*【&ruby(ヒスイ){氷水};】 [#top]
#contents
**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
[[水属性]]・[[水族]]の[[氷水]]を中心とした[[ビートダウン]][[デッキ]]。~
豊富な[[特殊召喚]]手段を用いて展開し、[[相手]][[モンスター]]の[[弱体化]]や[[守備表示]]のまま[[攻撃]]できる[[効果]]を用いて[[戦闘]]を行うのが特徴。~
限定的ながら[[ロック]][[デッキ]]としての側面も併せ持ち、[[フィールド]]上で[[発動]]する[[モンスター効果]]を主軸とする[[デッキ]]には高い拘束力を発揮する。~
《氷水のエジル/Icejade Aegirine》
効果モンスター
星３/水属性/水族/攻1000/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「氷水」魔法・罠カード１枚を手札に加える。
(2)：このカードが相手の効果の対象になった時、
または相手モンスターの攻撃対象に選択された時に発動できる。
自分の手札・墓地から「氷水のエジル」以外の水属性モンスター１体を選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
このターン、このカードは１度だけ戦闘・効果では破壊されない。
《氷水帝コスモクロア/Icejade Kosmochlor》
効果モンスター
星１０/水属性/水族/攻1500/守3000
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は１ターンに１度しかできない。
(1)：フィールドゾーンに表側表示でカードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2)：フィールドに「氷水底イニオン・クレイドル」が存在する限り、
相手フィールドのモンスターは召喚・反転召喚・特殊召喚されたターンにしか効果を発動できない。
(3)：自分の「氷水」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時のみ、
その相手モンスターの攻撃力は１０００ダウンする。
《氷水艇キングフィッシャー/Icejade Creation Kingfisher》
効果モンスター
星９/水属性/水族/攻2500/守2500
このカード名の(3)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分フィールドの水属性モンスター１体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドからこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
(2)：このカードを装備した「氷水」モンスターは守備表示のままで攻撃できる。
その場合、装備モンスターは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。
(3)：装備モンスターの守備力以下の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。
このカードを特殊召喚し、対象のモンスターを手札に戻す。
《氷水大剣現/Icejade Manifestation》
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：相手フィールドまたは相手の墓地にモンスターが存在し、
自分フィールドに水属性モンスターが存在する場合に発動できる。
デッキから「氷水」モンスター１体を選び、墓地へ送るか特殊召喚する。
(2)：自分フィールドの表側表示の「氷水」モンスターが、
破壊以外の方法で相手によってフィールドから離れた場合、
墓地のこのカードを除外し、相手フィールドのカード１枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
《氷水底イニオン・クレイドル/Icejade Cenote Enion Cradle》
フィールド魔法
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
