*耐性 [#top]
 特定の何かに対しての抵抗力を意味する言葉。(非公式用語)~
 [[OCG]]では、主に[[カード]]が[[戦闘破壊]]や他の[[カードの効果]]に対して抵抗力を持つ場合に用いられる。~

 基本的には、以下の3種類の[[効果]]が「耐性」と呼ばれる事が多い。~
-([[戦闘]]・[[効果]]で)[[破壊されない]]
-[[カード]]の[[効果を受けない]]
-[[効果の対象]]にならない

 これらの[[効果]]を持つ[[カード]]は「○○に耐性がある」と言われる。~
 また他の[[カード]]をこれらの状態にする[[効果]]は、「耐性を与える効果」「耐性を付与する効果」などと呼ばれる。~
 これらに関するルールについては、それぞれ[[破壊されない]]・[[効果を受けない]]・[[効果の対象]]の項目を参照。~

-[[カード]]が、他の[[カード]]によって永続的に「[[破壊されない]]」「[[効果を受けない]]」耐性を付与されている場合について。~
この状況で「耐性を付与している[[カード]]」と「耐性を付与されている[[カード]]」が同時に[[除去]]される場合、「耐性を付与している[[カード]]」のみが[[除去]]される。~

--例:[[《フィールドバリア》]]と[[フィールド魔法]]が存在している状態で[[《大嵐》]]を[[発動]]した場合、[[フィールド魔法]]は[[破壊]]されず[[《フィールドバリア》]]のみが[[破壊]]される。~

--上記は、[[永続魔法]]や[[効果モンスター]]の[[永続効果]]などによる耐性の場合。~
[[誘発効果]]などは付与した後でその[[カード]]を[[除去]]しても無意味である。~
そもそも[[フィールド]]に残らない[[《コアキメイルの金剛核》]]といった[[カード]]もある。

-[[すべての効果を受けない>効果を受けない#all]]耐性のことを俗に「完全耐性」と呼び、wiki内にもいくつか用例がある。~

-その他に珍しい耐性を持つ[[カード]]もある。~
例えば、[[召喚]]が[[無効]]にされない[[三幻神]]、[[コントロール奪取]]耐性のある[[《不意打ち又佐》]]、[[除外]]耐性のある[[《奇跡のジュラシック・エッグ》]]、[[リリース]]耐性のある[[《クインテット・マジシャン》]]など。~

//この辺を「耐性」と呼ぶことは少ないので再分類
-[[破壊]]された場合に[[自己再生]]できる[[モンスター]]は「[[破壊]]に耐性がある」[[モンスター]]と近い運用が可能だが、[[自己再生]][[モンスター]]を「耐性がある」と言う事はあまりない。~
こうした「耐性以外の効果によって、耐性を持っている[[カード]]と近い動きができる[[カード]]」を耐性と同列に語りたい場合、「間接的に耐性がある」「擬似的に耐性がある」といった言い回しをされる事が多い。~
以下のような例がある。~

--[[攻撃]]・[[効果]]に対するもの
---[[自己再生]]効果がある。例:[[《ギガンテック・ファイター》]]、[[《炎王神獣 ガルドニクス》]]等
---[[破壊]]されても後続を[[特殊召喚]]できる。例:[[竜星]]~

--[[攻撃]]に関するもの
---[[相手]][[モンスター]]から[[攻撃対象]]にされない。例:[[《ガーディアン・ケースト》]]~
---[[攻撃対象]]に選択できない。(↑とは異なる点に注意)例:[[《コマンド・ナイト》]]~
---[[相手]][[モンスター]]は[[攻撃宣言]]を行う事ができない。例:[[《ゴラ・タートル》]]~
---[[攻撃]]を[[無効]]にできる。例:[[《No.39 希望皇ホープ》]]
---その他 例:[[《水魔神−スーガ》]]。~

