《アモルファスP/Amorphous Persona》 †
フィールド魔法
(1):フィールドの「アモルファージ」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「アモルファージ」モンスターがリリースされる度に自分はデッキから1枚ドローする。
この効果は1ターンに2度まで適用できる。
(3):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・フィールドから、レベルの合計が8になるようにPモンスターをリリースし、
手札から「虚竜魔王アモルファクターP」を儀式召喚する。
シャイニング・ビクトリーズで登場したフィールド魔法。
アモルファージを全体強化する効果、アモルファージがリリースされる度にドローする効果、自身を墓地コストに《虚竜魔王アモルファクターP》を儀式召喚する効果を持つ。
(1)の効果はアモルファージの全体強化であり、ステータスの低い下級アモルファージでの戦線維持も可能となる。
《アモルファージ・ヒュペル》は攻撃力2050、《アモルファージ・キャヴム》ならば守備力2350となり、エクストラデッキからの特殊召喚を封じた状態ならば突破され難い数値となる。
アモルファージのサポートカードとしては、他には《アモルファージ・インフェクション》が全体強化、《アモルファージ・ライシス》が全体弱体化効果を備えており、重ねがけすることでかなりの攻守補助が可能となる。
《アモルファージ・インフェクション》にも書かれている通り、【アモルファージ】において全体強化・全体弱体化による戦闘補助の重要性は大きい。
(2)のドロー効果により、ペンデュラムゾーンのアモルファージの維持コストによるリリースをドローで埋め合わせできる。
アモルファージ2枚の維持コストとしてアモルファージ2体をリリースし、ペンデュラム召喚で即座に呼び戻せば、実質ノーコストの2ドローとなる。
また、同様にリリースをトリガーにアドバンテージ回復を行う《アモルファージ・インフェクション》・《超再生能力》と併用すれば、大幅なアドバンテージを生み出せる。
なおこの効果はチェーンブロックを作らないため、《幽鬼うさぎ》の妨害を受けないので覚えておきたい。
戦闘補助+アドバンテージ回復という効果の構成は《アモルファージ・インフェクション》や《アモルファージ・ライシス》と同じだが、このカードはトリガーがリリース限定という点がややネック。
スタンバイフェイズのリリースが発生するためには、ペンデュラムゾーンのアモルファージとモンスターがいずれも相手ターンを生き残る必要があり、一番ドローを行いたいピンチの場面で役に立たない。
他2枚と異なり1ターンに2度効果を使えるのでハマった際の爆発力は大きいものの、アモルファージサポートカードの中では3番手という地位である。
(3)の《虚竜魔王アモルファクターP》を儀式召喚する効果は、無理に使わなくとも良い。
墓地で発動する効果だが、このカードは積極的に墓地へ送るメリットが乏しく、また《虚竜魔王アモルファクターP》の能力自体も【アモルファージ】と相性が良いとは言えない。
- 「アモルファス(amorphous)」は非晶質ともいい、固体を構成する原子・分子が不規則に密集している状態のこと。
非晶質な物質として、ガラスやゴムなどが当てはまる。
また、「ペルソナ(persona)」とは、ラテン語で「人」や「仮面」を意味する。
そこから転じて俳優が演じる役柄や登場人物、さらには人物、個人、性格、人格を意味するようになった。
- ペルソナは多くの用途を持つ言葉であり、ビジネス用語や心理学用語としても使われている。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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