青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)/Blue-Eyes White Dragon》

通常モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。
どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。

 STARTER BOXで登場した光属性ドラゴン族最上級モンスター
 多数の専用サポートカードが存在し、同名カード2体を融合素材とする事で《青眼の双爆裂龍》に、3体を融合素材とする事で《青眼の究極竜》《真青眼の究極竜》《青眼の究極亜竜》になる。
 《ブラック・マジシャン》と共に、遊戯王OCGを代表するモンスターである。

 基本的には重さが目立つアドバンス召喚は避け、各種のサポートカードを活用して特殊召喚を狙っていく事になる。
 専用の召喚サポートとしては、《青き眼の乙女》《正義の味方 カイバーマン》《白竜の聖騎士》が存在する。
 ブルーアイズサポートカードも充実しており、デッキからは《青き眼の賢士》《太古の白石》手札からは《青き眼の護人》墓地からは《青き眼の祭司》効果によって特殊召喚できる。

 光属性ドラゴン族通常モンスターサポートカードも使用できる。
 聖刻《復活の福音》《竜魔人 キングドラグーン》《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》等により、手札デッキ墓地からの特殊召喚が可能。
 《竜の霊廟》《竜の渓谷》等で墓地へ送ることができ、また《蒼眼の銀龍》《銀龍の轟咆》《復活の福音》等で容易に蘇生できる。
 更には《王者の看破》《無力の証明》による妨害、《オネスト》による強化も可能である。

 上記以外にも、相性のいいカードが豊富にある。
 《融合派兵》に対応するモンスターでは元々の攻撃力が一番高いという特徴がある。
 《E・HERO プリズマー》なら、《滅びの爆裂疾風弾》発動や、《青眼の究極竜》融合召喚の補助として使用できる。
 更に、《召喚僧サモンプリースト》等を用いて《ダイガスタ・エメラル》エクシーズ召喚すれば蘇生に繋げられる。

 レベル8であるため、《トレード・イン》手札コストとして墓地へ送り手札を調整しつつ蘇生の準備を整える事もできる。
 このカード自身が《伝説の白石》《ドラゴン・目覚めの旋律》等でサーチ可能なため、手札事故を軽減できる。
 また《伝説の白石》《調和の宝札》等で墓地へ送ることで、このカードサーチ手札交換墓地肥やしを同時に行える。
 これらを用い、デッキ回転に特化した構築も可能である。

