召喚獣(しょうかんじゅう)メルカバー/Invoked Mechaba》

融合・効果モンスター
星9/光属性/機械族/攻2500/守2100
「召喚師アレイスター」+光属性モンスター
(1):1ターンに1度、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、
そのカードと同じ種類(モンスター・魔法・罠)の手札を1枚墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし除外する。

 ブースターSP−フュージョン・エンフォーサーズ−で登場した光属性機械族融合モンスター
 相手発動したのと同じ種類のカード手札コストにその発動無効にして除外できる誘発即時効果を持つ。

 《召喚獣プルガトリオ》同様、《召喚師アレイスター》通常召喚から手札消費1枚で融合召喚が可能な召喚獣
 《召喚魔術》サーチ後の《召喚師アレイスター》《聖魔の乙女アルテミス》にすればフィールド墓地融合素材が揃う。
 《転生炎獣アルミラージ》を経由して《セキュア・ガードナー》リンク召喚しても確保できる。
 もちろん、他に墓地に落ちている光属性があればそちらを融合素材として除外してもよく、手札誘発である《エフェクト・ヴェーラー》《幽鬼うさぎ》除外時に効果発動するサンダー・ドラゴン等との組み合わせが考えられる。
 光属性モンスターの採用率は比較的高いため、《召喚魔術》《超融合》相手墓地フィールドモンスターを巻き込むことも狙いやすい。

 既に《召喚魔術》手札にある場合、《E・HERO プリズマー》《召喚師アレイスター》墓地へ送ることでこのカード融合素材を揃えられる。
 もっとも、《召喚師アレイスター》を先に召喚して《召喚魔術》サーチ手札光属性モンスター融合召喚しても消費自体は同じ。
 カード消費にこだわらなければ《融合呪印生物−光》起動効果でも出せるので、《フォトン・スラッシャー》のような場に出し易いモンスター《ワンタイム・パスコード》《フォトン・サンクチュアリ》のような光属性トークンとで特殊召喚する手もある。
 《サイバース・ガジェット》レベルチューナーモンスター《ドロドロゴン》シンクロ召喚すれば即座に融合召喚する準備が整うことからシンクロ召喚主体のデッキにも出張できる。

 無効範囲は《神の摂理》と同じだが、スペルスピードの違いと破壊ではなく除外であるという点が異なる。
 幅広いカウンターを狙う場合は複数の種類のカード手札に保持しないといけないが、数枚の手札を握っているだけでも相応のプレッシャーはかけられる。
 更に言えば、《召喚魔術》《召喚師アレイスター》融合素材として除外した場合は《召喚魔術》の(2)で手札戻した《召喚師アレイスター》モンスター効果無効化1回分のコストになるため、他に手札が無い場合でも最低限の妨害として機能する。
 無効化したカード除外するため、墓地で機能するカードに対しても強い。
 ただステータスはそこまで高くないので、単純な戦闘破壊を狙ってくる相手は苦手。
 シンクロモンスターエクシーズモンスターなどの大型モンスターを出す以前の素材に対して効果発動しても良いだろう。

 融合素材の確保しやすさとモンスターとしての汎用性のいずれも召喚獣としてはトップクラスであり、組み合わせるカード次第ではあるが多くの【召喚獣】の軸になるカードと言える。

  • 「メルカバー」とはヘブライ語で戦車(チャリオット)を指す単語である。
    旧約聖書の1つエゼキエル書では『神の戦車』、『天の車』、『聖なる神の玉座』等とも称されている。
    現実世界でもイスラエル国防軍で運用されている戦車に「メルカバ」の名が付けられている。
    カード名の通り、(1枚目の)イラストにも戦車の姿をしたモンスターが描かれている。
    • 一方で、SELECTION 5収録の新イラストでは肝心の戦車の姿がなくなっている。
      ただ、よく見ると人型の顔の部分が戦車(であった)部分の顔と同じ形なので、こちらのイラストは人型と戦車が融合した姿なのかもしれない。
      エゼキエル書でのメルカバーは4つの翼を持つ戦車と言及されており、新イラストでは初期のイラストには無かった4つの翼を生やしている。
  • 召喚口上は「古の禁術に呼び出されし神霊よ!!王座を持ちし戦車を轟かせ!!《召喚獣メルカバー》融合召喚!!」
  • コナミのゲーム作品において―
    マスターデュエルでは召喚時のカットインが用意されている。

関連カード

―類似効果

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等


Tag: 《召喚獣メルカバー》 モンスター 融合モンスター 効果モンスター 星9 光属性 機械族 攻2500 守2100 召喚獣

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