*【変異】 [#top]

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**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[新たなる支配者]]で登場した[[《突然変異》]]で[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[デッキ]]の総称。~
 本来[[融合召喚]]に必要となる[[融合素材]]や[[魔法カード]]のためのスロットを必要とせず、多くの[[必須カード]]や[[融合モンスター]]を採用できる。~
 そのため、[[【正規融合】]]とは異なるアプローチの[[融合モンスター]][[デッキ]]となった。~

 元々は[[ファンデッキ]]に近い[[デッキ]]であったが、[[カード]]プールが増加するにつれ、様々な用途で使用されるようになる。~
 中でも、[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]を採用した[[デッキ]]は一世風靡した。~
 これを【変異サウサク】、特に[[カオス]]に特化したものを[[【変異カオス】]]と呼ぶ事もある。

 ※[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]に[[《突然変異》]]が[[禁止カード]]が指定され、構築不可能となった。~

 《突然変異/Metamorphosis》
 通常魔法(禁止カード)
 自分フィールド上モンスター1体を生け贄に捧げる。
 生け贄に捧げたモンスターのレベルと同じレベルの
 融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。

**[[デッキ]]の派生 [#variation]
 ここで紹介されているものは、[[フィールド]]への影響力が強いため、[[コントロール]][[デッキ]]の1パーツとしての運用が出来る[[モンスター]]を中心とした[[デッキ]]である。

***【変異バルター】 [#DarkBalter]
 [[《魔人 ダーク・バルター》]]による[[モンスターカード]]と[[魔法カード]]に対する[[メタ]][[効果]]に注目した[[デッキ]]。~
 [[《王宮のお触れ》]]を投入した【お触れバルター】も存在し、後の[[【お触れホルス】]]に近い存在であった。~
 [[《魔人 ダーク・バルター》]]を[[戦闘破壊]]できる[[モンスター]]や、[[起動効果]]、[[《強奪》]]や[[《サイクロン》]]等には弱い。

 [[《魔人 ダーク・バルター》]]の素材としては、[[《ピラミッド・タートル》]]から[[リクルート]]できる[[《ヴァンパイア・ロード》]]が主であった。~
 後に[[半上級モンスター]]が増えてからは、そちらが使われるようになっている。~

***【変異サウサク】・[[【変異カオス】]] [#EyesRestrict]
 [[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]による[[ロック]][[効果]]と[[吸収]][[効果]]に着目されて生まれた。~
 第3期初頭から組むことは可能であったが、[[全体除去]]が氾濫していた当時の[[環境]]では、【変異バルター】よりも活躍が難しかった。~

 この[[デッキ]]が台頭したのは[[《月読命》]]が登場し、[[禁止カード]]指定によって[[全体除去]]の数の減少した頃である。~
 相対的に[[《スケープ・ゴート》]]が強くなり、素材が容易に準備できる[[環境]]となってようやくトーナメントシーンで活躍を見せることになった。~
 [[《スケープ・ゴート》]]の弱点である[[貫通]][[モンスター]]の[[攻撃]]を阻害し、[[《月読命》]]で恒久的に[[吸収]][[効果]]を[[発動]]するシステムが[[環境]]とマッチしたのである。~

***【変異ドラグーン】 [#KingDragun]
 [[《竜魔人 キングドラグーン》]]により、[[耐性]]を持った[[ドラゴン族]]を展開する[[デッキ]]。~
 [[全体除去]]が減少した[[環境]]に登場したため、[[効果の対象]]にならない[[効果]]は強力であった。~
 [[【お触れホルス】]]の[[ホルスの黒炎竜]]サポートとして目を着けられた。~

 素材としては[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]等の[[妥協召喚]]可能な[[モンスター]]が登場し始めたので、それらを素材にしていた。~
 第4期以降は[[特殊召喚モンスター]]、[[半上級モンスター]]が増加したので、素材はどんどんと増えて行った。~

***【変異サイドラ】 [#CyberDragon]
 [[《サイバー・ツイン・ドラゴン》]]等の[[《サイバー・ドラゴン》]]シリーズの[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[デッキ]]。~
 【変異サウサク】が活躍する中での登場だったため、[[【変異カオス】]]も同時に参照を推奨。~

 [[レベル]]8には各[[デッキ]]の[[フィニッシャー]]級が揃っており、[[《突然変異》]]の素材を用意しやすい。~
 [[【変異カオス】]]では[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]、[[【デミスドーザー】]]では[[《終焉の王デミス》]]や[[《デビルドーザー》]]を素材に[[特殊召喚]]された。~

 [[レベル]]の違う[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]は素材を用意しにくい事から、あまり使われなかった。~
 素材は[[《メタル・リフレクト・スライム》]]・[[《コイツ》]]等が有名で、変わったところでは[[《邪神アバター》]]が使われた。~

**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
***[[05/09/01>禁止・制限カード/2005年9月1日]] [#h591]
 [[【変異カオス】]]に対する規制により、[[《突然変異》]]が[[制限カード]]に指定される。~

***[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]] [#h731]
 [[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]が[[禁止カード]]になった代わりに、[[《突然変異》]]が[[準制限カード]]に[[制限緩和]]された。~
 また、新たに[[ストラクチャーデッキ−暗闇の呪縛−]]で[[レベル]]5の[[コスト]]に最適な[[《ミストデーモン》]]や、[[レベル]]7の[[コスト]]になりうる[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]を[[コスト]]に転用できる[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]を獲得した。~

***[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]〜 [#h791]
 再び[[《突然変異》]]が[[禁止カード]]となり、構築が完全に不可能となった。

***[[22/04/23>POWER OF THE ELEMENTS]]〜 [#h22423]
 実質的な[[《突然変異》]]の調整版[[カード]]である[[《悪醒師ナイトメルト》]]が登場し、「[[カード名]]が異なり、全ての[[ステータス]]が一致する[[モンスター]]を[[リクルート]]する」という全く異なる[[デッキ]]へと派生。~
 このため[[デッキ]]名も現時点での[[カード]]プールに合わせ[[【落胤ナイトメルト】>【アルバスの落胤】]]とした。

**余談 [#digression]
 マスターデュエルでは、イベント『タイムトラベル2004』のレンタル[[デッキ]]として選ばれている。~
 [[【変異カオス】]]ではなくこちらが選ばれた理由はゲームバランスを考慮した結果だろう。~

**代表的なカード [#keycard]
-[[《突然変異》]]

**関連リンク [#link]
-[[【変異カオス】]]

-[[デッキ集]]