*《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》 [#udb8fa2d]
 融合・効果モンスター
 星8/闇属性/機械族/攻   0/守   0
 「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
 このカードは融合素材モンスターとして使用する事はできない。
 フィールド上に存在する上記のカードを墓地へ送った場合のみ、
 融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。
 このカードの元々の攻撃力は、融合素材にしたモンスターの数
 ×1000ポイントの数値になる。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除

 [[書籍付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]]で登場した[[闇属性]]・[[機械族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[召喚ルール効果]]と、[[融合素材]]に使用できない[[ルール効果]]、元々の[[攻撃力]]上昇の[[永続効果]]を持つ。~
 [[融合モンスター]]だが、この[[特殊召喚]]は[[融合召喚]]扱いではない。

 [[相手]][[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在する[[機械族]][[モンスター]]すらも[[融合素材]]とすることができる。~
 つまり敵味方問わず[[《サイバー・ドラゴン》]]と[[機械族]][[モンスター]]が[[フィールド]]に揃えば、無条件にそれらを[[墓地に送る]]ことができる。~
 カード消費・[[デッキ]]の圧迫なしに確実に[[機械族]][[モンスター]]を[[除去]]し、この[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる、類を見ない強力な[[カード]]である。~

 [[《機械複製術》]]によって[[攻撃力]]500以下の[[機械族]][[モンスター]]を複数展開する事で、4000〜5000の[[攻撃力]]を獲得できる。~
 [[《切り込み隊長》]]等をトリガーに[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]を[[《地獄の暴走召喚》]]する事でも同様である。~
 また、[[召喚]]する度に後続の[[機械族]][[モンスター]]を[[サーチ]]できる[[ガジェット]]の展開力を活かした[[【代償ガジェット】]]等の[[デッキ]]とは相性が良い。~
 [[《リミッター解除》]]後に[[攻撃]]した、[[破壊]]が確定している[[機械族]][[モンスター]]を[[融合素材]]とすれば、無駄がない。~
 [[《DNA改造手術》]]で[[表側表示]][[モンスター]]を[[機械族]]にする事で、[[種族]]を問わず[[墓地に送る]]ことができる。~
 しかし[[守備力]]0であり、[[《エネミーコントローラー》]][[《重力解除》]]等の[[表示形式]]を変更する[[カード]]には弱いので注意。

 [[機械族]][[モンスター]]を使う場合は、このカードに注意する必要がある。~
 特に[[《サイバー・ドラゴン》]]と他の[[機械族]][[モンスター]]を[[フィールド]]に並べた時は、必ず何らかの対策が必要となる。~
 このカードの[[融合素材]]として[[墓地]]に送られる前に、自ら[[融合素材]]にする方法がある。~
 または、事前に[[《DNA改造手術》]]の[[効果]]で[[機械族]]以外の[[種族]]に変更するという方法もある。~
//ちなみに、場に[[《サイバー・ドラゴン》]]を含む3体以上の[[表側表示]][[モンスター]]と[[機械族]]を指定した[[《DNA改造手術》]]が存在する時、何らかの[[特殊召喚]]から[[《地獄の暴走召喚》]]を使い、それらを素材にこのカードを[[特殊召喚]]すれば[[1ターンキル]]が可能。

-[[特殊召喚モンスター]]なので、[[召喚>モンスターの召喚]]時に[[優先権]]を行使して[[特殊召喚]]することはできない。~
また、この手の(「[[《融合》]]」[[魔法カード]]は必要としない)[[融合モンスター]]の中で初の、[[コスト]]を[[墓地に送る]][[モンスター]]である。~
よって、[[《マクロコスモス》]]の[[発動]]中などに[[特殊召喚]]できないことにも注意が必要である。~
また、勘違いされやすいが、[[トークン]]は[[墓地に送る]]事はできないため、[[《おジャマトリオ》]]との[[コンボ]]は不可能である。

-このカードの登場により、たとえこのカードを持っていないとしても、[[融合モンスター]]を何かしら用意するのが望まれるようになった。~
[[相手]]の[[融合デッキ]]にカードが用意されていた場合、[[相手]]はこのカードを警戒して[[《サイバー・ドラゴン》]]とその他[[機械族]]を並べにくくなる為である。~