  • アニメにおいて、ドーマ編以降で使用されている「第1・2期仕様のイラストで第3期以降の世界統一フォーマット」の日本語表記のカードは、長らくこちらの世界には存在しなかった。
    しかし、THE RARITY COLLECTIONにて、第9期仕様のフォーマットで登場することとなった。
    小・中学生限定配布だが、『遊戯王デュエルモンスターズ 最強カードバトル!』のクリア特典のカードは「第1・2期仕様のイラストで第3期以降の世界統一フォーマットのウルトラレア」になっている。
    英語版では、登場当初からレアリティウルトラレアが存在していた。
  • 2018年には、OCG20周年記念として純銀製・純金製のこのカードが前者では抽選プレゼント、後者では抽選販売された。
  • 2021年春には、北米・南米で1000枚、ヨーロッパ・中東・アフリカ・オセアニア地域で1000枚の99.9%純銀製のTCG仕様のこのカードがオンライン販売される。
  • アニメDMで海馬瀬人役を演じた津田健次郎氏は、原作者の高橋和希氏が遭難で死去した際に追悼の意を込めてこのカードの画像をツイッターにアップした。
    一年後にも同様に画像を投稿し、このカードをいつもカードケースに忍ばせている事を明かした。
  • 海外言語表記のこのカードの内、公式大会で使用可能なのはANIMATION CHRONICLE 2022収録の英語表記のもの(AC02-JP000)のみである。
    過去に配布・収録されたものは、裏面がOCG仕様のものでも公式大会では使用できない。
  • Vジャンプによるレジェンドモンスター総選挙の投票結果では、全20体中2位を獲得した。
  • COSMO BLAZER発売日の読売新聞朝刊に掲載された、遊戯王OCGの広告に用いられているカードの1枚である。
    この広告では、最初期から現在に至るまでの、それぞれの世代を代表するカードが世界各国の言語別に掲載されており、このカードは日本語版だった。
    黎明期から存在し、非常に高い知名度と人気を誇るこのカードは、遊戯王OCGの代名詞的存在と言っても過言ではないだろう。
  • 2019年7月25日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第1期投票では第2位にランクインした。
  • 原作・アニメにおいて―
    原作では「あまりの強さのためにすぐ生産中止となった」ため、世界に4枚しか出回っていないという超レアカードである。
    最初は、このカード4枚に対して所持者が4人いたのだが、その内の1枚を海馬が双六の店で見つけた所から、海馬を取り巻くデュエルの物語は始まる。
    その後、海馬瀬人が3枚を集め、彼の最も信頼するしもべとなる。
    キャラクターガイド「真理の福音」において、世界に3枚のみ存在すると説明されているが、これは1枚が海馬の手で破損したためである。
    なお、4枚中一枚だけカード表記英語表記であり、他は全て日本語表記となっている。
    攻撃名は、「滅びの爆裂疾風弾」。
    《ホーリー・エルフ》モンスター効果によりパワーアップした時の攻撃名は、「ホーリー・バーストストリーム」。
  • 原作初出のJC2巻では《青眼の白》表記であり、現在の《青眼の白龍》が定着するのは4巻以降である。
  • 原作「DEATH−T編」の「遊戯vs海馬」において、最初にドローしたこのカードがずれていた。
  • アニメ版「バトルシティ編」大会前日において遊戯らが立ち寄った店のショーケースにもよく見ると飾られていたが、後の話の展開や原作設定からするとコピーカードと思われる。
  • 「KCグランプリ編」の「海馬vsジーク」戦で登場したこのカードは、場面によって第1期のデザインだったり、第3期のデザインになったりしている。
  • 「バトルシティ編」では、グールズに捕らわれたモクバを救うため、「決闘の女神よ!!今だけはカードの引きに幸運をもたらすな!」と願い、デッキトップカードを引きグールズの手の甲に突き刺したが、運悪くそれがこのカードだった。
    その後、「貴様のお陰でオレのカードに汚らわしい血がついたわ!」と激昂していたが、直前のコマのこのカードは血どころか傷ひとつないキレイな状態であった。
  • 「記憶編」では、3000年前の古代エジプトにおける、白い肌に青い瞳を持つ女性キサラがその身に宿す精霊「白き龍」として描かれた。
    詳細は、《青き眼の乙女》参照。
  • 海馬の趣味なのか、作中では《青眼の白龍》や《青眼の究極竜》を模した物が大量に登場する。
    自家用ジェット機や海馬コーポレーション入口の像に始まり、ぬいぐるみ、帽子、電車、ドーム、ジェットコースター、ビンゴマシーン、その他海馬ランドのアトラクション等にも用いられている。