(1)：このカードの発動時の効果処理として、
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
「氷水」モンスター１体を選んで手札に加える事ができる。
(2)：１ターンに１度、モンスターが召喚・特殊召喚された場合、
自分フィールドの水属性モンスター１体を対象として発動できる。
対象のモンスター及び相手フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力はターン終了時まで、
対象のモンスターの元々の攻撃力分ダウンする。
**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster]
―[[氷水]]~
-共通[[効果]]を持つ[[氷水]]~
[[《氷水のアクティ》]]・[[《氷水のティノーラ》]]・[[《氷水のトレモラ》]]は以下の共通[[効果]]を持つ。~
(2)：このカードが墓地に存在する状態で、
自分フィールドの表側表示の水属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
このカードを除外して発動できる。
自分の手札・墓地から（同名カード）以外の「氷水」モンスター１体を選んで特殊召喚する。
[[除去]]等に対する保険の他、能動的な[[破壊]]によっての展開や[[ディスアドバンテージ]]の軽減としても利用できる。~
--[[《氷水のアクティ》]]（[[レベル]]４）~
[[水属性]]を[[手札コスト]]に[[ドロー]]でき、[[手札]]増強や[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]によって[[回転]]に貢献する。~
共通[[効果]]へ繋げたり[[海皇]]の[[トリガー]]にしたりと、[[汎用性]]が高く[[腐り>腐る]]にくい。~
--[[《氷水のティノーラ》]]（[[レベル]]４）~
[[水属性]]を[[完全蘇生]]でき、[[特殊召喚]]先の制限などの[[デメリット]]も無いため、利用法は多岐に渡る。~
[[手札コスト]]に加えて自身を[[墓地へ送る]]必要があるため、[[海皇]]や[[蘇生]]先などで消費を軽減したい。~
--[[《氷水のトレモラ》]]（[[レベル]]５）~
自身を[[手札コスト]]に、[[手札]]の[[水属性]]を[[特殊召喚]]できる。~
下準備が不要で[[魔法カード]]のように利用でき、共通[[効果]]へスムーズに繋げられる。~
-それ以外の[[氷水]]~
--[[《氷水のエジル》]]（[[レベル]]３）~
[[召喚・特殊召喚に成功した]]場合に[[氷水]][[魔法・罠カード]]を[[サーチ]]できる(1)が非常に優秀。~
[[《氷水大剣現》]]ならば[[リクルート]]ができ、[[《氷水揺籃》]]・[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]を経由すれば[[氷水]][[モンスター]]にもアクセス可能なので、[[デッキ]]の[[回転]]に大きく貢献する。~
(2)は[[相手]]の[[効果の対象]]・[[攻撃対象]]になった時に、[[手札]]・[[墓地]]から[[同名カード]]以外の[[水属性]]を[[特殊召喚]]できる[[効果]]。~
[[発動]]後は自身に[[破壊]][[耐性]]が付与されることもあって牽制の意味合いが強く、[[壁]]としての役割を補助する[[効果]]と言える。~
[[特殊召喚]]先には、[[エンドフェイズ]]に[[バウンス]]される以外の[[デメリット]]は無いため、大型[[モンスター]]の展開手段ともなる。~
[[効果]]に[[チェーン]]して[[《氷結界》]]などで[[手札]]・[[墓地]]に[[水属性]]を用意すれば、[[相手]]の不意を突いた[[特殊召喚]]も狙える。~
--[[《氷水艇エーギロカシス》]]（[[レベル]]７）~
[[手札]]・[[墓地]]から[[フリーチェーン]]で[[氷水]][[モンスター]]に[[装備]]でき、その[[攻>攻撃力]][[守>守備力]]を[[除外]]ゾーンの[[モンスター]]の数×400強化できる。~
上記の共通[[効果]]を始めとする手段で[[除外アドバンテージ]]を稼げば[[強化]]数値は飛躍的に高まり、[[相手]][[ターン]]に[[手札]]から[[装備]]して[[コンバットトリック]]の様に扱う事も可能。~
