融合(ゆうごう)/Polymerization》

通常魔法
(1):自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター1体を融合召喚する。

 STARTER BOXで登場した通常魔法
 自分手札フィールドモンスター融合素材として融合モンスター融合召喚する効果を持つ。

 原作およびOCG初期から存在する、融合召喚を行う際に使用するもっとも基本的なカードである。
 しかし、融合素材2体以上+《融合》の3枚を消費してエクストラデッキから融合モンスター1体を出すため、2枚以上のディスアドバンテージが生じてしまう。
 このため、融合召喚を行うデッキであっても、デッキ融合墓地融合を行うカードカテゴリ専用融合召喚カードに出番を奪われがちである。

 このカードの長所は、専用サポートカードの豊富さである。
 サーチサルベージ手段が多く手札に加えやすい上、それらの中にはアドバンテージが純増するものも多いため、融合召喚ディスアドバンテージも軽減できる。
 融合召喚系のデザイナーズデッキであっても、【ファーニマル】【アマゾネス】は《融合》をサポートするカードを含んでおり、このカードを使用する。
 上記した墓地融合系のカードと併用してもよく、《融合》で墓地へ送られた融合素材墓地融合する事で融合モンスターを2体並べられる。

  • 海外ではDuelist Pack:Yugiで初めてこのイラストを使ったものが収録された。
    ただしイラストの奥にあるカードに描かれた六芒星のような紋様が別のものに書き換えられている。
    また、フォーマット変更によって日本版では隠れていた部分を見ることが可能になった。
    奥のカードは現実に存在しないためかカード名テキスト等、他のカードでは他言語に書き換えられている部分が日本語のままになっている。
  • 英語名は「重合」という意味。
    「重合」は化学反応の一種で、「分子が2個以上結合し、分子量の大きい新たな分子を生成する反応」のこと。
    英語でも分子以外の対象物に「Polymerization」という単語を使うのは語感としても不自然であり、実際には「Fusion」の方が分かりやすい。
    実際に日本語名に「フュージョン(Fusion)」が用いられているカード《ミラクル・フュージョン》等)では、英語名もそれに準ずる語が用いられている。
  • 2019年7月25日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第1期投票では第9位にランクインした。
  • アニメにおいて《青眼の白龍》の交換条件として海馬が提示したスーツケース一杯のカードの1枚(またこの時のみイラストVol.6のものだった)。
    また、バクラの挑戦を受けた海馬が出したアタッシュケースに入っていたカードの内の1枚でもある。
  • 英語版アニメDMでは一貫してVol.6イラストのものが使用され続けた。
    GX以降は通常のイラストのものに変更されている。
  • アニメGXでは特に【E・HERO】デッキの使い手である十代が多用しており、彼のデッキには最低でも2枚は投入されている。
    しかしネオスペーシアンデッキに入れ、コンタクト融合を使うようになってからは、使用率が減った。
    他には万丈目、翔、明日香、亮、エド等も使用している。
    また、精霊ユベルに乗り移られたマルタンはなんと「デュエルアカデミアの生徒(人間)」と「カードの精霊(モンスター)」を融合させ、手駒としてデュエルをさせている。
    第179話で登場した武藤遊戯のデッキの一部にもこのカードが見られる。
    「十代vsダークネス」戦において登場した通常罠未来への希望(フューチャーヴィジョン)》の発動に必要なカードでもあった。
  • アニメARC-Vでは融合召喚が主戦術の1つとなっており、再び使用頻度が高まっている。
    主要なキャラクターとしては、融合次元出身の素良・セレナ・デニス・ユーリ・ロジェ、素良から融合召喚を教わった柚子が多用。
    遊矢も1度だけ使用したが、元々柚子のデッキから混入したカードだったため柚子に返却しており、以降は《EMトランプ・ウィッチ》等を使用している。
    その他、梁山泊塾の勝鬨と竹田、LDS融合召喚コースのハリル、融合次元のオベリスク・フォース、タイラー姉妹、シンクロ次元ではデュエルチェイサー227とセルゲイ等メイン・モブ問わず多くのキャラに使用されている。
    「明日香vsユーリ」戦でユーリが使用した優等生デッキの中に3枚フル投入されていた。
    また、「黒咲vsデニス」(2戦目)で、デニスが使用した通常魔法古代の機械混沌融合(アンティーク・ギア・カオス・フュージョン)》、「明日香vsユーリ」戦で明日香が使用した永続魔法《融合破壊》の発動に必要なカードでもあり、そのイラストに描かれている。
  • 劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』の「海馬vs闇遊戯(シミュレーション)」戦では《真青眼の究極竜》融合召喚に使用され、「遊戯vs海馬」戦では海馬の手札に存在が確認できる。
    また遊戯もデッキ構築のシーンで存在が確認できるが、融合モンスターの存在は示唆されなかった。
  • アニメDM・GX・5D's・ZEXAL・ARC-Vの5作品のデュエルで使用されており、「遊☆戯☆王」を代表する魔法カードの1枚と言えよう。
    なお、シリーズ6作目のVRAINSでは登場しなかったため、連続登場記録は途切れている。
  • Dチーム・ゼアルの「カイトvsフュージョン・マスク」戦において、フュージョン・マスクが使用。
  • デュエルリンクスに収録されたVol.6版のイラストでは、六芒星に似た紋様が五芒星に似た紋様に変更され、奥に写っているカードも第9期フォーマット仕様に変更されている。
    のちにOCGでも変更されて収録された。

関連カード

カード名を《融合》として扱うカード

―《融合》に関連する効果を持つカード

―《融合》が見られるカード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

Q:融合素材モンスターが両方手札にあった場合、融合モンスター特殊召喚できますか?
A:融合素材モンスター2体が手札に存在する場合でも融合素材として使用できます。

Q:融合召喚そのものを《王宮の弾圧》無効にすることはできますか?
A:《融合》の効果処理時《王宮の弾圧》発動し、特殊召喚無効にする事はできません。
  しかし、《融合》等の融合召喚するカードの発動チェーンして《王宮の弾圧》発動し、無効にする事ができます。(09/01/27)

Q:《融合》の発動チェーンされ、想定していた融合召喚に必要な融合素材が失われ、想定していたのとは別の融合召喚しかできない場合、融合召喚しなくてはなりませんか?
A:はい、融合召喚しなければなりません。(09/08/07)

Q:相手のこのカード発動チェーンして、《サンダー・ブレイク》相手モンスター破壊したところ、相手が「融合召喚できる組み合わせが存在しなくなった」と主張しました。
  自分相手手札エクストラデッキ確認を求める事ができますか?
A:このカード効果には、そもそも相手手札エクストラデッキ確認する効果処理は含まれておりません。
  そのため、相手プレイヤーが「該当のカードはございません」と言われた場合、効果処理としてはここで終了となります。
  また、デッキ確認を求めるかどうか、応じるかどうか等は対戦者同士で相談していただく内容になるため、こちらではお伝えできません。(16/06/13)
非公開情報も参照

Q:効果処理時《大天使クリスティア》等が特殊召喚され特殊召喚ができなくなった場合、融合素材モンスター墓地へ送る処理だけ行いますか?
A:いいえ、融合素材モンスター墓地へ送る処理も行いません。(11/02/20)

Q:《甲虫装機 エクサビートル》効果等で装備されたモンスター融合素材として使用できますか?
A:いいえ、できません。(12/04/20)


Tag: 《融合》 魔法 通常魔法 融合

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