振子特急(しんしとっきゅう)エントレインメント/Tilting Entrainment》

シンクロ・効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻2800/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚した場合に発動できる。
自分の手札・EXデッキ(表側)からレベル4以下のPモンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードまたは自分のPモンスターが相手モンスターと戦闘を行い、
その相手モンスターが破壊されなかったダメージステップ終了時に発動できる。
その相手モンスターを破壊する。

 WORLD PREMIERE PACK 2023で登場した地属性機械族シンクロモンスター
 シンクロ召喚に成功した場合に手札またはエクストラデッキ表側表示レベル4以下のペンデュラムモンスター特殊召喚する誘発効果、自身またはペンデュラムモンスターが関わる戦闘相手モンスター破壊されなかったダメージステップ終了時にその相手モンスター破壊する誘発効果を持つ。

 シンクロ素材縛りは無いが、効果はいずれもペンデュラムモンスターが関わるので、基本的には【ペンデュラム召喚】での使用となる。
 とは言え、ペンデュラムモンスターが1体あれば機能する効果であるため、少量のペンデュラムモンスターを採用したデッキでも採用は可能。
 例えば【超重武者】ではキーカード《超重神童ワカ−U4》レベル4のペンデュラムチューナーであり、大半の超重武者とは種族属性も共有できる点でも噛み合う。
 《超重神童ワカ−U4》ペンデュラム効果で自身を展開して《超重僧兵ビッグベン−K》ペンデュラムゾーン置き《超重武者装留ガイア・ブースター》サーチして特殊召喚すれば召喚権を温存しつつこのカードシンクロ召喚でき、(1)の発動も可能となる。

 (1)は下級ペンデュラムモンスター特殊召喚
 このカードシンクロ素材下級ペンデュラムモンスターを用いれば即座にエクストラデッキから展開できるので、最も効率的な動きとなる。
 消費は荒いが、エクストラモンスターゾーンまたはリンク先に余裕が無いのならば手札から展開するのも手ではある。

 (2)は戦闘した相手モンスター効果破壊
 自身のモンスターよりも高いステータス、または戦闘破壊耐性を持つモンスター除去するのが仕事となる。
 ただ、前者の場合は必然的に自分モンスター戦闘破壊されてしまうので1:1交換に留まる。
 レベル8のシンクロモンスターは層が厚く、モンスター除去に限ってもより使い勝手が良いものが揃っている。
 相手フィールドの状況に左右される点も含め、こちらの効果はオマケとして見なしておくのが無難か。

  • カーブを通過する2本の電車が描かれていることから、モチーフは鉄道車両の仕組みの1つ「振り子式車両」だろう。
    イラストの電車のように車体を傾けてカーブを通過する機構により、乗客が受ける遠心力を減らし、乗り心地を維持したままスピードを上げることができる。
    ペンデュラムモンスターに関連した効果となっているのも、この「振り子式」が由来だろう。
    イラストの2本の列車の先頭車両の形はペンデュラムスケールに似ており、色も赤と青で意識されている。
  • 英語名の「Tilting」は「傾いている」、「Entrainment」は「巻き込み・引き込み・同調化」を意味する。
    また「Tilting train」で振り子式車両を意味する。
  • コナミのゲーム作品において―
    マスターデュエルでは、OCGで登場するよりも前に実装されており、OCGカード名テキストもこちらで先に判明していた。

収録パック等


Tag: 《振子特急エントレインメント》 モンスター シンクロモンスター 効果モンスター 星8 地属性 機械族 攻2800 守1600

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