[[装備カード]]状態から[[特殊召喚]]も可能であり、[[チューナー]]なので[[シンクロ召喚]]も補助できるが、(1)とは同一[[ターン]]に使用できない点は注意。~
[[効果]]を無視して、[[《氷水のエジル》]]から[[《氷水大剣現》]]を経由して[[リクルート]]する事で[[レベル]]10の[[シンクロ召喚]]が可能なギミックとして採用するのも良い。~
--[[《氷水帝エジル・ラーン》]]（[[レベル]]７）~
上記同様に[[レベル]]７の[[チューナー]]であり、こちらは[[水属性]]または[[氷水]][[カード]]を[[手札コスト]]に[[手札]]から[[特殊召喚]]できる。~
更に、[[レベル]]３の[[氷水トークン]]を生成できるため、即座に[[《氷水啼エジル・ギュミル》]]や[[《相剣大公−承影》]]といった優秀な[[レベル]]10の[[水属性]]の[[シンクロモンスター]]へと繋げられる。~
また、[[装備カード]]を[[装備]]していれば[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]として扱うため、あちらを条件とする一部[[カード]]の運用をサポートできる。~
[[手札]]・[[墓地]]から[[装備カード]]になれる[[《氷水艇エーギロカシス》]]はこの[[カード]]の(2)に役立つ以外にも、あちらを分離できれば[[ランク]]７の[[エクシーズ召喚]]も可能となる。~
--[[《氷水艇キングフィッシャー》]]（[[レベル]]９）~
(1)によって自身を[[水属性]]に[[装備]]し、(3)によって[[相手]][[モンスター]]を[[バウンス]]しつつ自身を[[特殊召喚]]できる。~
[[除去]]と展開を両立できるため[[ボード・アドバンテージ]]を稼ぎ易く、再び(1)で[[装備]]して次の[[自分]][[ターン]]での再利用も狙える。~
[[氷水]]に[[装備]]すれば、(2)によって[[守備表示]]のまま[[守備力]]を用いて[[戦闘]]を行えるようになる。~
[[氷水]]は皆[[攻撃力]]以上の[[守備力]]を有しているため、気兼ねなく[[装備]]可能。~
それでも[[アタッカー]]とするには物足りない[[モンスター]]が多いため、[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]や[[《仁王立ち》]]などで補助すると良い。~
[[守備力]]上昇の[[効果]]ならば、(3)での[[除去]]範囲拡大にも繋がる。~
[[最上級モンスター]]かつ単体では[[バニラ]]同然のため、[[装備]][[対象]]が存在せずに[[腐る]]ことがないよう、採用枚数には留意が必要。~
--[[《氷水帝コスモクロア》]]（[[レベル]]10）~
[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]との[[シナジー]]が強く、(1)での[[特殊召喚]]から(2)の[[適用]]に繋げられる。~
また、あちらの(2)の[[対象]]にすることで[[《神・スライム》]]に繋げることが可能。~
(2)により、[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]の、展開された[[ターン]]以外の[[効果の発動]]を封じることが可能。~
[[自分]][[ターン]]での展開が妨害されにくくなり、[[誘発即時効果]]による実質的な[[制圧]]状態をひっくり返すことも狙える。~
(3)は[[氷水]]との[[戦闘]][[相手]]の[[攻撃力]]を1000[[弱体化]]する[[永続効果]]。~
低[[ステータス]]の多い[[氷水]]には有用であり、自身にも[[適用]]されるため[[壁]]としての運用も行い易い。~
[[《氷水艇キングフィッシャー》]]を[[装備]]すれば、実質[[攻撃力]]4000の[[アタッカー]]となる。~
―その他の[[水属性]]~
-[[《クリスタル・ガール》]]~
[[戦闘]]の軸となる[[《氷水帝コスモクロア》]]や[[《氷水艇キングフィッシャー》]]などを[[サーチ]]できる。~
[[自己再生]]できるため[[手札コスト]]としても使い易く、[[腐る]]心配が少ない。~
