*デッキアドバンテージ [#top]
 「[[デッキ]]に存在する[[カード]]」についての[[アドバンテージ]](優位性)。~
 「多くの[[カード]]が[[デッキ]]に存在する[[プレイヤー]]が有利」とする考え方に基づく非公式用語。~

-[[ドロー]]・[[サーチ]]・[[リクルート]]により[[デッキ]]に干渉する[[カードの効果]]が膨大な遊戯王[[OCG]]において、それらの[[効果の発動]]や、[[デッキ]]から[[カード]]を[[墓地]]・[[除外]]ゾーンへ送って別の[[アドバンテージ]]に変換しやすいという利点は、決して小さくない。~
-[[ドロー]]・[[サーチ]]・[[リクルート]]により[[デッキ]]に干渉する[[カードの効果]]が膨大な遊戯王[[OCG]]において、それらの[[効果の発動]]や、[[デッキ]]から[[カード]]を[[墓地]]・[[除外]]状態へ送って別の[[アドバンテージ]]に変換しやすいという利点は、決して小さくない。~
[[デッキ]]が少なくなると[[サーチ]][[対象]]がなくなったり、[[カード]]を[[墓地へ送る]]事ができなくなるなど、[[発動]]しても[[不発]]になったり、[[発動]]自体ができなくなることもある。~
そういった[[カード]]を多用する[[デッキ]]にとっては、この[[アドバンテージ]]を失うことは直接的な[[ディスアドバンテージ]]にもなりやすい。~

--[[《強欲で貪欲な壺》]]は、この[[アドバンテージ]]を大きく失う[[カード]]の代表格にあたる。~
12枚以上の[[カード]]が[[デッキ]]に無ければ[[発動]]できず、[[除外]]と[[ドロー]]により[[デッキ]]を12枚削ってしまう。~

-[[デッキ]]の[[カード]]は[[コントロール]]外の[[カード]]なので[[カード・アドバンテージ]]には含まれない。~
似たような立場の[[アドバンテージ]]には[[墓地アドバンテージ]]や[[除外アドバンテージ]]がある。~
//ただし、それらと比べても軽視されやすい。~

-この[[アドバンテージ]]を持つ[[プレイヤー]]は、[[デッキ切れ]]による勝利に近い。~
同じ勝利条件への近さをいう[[アドバンテージ]]には[[ライフ・アドバンテージ]]もあるが、[[デッキ切れ]]で勝利を狙う[[デッキ]]は極少数に限られる。~
[[ビートダウン]]同士の[[デュエル]]ではまず発生しない[[勝敗要件>デュエルの勝利条件]]であるが、[[ロック]]性の高い[[デッキ]]や、[[【ライトロード】]]等の[[自分]]の[[デッキ]]を削る[[デッキ]]の場合は、頭の片隅に入れていた方が良いだろう。~

-[[デッキ破壊]]は、この[[アドバンテージ]]を稼ぐ行為である。~
ただし、[[自分]]もほぼ同量の[[デッキ]]を削る場合は[[アドバンテージ]]を稼いでいる事にはならない。~
また[[《ニードルワーム》]]等は[[相手]]に[[墓地アドバンテージ]]を稼がれるため、評価が低い。~
[[蘇生]][[カード]]等で早急に攻められて、[[ライフポイント]]を0にされてしまっては元も子もない。~
--[[《ニードルワーム》]]等を使用する場合は、[[相手]]に[[墓地アドバンテージ]]を活かされる前に素早く攻めるか、[[墓地]]利用を防ぐ[[カード]]を併用することが推奨される。~
一方で、[[《ネクロフェイス》]]等の[[墓地アドバンテージ]]を稼がれない[[デッキ破壊]][[カード]]は、高く評価される。~

//-それ以外では[[デッキ]]から[[カード]]を[[サーチ]]する[[効果]]を使用する際に有効な[[アドバンテージ]]である。~
//[[デッキ]]の総数が多い方がより多くの[[カード]]から選ぶことができ、有利となる。~
//サーチ対象を多くデッキにいれている場合は成り立つが、デッキ枚数が多いだけだと成立しないと思う

//-この[[アドバンテージ]]を最大限に利用できるのは、[[《封印の黄金櫃》]]と[[《タイムカプセル》]]である。~
//現在の[[手札]]や[[フィールドのカード]]を踏まえて、有効な[[カード]]を選び取ることができる。~
//ただし、基本的には[[コンボ]]パーツなどの[[キーカード]]や[[制限カード]]等の[[パワーカード]]を選択することも多く、その[[汎用性]]が生かされない場合もある。~
//これは実際に使用できるまで時間がかかる[[デメリット]]もあり、それを跳ね返せる相応のパワーを持つ[[カード]]を得ることが必要だからと言える。~
//デッキ枚数が多いだけでは、有利なカードを選べるとはいえない

//-一般的なケースとして、[[デュエル]]が長期化した場合などに、[[デッキ]]の有効な[[サーチ]][[対象]]を失うことが度々起こる。~
//これによって[[サーチ]][[カード]]が[[腐り>腐る]]、実質的な[[カード・アドバンテージ]]の損失に繋がることもある。~
//そうした事態を避けるため、[[【ガジェット】]]や[[【リクルーター】]]等の[[サーチ]][[カード]]を多用する[[デッキ]]では、[[デッキ]]に[[カード]]を戻せる[[《貪欲な壺》]]を採用することが多い。~
//定義より、デッキ枚数が多いことによる優位のため、特定のカードをデッキに戻すのとは違う

-唯一、[[デッキ]]構築の段階から得ることができる[[アドバンテージ]]である。~
[[デッキ]]の最多枚数は60枚、最少枚数は40枚なので最大で20枚のデッキアドバンテージが稼げる。~
ただし、特定の[[カード]]を[[ドロー]]する[[確率]]が落ちるため、徒に[[デッキ]]枚数を増やす事は[[KONAMI]]公式の解説等でも推奨はされていない。~
特に[[制限カード]]などの影響力の高い[[カード]]を[[ドロー]]し難くなるのは、無視できない[[デメリット]]である。~
専用の戦術を必要とする、やや難度の高い[[デッキ]]構築といえる。~
一応、[[【デッキ破壊】]]への単純な[[対策>メタ]]にはなる。~

--[[OCG]]に於いては長らくこの[[アドバンテージ]]が軽視されてきた。~
この[[アドバンテージ]]よりも、[[デッキ圧縮]]により[[キーカード]]を引く確率を上げることが勝敗に直結しやすかったためである。~
この[[アドバンテージ]]を気にするのは、[[【デッキ破壊】]]を別にすれば[[サーチ]]を多用する[[【ガジェット】]]くらいのものだった。~
その後[[デュエル]]の高速化が進み、[[サーチ]]や[[リクルート]]を豊富すぎるほどに持つ[[テーマデッキ]]が増えた第9期頃からは他の[[デッキ]]でもこの[[アドバンテージ]]が重要視されるようになった。~
[[デッキ]]も合わせて参照のこと。~

--[[《隣の芝刈り》]]はこの[[アドバンテージ]]を[[墓地アドバンテージ]]に変換できる[[カード]]といえる。~

//-[[デッキ]]の優劣による[[アドバンテージ]]と言う意味ではない。~

**関連リンク [#link]
-[[デッキ破壊]]
-[[デッキ切れ]]
-[[アドバンテージ]]
-[[墓地アドバンテージ]]
-[[除外アドバンテージ]]
-[[用語集]]