*【&ruby(じばく){自爆};スイッチ】 [#top]

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**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[マッチ]]戦では[[バーン]][[デッキ]]や[[【大逆転クイズ】]]のような[[デッキ]]は[[サイドデッキ]]で対策をされやすい。~
 そのため、2勝目を勝ち取るのは困難な状況に陥ることも多々ある。~

 そのような状況において、[[《自爆スイッチ》]]を用いて1勝2分け、もしくは1勝1敗1分けに持ち込むのがこの[[デッキ]]である。~
 構築次第で高い成功率を誇るが、勝利を狙わない姿勢は[[プレイヤー]]から敬遠されがちである。~
 よって、[[マッチ戦>マッチ]]での使用が好ましいだろう。
 過去には当Wikiにおいても、「[[勝つ要素の無いデッキを残すべきではない>ページ削除告知/2008年]]」と削除議論が成されたことある。~
 よって、[[マッチ戦>マッチ]]での使用が好ましいだろう。~

 《自爆スイッチ/Self-Destruct Button》
  通常罠
  自分のライフポイントが相手より7000以上少ない時に発動する事ができる。
  お互いのライフポイントは0になる。

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 [[【エキストラウィン】]]等の例外を除き、この[[デッキ]]が[[メインデッキ]]として使われる事はまずない。~
 そのため、[[サイドデッキ]]に[[《自爆スイッチ》]]と、その他の必要[[カード]]を[[積む]]形になる。~
 ただし、[[サイドデッキ]]の枚数は15枚までと限られており、まったく違う[[デッキ]]からこの[[デッキ]]に変わるのは難しい。~

 そのため、この戦術は

-対策が容易で、[[マッチ]]2戦目以降の勝率が極端に低下する[[デッキ]]
-後述の[[カード]]をある程度[[メインデッキ]]から投入している[[デッキ]]

 で用いられる。~
 [[【クライスターボ】]]や[[【アンデット族】]]等の速効性があり、ある程度形が調っている[[デッキ]]であれば簡単に採用することが出来る。~

 この他、[[《自爆スイッチ》]]と相性の良い[[カード]]は以下の通り。

***[[自分]]の[[ライフロス]]、[[相手]]の[[ライフ回復]] [#e58a196e]
 [[《自爆スイッチ》]]を引き当てた時、その[[発動条件]]を満たしていないのでは意味がない。~
 [[自分]]、あるいは[[相手]]の[[ライフポイント]]を操作しつつ、素早い[[発動]]が求められる。~

-[[《光の護封壁》]]~
//-[[《光の護封壁》]]・[[《検閲》]]~
1枚で好きなだけ[[自分]]の[[ライフポイント]]を操作できる。~
防御手段としても優秀であるため使いやすい。~

-[[《神の宣告》]]~
上の2枚に比べると効率は悪いものの、莫大な[[ライフロス]]を見込める。~
終盤[[ライフポイント]]が減ってきてからの防御手段としても使える。~

-[[《サイバネティック・フュージョン・サポート》]]~
[[発動条件]]無く[[《神の宣告》]]と同様の[[ライフロス]]を見込めるが、実質それ以外の[[効果]]は無い。~
[[《サイバー・ドラゴン・コア》]]で[[サーチ]]可能という利点がある。~

-[[《ピリ・レイスの地図》]]~
こちらも[[《神の宣告》]]と同様の[[ライフロス]]を見込める。~
[[《ガーベージ・ロード》]]で更なる[[ライフロス]]を行ったり[[《ミスティック・パイパー》]]で[[手札交換]]を行ったりと、応用の幅が広い。~

-[[《デビル・フランケン》]]~
1度に5000ポイントの[[ライフロス]]を見込める。~
[[《ナチュル・エクストリオ》]]や[[《異星の最終戦士》]]を[[特殊召喚]]すれば[[相手]]の行動を制限できる。~

-[[《成金ゴブリン》]]・[[《チキンレース》]]~
[[《自爆スイッチ》]]の[[ドロー]]を狙いつつ、その[[発動条件]]を満たせる。~
ただし[[《チキンレース》]]は[[相手]]に使われると[[発動条件]]である[[ライフポイント]]の差が付けにくくなるので注意。~