-[[《海霊賊》]]~
[[《氷水のアクティ》]]らの共通[[効果]]と同じ[[トリガー]]で[[自己再生]]できるため併用し易い。~
[[レベル]]４のため[[エクシーズ素材]]にして[[除外]]を回避することは容易いが、あえて[[除外]]することで[[《ギョッ！》]]などに繋げる手もある。~
-[[《ランタン・シャーク》]]~
[[氷水]]には[[レベル]]３〜５が揃っており、[[水属性]]の[[ランク]]３〜５を柔軟に使い分けられる。~
[[ランク]]４ならば[[水属性]]以外にも繋げられるため、汎用[[エクシーズモンスター]]も採用し易くなる。~
元々[[エクストラデッキ]]を主軸とはしていないので、[[特殊召喚]]後の[[デメリット]]は[[重く>重い]]なりにくい。~
-[[《カッター・シャーク》]]~
単体でも、前述の[[《ランタン・シャーク》]]を[[リクルート]]することで[[水属性]]の[[ランク]]３〜５へ繋げられる。~
[[氷水]]は[[特殊召喚]]し易いため、３体素材の[[エクシーズ召喚]]も狙い易い。~
反面、この[[カード]]だけでは[[氷水]]の展開には繋がらないため、採用枚数は[[エクシーズ召喚]]をどれだけ重視するかに左右される。~
変わったところでは、[[レベル]]10の[[《氷水帝コスモクロア》]]を[[対象]]にすることで[[《地縛神 Ｃｈａｃｕ Ｃｈａｌｌｈｕａ》]]に繋げられる。~
[[バトルフェイズ]]封印による[[制圧]]・[[守備力]]上昇[[カード]]を利用した[[バーン]][[強化]]・[[直接攻撃]]での[[フィニッシャー]]など、独自の戦術ルートを開拓可能。~
[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]の存在から[[リクルート]]を狙うのは難しくないため、[[挿して>ピン挿し]]みるのも一つの手だろう。~
-[[《サイレント・アングラー》]]・[[《サイレンス・シーネットル》]]~
[[水属性]]が存在すれば自己[[特殊召喚]]でき、[[ランク]]４などへ繋げ易い。~
前者は[[《カッター・シャーク》]]の[[リクルート]]に対応しており、後者は[[氷水]]と[[水族]]サポートを共有できる。~
-[[《絶海のマーレ》]]~
[[デッキ]]から任意の[[水族]]を[[墓地へ送る]]事ができ、共通[[効果]]を持つ[[氷水]]や[[《氷水艇エーギロカシス》]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]をサポートできる。~
[[エンドフェイズ]]とやや遅いが、(2)により[[水族]]の[[サルベージ]]も可能であり、１[[ターン]]のタイムラグを許容できるのならば(1)との[[コンボ]]で実質[[サーチ]]の様にも扱える。~
-[[《海亀壊獣ガメシエル》]]~
[[《氷結界》]]などによる[[サーチ]]を[[氷水]]と共有でき、苦手とする[[効果を受けない]][[モンスター]]も対処可能となる。~
[[攻撃力]]2200のため、[[《氷水帝コスモクロア》]]などに[[装備]]した[[《氷水艇キングフィッシャー》]]によって[[バウンス]]して再利用できる。~
-[[《セリオンズ“リーパー”ファム》]]~
[[墓地]]の[[水族]]を[[対象]]とする事で[[手札]]から[[特殊召喚]]でき、その[[水族]]を自身の[[装備カード]]とする。~
[[《氷水艇エーギロカシス》]]とは抜群の相性であり、あちらを[[装備]]して[[特殊召喚]]する事で、[[ランク]]７や[[《アルティマヤ・ツィオルキン》]]の展開に繋がる。~
[[《氷水艇キングフィッシャー》]]を[[装備]]すればあちらの[[除去]][[効果]]を使いつつ高[[レベル]]の[[モンスター]]２体を並べられる。~
-[[クリストロン]]~
[[メインフェイズ]]に[[自壊]]できる[[水属性]]であり、[[《氷水のアクティ》]]らの共通[[効果]]の[[トリガー]]を引ける。~
この[[デッキ]]は[[エクストラデッキ]]への依存率が低いので、[[発動]][[ターン]]の[[デメリット]]は苦になりにくい。~
-[[グレイドル]]~
主に[[自爆特攻]]での利用となるが、こちらも[[《氷水のアクティ》]]らの共通[[効果]]と相性が良い。~
