*ラッシュデュエル  [#top]

 正式名称は「遊戯王ラッシュデュエル」。~
 2020年4月より発売中の「遊戯王」を題材とした新たなカードゲーム。~

 多くのルールは[[遊戯王オフィシャルカードゲーム>遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ]]と共通する。~
 大きな違いとして、[[ドローフェイズ]]ごとに[[手札]]が5枚になるよう[[ドロー]]する点と、[[通常召喚]]の回数に制限がない点がある。~
 その他にも様々なルールの差異はあるが、全体的に[[OCG]]より簡略化されているのが特徴。~

 なお「遊戯王ラッシュデュエル」は「[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ]]」とは別のゲームという扱いである。~
 そのため、''[[OCG]]の[[カード]]をラッシュデュエルで使用する事も、ラッシュデュエル用カードを[[OCG]]で使用する事もできない''。

 こうした背景から、''遊戯王カードWikiではラッシュデュエルのカードに関する個別のページは設置せず、別サイト「遊戯王ラッシュデュエルWiki」で取り扱う''事としている。~
 →[[遊戯王ラッシュデュエルWiki:https://rush.yugioh-wiki.net]]~

-[[カード]]裏面は右下のロゴ以外共通で、[[カード]]の大きさも一緒である。~
しかし、表面のレイアウトは大きく異なるので、ラッシュデュエル用[[カード]]か[[OCG]]用[[カード]]かを見分けるのは容易である。~
--[[カード]]表面右下の偽造防止用ホログラムは[[OCG]]と同じものが使用されている。~

**OCGとのルールの違い [#n672ef81]

-[[ドローフェイズ]]の[[通常のドロー]]は、毎[[ターン]][[手札]]が5枚になるように[[ドロー]]する。~
[[手札]]が5枚以上だった場合は1枚[[ドロー]]する。~

-[[手札]]枚数制限が存在しない。~

-[[召喚権]]に上限がなく、1[[ターン]]に何度でも[[通常召喚]]できる。~

-[[モンスターゾーン]]および[[魔法&罠ゾーン]]はそれぞれ3箇所。~

-[[チェーン]]の概念がない。~
また、ルール上[[チェーン]]が発生するような[[カード]]は実装されていない。~

-独自の[[カード]]の分類として「[[レジェンドカード>RUSH:レジェンドカード]]」が存在する。~
1つの[[デッキ]]に入れられるレジェンドカードは、[[モンスターカード]]1枚・[[魔法カード]]1枚・[[罠カード]]1枚までである。~
多くのレジェンドカードは通常の[[カード]]より強力な能力を持っており、1つの[[デッキ]]に入れられるレジェンドカードは[[モンスターカード]]1枚・[[魔法カード]]1枚・[[罠カード]]1枚までである。~
当初は[[カード]]の種類を問わず[[デッキ]]全体で1枚しか入れられなかったが、2023年1月からルールが変更された。~

***[[モンスター]]について [#qaaddbb3]

-独自の[[モンスター]]の種類として「[[マキシマムモンスター>RUSH:マキシマムモンスター]]」が存在する。~
マキシマムモンスターは3枚1組となっており、3枚が[[手札]]に揃った時にまとめて場に出す「[[マキシマム召喚>RUSH:マキシマム召喚]]」を行う事で、通常より強力な「[[マキシマムモード>RUSH:マキシマムモード]]」となる。~
//また、「[[マキシマムモンスター>RUSH:マキシマムモンスター]]」」の[[ステータス]]として、「[[MAXIMUM ATK>RUSH:MAXIMUM ATK]]」が存在する。~

-[[融合モンスター]]の代わりに「[[フュージョンモンスター>RUSH:フュージョンモンスター]]」が存在し、その[[召喚]]方法として[[融合召喚]]の代わりに「[[フュージョン召喚>RUSH:フュージョン召喚]]」が存在する。~