--[[効果]]に関するもの
---[[対象をとる(指定する)効果]]を[[無効]]にし、[[破壊]]する。例:[[《タイラント・ドラゴン》]]~
---特定の[[効果]]を[[発動]]させない。例:[[《ナチュル・バンブーシュート》]]~
---特定の[[効果]]の[[発動]]を[[無効]]にする。例:[[《真六武衆−シエン》]]~
---特定の[[効果]]を[[無効]]にする。例:[[《D−HERO Bloo−D》]]~

--その他~
---[[特殊召喚]]を封じる・[[無効]]にする[[カード]]は、間接的に[[攻撃]]や[[モンスター効果]]に耐性があるという見方ができる。~
例えば[[お互い]]の[[特殊召喚]]を封じる[[《虚無魔人》]]は、高[[攻撃力]][[モンスター]]や[[除去]][[効果]]を持つ[[モンスター]]が[[特殊召喚]]される事を防げるため、結果的に[[戦闘破壊]]・[[除去]]されにくい。~
---[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する処理をした後に別の処理が入る場合、[[特殊召喚に成功した]]時に[[発動]]する[[カード]]は[[タイミングを逃し>タイミングを逃す]]て[[発動]]できない。~
そのため、そのような[[効果]]を持つ[[カード]]は局所的な耐性を付与させているとの見方ができる。~
例えば[[《ドリル・ウォリアー》]]は、自身を[[帰還]]させた後[[サルベージ]]を行う処理が入るため、[[《奈落の落とし穴》]]等に耐性を持っている。~
---変わったところでは、[[魔法・罠カード]]の[[効果]]を受けなくする[[《侵略の汎発感染》]]を自身の[[効果]]で[[サーチ]]できる[[《ヴェルズ・オピオン》]]のような[[カード]]もある。~
---[[効果]]ではなく、ルールにより耐性を持つ場合もある。~
例えば、[[ペンデュラムモンスター]]は[[フィールド]]から[[墓地]]へ送られる場合代わりに[[エクストラデッキ]]に送られる性質があるため、これに属する[[機械族]][[モンスター]]は[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]の[[融合素材]]にされない耐性を持っている、との見方もできる。~

-かつては「ある[[デッキ]]の、特定の[[カード]]への抵抗力」という意味で「耐性」という言葉が使われることもあった。~
例えば「[[《氷帝メビウス》]]が入っているので、この[[デッキ]]には[[ロック]]耐性がある」など。~
今日では「○○[[メタ]]」または「○○を見る」と表現される事が多い。~

-原作・アニメにおいて―~
原作やアニメDMでは[[テキスト]]に書かれていないが特定の[[攻撃]]や[[効果]]に対する耐性を持つ[[モンスター]]が度々登場している。~
例を挙げると~
--地上からの[[攻撃]]を受けない[[《ハーピィ・レディ》]]等の[[飛行能力>《落とし穴》]]を持つ[[モンスター]]。~
--電撃を吸収する[[《海月−ジェリーフィッシュ−》]]。~
--魔法[[攻撃]]を受けない[[《振り子刃の拷問機械》]]等の[[機械族]][[モンスター]]。~
--[[《時の魔術師》]]の[[効果を受けない]][[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]。~
--自身よりランクの低い[[モンスター]]や[[罠カード]]の[[効果を受けない]][[三幻神]]・[[三邪神]]。~

--一方、[[《ギルフォード・ザ・ライトニング》]]や[[《ラーの翼神竜》]]の[[破壊]][[効果]]は[[相手]][[モンスター]]の耐性を貫通できた。~

-コナミのゲーム作品において―~
非[[OCG]]準拠のゲーム作品では、RPGのように[[属性]]による[[ダメージ]]が増減したり、[[属性]]に該当する「召喚魔族」による優劣がある場合がある。~

**関連カード [#card]
 耐性関連の[[効果]]を持つ[[カード]]については各リンクを参照。~
 主に「[[破壊されない]]」「[[効果を受けない]]」「[[効果の対象]]」のページに詳しく記載されている。~
//**関連カード [#card]

**関連リンク [#link]
-[[破壊されない]]
-[[効果を受けない]]
-[[効果の対象]]

-[[制圧]]
-[[身代わり]]

-[[用語集]]