-[[相手]]の[[モンスター]]と[[融合]]できるという非常に特異な[[効果]]を持つ。(後に[[《超融合》]]も登場した)~
この[[効果]]が明らかになったとき、「テキストミスではないか?」「『[[自分]][[フィールド]]のみ』と裁定が下るのでは?」などと騒がれた。~
//このテキストなら『[[自分]][[フィールド]]のみ』に裁定を変えるのが容易なため、環境によってはまた、「『[[自分]][[フィールド]]のみ』と裁定が下るのでは?」という意見もあった。

-[[《ライオウ》]]や[[《昇天の黒角笛》]]などでこの[[カード]]の[[特殊召喚]]を[[無効]]にすることは可能だが、肝心の[[融合素材]]となる[[モンスター]]が[[墓地]]へ送られる事を防ぐことはできない。~
このカードの[[特殊召喚]]を許した場合、[[モンスター]]は守れないので、これを防ぐには[[プレイ]]そのものを禁止しなければならない。~
[[プレイ]]そのものを禁止しなければ[[除去]]を防げないところは[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]に通じたものがある。~
[[表側表示]]の[[機械族]]に限定され、[[《サイバー・ドラゴン》]]が必要となるが、[[特殊召喚]]を許せば[[モンスター]]を[[除去]]されるうえに、高[[攻撃力]][[モンスター]]が[[フィールド]]に出現するのだから、[[相手]]にとってたまったものではないだろう。~
上記では[[《DNA改造手術》]]で[[機械族]]以外を[[宣言]]することでこのカードの[[特殊召喚]]を避けるという方法が記述されているが、逆に[[機械族]]を[[宣言]]し、[[《停戦協定》]]等で[[モンスター]]を[[表側表示]]にし、[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[召喚]]して[[相手]][[モンスター]]の[[除去]]を兼ねてこのカードを[[特殊召喚]]することもできる。~
[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]を使用すれば、[[通常召喚]]も容易。~

-[[《サイバー・ドラゴン》]]の進化形態の一つでありながら、[[《サイバー・ドラゴン》]]への対策となる奇異な存在。~
このカードの存在により、全ての[[機械族]]に[[《サイバー・ドラゴン》]]への[[除去]]能力が付いたのだ。~
だが、見方によっては[[《サイバー・ドラゴン》]]の方に[[機械族]][[除去]]能力が付いたとも考えられる。~
何とも複雑な関係である。~

-[[融合素材]]は[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]と同じである。

-書かれている[[攻撃力]]が0なのに対し、「元々の[[攻撃力]]になる[[効果]]」を持つ稀有な[[カード]]である。~
また、[[相手]][[モンスター]]と[[融合]]できる初めてのカードであり、さらに「[[融合素材]]として使用できない」という[[効果]]も画期的である。~

--このカードが付属していたVジャンプには、「[[《融合》]]無しで[[融合]]できる画期的な[[モンスター]]だ!」と書かれていた。~
//--しかし、このカードが付属していたVジャンプには、「[[《融合》]]無しで[[融合]]できる画期的な[[モンスター]]だ!」と書かれていた。~
//…[[コンタクト融合]]体や[[VWXYZ]]の立場がない。~
//《融合》無しで(相手モンスターとも)融合できる画期的なモンスターだ!って言いたかった可能性もあるのでは。
//↑《融合》があっても相手モンスターとは融合できない件
//そういう意味ではなく《融合》無しで(特殊召喚できる上に相手モンスターとも)融合できる〜ってこと。
//↑無理矢理にもほどがあるだろ
//何でも悪いほうにとる必要はないのでは。効果を知っているのなら画期的な部分を複数持つモンスターだってことは誰でもわかるでしょうし。
//「《融合》無しで融合できる」「画期的なモンスター」どちらも間違っていないし、"初の"などとも書いてないので問題ないのでは。
//ああ、間違ってないな。間違ってないのに、なんでわざわざコメントアウトにするんだ?
//コンタクト融合やVWXYZを引き合いに出す意味がないということです。

