通常(つうじょう)モンスター/Normal Monsters

公式ルールブック解説

 特別な効果を持たない基本モンスターです。
 効果を持たないかわりに、攻撃力守備力の高いモンスターが多く存在します。

 (公式ルールブック マスタールール(2020年4月1日改訂版)対応 バージョン1.0 より引用)

説明

 モンスターカードの分類の1つ。
 効果を持っておらず、メインデッキに入り、召喚条件も存在しないモンスター

  • 基本的に、カードの枠が黄色であるモンスターカードのみが「通常モンスター」である。
    ただし、これに当てはまらない例外や区別が紛らわしいカードも存在するので後述する。
  • 第9期以前は【○○族】というだけの表記であった。
    第10期以降は【○○族/通常】とわかりやすくなっている。
  • 【○○族/チューナー】または【○○族/ペンデュラム】と記されていても、枠が黄色であれば通常モンスターである。
    こちらも第10期以降は【○○族/チューナー/通常】【○○族/ペンデュラム/通常】とわかりやすい表記になっている。
    それらには、普通の通常モンスターと同様にフレイバー・テキストが書かれている。
  • トークン効果の有無に関わらず、どのようなものでも常に通常モンスターとして扱われる。
    また、通常モンスターに関する効果を持つカードの中には、カッコ書き等で「トークンを除く」と書かれているものも少なくない。
  • 何のモンスター効果も持っていないプレーンな状態である事からバニラと呼ばれることがある。
    TAG FORCEシリーズやDUEL TERMINALでもバニラという言葉が使われており、半公式とも言える呼び名になっている。
    • バニラと言う用語は他のTCGでも多用されており、TCGの元祖であるマジック・ザ・ギャザリングでも使用されている。
      よって、「カード枠がバニラ色であるから」と言うのは誤った俗説である。
  • 多くは第1〜2期にかけて登場したもので、第4期後期からはパックに通常モンスターが収録されることは激減している。
    一方で5期以降でもSTRIKE OF NEOSPHOTON SHOCKWAVE等、通常モンスター関連のカードを多数収録した弾も存在する。
  • 第6期以降は再び通常モンスターのパック収録は後退したが、STARTER DECKDUEL TERMINAL等で時々見られるようになった。
    いずれにせよ、登場する通常モンスターは専用の融合素材であったり、何か特別な効果に対応している場合がほとんどである。
  • 他ゲームとのコラボにおいては、コラボ先の要素を強く反映した通常モンスターが新規で配布される事が定番の流れとなっている。
    フレイバー・テキストでコラボ先の要素を説明でき、加えて入手手段が限られるが故にあまり実用性を持たせたくないという配慮もあっての判断なのだろう。
  • 原作・アニメにおいて―
    原作では通常モンスター自体の描写がなく、DEATH-T編・王国編ではテーブルトークRPGの要素もあったため多くのモンスターに能力が描写されている。
    バトルシティ編以降は効果モンスターにはテキストが書かれるようになっているが、XYZなどテキストが書かれずに能力があるものも混在しているため、通常モンスターが存在したのかは不明。
    OCG準拠となったアニメDMからは頻繁に見かけられ、主要人物も使用していた。
    しかしアニメGXになると使用頻度が下がっていき、アニメ5D's以降は稀にしか登場していない。
  • アニメGX、5D'sでは、通常モンスターは「ノーマルモンスター」と呼ばれている。
  • アニメGXではジムが、相手墓地下級通常モンスターを特殊召喚する効果を持つ《サンプル・フォッシル》を使用している。
    一部の例外を除くと、実質的に通常モンスターのメタとなるのはアニメ作品などにおいてもこのカードのみである。
  • アニメ5D'sでは通常モンスターをメインとしたデュエリストとしてカーリー渚、チーム太陽が登場している。
    カーリーは占い魔女(アニメ版では通常モンスターのカード群)を、チーム太陽はOCGに既存する昔のレベル3以下の通常モンスターを大量に入れ使用した。
    登場人物たちの反応、観客の「ありきたりのカード」というセリフから、効果モンスターより一段低い存在として見られている事がうかがえる。
    しかし、チーム太陽はこれらのカード《手をつなぐ魔人》やその他ロックカードを駆使して《眠れる巨人ズシン》特殊召喚に繋げ、遊星たちを追い詰めた。
  • アニメARC-V公式HPの「超熱血!デュエル塾」では、遊戯と十代のエースが通常モンスターであることに、遊矢が微妙な反応を見せていた。
    やはり通常モンスターは他に比べると低く見られがちであるようだが、その後遊矢は修造に叱咤され、直後に考えを改めている。
  • ちなみに、複数種類の通常モンスターを使用した主人公はアニメ5D'sの遊星以来だが、遊星の場合《アンサイクラー》以外は全て借り物のカードだった。
    明確に複数種類を所持する主人公はアニメGXの十代以来となる。
  • デュエル以外では、《歌姫アドリアーナ》などの通常モンスターを所持しているだけの登場人物もいる。
    他には人間をカード化する(した)時はこの枠の色のカードを用いられることも多い。
  • 現在まで未OCG化の通常モンスターはアニメDMには14体、アニメGXには8体、アニメ5D'sには3体、アニメZEXALには1体が登場している。
    OCG化通常モンスターが存在しないアニメARC-Vではペンデュラム召喚と他のエクストラデッキ召喚方法を組み合わせる都合上通常召喚モンスター自体が重視されず、アニメVRAINSではリンク召喚シナジーが強いため積極的にOCG化されるという真逆の理由である。
    • アニメDM:《ガードナーの戦士》、《メガロドン》、《セブンアームズ・デーモン》・《メガトロン》、《デスハンド》、《シー・スネーク》、《くの一ソルジャー・アヤメ》、《忍者ソルジャー・カタナ》、《聖神アレス》、《ランドスターの銃士》、《ランドスターの格闘士》、《ランドスターの騎士》、《ルビードラゴン》、《ネクロマネキン》
    • アニメGX:《ニンジンマン》、《ポテトマン》、《タマネギマン》、《ドールパーツ・ブルー》、《ドールパーツ・ゴールド》、《ドールパーツ・レッド》、《ドールパーツ・ピンク》、《B−1 カブトップ》
    • アニメ5D's:《キッズ・ジャンク》、《歌姫アドリアーナ》、《見習い騎士》
    • アニメZEXAL:《バグマン》
  • また、ラッシュデュエルを題材としたメディアミックスでは再び最上級通常モンスターをエースに携えるキャラクターが増えている。