-独自の[[種族]]として「[[ギャラクシー族>RUSH:ギャラクシー族]]」が存在する。~
また、[[フュージョンモンスター>RUSH:フュージョンモンスター]]専用の[[種族]]として、「[[オメガサイキック族>RUSH:オメガサイキック族]]」「[[サイボーグ族>RUSH:サイボーグ族]]」「[[天界戦士族>RUSH:天界戦士族]]」「[[ハイドラゴン族>RUSH:ハイドラゴン族]]」「[[魔導騎士族>RUSH:魔導騎士族]]」が存在する。~

-[[モンスター効果]]は[[フィールド]]で[[発動]]する[[起動効果]]と[[永続効果]]のみが存在する。~
[[誘発効果]]や[[誘発即時効果]]、[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]は存在しない。~
原則として1体の[[モンスター]]が持つ[[効果]]は1つだけで、[[起動効果]]と[[永続効果]]の両方を持つ[[モンスター]]は[[マキシマムモード>RUSH:マキシマムモード]]の[[マキシマムモンスター>RUSH:マキシマムモンスター]]だけである。~
また、一部の[[フュージョンモンスター>RUSH:フュージョンモンスター]]は[[コスト]]は共通だが2つの●の[[効果]]から1つを選択して[[発動]]できる[[選択効果>RUSH:選択効果]]を持つ。~
また、一部の[[フュージョンモンスター>RUSH:フュージョンモンスター]]は[[コスト]]は共通だが2つの●の[[効果]]から1つを選択して[[発動]]できる「[[選択効果>RUSH:選択効果]]」を持つ。~

--[[効果外テキスト]]は存在し、[[OCG]]では[[分類されない効果]]に当たるものも[[効果外テキスト]]扱いとなっている。~

***[[魔法・罠カード]]について [#g183d82a]

-[[魔法カード]]は[[通常魔法]]・[[フィールド魔法]]・[[装備魔法]]が存在し、後者2枚は[[永続効果]]のみで[[効果の発動]]という概念はない。~
-[[魔法カード]]は[[通常魔法]]・[[フィールド魔法]]・[[装備魔法]]だけが存在する。~
後者2枚は[[永続効果]]のみで[[効果の発動]]という概念はない。~

-[[罠カード]]は[[OCG]]で言う[[通常罠]]のみが存在する。~
[[フリーチェーン]]の[[カード]]はなく、全てが特定のタイミングで[[発動]]できる[[カード]]となっている。~

***その他 [#ne2f5beb]

-[[サーチ]]・[[リクルート]]が存在しない。~
[[OCG]]で大きな時間を取るこれらが存在しないため、プレイ時間は[[OCG]]と比べスピーディである。~

-[[除外]]、[[対象をとる(指定する)効果]]、[[ダメージステップ]]が存在しない。~

-[[貫通]]・[[ダイレクトアタック]]が公式用語になっている。~

-[[カードの効果]]の[[発動条件]]は【条件】と【効果】で表記され、分かりやすくなっている。~

-[[イラスト]]に独自のこだわりが見られ、3枚で構成されるマキシマムモンスターは絵が繋がるようにデザインされている。~
またオーバーラッシュレア仕様の[[カード]]は、[[イラスト]]枠からはみ出した形でデザインされている。~
また、レアリティの1つ[[オーバーラッシュレア>RUSH:Overrush]]は、[[モンスター]]等が[[イラスト]]の枠を飛び出し[[カード名]]欄まで被っているというインパクトある仕様である。~

**[[OCG]]と同名のカードについて [#c0f80d9e]
 ラッシュデュエルの[[カード]]の中には、既存の[[OCG]][[カード]]の[[同名カード]]も存在する。~
 その性能は[[OCG]]のそれと同一のものが多いが、[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]や[[《差し戻し》]]のように一部異なる[[カード]]も存在すれば、[[《ハーピィ・レディ2》]]や[[《万華鏡−華麗なる分身−》]]のように根本から異なるものまである。~
 また、[[《ジュラシックワールド》]]は[[カード名]]の表記が若干異なる。~
 なお、[[イラスト]]については構図やデザインは元カードとほぼ同一だが、全て新たに描き下ろされている。~