-[[表側表示]]の[[《究極封印神エクゾディオス》]]や[[《混沌の黒魔術師》]]は[[墓地]]へ送らずゲームから[[除外]]されるため[[《DNA改造手術》]]で[[機械族]]にしてもこの[[カード]]を[[特殊召喚]]するために[[墓地に送る]]ことはできない。~

-フォートレス(Fortress)とは「要塞」を意味する。~
とても「要塞」には見えないが、「拠点」としての意味よりも、戦闘機等を「収容」する意味合いで使われているのだろう。~

-ザ・ヴァリュアブル・ブック10には、この[[カード]]について「[[相手]]の[[フィールド]]にいる[[モンスター]]も[[生け贄に捧げる]]ことが出来る。」と記述してある。~
無論、[[生け贄に捧げる]]ものではない。~

-原作・アニメにおいて―~
「ヘルカイザー亮vsヨハン([[ユベル>《ユベル》]])」において[[《オーバーロード・フュージョン》]]によって[[特殊召喚]]された。~
よって[[効果]]はOCG化されたものとはまったく異なっている。~
アニメでの[[効果]]は以下の通り。~
 融合・効果モンスター
 星8/闇属性/機械族/攻   0/守   0
 「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
 このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
 このカードの融合召喚に成功した時、
 このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
 このカードが攻撃する時、ダメージ計算を行わない。
 このカードは融合素材にしたモンスターの数だけ相手モンスターを攻撃する事ができる。
 このカードが攻撃した時、相手プレイヤーに400ポイントのダメージを与える。
//今日の最強カードより
アニメ版の[[効果]]でOCG化されていたならば、[[【未来オーバー】]]のギミックによって[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]よりも確実に[[1ターンキル]]を行う事ができた。~
アニメでは[[【サイバー・ドラゴン】]]をさらに強力にしていたカードが現実世界では[[メタカード]]の一つになろうとは皮肉なものである。~
[[攻撃]]名は「エヴォリューション・リザルト・アーティラリー」。~
アーティラリー(Artillery)とは「大砲」を意味する。~
//字幕ではアーティレリー
//ヘルカイザーは「アーティラリー」と言ってるし「Artillery」も「ラ」に近い音。

--[[攻撃]]する際のヘルカイザーの「ダイゴダァ!!!(第五打)」という台詞は「ゴルェンダァ!!!(五連打)」に続く彼の名台詞(?)になっている。~

--アニメとOCGの[[効果]]が大きく違うので、上記のような[[コンボ]]は狙えない。

--複数の車輪のような胴体から、1個の胴体につき1本の機械竜の首を生やし、[[攻撃]]していた。~
[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]が[[融合素材]]の数だけ首が生えたことから、このカードも[[融合素材]]の数だけ首が生えるのだろう。(先端のも含む)~
しかし[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]とは違って[[融合素材]]は10体までとなるため、右と左を活用すれば生える場所がなくなることはない。~
なお、アニメと[[カード]][[イラスト]]とでは[[攻撃]]を行う首が生える方向が違う。~
左右どちらにも展開できるようだ。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[遊戯王デュエルモンスターズ &ruby(ワールド){World}; &ruby(チャンピオンシップ){Championship}; 2008>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2008/]]で配信される特殊な[[禁止・制限カード]]リストでは、[[制限カード]]に指定されている。~
[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[融合素材]]とする[[融合モンスター]]で初めての[[制限カード]]となった。~
同時に[[融合素材]]の[[《サイバー・ドラゴン》]]も[[制限カード]]となっている。~
ちなみに、ヘルカイザー亮の切り札に設定されており、[[特殊召喚]]時にカットインが入る。

-神話・伝承において―~
「キメラ」に関しては、[[《有翼幻獣キマイラ》]]参照。~

**関連カード [#o3b92290]
-[[《サイバー・ドラゴン》]]
-[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]

-[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]

-[[《アーマード・サイバーン》]]