優れたステータスを持つ通常モンスター

※同じ数値を持つカードは登場した時期の早い順に列挙
モンスタートークンは差分画面にて表記

レベル

レベル

―公式大会のデュエルでは使用できない

レベル

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関連カード

通常モンスターに関する効果を持つカード

特定の状況下で通常モンスターとして扱う効果モンスター

通常モンスター扱いとなる罠モンスター

罠カードとしても扱う

罠カードとしては扱わない

通常モンスターを各種素材に用いるモンスター

その他

特別な通常モンスター一覧

特殊召喚モンスター召喚条件を満たす過程で必要な通常モンスター

太字は更に指定のカードを組み合わせなければならない特殊召喚モンスターを1種類以上擁するもの)

自身のカード名を指定した効果を持つカードが存在する通常モンスター

太字カード名を指定する効果が複数存在するもの)

特定のカテゴリに属している通常モンスター

太字部分は属するカテゴリの名前)

効果を持つモンスターの特定の融合素材シンクロ素材に自身のカード名が指定されている通常モンスター 

太字は対応するモンスターが複数存在するもの)

効果を持たないモンスターの特定の融合素材シンクロ素材に自身のカード名が指定されている通常モンスター

太字は対応するモンスターが複数存在するもの)

チューナー

ペンデュラムモンスター

(数字はペンデュラムスケール、※はペンデュラム効果なし)

関連リンク

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