遊戯王カードWiki - のバックアップ(No.120)

《Ｅ・ＨＥＲＯ(エレメンタルヒーロー) キャプテン・ゴールド/Elemental HERO Captain Gold》 †

効果モンスター
星４/光属性/戦士族/攻2100/守 800
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。
デッキから「摩天楼 －スカイスクレイパー－」１枚を手札に加える。
また、フィールド上に「摩天楼 －スカイスクレイパー－」が存在しない場合、このカードを破壊する。

　FORCE OF THE BREAKERで登場した光属性・戦士族の下級モンスター。
　自身を手札から墓地へ捨てる事で《摩天楼－スカイスクレイパー－》をサーチする起動効果、フィールドに《摩天楼－スカイスクレイパー－》が存在しないと自壊する永続効果を持つ。

　１つ目は《摩天楼－スカイスクレイパー－》をサーチする効果。
　このカード自体《Ｅ・ＨＥＲＯエアーマン》・《Ｅ・ＨＥＲＯシャドー・ミスト》・《増援》・《Ｅ－エマージェンシーコール》からサーチでき、間接的にそれらから《摩天楼－スカイスクレイパー－》にアクセスできる。
　他のＥ・ＨＥＲＯの戦闘補助としても使え、《Ｅ・ＨＥＲＯエアーマン》でこのカードを介すれば攻撃力2800までの攻撃表示モンスターを戦闘破壊できる。
　２つ目の効果の都合上《摩天楼－スカイスクレイパー－》が無いとフィールドに出せないため、まずはこちらを使って場を整えたい。

　２つ目は自壊効果。
　高い攻撃力を持つ代わりに、蘇生対象にするにはやや不安定。
　代わりに《摩天楼－スカイスクレイパー－》の持つ強化と合わせて攻撃力3100までの攻撃表示モンスターを戦闘破壊できる。

　このカードの運用上の難点としては、《摩天楼－スカイスクレイパー－》自体が【Ｅ・ＨＥＲＯ】における明確なキーカードではない点が挙げられる。
　融合・フュージョンあるいはチェンジの方がサーチ優先度は高く、それらを用いれば攻撃力も稼ぐことが可能である。
　フィールド魔法を必要とする《フェイバリット・ヒーロー》や《スカイスクレイパー・シュート》を用いるのであれば、サポートカードを共有できる点では相性がいい。
　ただ、前者はデッキから直接発動できるのでこのカードを使う必要性は薄く、後者は《摩天楼２－ヒーローシティ》の方が全体的な貢献度は高い。

　そもそもＨＥＲＯは《Ｅ・ＨＥＲＯオネスティ・ネオス》で強化でき、さらにコンバットトリックもできる点から《摩天楼－スカイスクレイパー－》を使う理由が薄く、それに伴いこのカードの価値も下がる。
　あちらも自発的に墓地へ送る事のできる光属性・戦士族・Ｅ・ＨＥＲＯと被っており、戦闘補助や融合素材としてはあちらに大きく後れを取る。

　このカードの最大の強みは膨大なサーチ手段からフィールド魔法にアクセスできるという点となる。
　フィールド魔法がキーカードとなるデッキでは《Ｅ－エマージェンシーコール》等と共に出張させる事で素早くフィールド魔法を加えられる。
　《Ｅ・ＨＥＲＯエアーマン》＋レベル３チューナーで《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》をシンクロ召喚すれば、《摩天楼－スカイスクレイパー－》を別のフィールド魔法のサーチへと繋げる事ができる。

サーチ効果は起動効果であり、手札から墓地へ捨てるのはコストとして扱う。
《光の追放者》・《閃光の追放者》・《次元の裂け目》・《マクロコスモス》が存在する場合は、コストとして墓地へ捨てる事ができないので、サーチ効果を発動できない。

自壊効果は永続効果。
対応するフィールド魔法がない場合は即自壊する。
フィールド魔法がない時のセットは可能で、この時攻撃を受けると、ダメージステップのダメージ計算後に自壊するので壁にはなる。