[[《海亀壊獣ガメシエル》]]を採用し易いため[[攻撃対象]]は用意し易く、単体でも[[特殊召喚]][[メタ]]を潜り抜けて[[ボード・アドバンテージ]]を得られる。~
―その他の[[モンスター]]~
-[[《百万喰らいのグラットン》]]~
[[エクストラデッキ]]への依存率が低いため利用し易く、不足しがちな[[除去]]を賄える。~
[[対象をとらない>対象をとらない効果]]ため、[[《氷水艇キングフィッシャー》]]で[[除去]]できない[[対象]][[耐性]]持ちも処理できる。~
-[[《サタンクロース》]]~
役割としては[[《海亀壊獣ガメシエル》]]と同じ。~
こちらは[[攻撃力]]が1200と低いため、[[《氷水艇キングフィッシャー》]]による[[バウンス]]で再利用し易い。~
-[[《ＥＭカード・ガードナー》]]~
[[《氷水艇キングフィッシャー》]]と相性が良く、[[氷水]]と並べて[[ペンデュラム効果]]で[[単体強化]]した後に[[装備]]すれば、2500の永続[[強化]]として扱える。~
展開力の高い[[デッキ]]のため[[モンスター]]を並べ易く、高[[守備力]]にすることで[[《氷水艇キングフィッシャー》]]による[[バウンス]]範囲の拡大もできる。~
***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck]
―[[シンクロモンスター]]~
[[《氷水のエジル》]]→[[《氷水大剣現》]]→[[レベル]]７[[氷水]]の流れで１枚から出せる[[レベル]]10は用意しておきたい。~
特に[[水属性]]の下記の[[モンスター]]らは[[《氷水帝エジル・ラーン》]]の(1)から単独で出せるため、採用が望ましい。~
-[[《氷水啼エジル・ギュミル》]]~
自軍に[[除外]][[耐性]]と[[効果破壊]][[耐性]]を[[フリーチェーン]]で付与でき、単体でも場持ちの良い[[モンスター]]である。~
更に[[相手]]の[[効果の発動]]に[[チェーン]]した場合はその[[カード]]及びその[[同名カード]]を全て[[フィールド]]・[[墓地]]から[[除外]]できるため、[[除去]][[カード]]としても優秀。~
(2)の[[自己再生]]は[[トリガー]]は[[相手]]依存だが、[[効果]]で[[除外]]を行う[[デッキ]]は少なくないのでそれなりに満たしやすい。~
-[[《相剣大公−承影》]]~
(3)の[[除去]]が優秀であり、[[フィールド]]と[[墓地]]の両方に[[対象を取らず>対象をとらない効果]]に対応できるのは目を見張るものである。~
[[トリガー]]の[[除外]]も能動的に満たすのは難しくなく、[[除外]]を行う[[デッキ]]は多いため、放置しておいても自然と満たす事も多いだろう。~
元々の[[ステータス]]が高い上に(1)による[[全体弱体化]]＆[[自己強化]]により[[戦闘]]にも強く、[[戦闘]]面で苦心する状況下では頼もしい存在となる。~
―[[融合モンスター]]~
-[[《神・スライム》]]~
[[《氷水帝コスモクロア》]]と[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]の[[コンボ]]によって容易に[[特殊召喚]]可能。~
[[《氷水帝コスモクロア》]]と同じく[[守備力]]3000のため、[[《氷水艇キングフィッシャー》]]の[[装備]][[対象]]としても有用。~
―[[エクシーズモンスター]]~
-[[《Ｎｏ.４ 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》]]・[[《ステルス・クラーゲン・エフィラ》]]~
[[《氷水のアクティ》]]らの共通[[効果]]と相性が良く、能動的な[[破壊]]を組み合わせれば大量展開を狙える。~
互いの[[ターン]]に使用できる[[対象をとらない>対象をとらない効果]][[除去]]を持つため、防御や[[制圧]]の性能を高めることができる。~
[[除去]]は[[エクシーズ素材]]を必要としないため、[[《氷水のティノーラ》]]などによる[[蘇生]]とも[[シナジー]]がある。~
-[[《Ｎｏ.１０３ 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》]]~