    文庫版18巻のあとがきで描かれた「世界海馬ランド計画」に至っては、最早「海馬ランド」というより「ブルーアイズランド」と呼ぶべき代物である。
  • 原作では度々自ら消滅するモンスター
    最初の「遊戯vs海馬」戦、王国編の「遊戯vs死者の腹話術師(アニメ版では死の物真似師)」戦、記憶編(ただし、これのみ厳密にはキサラの精霊である「白き龍」)の計3回消滅した。
  • 東映版アニメの初期では、「ブルーアイズ・ドラゴン」という名前で通されていた。
  • 東映製作の劇場版『遊☆戯☆王』では、3体の《青眼の白竜》が《邪悪なる鎖》によって繋がれた《青眼の白竜3体連結》が登場した。(詳細は《青眼の究極竜》参照)
  • 米国で制作された『遊戯王カプセルモンスターズ』(Yu-Gi-Oh! Capsule Monsters)にも登場。
    ここでは海馬のモンスターではなく、とある村で伝説の勇者が現れるまで村を守ると誓った「神の白龍」として崇められており、その力を維持するためには1年に1人を生け贄に捧げなければならないという伝承があった。
    普段は石板に封印されているが、村を襲う《F・G・D》が現れた時に生け贄になるはずだった少女の祈りによって降臨、遊戯本人と融合して《F・G・D》を倒した。
  • アニメ5D'sの「遊星vsジャック」(1戦目・2戦目)において、遊星が使用した通常罠《メテオ・ストリーム》のイラストでは、《正義の味方 カイバーマン》と共に描かれている。
    また、ジャックが「ブルーアイズ・マウンテン」という一杯3000円のコーヒーを好んで飲んでおり、周りのキャラの反応からジャックの浪費癖の象徴となっている。
    コーヒーの価格は、このカード攻撃力と掛けているのだろう。
    また、第5期OPの冒頭部分で、このカードが登場している。
  • アニメSEVENSではラッシュデュエル版のこのカードが登場している。
    RUSH:《青眼の白龍》を参照。
    アニメ遊戯王シリーズには「第1話で主人公が攻撃力3000の敵と戦う」という伝統があったが、SEVENS第1話で主人公・王道遊我の前に立ちふさがったのはこのカードである。
    アニメDMの第1話で遊戯と戦って以来、実に20年ぶりに同じポジションを務めた。
  • 『週刊少年ジャンプ』にて連載していた漫画『いぬまるだしっ』において、怪盗ドッグアイが落としていった。
  • 『月刊少年チャンピオン』に連載していた漫画『WORST』において、子供達がこのカードを持っていた。
  • ゲーム作品において―
    遊戯王の最初のゲーム化作品である『モンスターカプセルブリード&バトル』から登場している。
    この作品では、文字数の都合上名前が「B・E・Wドラゴン」及び「BEWドラゴン」と表記されている。
    原作通りやはり海馬が使用しており、ゲーム上では所謂ラスボス的ポジションということもあってステータスは全体的に高く、特技「バーンアウト」も強力である。
    ちなみにプレイヤーも上記海馬からのトレードに加えてブリードモードで「ピヨモン」からの突然進化やクール以外のりゅうぞくと最強クラスのモンスター同士の合体で入手できる。
    こちらが「BEWドラゴン」を使用するとCPUはあまり攻めて来なくなり、状況次第では降参することもある。
    モンスターZOOの解説文では「そのパワーは、さわらないで敵を倒せるほど強力だ!でも、心やさしいモンスターだ。」と記されている。
    『モンスターカプセルGB』でも同様に、名前が「BEWドラゴン」と表記されている。
    やはりステータスは全体的に高めで、レベル40以降の時に進化カプセルを使うとBEAドラゴン(《青眼の究極竜》)に進化する。
    だが《青眼の白龍》・《青眼の究極竜》共々、攻撃方向が一方向のみという点が災いしてか、対策されやすいという欠点がある。
  • DMシリーズでは召喚魔族は白魔族となっている。
    真DMの守護星は太陽(白魔族に相当)と火星(炎魔族に相当)となっている。
  • また、『WCS2011』では、ステファニーが「ブルーアイズ・マウンテン」を販売している喫茶店で働いているためか、なんと【青眼の白龍】を使用してくる。
  • 3以降の『TAG FORCE』では、このカード召喚攻撃宣言すると、専用のムービーを見る事ができる。
    『TAG FORCE』シリーズでは、主にその作品のキャラのエースカードがムービー化されるが、作中には海馬もカイバーマンも登場していない。
    このカードが遊戯王を代表するカードとして特別扱いされている事が窺える。
  • GCソフト『フォルスバウンドキングダム』では、3体の《青眼の白龍》にそれぞれ アズラエルイブリース、ジブリールという名前が付いている。