フィールド魔法をサーチする同系列モンスターで唯一のウルトラレアとアルティメットレアである。
他の系列はフィールド魔法込みで攻撃力2100となる調整の中、元々の攻撃力が2100に加えて適用タイミング中は3100にまで上がるため、戦闘に関する性能も一歩抜き出ている。
また、サーチ手段等も発売時点では他の系列に比べ非常に豊富であり、そうした点を考慮したレアリティともとれる。
- デュエリストパック－十代編3－にてノーマルで収録されたが、こちらの方は早々に絶版になってしまった。
  その後海外のGold Series 2009に再録されたが、レアリティはその名の通りゴールドレアである。

初の、アニメ出身でも漫画出身でもないOCGオリジナルのＥ・ＨＥＲＯである。

名前通り黄金に輝いている体と赤いマントの組み合わせは、紙芝居の和製スーパーヒーローの元祖・黄金バットを彷彿とさせる。
ちなみに、他の黄金のＥ・ＨＥＲＯは《Ｅ・ＨＥＲＯエッジマン》と《Ｅ・ＨＥＲＯエリクシーラー》が存在する。
- イラストで《Ｅ・ＨＥＲＯキャプテン・ゴールド》が佇んでいる場所は《摩天楼－スカイスクレイパー－》。
  ビルの頂上のポールの上に直立しているが、よく見ると左足はポールの上に乗っておらず、片足だけで立っている。
  腰には銀色の銃のような物が確認できる。

原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vの「遊矢vsエド」（１戦目）でエドが使用した永続魔法《Ｄ－デス・マッチ》のイラストに一部（右腕と腰の銃）が描かれている。

コナミのゲーム作品において―
TAG FORCE 2のCPUは、ステータスのみを見て蘇生対象を決めているらしく、このカードを《摩天楼－スカイスクレイパー－》がフィールドに無い時でも蘇生させようとする事がある。
TAG FORCE 5のCPUは、どんな効果でも発動できる時はとにかく発動しようとする傾向があり、《摩天楼－スカイスクレイパー－》がない時に《Ｅ・ＨＥＲＯゴッド・ネオス》の効果でこのカードを除外して自壊させてしまう事がある。

↑

関連カード †

《摩天楼－スカイスクレイパー－》

《Ｅ－ＨＥＲＯアダスター・ゴールド》

《テラ・フォーミング》

↑

自身を手札から墓地へ捨てることで特定のフィールド魔法をサーチできるモンスター †

カード名	レベル	属性	種族	攻撃力	守備力	サーチできるフィールド魔法	発動条件	備考
《ドラグニティ－レムス》	２	風	ドラゴン族	800	800	《竜の渓谷》	捨てる	チューナー
《ローズ・プリンセス》	３	地	植物族	1200	800	《白薔薇の回廊》	捨てる
《悪王アフリマ》	４	闇	悪魔族	1700	0	《闇黒世界－シャドウ・ディストピア－》	捨てる
《アトランティスの戦士》		水	水族	1900	1200	《伝説の都アトランティス》	墓地へ捨てる	特殊裁定
《暗黒界の門番ゼンタ》		闇	悪魔族	1000	1800	《暗黒界の門》	墓地へ捨てる
《Ｅ・ＨＥＲＯキャプテン・ゴールド》		光	戦士族	2100	800	《摩天楼－スカイスクレイパー－》	墓地へ捨てる	サーチ先のフィールド魔法がなければ自壊
《怪鳥グライフ》		風	鳥獣族	1500	1500	《シュトロームベルクの金の城》	捨てる
《キラーザウルス》		地	恐竜族	1800	1100	《ジュラシックワールド》	墓地へ捨てる
《ジェネラルデーモン》		闇	悪魔族	2100	800	《万魔殿－悪魔の巣窟－》	墓地へ捨てる	サーチ先のフィールド魔法がなければ自壊
《天空の使者ゼラディアス》		光	天使族	2100	800	《天空の聖域》	墓地へ捨てる	サーチ先のフィールド魔法がなければ自壊
《ネオスペース・コンダクター》		光	戦士族	1800	800	《ネオスペース》	墓地へ捨てる	サルベージも可
《ハーピィ・クィーン》		風	鳥獣族	1900	1200	《ハーピィの狩場》	墓地へ捨てる
《墓守の司令官》		地	魔法使い族	1600	1500	《王家の眠る谷－ネクロバレー》	墓地へ捨てる
《アルカナフォースＸＶ－ＴＨＥＤＥＶＩＬ》	７	光	天使族	2500	2500	《光の結界》	捨てる	サルベージも可