[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]と抜群の相性を誇り、[[ドロー]]補助・[[除去]]・牽制が一度にこなせる。~
[[守備表示]][[モンスター]]には対応できないが、そちらは上述の[[《Ｎｏ.４ 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》]]で[[除去]]できるので対応は難しくない。~
―[[リンクモンスター]]~
-[[《海晶乙女コーラルアネモネ》]]~
[[《氷水艇キングフィッシャー》]]以外の[[氷水]]を[[完全蘇生]]できるため、採用しておくと小回りが利く。~
[[効果]]も有効であるため、[[《氷水のエジル》]]を[[蘇生]]すれば[[サーチ]]によって更なる展開へ繋げられる。~
***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
―[[氷水]]~
-[[《氷水大剣現》]]~
[[自分]][[フィールド]]に[[水属性]]が存在すれば[[氷水]]を[[リクルート]]・[[墓地送り>墓地へ送る]]できる[[通常魔法]]。~
[[相手]]の[[フィールド]]か[[墓地]]に[[モンスター]]が必要なので[[先攻]]１[[ターン]]目では[[腐る]]可能性があるが、それを差し引いても優秀な展開札と言える。~
[[相手]]依存の[[トリガー]]ながら[[墓地]][[効果]]による[[除去]]も併せ持つので、[[墓地]]に１枚落としておけば[[相手]]の動きを多少牽制できる。~
-[[《氷水揺籃》]]~
[[同名カード]]が[[自分]][[フィールド]]・[[墓地]]に存在しない[[氷水]]を[[サーチ]]できる[[通常魔法]]。~
[[《氷水のトレモラ》]]を[[サーチ]]すれば、[[手札]]の[[水属性]]の[[特殊召喚]]へと繋がる。~
中盤以降は[[腐り>腐る]]うるが、[[《氷水のアクティ》]]らの共通[[効果]]などで[[墓地]]操作し易いためカバーは可能。~
-[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]~
(1)は[[墓地]]・[[除外]]ゾーンからの[[氷水]]の[[サルベージ]]。~
共通[[効果]]で[[除外]]した[[《氷水のアクティ》]]らの再利用などもでき、[[腐る]]局面が少なく[[アドバンテージ]]を得やすい。~
[[《氷水帝コスモクロア》]]ならば即座に[[特殊召喚]]可能であり、あちらの(2)を[[適用]]できる。~
(2)は[[モンスター]]の[[召喚]]・[[特殊召喚]]を[[トリガー]]とした、[[自分]]の[[水属性]]１体及び[[相手]][[モンスター]]の[[全体弱体化]]。~
毎[[ターン]]1000以上の[[弱体化]]が見込め、[[《氷水艇キングフィッシャー》]]での[[バウンス]]範囲を広げることもできる。~
[[弱体化]]した[[自分]]の[[水属性]]は各種素材に使って処理すれば良く、[[氷水]]ならば[[《氷水艇キングフィッシャー》]]を[[装備]]して[[守備力]]で[[戦闘]]を行う手もある。~
こちらの[[効果]]も[[《氷水帝コスモクロア》]]と相性が良く、[[攻撃力]]０の[[水族]]・[[レベル]]10となるため[[リリース]]して[[《神・スライム》]]を[[特殊召喚]]できる。~
-[[《氷水呪縛》]]~
[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]と[[氷水]][[モンスター]]と並べる事で展開した[[ターン]]における[[モンスター効果の発動]]に[[ロック]]をかける[[永続魔法]]。~
特に[[《氷水帝コスモクロア》]]と併用する事で展開[[ターン]]をこちらで、次以降の[[ターン]]をあちらで[[ロック]]できるので、永続的に[[相手]]の行動を抑え込める。~
また、[[氷水]]が[[戦闘破壊]]した時、または[[戦闘破壊]]された時に、[[破壊された]][[モンスター]]の[[攻撃力]]分の[[バーン]]を与える(2)により、[[火力]]要員としても利用可能。~
