*&ruby(だてんし){堕天使};/Darklord [#top]
 [[ブースターSP−デステニー・ソルジャーズ−]]で[[カテゴリ]]化された「堕天使」と名のついた[[カード]]群。~
 属する[[モンスター]]は全て[[闇属性]]であり、[[悪魔族]]の[[《堕天使マリー》]]を除いて[[天使族]]である。~

 [[《堕天使アムドゥシアス》]]・[[《堕天使イシュタム》]]・[[《堕天使テスカトリポカ》]]・[[《堕天使ネルガル》]]・[[《堕天使マスティマ》]]は以下の共通する[[効果外テキスト]]と[[誘発即時効果]]を持つ。~
 自分は「(同名モンスター)」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、
 その(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (2):1000LPを払い、自分の墓地の「堕天使」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
 その魔法・罠カードの効果を適用する。
 その後、墓地のそのカードをデッキに戻す。
 この効果は相手ターンでも発動できる。

 また、[[《堕天使降臨》]]以外の[[魔法・罠カード]]は全て[[同名カード]]の[[カードの発動]]を[[1ターンに1度]]しか行えない制限を持つ。~
 上記の[[モンスター]]の制限も含めて、[[同名カード]]の連続使用に厳しい制限のかかっている[[カテゴリ]]であると言える。~

 なお、上記の共通[[モンスター効果]]で[[適用]]した[[魔法・罠カード]]の[[効果]]はあくまで「[[モンスター効果]]」扱いである。~
 [[《魅惑の堕天使》]]の[[効果]]を[[適用]]した場合、[[《E・HERO ワイルドマン》]]には有効であるが、[[攻撃力]]3000以下の場合は[[《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》]]に通用しない。~

-属する[[モンスター]]自体は[[Spell of Mask −仮面の呪縛−]]における[[《堕天使マリー》]]に始まり何体か存在していた。~
しかし正式な[[カテゴリ]]となったのは[[《堕天使ルシフェル》]]等が登場した上記シリーズからである。~
初登場から実に約15年4ヶ月の月日を経ての[[カテゴリ]]化となった。~

-読み方が異なる[[《CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン》]]や漢字が異なる[[《ゴーストリックの駄天使》]]はこの[[カテゴリ]]には含まれない。~

-[[《堕天使マリー》]]と[[《堕天使ナース−レフィキュル》]]の[[英語名]]は当初「the Fallen One」が「堕天使」の訳となっていたが、[[《堕天使ゼラート》]]以降は「Darklord」が訳として使用されている。~
[[カテゴリ]]化に伴い、2016年11月18日に上述の2体の[[英語名]]も変更され、「Darklord」で統一された。~
//https://yugiohblog.konami.com/articles/?p=8041

--[[英語名]]が実在する[[デッキ]]名の[[【ダークロード】>【ライトロード】#DARK]]と一致するのは偶然である。~

-この[[カテゴリ]]の[[魔法・罠カード]]は全て[[対象をとらない効果]]である。~

-[[カード名]]に[[七つの大罪>《No.77 ザ・セブン・シンズ》#sevensins]]との繋がりが連想できるものも複数見られる。~
[[七つの大罪>《No.77 ザ・セブン・シンズ》#sevensins]]にはそれぞれ対応する[[悪魔>悪魔族]]が存在するのだが、キリスト教において堕天使は[[悪魔>悪魔族]]と同一の存在と見なされている。~
[[OCG]]でも、初期に登場した[[《堕天使マリー》]]や[[フレイバー・テキスト]]に堕天使を含む[[《魔天老》]]の[[種族]]は[[悪魔族]]に設定されている。~
一方で、同じく天界から追放されたという設定を持つ[[《お注射天使リリー》]]は[[魔法使い族]]である。~

-前述の通り[[《堕天使マリー》]]以外は[[天使族]]なので、[[闇属性]]でありながら[[《闇》]]のフィールドでは[[弱体化]]してしまう。~
逆に[[《光神化》]]や[[《奇跡の光臨》]]といった、光に関する[[カード名]]を持つ[[カード]]のサポートを受けられる。

-[[ブースターSP−デステニー・ソルジャーズ−]]に収録された新規[[モンスター]]の頭上には、特殊な形状の赤い光輪が見られる。~

-「堕天使」とは主に天界を追放された天使や堕落した天使の事を指す。~
主に傲慢や嫉妬により堕ちた者が多いが、それらはキリスト教に多く見られる記述であり、自由な意思により反逆したり、人間に味方した事で追放されたりした天使も存在する。~
また、キリスト教では異教の神は悪魔として扱われることが多く(バアル、[[テスカトリポカ>《堕天使テスカトリポカ》]]など)創作などでは時折堕天使として扱われたりもする。~
そういった事情もあってか、ファンタジー作品等での悪魔・天使の扱いにおける中間層として、創作では立ち位置が分かれやすい傾向にある。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画GXにおいて響みどりが堕天使[[デッキ]]を使用している。~
ただし、劇中では[[カテゴリ]]化がされていた訳ではなく、[[種族]]・[[属性]]を統一した[[デッキ]]として使用している。~
個々の[[モンスター]]で言えば[[《堕天使ナース−レフィキュル》]]や[[《堕天使マリー》]]も別のデュエリストに使用されているが、それについては各ページを参照。~

