*プレイヤー/Player [#top]
 [[モンスター情報]]や[[魔法・罠カード]]の[[効果]]を説明する[[テキスト]]で使われる、[[デュエル]]する者のことを表した公式用語。~
 使われる場面に応じて「[[自分]]」「[[相手]]」「[[お互い]]」「[[ターンプレイヤー]]」「[[コントローラー]]」「[[持ち主]]」と表現されることもある。~

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-原作からの影響や遊戯王以外の[[TCG>TCG#top2]]をプレイする人と区別する必要がある為か、俗称として遊戯王プレイヤーを「デュエリスト」「YP」などと呼ぶ場合がある。~
また、[[TCG]]の[[公認大会規定]]では、プレイヤーを指す言葉としてデュエリストが用いられている。~
//大会規定は欧公式、米公式どちらからでもDL可能。コナミ大会規定と遊戯王大会規定の2つがある事に注意(もちろんデュエリストと呼ぶのは遊戯王大会規定の方)。

-原作・アニメにおいて―~
劇中では「&ruby(デュエリスト){決闘者};」と呼ばれる事が多い。~
基本的には(実力の程度やその場の状況とは無関係に)[[デュエル]]する人という意味で使われている。~
一方で、卑劣な戦術を使う人物や実力が不足した人物に対し「お前はデュエリストではない」「それでもデュエリストか」などと言う場面もあり、「高い実力を持つ事」や「[[デュエル]]に誇りを持っていること」がデュエリストの一種の条件であるような描写も見受けられる。~
また、5D'sでは、D・ホイールを所持しライディングデュエルを行う決闘者はアニメ版では「D・ホイーラー」、漫画版では「決闘疾走者(ライディング・デュエリスト)」と呼ばれている。~
//D・ホイールを所持しライディングデュエルを行う決闘者は、アニメ・漫画ARC-Vでも登場している。~

--長いシリーズだけあり、登場するデュエリストの幅は(カードゲームアニメにはよくあることだが)異様に広い。~
宇宙人、未来人、超能力者、異世界人、アンドロイド、[[AI>Ai]]辺りは序の口で、幽霊、吸血鬼、悪魔、[[人形>《プリンセス・コロン》]]、[[お掃除ロボット>《オボミ》]]、サル、イヌ、タヌキ等まで[[デュエル]]を行っている。~

--アニメではプレイヤーに関係する[[カード]]が使われる事も多く、[[OCG]]の特殊な挙動をするものに比べて物理的に関与するものが多い。~
例としてスカイダイビングを[[効果]]処理として強要する[[カード]]や、(クイズなのに)1分間息を止めなければ1200[[ダメージを受ける]][[カード]]などが挙げられる。~
---アニメARC-Vで登場した[[《EM五虹の魔術師》]]は、「お互いのプレイヤーはそれぞれ以下の効果を得る」という非常に特殊な[[テキスト]]を持っていた。~
もっとも、実際には言葉([[テキスト]])の綾に近く、[[OCG]]化の際には「お互いは〜以下を適用する」という文章に変更されている。~
---[[ラッシュデュエル]]を元にしたアニメゴーラッシュ!!で登場した[[罠カード]]《インターステラ・チェンジ》は、「この[[カード]]の[[持ち主]]は[[プレイヤー]]を交代しなければならない」という、[[OCG]]でも見られなかった[[効果]][[テキスト]]が記されている。~
この[[効果]]の処理としては、[[デッキ]]などの盤面は元々の[[持ち主]]のままにして[[プレイヤー]]自体が変わるというものになっている。~

--アニメ5D'sの[[詰めデュエル]]のスタート画面において、「PLAER」と誤植されていた。~

***「プレイヤーは○○しなければならない」[[テキスト]]について [#must]
 《痛み分け/Share the Pain》
 通常魔法
 自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。
 相手はモンスター1体をリリースしなければならない。

 《禁断の異本/Forbidden Apocrypha》
 通常罠
 (1):モンスターカードの種類(融合・S・X)を1つ宣言して発動できる。
 宣言した種類のモンスターがフィールドに2体以上表側表示で存在する場合、
 お互いのプレイヤーはフィールドのその種類のモンスターを全て墓地へ送らなければならない。