[[弱体化]]により[[戦闘]]補助を行える[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]とはこちらの面でも相性も良く、[[バーン]]は[[元々の攻撃力]]であるため[[ダメージ]]量も減ることはない。~
-[[《氷水浸蝕》]]~
(1)は[[氷水]]を[[破壊]]しての、[[相手]][[カードの効果]]の[[無効]]化。~
[[フリーチェーン]]であり[[永続罠]]故に使い切りでないため、妨害にも[[制圧]]にも使い易い。~
考えなしに使うと[[ディスアドバンテージ]]となるため、[[《氷水のアクティ》]]らの共通[[効果]]へ繋げるなどで軽減したい。~
(2)は[[相手]]によって[[水属性]]が[[破壊]]以外の[[除去]]を受けた際の、[[氷水]]の[[サーチ]]・[[リクルート]]。~
[[効果]]は有用だが[[発動条件]]が厳しいため、狙うならば[[《水神の護符》]]などと組み合わせる必要がある。~
もっとも、この[[カード]]への[[除去]]には弱いため、オマケと割り切ってしまうのも手。~
―[[種族]]・[[属性]]サポート~
-[[《サルベージ》]]~
[[《氷水艇キングフィッシャー》]]以外の[[氷水]]を[[サルベージ]]できる。~
[[《氷水のトレモラ》]]の[[特殊召喚]]先確保・[[《氷水のアクティ》]]などの[[手札コスト]]確保・[[《氷水揺籃》]]の[[発動条件]]サポートなどが可能。~
-[[《ダウンビート》]]~
主に[[《氷水のエジル》]]を[[リクルート]]するための[[カード]]。~
[[先攻]]１[[ターン]]目では使いにくい[[《氷水大剣現》]]の代わりに[[リクルート]]出来る点は優秀で、[[《氷水のアクティ》]]・[[《氷水のティノーラ》]]・[[《サイレンス・シーネットル》]]等を[[リリース]]すれば、それぞれの[[墓地]][[効果]]の準備を整える事にも繋がる。~
意外な所では、[[《氷水帝コスモクロア》]]に使用し、[[《氷水艇キングフィッシャー》]]を[[特殊召喚]]してから、(2)の[[効果]]で[[装備]]、(3)の[[効果]]で[[バウンス]]と繋げる事も可能。~
-[[《フィッシュアンドキックス》]]・[[《ギョッ！》]]~
[[《氷水のアクティ》]]らの共通[[効果]]によって能動的に[[水族]]の[[除外]]を行えるため、[[発動条件]]を満たし易い。~
前者は[[カードの種類]]を問わない[[除外]]、後者は[[モンスター]]の[[効果の発動]]への[[カウンター>カウンター#top3]]と、[[氷水]]が持たない[[効果]]であり補完性が高い。~
-[[《水舞台》]]~
[[水属性]]以外との[[戦闘破壊]]を防ぐ。~
[[効果破壊]]や[[除外]]に対しては強みを持つも、[[戦闘破壊]][[耐性]]までは付与出来ない[[《氷水啼エジル・ギュミル》]]の場持ちを更に良くする。~
それを狙わずとも、[[デッキ]]の殆どが[[水属性]]に偏る事になるので、それらの場持ちが良くなる他、[[《氷水のエジル》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]した[[モンスター]]を、ほぼ確実に[[手札]]に戻せるため、それらの[[モンスター]]の再利用にもつながる。~
(2)の[[効果]]による[[特殊召喚]]も[[レベル]]の縛りが無いので、[[《マジカルシルクハット》]]等とセットで採用し、[[《氷水啼エジル・ギュミル》]]等の強力な[[モンスター]]を[[特殊召喚]]したい。~
ただし、この[[カード]]を[[サーチ]]する[[《アクアアクトレス・テトラ》]]の採用は、慎重に考えること。~
-[[《氷結界》]]~
[[戦闘]]補助・[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]・[[サーチ]]・[[サルベージ]]と、多岐に渡って活用可能。~
(2)の[[効果]]だけでも十分有用であるため、[[《おろかな副葬》]]で直接[[墓地へ送って>墓地へ送る]]も良いだろう。~
[[《氷水のアクティ》]]らの共通[[効果]]サポートとして、レベル5以上の[[氷水]]ら自身を[[墓地へ送る]]手段としても使える。~
―その他の[[魔法・罠カード]]~
-[[《強欲で金満な壺》]]・[[《金満で謙虚な壺》]]~
[[エクストラデッキ]]への依存率が低いため、[[デメリット]]が問題になりにくい。~
