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《トリックスター・ブーケ/Trickstar Bouquet》 †

速攻魔法
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
(1)：自分フィールドの「トリックスター」モンスター１体と
フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
その「トリックスター」モンスターを持ち主の手札に戻し、
もう１体の対象のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
手札に戻したモンスターの元々の攻撃力分アップする。

　FLAMES OF DESTRUCTIONで登場した速攻魔法。
　トリックスターモンスター１体を手札にバウンスし、別の表側表示モンスターの攻撃力を強化する効果を持つ。

　トリックスターには同じく攻撃力をアップさせ、自身を特殊召喚する効果も有する《トリックスター・キャロベイン》が存在する。
　あちらはトリックスターモンスターであるため、《トリックスター・ライトステージ》をはじめとした各種トリックスターカードによるサーチ・サルベージに対応している。
　そのためこのカードを使用する場合は速攻魔法である利点を活かし、相手の単体除去を回避しモンスターを回収するなどの使い方をしたい。

　バトルフェイズ中に既に攻撃を終えたモンスターを回収し攻撃力を他のモンスターに上乗せするといったこともできる。
　回収する対象が《トリックスター・キャンディナ》なら1800の強化をしつつ、召喚に成功した時の効果を再利用でき、《ライバル・アライバル》も併用すれば更なる追撃も可能。
　(1)の効果を使用していない《トリックスター・リリーベル》を手札に戻せば、実質的にノーコストで800の攻撃力アップが見込める他、あちらのサルベージ効果を再度発動できる。

　また、元々の攻撃力が低く直接攻撃できる《トリックスター・リリーベル》を強化する場合、《トリックスター・キャロベイン》よりもこちらの方が使い勝手が良い。
　このカードを採用する場合、《トリックスター・リリーベル》を主体とした構築にするのも面白い。

ブーケは花束、日本では特に結婚式で新婦が持つ花束を意味する。
攻撃力を別のモンスターに与える様子をブーケトス（挙式を終えた花嫁が、未婚女性のゲストへ向かってブーケを投げる演出）に見立てているのだろう。

下記のアニメのように、相手フィールドのモンスターの攻撃力をアップすることもできる。

原作・アニメにおいて―
アニメVRAINSの「葵/ブルーエンジェルvsスペクター」戦でブルーエンジェルが使用。
《トリックスター・キャンディナ》を手札に戻してスペクターの《聖天樹の精霊》の攻撃力を上昇させた。
これにより、元々の攻撃力と異なるモンスターをバウンスできる速攻魔法《トリックスター・テンプテイション》とのコンボを狙ったのだが、《聖蔓の乙女》の効果で失敗に終わった。