融合・効果モンスター 星6/闇属性/戦士族/攻2000/守2600 「D−HERO」モンスター+闇属性の効果モンスター 「D−HERO デッドリーガイ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):手札を1枚捨てて発動できる。 手札・デッキから「D−HERO」モンスター1体を墓地へ送り、 自分フィールドの全ての「D−HERO」モンスターの攻撃力はターン終了時まで、 自分の墓地の「D−HERO」モンスターの数×200アップする。 この効果は相手ターンでも発動できる。
20th ライバル・コレクションで登場する闇属性・戦士族の融合モンスター。
D−HEROを墓地へ送ってD−HEROを全体強化する効果を持つ。
融合素材の縛りが緩く、【D−HERO】なら容易に融合召喚できる。
モンスター効果は、墓地を肥やしつつ行う、墓地のD−HEROの数を参照する全体強化。
1枚あたりの上昇値は決して高いとは言えないが、打点が全体的に低い【D−HERO】にとって全体強化は心強いだろう。
手札コストと墓地を肥やす効果でD−HEROの数を増やせれば、上昇幅も大きくなる。
このカードを融合召喚した時点で最低でも融合素材となったD−HERO1体が墓地にいるので、墓地を肥やす効果を含めて少なくとも400ポイントの上昇が見込める。
両者を並べるのは困難だが、《D−HERO ディストピアガイ》の効果のトリガーにもなる。
元々発動ターンしか持続しないので、攻撃を行った後なら元々のステータスに戻ってもほとんど関係ない。
単純に墓地を肥やす手段としてみても有用であり、攻撃力の低さのフォローと合わせてD−HEROにとっては大きなサポートとなる。
《D−HERO ディアボリックガイ》・《D−HERO ダッシュガイ》等、墓地に置くことで効果を発揮するものは複数存在する。
《D−HERO ドゥームガイ》・《オーバー・デステニー》や、《幽獄の時計塔》と《D−HERO ドレッドガイ》の対象確保等、墓地を肥やす重要度は高い。
また、《D−HERO ディアボリックガイ》を墓地へ送れば、そのままランク6のエクシーズ召喚も可能となる。
難点は、ただでさえ消費の激しい融合召喚に加えて手札コストが必要という点。
また、【D−HERO】自体が現時点ではそれほど融合召喚に長けたデッキではないため、構築バランスの問題も非常に大きい。
《ミラクル・フュージョン》のような墓地融合で手札消費を抑える手段もなく、仮に存在しても墓地に関する効果との相性は非常に悪い。
墓地を利用する各種カードへの下準備としての役割が大きいため、中盤以降よりも序盤に出したいモンスターであり、素早く出す工夫が求められる。
採用する場合、融合カードを多めにしつつ、《V・HERO アドレイション》・《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》等と使い分けるように構築したい。
D−HEROは全て闇属性なので、墓地を肥やすための手段としては《終末の騎士》・《ダーク・グレファー》が活用できる。
それらと比べた場合、継続的に使え、D−HEROサポートに対応するのが利点だが、出すまでの手間が難点となる。
併用により安定して多くの墓地アドバンテージを稼ぎに行く手もあるが、これらは《D−フュージョン》に対応しない。
総じて、融合召喚と手札コストさえカバーできれば、様々な動きの起点と弱点のフォローがこなせるカードとなりえる。
しかし、その融合召喚と手札確保がD−HEROのプール内では得意とは言えず、安定した運用には不安が残るのが現状である。
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