-[[《三位一択》]]~
[[バーン]]にも防御にも利用でき、[[ライフポイント]]の差を生み出す点に限れば[[汎用性]]は群を抜く。~

-[[《ギフトカード》]]~
[[相手]]の[[ライフを回復>ライフ回復]]する[[カード]]では、最も効率が良い。~

-[[《真実の眼》]]~
[[情報アドバンテージ]]を稼げ、[[《マインドクラッシュ》]]等と組み合わせれば[[ハンデス]]で[[相手]]の動きを妨害できる。~

-[[《クリフォトン》]]~
準備が整ってない場合、[[相手]]の[[1ターンキル]]を防ぎつつ2000ポイントの[[ライフロス]]をする事ができる。~
[[自分]]の[[ターン]]に[[発動]]する等で[[ライフ]]調整する事も可能。~

***[[ドロー]]・[[サーチ]]要素 [#w096ac43]
 [[《自爆スイッチ》]]を引き当てる手段として、これらの[[カード]]もできるだけ採用したい。~
 扱いやすいものは以下の通り。~
-[[《天地返し》]]
-[[《八汰烏の骸》]]
-[[《強欲な瓶》]]
-[[《積み上げる幸福》]]
-[[《無謀な欲張り》]]
-[[《水晶の占い師》]]
-[[《メタモルポット》]]
-[[《エア・サーキュレーター》]]
-[[《光帝クライス》]]
-[[《手札抹殺》]]
-[[《手札断殺》]]
-[[《強欲で謙虚な壺》]]
-[[《成金ゴブリン》]]
-[[《一時休戦》]]
-[[《不幸を告げる黒猫》]]
-[[《封印の黄金櫃》]]
-[[《活路への希望》]]
-[[《チキンレース》]]
-[[《ドン・サウザンドの契約》]]

 [[ダメージ]]はそれほど気にする必要が無いため、低[[攻撃力]]をさらし出しても問題は無い。~
 [[《光帝クライス》]]は自身や[[使用]]済みの[[カード]]や[[《八汰烏の骸》]]の他に[[相手]]の邪魔な[[魔法・罠カード]]、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]・[[《王宮のお触れ》]]を潰す事が可能。~
 但し、[[リリース]]要員が居なければ[[腐る]]だけなので注意。~

 [[ロック]]系[[デッキ]]ならば[[《ワーム・リンクス》]]や[[《デス・ラクーダ》]]、[[1ターンキル]]系[[デッキ]]であれば[[《デステニー・ドロー》]]・[[《トレード・イン》]]・[[《闇の誘惑》]]と[[上級]][[D−HERO]]を優先的に入れたい。~

**[[デッキ]]の派生 [#variation]
 この[[デッキ]]に無理なく切り替えることができるものを列挙する。~

***[[【シモッチバーン】]] [#Simochi]
 [[《成金ゴブリン》]]・[[《ギフトカード》]]等、[[相手]]を[[回復]]する[[カード]]を多数採用している。~
 さらに[[ロック]][[カード]]や[[《神の宣告》]]、[[サーチ]][[カード]]などの必要な要素はメインから投入されているため、この戦術を最も取り入れやすい。~

***[[【大逆転クイズ】]] [#ReversalQuiz]
 [[自分]]の[[ライフ]]を削り、[[《大逆転クイズ》]]を[[発動]]する[[デッキ]]。~
 そのため、[[《大逆転クイズ》]]を[[《自爆スイッチ》]]に、[[バーン]][[カード]]を[[ターボ]][[カード]]に変えるだけで、簡単に【自爆スイッチ】になる。~

***[[【チェーンバーン】]] [#ChainBurn]
 [[メインデッキ]]から[[バーン]][[カード]]を抜き、[[フリーチェーン]]である[[《ギフトカード》]]を採用する。~
 [[《八汰烏の骸》]]・[[《強欲な瓶》]]・[[《積み上げる幸福》]]などの大量の[[ドロー]][[カード]]の存在から、素早く[[手札]]に[[《自爆スイッチ》]]を[[加える]]ことができる。~