    名の由来はイスラムの天使と思われる。
    アズラエルのみ他の2体よりライフが100高い事を除いて初期ステータスは同じだが、成長率は若干違っている。
    このゲームでの《青眼の白龍》は、低成長型の上にライフ中心であり、加えてドラゴン族には攻撃力を上げる装備がない事もあって、単体での戦闘力は低めである。
    《融合》をうまく使う事で、活躍が期待できる。
  • 『デュエルリンクス』では、原作での活躍を踏まえてか海馬瀬人及びモクバや武藤双六が使用すると、フルCGの召喚描写と共に以下の口上を述べる。
    ちなみに《真紅眼の黒竜》と同様、フルCGの召喚描写は共有されている。
    海馬瀬人:「オレのプライド そしてオレの魂! 出でよ 《青眼の白龍》!」
    海馬モクバ:「ヘン! 兄サマのカードはなー そこいらのヤツじゃ 使いこなせないんだぜ!《青眼の白龍》!!」
    武藤双六:「このカードを出せば……ワシの勝ちじゃ!《青眼の白龍》!!」「このカードをもう一度使えるとは……感動じゃー!《青眼の白龍》!!」
    • また、双六のゲットイベントでは原作漫画版における背景について触れられており、それによれば「あまりの強さで生産中止になった」という理由は表向きのものであり、そもそも一般流通させる予定はなく、三幻神と同じくペガサスが別の意志の介在によって「作らされた」カードであるという。
  • ちなみに、2017年4月1日のエイプリルフール企画として工事現場のヘルメットをかぶる演出があった。
    前年に公開された劇場版での「海馬建設」にちなんだネタだが、あちらは非常にデフォルメされており、通常モデルでのヘルメットはいわば逆輸入である。
  • マスターデュエルでは、2023/5/8のアップデートにてフィニッシャー時に特殊な演出が追加された。
  • カプコンのゲーム『モンスターハンタークロス』の遊戯王とのコラボクエスト「遊戯王・美しき龍との決闘」はシャガルマガラというモンスターを討伐するクエストとなっている。
    シャガルマガラも同じく白い巨大なの姿をしており、クエストの依頼人である「ゲームが得意な少年」が《ブラック・マジシャン》の使い手であることを考えるとこのカードを意識したのだろう。
    ちなみにシャガルマガラはウィルスをばらまくのだが、同じく海馬の使用カードである《死のデッキ破壊ウイルス》を考慮するとぴったりのモンスターである。
  • その他の商品展開―
    バンダイ版で登場していてカード名が原作初期と同じ《青眼の白竜》だった(「青」も下部が「月」ではなく「円」となっている異体字が使われている)。
    フレイバー・テキストは「攻撃、守備ともに最強のカード。」
    また、英語版の《BLUE EYES WHITE DRAGON》も登場しておりフレイバー・テキストは「This Dragon is the most ultimate monster.」となっている。
    東映版と同じ3体の《青眼の白竜》が魔法カード《邪悪なる鎖》によって繋がれた《青眼の白竜3体連結》も登場している。(詳細は《青眼の究極竜》参照)
  • アマダから発売された「遊戯王シール烈伝」でも《青眼の白竜》(「青」は異体字)で登場していて、雷属性となっている。
  • トップ製菓から発売された「ゆうぎおうカードガム」でも《青眼の白竜》で雷属性でフレイバー・テキストは「こうげき・しゅびりょくともにさいこうのレベルのちからをもつ!」となっている。
  • 『モンスターカプセルブリード&バトル』の同梱カードとしてコレクターズカード《B・E・Wドラゴン》が登場している。
    OCG発売前にKONAMIが発行したカードであり、イラストOCGと同じものである。

関連カード

カード名を《青眼の白龍》として扱うカード

―派生・進化形態モンスター

―その他

フレイバー・テキスト関連

イラスト関連

―《青眼の白龍》の姿が見られるカード

《青眼の白龍》のカード名が記されたカード

 ※は「《青眼の白龍》のカード名が記されたカード」に関する効果を持つカード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

使用不可カード

FAQ

Q:日本国内で正式に販売された「KA-04」「KA-05」「JMP-001」などの外国語表記のカードはスタンダードデュエルコンセプトデュエルで使用可能ですか?
A:それらは日本語版以外の言語のカードとして扱われるため、使用できません。(13/09/09)


Tag: 《青眼の白龍》 通常モンスター モンスター 星8 光属性 ドラゴン族 攻3000 守2500 ブルーアイズ

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