[[氷水]]には[[手札]]からの展開方法が多いため相性が良いが、[[《氷水のアクティ》]]の[[効果]]で[[ドロー]]できなくなる点には注意。
-[[《補給部隊》]]~
[[《氷水のアクティ》]]らの共通[[効果]]や[[《氷水浸蝕》]]と相性が良い。~
漠然と採用しても持て余すため、[[お互い]]の[[ターン]]に能動的[[破壊]]が行えるよう、[[《激流葬》]]などを併用すると良い。~
-[[《七精の解門》]]~
[[レベル]]10の[[《氷水帝コスモクロア》]]を恒常的に扱う[[デッキ]]であるため、(3)の[[永続魔法]][[サルベージ]]が狙い易い。~
回収先としては、[[水属性]]や[[水族]]のサポートができる[[アクアリウム]]や上述の[[《補給部隊》]]などが挙げられる。~
(1)の[[サーチ]]先としては、この[[カード]]自体を[[サーチ]]できる[[《暗黒の招来神》]]が使い易い。~
-[[《仁王立ち》]]~
(1)は[[《氷水艇キングフィッシャー》]]を[[装備]]した[[氷水]]に使用することで、[[攻撃力]]の倍加として利用可能。~
[[ターン]]終了時に[[守備力]]は０となるが各種素材とすれば良く、放置していても[[壁]]としては使える。~
(2)は[[《氷水帝コスモクロア》]]や[[《氷水のエジル》]]を[[対象]]とすることで、[[相手]]の[[攻撃]]を止め易くなる。~
-[[《鎖付き尖盾》]]~
こちらは奇襲性の高さを生かし[[コンバットトリック]]として使いたい。~
**戦術 [#strategy]
[[《氷水帝コスモクロア》]]や[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]による[[弱体化]]、[[《氷水艇キングフィッシャー》]]による[[バウンス]]や[[守備力]]での[[攻撃]]を用い、[[戦闘]]で優位に立つ。~
[[氷水]][[モンスター]]は皆[[特殊召喚]][[効果]]を持つため展開力が高く、[[リンク召喚]]や[[エクシーズ召喚]]なども狙い易い。~
[[水属性]]をサポートする[[効果]]が豊富であるため、様々な[[水属性]][[モンスター]]を採用でき、戦術の拡張性は高い。~
//**[[デッキ]]の種類 [#decktype]
//***《カード名》軸 [#decktype1]
//特定のカードを軸とする場合。
//**[[デッキ]]の派生 [#variation]
//***【】[#variation1]
//特定の種族や属性、コンセプトへ派生する場合。
//また、他のデッキと混合する場合。
**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
[[特殊召喚]]を軸とする[[水属性]]であるため、それらに対する[[メタ]]が[[刺さる]]。~
[[氷水]]の[[下級モンスター]]は低[[ステータス]]かつ[[相手]]へ干渉する[[効果]]を持たないため、[[特殊召喚]]を封じられるとほぼ身動きが取れなくなってしまう。~
[[相手]][[フィールド]]に干渉できる[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]や[[《氷水艇キングフィッシャー》]]が重要となるため、[[魔法・罠除去]]にも警戒が必要。~
特に、前者の[[全体弱体化]]や後者の[[バウンス]]に[[チェーン]]されて[[除去]]されてしまうと[[効果]]が[[不発]]となり、一気に不利になりかねない。~
また、[[攻撃表示]]を強制する[[《最終突撃命令》]]など、[[【超重武者】]]に近い弱点を持つとも言える。~
//**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
//カードプールの変化でデッキ構築が著しく変化している場合、それに触れる
//**サンプルレシピ [#sample]
**代表的なカード [#keycard]
-[[《氷水帝コスモクロア》]]
-[[《氷水艇キングフィッシャー》]]
-[[《氷水大剣現》]]
-[[《氷水底イニオン・クレイドル》]]
**関連リンク [#link]
-[[【水属性】]]
-[[【水族】]]
-[[【装備ビート】]]
-[[氷水]]
-[[デッキ集]]