 上記のような「(プレイヤー)は○○しなければならない」という[[テキスト]]を持つ[[カード]]について。~
 これらの[[カード]]は「''○○を行う事をプレイヤーに強制する[[効果]]''」として扱われる。~
// したがって[[効果]]を受けているのは[[カード]]ではなくプレイヤーであり、''これらによる[[除去]]は[[カードの効果]]によるものとして扱われない''。~
//一応、プレイヤーが受ける効果って記述は断定しないほうがいいと思う。
 したがって、こうした[[効果]]で[[カード]]が[[墓地へ送られた]]としても、''[[カードの効果]]によって[[墓地へ送られた]]扱いにならない''。~
 あくまでも[[カード]]はプレイヤーに行為を強制する[[効果]]を持つだけであり、[[カード]]に直接影響を及ぼした訳ではない、とみなされる。~

 これによって以下のような影響が生じる。~

+''[[カード]]の[[効果を受けない]]状態の[[カード]]であっても影響を受ける''。~
例:[[魔法カード]]の[[効果を受けない]][[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]は、[[相手]]が[[発動]]した[[《痛み分け》]]で[[リリース]]される。~
+[[カードの効果]]で[[墓地へ送られた]]扱いにならない。~
例:[[カードの効果]]で[[墓地へ送られた]]場合に[[発動]]する[[効果]]を持つ[[《シャドール・ファルコン》]]は、[[相手]]の[[《痛み分け》]]で[[墓地へ送られた]]場合には[[効果]]を[[発動]]できない。~
同様に[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]は[[効果]]で[[リリース]]された扱いにならず、[[《霞の谷のファルコン》]]は[[効果]]で[[手札]]に[[戻った>戻す]]扱いにならない。~
+[[相手]]によって[[墓地へ送られた]]ことにもならない。~
例:[[相手]]によって[[フィールド]]を[[離れた>離れる]]場合に[[発動]]する[[効果]]を持つ[[《ヴェルズ・コッペリアル》]]は、[[相手]]の[[《痛み分け》]]で[[墓地]]へ送られても[[効果]]を[[発動]]できない。~

-原理が分かりにくい[[効果]]だが、[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]と比較するとやや理解できるかもしれない。~
[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]は「この[[カード]]の[[攻撃宣言]]の際に、[[自分]]はこの[[カード]]以外の[[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]1体を[[リリース]]しなければならない」という[[効果]]を持つ。~
この[[効果]]自体は[[永続効果]]であるが、[[リリース]]された[[モンスター]]は[[カードの効果]]で[[墓地へ送られた]]扱いにならない。~
「[[攻撃宣言]]を行うためのルールを追加する」[[効果]]と考えれば、分かりやすいかもしれない。~
この[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]の処理を[[相手]]や[[お互い]]に行わせるのが「○○しなければならない」系の[[カード]]と言える。~

--なお、以前、公式では、このような処理を「[[攻撃宣言]]のための[[コスト]]」や「[[攻撃宣言]]のための手順・条件」と表現していたが、現在このような表現を用いず、「「[[効果]]」「[[コスト]]」「[[攻撃宣言]]の手順・条件」のいずれでもない処理」としている。(17/03/16)~

-似た[[テキスト]]に「プレイヤーは○○を[[発動]]できない」や「(プレイヤー)は○○しなければ〜できない」があるが、これらも同様に''プレイヤーに影響を与えるものである。''~
例えば[[《古代の機械飛竜》]]の「[[相手]]は[[ダメージステップ終了時]]まで[[モンスター]]の[[効果]]を[[発動]]できない」[[効果]]は、[[相手]][[モンスター]]ではなく[[相手]]プレイヤーに影響するものであり、[[効果を受けない]][[モンスター]]であっても[[効果]]は[[発動]]できない。~
--「プレイヤーは○○を[[発動]]できない」という[[テキスト]]は、以前は''それぞれの[[カード]]が受ける[[効果]]''であり、[[効果を受けない]][[モンスター]]なら影響を受けずに[[効果]]を[[発動]]できた。~
現在の[[裁定]]は2019年6月の[[裁定変更]]によるものである。~
---なお、「[[発動]]できない」以外の「プレイヤーは○○できない」は、以前からプレイヤーが受ける[[効果]]という[[裁定]]であった。~
また、「[[発動]]できない」であっても[[効果外テキスト]]はプレイヤーが制限を受ける扱いだった。~

