《ゼンマイラビット/Wind-Up Rabbit》 †
効果モンスター
星3/地属性/獣戦士族/攻1400/守 600
自分フィールド上の「ゼンマイ」と名のついた
モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを次の自分のスタンバイフェイズ時までゲームから除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
また、この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できない。
EXTRA PACK 2012で登場した地属性・獣戦士族の下級モンスター。
自分のゼンマイモンスター1体を次の自分のターンまで一定期間だけ除外する誘発即時効果を持つ。
《亜空間物質転送装置》と同様の効果を持つため、ほぼあらゆる除去を回避することができる。
多くのゼンマイは表側表示で存在する限り1度しか効果を発動できないが、このカードの効果で一旦除外された場合その制約がリセットされ、再度効果を使用できるようになる。
無論このカード自身もゼンマイであるため、自身を除外した場合戻した後に再度除外効果を使用できる。
自身を除外し続ける事で半永久的にあらゆる攻撃・効果から避け続けられるという恐ろしいポテンシャルを秘めたカード。
類似効果を持つ《ヴェルズ・サンダーバード》の様な発動条件が一切ないため、相手が単に攻撃を行なってきただけでも回避が可能である。
相手がこのカードを除去するためには、このカードの効果にチェーンして除去効果を使うか、このカードの効果を無効にするか、除外されたこのカードを他の所に移動させるかのいずれかしかない。
《ヴェルズ・サンダーバード》と異なり攻撃力とレベルは低めだが、その代わりに《ゼンマイマニュファクチャ》に対応。
もちろん《ゼンマイマニュファクチャ》が除去されたり、自分のフィールドがら空きになったりしてしまう危険こそあるが、凄まじいハンド・アドバンテージを得ることが可能になる。
自分のターンは他のゼンマイの効果、相手のターンにこのカードの効果と発動するだけでもよい。
また、1ターンに効果を使える同名カードの制限などもないため、3枚のこのカードが同一ターンに効果を使える。
- 回避能力の高さゆえに英語版の公式サイトではこのカードを対策するための特集記事が組まれているが、その中でこのカードは「funny bunny」と呼ばれている。
funny bunnyとは、原作においてペガサスが愛読していたアメリカン・コミックおよびその主人公である「ファニーラビット」の英語圏での名称である。
ペガサスによれば、ファニーラビットは583回にわたる放送のなかで26000発以上の銃弾を宿敵ブルドッグ・ポリスに撃たれているが、1発も命中した事はないとの事。
この攻撃回避能力が、原作におけるトゥーンモンスターの無敵能力のモデルとなっている。
あらゆる攻撃・効果を回避するこのカードは、まさにOCGにおける「ファニーラビット」である。
関連カード †
―ウサギのモンスターについては《因幡之白兎》を参照。
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:除外する効果はダメージステップ中に発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(12/10/13)
Q:効果処理時に対象に選択したモンスターが《エネミーコントローラー》の効果でコントロールが相手に移った場合、そのモンスターは除外されますか?
A:はい、除外され、次の自分のスタンバイフェイズ時にはそのモンスターは相手フィールドに戻った後すぐに元々の持ち主である自分フィールドに戻ります。(12/10/14)
Q:効果処理時に対象に選択したモンスターが《月の書》の効果で裏側守備表示になった場合、そのモンスターは除外されますか?
A:はい、そのモンスターは裏側表示の状態で除外され、次のスタンバイフェイズ時には裏側守備表示の状態でフィールドに戻ります。(12/11/08)
Q:自分のドローフェイズ時にこのカードの効果でモンスターを除外した場合、そのモンスターが戻ってくるのはそのターンのスタンバイフェイズ時ですか?
また、自分のスタンバイフェイズ時にこのカードの効果でモンスターを除外した場合、そのモンスターが戻ってくるのは次の自分のターンのスタンバイフェイズ時ですか?
A:はい、そうなります。(12/10/15)
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