--ちなみに、響みどりが作中で[[デュエル]]した[[相手]]のマッケンジーは[[光属性]]の[[天使族]][[デッキ]]であり、一種の[[ミラーマッチ]]だった。~

--未[[OCG]][[カード]]として、アニメDM・GXで[[通常罠]]《堕天使の施し》が、漫画GXで[[罠カード]]《堕天使の幻惑》と《闇に堕ちた天使》が登場している。~
--未[[OCG]][[カード]]として、アニメDM・GXで[[通常罠]]《堕天使の施し》が、漫画GXで[[罠カード]]《堕天使の幻惑》が登場している。~

--漫画OCGストラクチャーズにおける「出須vsライト月子」戦では、出須が[[【堕天使】]]を使用している。~
堕天使を5体[[フィールド]]に並べた時には「&ruby(パーフェクト・サンクチュアリ){理想堕天聖域};」と呼称していた。~
周囲のギャラリーの反応からもこの[[デッキ]]の強さが証明されているだろう。~

-コナミのゲーム作品において―~
「デュエルリンクス」では2019/10/28に[[《堕天使の戒壇》]]がLIMIT2、[[《神属の堕天使》]]がLIMIT1に指定された。~
さらに2020/3/24より[[《堕天使イシュタム》]]がLIMIT2に指定されることが発表された。~

**関連リンク [#link]
―「堕天使」と名のついた[[モンスター]]~
 ※は「堕天使」に関する[[効果]]を持つ[[モンスター]]
-[[効果モンスター]]
--[[レベル]]3
---※[[《堕天使ユコバック》]]
--[[レベル]]4
---※[[《悦楽の堕天使》]]
---[[《享楽の堕天使》]]
---[[《堕天使ナース−レフィキュル》]]
--[[レベル]]5
---[[《堕天使エデ・アーラエ》]]
---[[《堕天使マリー》]]
--[[レベル]]6
---※[[《堕天使アムドゥシアス》]]
--[[レベル]]7
---※[[《堕天使マスティマ》]]
--[[レベル]]8
---[[《堕天使アスモディウス》]]
---[[《堕天使スペルビア》]]
---[[《堕天使ゼラート》]]
---※[[《堕天使ネルガル》]]
--[[レベル]]9
---※[[《堕天使テスカトリポカ》]]
--[[レベル]]10
---※[[《堕天使イシュタム》]]
---[[《堕天使ディザイア》]]
--[[レベル]]11
---※[[《堕天使ルシフェル》]]

-[[融合モンスター]]
--[[レベル]]12
---[[《黎明の堕天使ルシフェル》]]

-[[リンクモンスター]]
--[[リンク]]2
---※[[《失楽の堕天使》]]

―「堕天使」と名のついた[[魔法・罠カード]]~
 ※は「堕天使」に関する[[効果]]を持つ[[魔法・罠カード]]
-[[通常魔法]]
--※[[《堕天使の戒壇》]]
--※[[《堕天使の追放》]]

-[[通常罠]]
--※[[《神属の堕天使》]]
--※[[《堕天使降臨》]]
--※[[《叛逆の堕天使》]]
--※[[《背徳の堕天使》]]
--※[[《魅惑の堕天使》]]

//―「堕天使」に関する[[効果]]を持つ[[カード]]
//-[[《》]]

―その他のリンク
-[[《禁じられた一滴》]]

-[[《魔天老》]]

-[[《CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン》]]
-[[《ゴーストリックの駄天使》]]

-[[【堕天使】]]

-[[カテゴリ]]

**FAQ [#faq]
Q:[[フィールド]]に[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]が存在する場合に堕天使の(2)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:[[発動]]できますが、[[効果]]は[[無効]]化されます。(16/08/08)

Q:[[《サイキック・ブロッカー》]]の[[効果]]で[[《堕天使の追放》]]が[[宣言]]されています。~
  [[《堕天使イシュタム》]]の(2)の[[効果]]で[[墓地]]の[[《堕天使の追放》]]を[[対象]]にした場合、その[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:実際に[[プレイ]]されるのは[[《堕天使イシュタム》]]なので、その[[《堕天使の追放》]]の[[効果]]を[[適用]]し[[デッキに戻す]]事ができます。(16/08/22)

Q:[[《堕天使イシュタム》]]の(2)の[[効果]]で[[墓地]]の[[《堕天使の追放》]]を[[対象]]にした場合、[[相手]]は[[《灰流うらら》]]の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。~
  [[《堕天使イシュタム》]]自身の[[効果]]は[[堕天使]][[魔法・罠カード]]の[[効果]]を[[適用]]する[[効果]]であり、[[《堕天使の追放》]]の[[効果]]を[[適用]]する場合でも「●[[デッキ]]から[[カード]]を[[手札]]に[[加える]][[効果]]」としては扱いません。(18/06/02)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。