-[[《サイバネティック・ヒドゥン・テクノロジー》]]
-[[《超融合》]]

**収録パック等 [#t2c5d998]
-[[Vジャンプ(2007年10月号) 付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]] VJMP-JP025 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#v14cee6d]
Q:[[《サイバー・ドラゴン》]]の代わりに[[融合素材代用モンスター]]を[[墓地に送る]]ことはできますか?~
A:いいえ、[[融合素材代用モンスター]]を[[墓地に送る]]ことはできません。(07/08/23)

Q:[[《スキルドレイン》]]の[[効果]]が適用されている時に[[表側表示]]で存在するこの[[カード]]を[[融合素材]]にすることはできますか?~
A:いいえ、その場合でも[[融合素材]]にすることができません。(2007/08/21)

Q:[[墓地]]に存在する時、場に[[裏側表示]]で存在する時でも[[融合素材]]にできない[[効果]]は適用されますか?~
A:いいえ。その場合は[[効果]]は適用されません。(2007/08/21)

Q:他の《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を[[特殊召喚]]するためにこの[[カード]]を[[墓地]]へ送ることは可能ですか?~
A:[[融合素材]][[モンスター]]として使用する事ができませんので、この[[カード]]を[[墓地]]へ送ることはできません。(2007/08/21)

Q:[[相手]]の場の[[機械族]][[モンスター]]や[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[墓地に送る]]ことは可能ですか?~
A:はい、できます。(2007/08/21)

Q:[[相手]]の場の[[《サイバー・ドラゴン》]]を含む[[機械族]][[モンスター]]だけを[[墓地に送る]]場合でも[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:はい、できます。(2007/08/21)

Q:[[自分]]または[[相手]]の場の[[裏側表示]]の[[《サイバー・ドラゴン》]]、[[機械族]][[モンスター]]を[[墓地に送る]]場合でも[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:[[自分]][[フィールド上のカード]]なら可能ですが、[[相手]][[フィールド上のカード]]の場合は何の[[カード]]が分かりませんので[[墓地]]へ送れません。(2007/08/21)

Q:[[自分]]または[[相手]]の場の[[装備魔法]]扱いの[[《サイバー・ドラゴン》]]、[[機械族]][[モンスター]]を[[墓地に送る]]場合でも[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:[[装備魔法]]扱いの[[《サイバー・ドラゴン》]]の場合なら[[装備魔法]]扱いでも[[カード]]名が[[《サイバー・ドラゴン》]]ですので可能ですが、[[装備魔法]]扱いの[[機械族]][[モンスター]]の場合、[[種族]]の情報が失われるためこの[[カード]]を[[特殊召喚]]するために[[墓地]]へ送ることができません。(2007/08/22)

Q:[[《DNA改造手術》]]で[[機械族]]以外の[[モンスター]]を[[宣言]]している時にこの[[モンスター]]を[[特殊召喚]]することはできますか?~
A:[[自分]]・[[相手]]の場の[[《サイバー・ドラゴン》]]と[[自分]]の場の[[裏側守備表示]]の[[機械族]][[モンスター]]の組み合わせで[[墓地に送る]]ことで[[特殊召喚]]することができます。

Q:4体を[[墓地]]に送ったこの[[カード]]([[攻撃力]]4000)に[[《巨大化》]]を[[発動]]したらどうなりますか?~
A:4000を倍、または半分にします。(07/08/21)~
  [[《収縮》]]でも同じように4000を半分にします。

Q:[[《融合解除》]]を[[発動]]した場合、[[墓地]]に送った[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:いいえ、この[[カード]]の[[特殊召喚]]は[[融合召喚]]ではないので[[特殊召喚]]できません。(07/08/22)

Q:[[自分]]の[[バトルフェイズ]]や[[相手]][[ターン]]の[[メインフェイズ]]に[[《サイバー・ドラゴン》]]を含む[[機械族]][[モンスター]]を[[墓地]]に送り[[特殊召喚]]できますか?~
A:いいえ、この[[カード]]の[[プレイヤー]]の[[メインフェイズ]]にしかできません。

//質問だけの投稿はお止めください。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。~