-[[レジェンドカード>RUSH:レジェンドカード]]は全てこれに該当し、[[《青眼の白龍》]]はじめ原作・アニメ出身[[カード]]が多い。~

-[[モンスター]]の[[誘発効果]]・[[誘発即時効果]]が存在しないため、[[召喚・特殊召喚に成功した]]時に[[発動]]できる[[効果]]を持つ[[カード]]は[[召喚]]・[[特殊召喚]]した[[ターン]]に[[発動]]できる[[効果]]に変更される。~
これらは[[発動]]タイミングを自由に選べる一方で、[[除去]]や[[裏側守備表示]]化により[[効果]]が防がれるという[[OCG]]には無い駆け引きが生まれるようになった。~
-[[モンスター]]の[[誘発効果]]が存在しないため、[[召喚・特殊召喚に成功した]]時に[[発動]]できる[[モンスター効果]]は、[[召喚]]・[[特殊召喚]]した[[ターン]]に[[発動]]できる[[起動効果]]に変更される。~
これらは[[発動]]タイミングを自由に選べる一方で、[[除去]]や[[裏側守備表示]]化により[[効果]]が防がれるという[[OCG]]にはない駆け引きが生まれるようになった。~

-[[OCG]]で[[対象をとる(指定する)効果]]だったものは、全て[[対象をとらない効果]]に変更されている。~

-[[OCG]]の[[融合モンスター]]は「[[フュージョンモンスター>RUSH:フュージョンモンスター]]」として実装される。~

-また、既存の[[OCG]][[カード]]をモチーフ・パロディにした[[カード]]も多い(例:[[《大革命》]]→[[RUSH:《ジャイアント革命》]])。~

--逆にラッシュデュエルで初出の[[カード]]の[[同名カード]]やラッシュデュエルの[[カード]]をモチーフ・パロディにした[[カード]]が[[OCG]]に登場した事例はなく、またラッシュデュエルの[[モンスター]]が[[OCG]][[カード]]の[[イラスト]]に登場した事例もない。

---[[《あまびえさん》]]は、[[OCG]]と[[ラッシュデュエル]]で同時に登場した。~
また、[[OCG]][[カード]]の[[イラスト]]に登場していたキャラクターがラッシュデュエルで[[カード]]化した[[《トラップモール》>RUSH:《トラップモール》]]のような事例はある。~

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-原作・アニメにおいて―~
アニメ第7作「遊戯王SEVENS」はラッシュデュエルを主体とした作品である。~
--作中でのラッシュデュエルは、ゴーハ・コーポレーションが徹底的に監視・管理する既存の「ゴーハ[[デュエル]]」に窮屈さを感じた主人公の遊我がそれを解消するために自分で開発した、という設定になっている。~
なお、ゴーハデュエルについては劇中では直接描かれないが、[[OCG]]に類似したゲームであると思われる描写が見られる。~

--第3話での描写から、舞台であるゴーハ市で流通するカードのレイアウト自体がラッシュデュエル用[[カード]]のそれと同じであることが分かる。~

--アニメ第8作「遊戯王ゴーラッシュ!!」でも引き続きラッシュデュエルが作品の主体となる。~
--アニメ第8作「遊戯王ゴーラッシュ!!」も引き続きラッシュデュエルが作品の主体である。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DM2>ゲーム付属カード#DM2]]・[[真DM>ゲーム付属カード#SDM]]・[[真DM2>ゲーム付属カード#SDM2]]は、ラッシュデュエルと同様「[[通常のドロー]]は[[手札]]が5枚になるように引く」ルールであった。~
(ただし、[[手札]]が5枚の場合は[[ドロー]]ができない。)~

**関連カード [#card]
-[[ラッシュデュエルとOCGの両方に存在するカード一覧>RUSH:遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ#list1]](遊戯王ラッシュデュエルWiki)

-[[OCGのモンスターがイラストに描かれたラッシュデュエルのカード一覧>RUSH:遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ#list2]](遊戯王ラッシュデュエルWiki)

**関連リンク [#link]

-[[遊戯王ラッシュデュエルWiki:https://rush.yugioh-wiki.net]]

-[[データベース]]