《標本の閲覧/Specimen Inspection》 †
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札の「化石融合−フォッシル・フュージョン」1枚を相手に見せて発動できる。
手札からモンスター1体を墓地へ送り、種族とレベルを1つずつ宣言する。
相手は自身の手札・デッキを確認し、
宣言された種族・レベルを持つモンスターがあった場合、その内の1体を墓地へ送る。
COLLECTION PACK 2020で登場した通常魔法。
相手に手札・デッキから宣言した種族・レベルを満たすモンスターを墓地へ送る事を強制させる効果を持つ。
発動に《化石融合−フォッシル・フュージョン》を必要とするため、その融合素材をお互いの墓地に準備する用途で扱う事になる。
特に化石竜融合モンスターは融合素材を相手の墓地のモンスターに限定されているため、それらの能動的な融合召喚を狙う場合にこのカードで下準備できる。
先攻1ターン目で相手のデッキが不明瞭な状態でも、採用されることの多い手札誘発に対応するレベル・種族を宣言しておけば大抵墓地に置ける。
《古生代化石竜 スカルギオス》を出す場合に必要なレベル7以上も、採用されやすいものは大きく限られるので当てやすい。
《ダイナレスラー・パンクラトプス》に対応するレベル7・恐竜族か、《原始生命態ニビル》に対応するレベル11・岩石族を宣言すればそれらを墓地に置ける可能性は高い。
ただ、直接アドバンテージを得られる効果ではなく、2枚分のディスアドバンテージを背負う事になるのが最大の難点。
一応デッキになく手札に有った場合は手札破壊となるが、毎回起こる事ではない。
また、宣言したカードが採用されていなかった場合、何の効果も発揮しない。
一応情報アドバンテージは得られるが、ディスアドバンテージに全く見合っていない。
そもそも、化石竜融合モンスターを特殊召喚するならば《タイム・ストリーム》で出すこともできる。
《化石融合−フォッシル・フュージョン》での対象耐性がどうしても欲しい場合と仮定しても、カード名を直接宣言できてこちらの手札かフィールドに来るので一応1:1交換になる《天声の服従》で十分な場合が多く、このカードを採用する余地はほぼない。
相手の墓地に融合素材を用意する手段としてはライフコストのみの《深淵の指名者》もある。
ただ、あちらはレベルでなく属性を宣言するので、地属性・恐竜族で《カーボネドン》を墓地へ送られるなど、狙いのレベルが墓地へ送られず、《古生代化石竜 スカルギオス》を出せない場合はある。
また、こちらは自分の墓地にも一緒に岩石族を置けると言う特長はあるものの、リンク素材にするなど、別の手段で墓地へ送るのも難しくない。
《手札断殺》など、お互いに手札交換するカードなら1枚の消費で手札の岩石族を墓地へ送れ、相手にもモンスターを墓地へ送る機会を与えられる。
もっとも魔法・罠カードだけを墓地へ送られて、《化石融合−フォッシル・フュージョン》の条件を満たせるとは限らない。
- 「剣山vsジム」戦で使用された際は、剣山がデュエルディスクから取り出したデッキを掲げることで、目の前にデッキ内のカードの一覧のビジョンが現れ、それをタッチすることで墓地へ送るカードを選択していた。
一方、「ジムvs怒りの仮面」戦で使用された際は普通にデッキからカードを手で抜き出して墓地へ送っている。
- イラストはアニメとほぼ同一の構図であるが、アニメの登場時には存在しなかった白衣の人物が追加されている。
髪型の特徴は化石の使用者であるジムに似ている。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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