***[[【ロックバーン】]] [#LockBurn]
 [[ロック]]系の[[デッキ]]は、[[マッチ]]2戦目以降大量に飛んでくる[[《砂塵の大竜巻》]]や[[《コズミック・サイクロン》]]などの対策を余儀なくされる。~
 その中でも、特に[[【ロックバーン】]]は[[《デス・ウォンバット》]]などの存在から対策を打たれると非常に脆い。~
 そのため、この戦術を用いられることもある。~

***[[【エクゾディア】]] [#Exodia]
 もともと[[ドローエンジン]]を多用する[[デッキ]]であり、[[相手]][[ライフ]]を削らないという共通点がある。~
 [[エクゾディアパーツ>封印されし]]を[[《自爆スイッチ》]]・[[《光の護封壁》]]に変更するだけでも切り替えることが可能。~
// [[エクゾディアパーツ>封印されし]]を[[《自爆スイッチ》]]・[[《光の護封壁》]]・[[《検閲》]]に変更するだけでも切り替えることが可能。~
 また、[[キーカード]]が少ないがゆえに成功率も上がる。~

***[[【終焉のカウントダウン】]] [#FinalCountdown]
 [[ドローエンジン]]を多く[[積む]][[デッキ]]であり、[[《成金ゴブリン》]]や[[《終焉のカウントダウン》]]などの[[ライフコスト]]を必要とする[[カード]]、そして防御[[カード]]を多めに[[積む]]ため[[ライフ]]調整がしやすい。~
 性質上勝利には最短でも20[[ターン]]かかり、[[サイドデッキ]]から対策されると勝利するのが厳しくなるため、[[《自爆スイッチ》]]を使って逃げ切ってしまっても良いだろう。~

***[[【マジエク帝】>【マジカルエクスプロージョン1キル】#Monarch]] [#Monarch]
 ベースである[[【帝王】]]自体が相応の対応力を持ち、[[ドローエンジン]]を多用、[[ライフ]]調整が容易な点からこの手のタイプにしては珍しく、[[デッキ]]コンセプトを維持しつつ[[相手]]を事実上無抵抗の状態で[[《自爆スイッチ》]]を使える点が大きい。~
 また[[マッチ]]2戦目以降に[[サイドデッキ]]を使って通常の[[【帝王】]]にシフトすることで、[[相手]]の[[メタカード]]にもある程度対応できるようになるのも利点といえる。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
***[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]・[[《王宮のお触れ》]] [#s4bd3535]
 [[【ロックバーン】]]などの[[罠カード]]の採用率が高い[[デッキ]]をメインに扱っている場合は、2戦目以降から[[相手]]が投入してくる可能性が高い。~
 これらの[[カード]]に[[メタを張る]]ため、[[《サイバー・ドラゴン》]]や[[《魔導戦士 ブレイカー》]]・[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]等を入れても良い。~

***[[【パーミッション】]] [#fef4be94]
 [[ライフコスト]]を払われる場合が多く、さらにこちらの動きを抑制してくるため非常に分が悪い。~
 特に[[《神の宣告》]]は繰り返し[[発動]]されるだけでも致命傷になりかねない。~
 また、[[【パーミッション】]]でなくとも[[《神の宣告》]]を投入している[[デッキ]]も多く存在することを忘れないように。~

**サンプルレシピ [#sample]
-【チェーンバーン】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=488~
2007年度西日本代表最終選考会ベスト16~

-【シモッチバーン】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=480~
2007年度西日本代表最終選考会ベスト32~

--どちらの[[デッキ]]も[[サイドデッキ]]で【自爆スイッチ】にスイッチできるように構築されている。~

**代表的なカード [#keycard]
-[[《自爆スイッチ》]]
-[[《成金ゴブリン》]]
//-[[《検閲》]]
-[[《光の護封壁》]]
-[[《ラーの翼神竜》]]

**関連リンク [#link]
-[[【シモッチバーン】]]

-[[デッキ集]]