に衰退することになる。~
この後に流行した[[【変異カオス】]]の[[《スケープ・ゴート》]]に[[《異次元の戦士》]]は有効でなく、活躍の場もかなり減ってしまった。~
ただし、[[《サイバー・ドラゴン》]]の登場により、展開力の低さや[[フィールド]]を空けやすい弱点をカバーできるようになった。

-第4期終盤~
[[【ノーカオス】]]の後継として生まれた[[【アサイバー】]]や[[【アサイカリバー】]]に、この[[デッキ]]のその後を見ることができる。~
[[《ネフティスの鳳凰神》]]や[[制限解除]]された[[《ヴァンパイア・ロード》]]を軸とした[[【ネフロード】]]や[[魔法・罠カード]]を封じる[[【お触れホルス】]]等に対して[[除外]]は有効ではあった。~
しかし、後に流行し始めた[[【除去ガジェット】]]に対して[[《異次元の戦士》]]は弱く、【次元斬】としての窮状は続いた。~
一応、[[【お触れホルス】]]に弱い[[【除去ガジェット】]]に[[《異次元の女戦士》]]と[[《D.D.アサイラント》]]だけを採用した構築などは存在していた。~
その後、[[《D.D.アサイラント》]]も[[制限カード]]になってしまい、【次元斬】としては大きく弱体化してしまった。~
また、第4期最後の[[ENEMY OF JUSTICE]]で登場した[[《閃光の追放者》]]・[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]により、この[[デッキ]]は大きな変換点を迎えることになる。~
これらにより[[【次元ビートダウン】]]や[[【次元帝】]]が生まれ、【次元斬】への[[メタカード]]となる[[《異次元の生還者》]]の活躍の場が増えてしまったからである。~
【次元天斬】が生まれたのもこの時期である。~

***第5期(2006年〜2008年) [#history5]
 [[【お触れホルス】]]等への対策としてはまだ有効であったが、[[バウンス]][[効果]]を繰り返し使用できる[[《N・グラン・モール》]]が登場したことで、こちらとしても衰退することになる。~
 また、第5期終わり頃には[[《D.D.アサイラント》]]が[[制限解除]]に至っている。~

***第6期以降(2008年〜) [#history6]
 その後、[[《異次元の女戦士》]]も[[制限解除]]され現在に至る。~
 現在は最大の9枚体制で戦えるものの、代わりに[[《増援》]]が[[制限カード]]に指定されて[[回転]]力が低下している。~
 [[ビートダウン]]としては低速すぎるため、[[メタ]]向きの地味な[[デッキ]]であることは否めない。~

 また以降の[[環境]]において、この[[デッキ]]の展開速度や[[除去]]力では、[[制圧]]力の高い[[モンスター]]や大量展開された[[モンスター]]を処理しきれないケースが珍しくなくなった。~
 結果、【次元斬】並びにその派生シリーズは活躍させるのが困難となり現在は形骸化している。~

**サンプルレシピ [#sample]
-【次元斬】~
2008年度東日本代表最終選考会ベスト80~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1095~

**代表的なカード [#keycard]
-[[《異次元の戦士》]]
-[[《異次元の女戦士》]]
-[[《D.D.アサイラント》]]

**関連リンク [#link]
-[[【アサイバー】]]
-[[【アサイカリバー】]]
-[[【次元ビートダウン】]]
-[[【メタビート】]]

-[[デッキ集]]