--[[《刀皇−都牟羽沓薙》]]のように「[[相手]]は○○できる」という[[テキスト]]の[[効果]]もあるが、これは処理が異なり、[[効果]]が直接[[カード]]に影響を及ぼす扱いとなる。~
そのため、[[効果を受けない]]状態の[[カード]]は影響を受けず、[[相手]]によって[[墓地へ送られた]]事になる。~

-[[《異種闘争》]]も正確には、「プレイヤーは○○しなければならない」という[[テキスト]]ではないかと考えられる。~
[[《御前試合》]]や[[《群雄割拠》]]の再録前のものと同じような[[テキスト]]であり、[[裁定]]も上記のような特性にあったものなので、この[[テキスト]]記述ルールの設定以前の[[テキスト]]の不備の可能性が高いからである。~

-ただし、次の[[カード]]のように、「プレイヤーは○○しなければならない」という[[テキスト]]でも[[カードの効果]]で行われる処理か、ルールを追加している[[効果]]なのかが曖昧なものも多いので注意が必要である。~

--[[《アマゾネスの弩弓隊》]]などの「[[相手]]は〜〜で[[攻撃]]しなければならない。」 [[効果]]~
[[《アマゾネスの弩弓隊》]]の[[効果の適用]]中に、[[相手]]が[[《E・HERO ワイルドマン》]]で[[攻撃]]を行わなければならないかは[[調整中]]である。(17/03/16)~
また、他の[[カード]]のこのような[[効果]]の[[テキスト]]は、「[[モンスター]]は[[攻撃]]しなければならない。」というように[[モンスター]]に対する[[効果]]であることが明記されているものがほとんどであり、特に第9期以降の[[テキスト]]では、すべてこの表記であるため、[[テキスト]]の不備である可能性が高いと思われる。~
ちなみに、デュエルリンクスで登場した[[《アマゾネスの弩弓隊》]]の[[テキスト]]には、[[攻撃]]強制が[[モンスター]]に[[適用]]されることが明記されている。~

--[[《マインド・オン・エア》]]や[[《正々堂々》]]などの「(プレイヤー)は[[手札]]を[[公開]]し続けなければならない。」[[効果]]~
どちらであっても処理上問題となる場面がなく、区別するための[[裁定]]がないため、どちらであるか不明。~
ただし、他の[[カード]]のこのような[[効果]]の[[テキスト]]は、「(プレイヤー)は〜〜を[[公開]]し続ける。」と[[公開]]する[[効果]]であることを示す[[テキスト]]になっており、また、[[《ドン・サウザンドの契約》]]の[[テキスト]]では「この[[カード]]の[[効果]]で[[手札]]の[[魔法カード]]を[[公開]]しているプレイヤー」というように[[公開]]が[[効果]]であることが明記されているので、[[テキスト]]の不備である可能性が高いと思われる。~

--[[《増殖するG》]]の「〜する度に、[[自分]]は[[デッキ]]から1枚[[ドロー]]しなければならない。」[[効果]]~
[[《灰流うらら》]]の[[テキスト]]に書かれている「[[デッキ]]から[[カード]][[手札]]に[[加える]][[効果]]」の[[適用]]範囲内に入っているため、[[ドロー]]するルールを追加しているわけではなく、[[カードの効果]]で[[ドロー]]している扱いだと思われる。~
また、[[《相乗り》]]や[[《便乗》]]の[[テキスト]]では「〜する度に、[[自分]]は[[デッキ]]から[[カード]]を1枚[[ドロー]]する。」となっているため、[[テキスト]]の不備なのかもしれない。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメVRAINSの「葵/ブルーメイデンvsボーマン」戦では、「[[効果を受けない]]」[[耐性]]を持つ[[《海晶乙女クリスタルハート》]]を《テッセラクト・ハイドライブ・モナーク》の「[[相手]]は[[墓地へ送ら>墓地へ送る]]なければならない」の[[効果]]で[[除去]]しようとする場面がある。~
[[OCG]]の知識に詳しくない視聴者への配慮のためか、観戦していたゴーストガールが「この[[効果]]はプレイヤーへの[[効果]]」とわざわざ解説している。~
--アニメGXのエックスが使用した《トラップ・スルーザー》は、「この[[カード]]の[[コントローラー]]は[[永続罠]]の[[効果]]の影響を受けない」[[効果]]を持っていた。~
現状[[OCG]]においてプレイヤーへの[[効果]]を防ぐ手段はなく、アニメで確認されるこの[[カード]]が唯一である。~

