*&ruby(つ){積};む [#top]
 同じ種類の[[カード]]を複数枚[[デッキ]]に投入することを意味する俗称。~
 投入する枚数によって「2積み」・「3積み」・「2枚積み」・「3枚積み」とも呼ばれる。~
 1枚しか入れない(入れられない)場合、「1枚積み」とは言わない。(→[[ピン挿し]])~

-投入枚数による違いについては[[確率]]のページを参照。~

-コンセプトのある[[デッキ]]や[[コンボ]][[デッキ]]では、[[キーカード]]を複数枚投入するのが一般的である。~
その[[デッキ]]の戦略・戦術を遂行するためには、それらを[[ドロー]]しなければならないからである。~
[[ドロー]][[確率]]を上げるために、[[同名カード]]3枚だけでなく、[[キーカード]]を[[サーチ]]する[[カード]]や類似した[[効果]]の[[カード]]を採用する場合もある。~
また、[[リクルーター]]は積むことで真価を発揮するものである。~

-間違われることも多いが、「積み込み」は意味が異なる。~
これはイカサマの一種で、[[デッキ]]の[[カード]]順番をあらかじめ意図的に有利になるよう並び替えておく行為である。~
初心者にありがちだが、[[モンスター]]や[[魔法・罠カード]]を「整理」したつもりでまとめるだけでも、積み込みとみなされてしまう事があるので注意したい。~
「積み込み」の語源は麻雀用語で、「山に有利な牌を前もって置いておく事」を指す。~

--[[ボスデュエル]]はその積み込みをゲーム的に調整し、確定情報として相互に認識した上での[[デュエル]]仕様と言える。~

--通常の[[OCG]]ルール上では完全なイカサマ行為だが、遊戯王のゲーム作品ではしばしばCPU側が初期[[手札]]に積み込みを行う仕様が採用されてしまっている。~
代表例はGBAのDM6における、遊戯、海馬、孔雀舞の[[1ターンキル]][[デッキ]]だろう。~
特に海馬の[[【デビル・フランケン】]]は当時の[[カード]]プールで防げる[[デッキ]]と可能性が非常に限られた凶悪な積み込みとして印象付けられ、後発のゲーム作品群にもその疑いを常に持たせる原因となってしまった。~

-原作・アニメにおいて―~
[[《青眼の白龍》]]3枚積みの海馬を筆頭に、多くの[[レアカード]]を所持するデュエリストは複数枚の[[カード]]を積む事が多い。~
特にグールズのメンバーは、末端の[[レアハンター>封印されし]]や[[パンドラ>《ブラック・マジシャン》]]をはじめ、ボスの[[マリク>《万力魔神バイサー・デス》]]や[[リシド>《アポピスの化神》]]に至るまで[[キーカード]]を3枚積みする者が多い。~

--アニメARC-Vでは、[[融合>融合召喚]]次元のアカデミアの「オベリスク・フォース」の全員が[[《古代の機械猟犬》]]を始めとした[[カード]]を複数積みしており、[[サポートカード]]も同じものを使用している。~
--アニメARC-Vでは、融合次元のアカデミアの「オベリスク・フォース」の全員が[[《古代の機械猟犬》]]を始めとした[[カード]]を複数積みしており、[[サポートカード]]も同じものを使用している。~
統率のとれた軍隊の特徴を、同じ[[カード]]を積むという形で表現しているといえる。~
また、[[エクストラデッキ]]の[[カード]]を積んでいるキャラも複数いるので、比較的現実寄りになっている。

--アニメVRAINSの鬼塚 豪/Go鬼塚は、[[カテゴリ]]内[[サーチ]]の共通[[効果]]を持つ[[剛鬼]][[デッキ]]の使い手故か多種に渡る[[カード]]を3積みしている。~
同じく[[カテゴリ]]内[[リクルート]]の共通[[効果]]を持つ[[ヴァレット]]を用いる鴻上了見/リボルバーも多くの[[カード]]を3積みしている。~
また、穂村尊/Soulburnerは自身の使用する[[リンクモンスター]]を[[エクストラデッキ]]に複数枚積んでいる。~
これは彼が、[[リンクモンスター]]を素材として、その[[同名カード]]を[[リンク召喚]]する「転生[[リンク召喚]]」を得意としているからである。~
[[サラマングレイト]][[リンクモンスター]]は、そのほとんどが[[同名カード]]を素材として[[リンク召喚]]した場合に[[発動]]できる[[効果]]を持っており、複数枚積むことが前提であると言える。~


**関連リンク [#link]
-[[デッキ]]
-[[ピン挿し]]
-[[チェーンを積む]]

-[[用語集]]