**関連カード [#card]
 ※以下はリンク先を参照~
-[[プレイヤーにドローさせる効果>ドロー#jouken]]
-[[プレイヤーにダメージを与える効果>火力#card]]

-[[「○○できない」効果について>ロック#dekinai]]

***「プレイヤーは○○しなければならない」[[テキスト]]を持つ[[カード]] [#w8c72e33]
 ※その処理が[[効果]]や[[コスト]]に当たらないもののみ記す~
 ※◆は上記の[[テキスト]]を持たないが、同様の特徴が見られるもの~
 ※[[ライフコストを強要するカード>ライフコスト#must]]はリンク先を参照~

-''[[効果処理時]]に強要する処理がある''
--[[《アポクリフォート・キラー》]]([[相手]])
--[[《Evil★Twins キスキル・リィラ》]]([[相手]])
--[[《轟の王 ハール》]]([[相手]])

--[[《サイバー・エンジェル−伊舎那−》]]([[相手]])
--[[《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》]]([[相手]])

--[[《いろはもみじ》]]([[相手]])

--[[《超化合獣メタン・ハイド》]]([[相手]])
--[[《魔鍵憑霊−ウェパルトゥ》]]([[相手]])

--[[《痛み分け》]]([[相手]])
--[[《神の進化》]]([[相手]])
--[[《深淵の宣告者》]]([[相手]])
--[[《六花の風花》]]([[相手]])

--◆[[《異種闘争》]]([[お互い]])
--[[《イタチの大暴発》]]([[相手]])
--[[《拮抗勝負》]]([[相手]])
--[[《禁断の異本》]]([[お互い]])
--[[《六世壊根清浄》]]([[お互い]])
--[[《獣烈な争い》]]([[お互い]])
--[[《台貫計量》]] ([[相手]])
--[[《転轍地点》]] ([[相手]])
--[[《変則ギア》]]([[自分]]または[[相手]])
--◆[[《バブル・クラッシュ》]]([[お互い]])
--[[《ベアルクティ・クィントチャージ》]]([[相手]])
--[[《魔砲戦機ダルマ・カルマ》]]([[お互い]])

-''[[効果]]処理後に時間差で処理がある''
--[[《千年の啓示》]]([[自分]])
--[[《ドラゴノイド・ジェネレーター》]]([[相手]])
--[[《トリックスター・ライトアリーナ》]]([[相手]])
--[[《トリックスター・ライトステージ》]]([[相手]])

--[[《絶滅の定め》]]([[お互い]])

-''[[フィールド]]に存在する限り、永続的に処理を行う''
--[[《海竜神−リバイアサン》]]([[お互い]])

--[[《群雄割拠》]]([[お互い]])
--[[《御前試合》]]([[お互い]])
--[[《センサー万別》]]([[お互い]])

-''[[フィールド]]に存在する限り、特定の行為を行う度に[[チェーンブロック]]を作らない処理がある''
--[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]([[自分]])
--◆[[《トリプル・ヴァイパー》]]([[自分]])
--◆[[《霞の谷のファルコン》]]([[自分]])

--[[《異次元の強襲艦》]]([[自分]])
--[[《インセクト女王》]]([[自分]])
--[[《弾丸特急バレット・ライナー》]]([[自分]])

--[[《墓守の使い魔》]]([[相手]])

--[[《通行増税》]]([[お互い]])
--[[《暴君の暴力》]]([[相手]])

-''自身が特定の領域から移動する場合に処理がある''
--[[《タイラント・ドラゴン》]]([[自分]])

**関連リンク [#link]
-[[自分]]
-[[相手]]
-[[お互い]]
-[[ターンプレイヤー]]
-[[コントローラー]]
-[[持ち主]]

-[[公式用語集]]