《No.15 ギミック・パペット−ジャイアントキラー/Number 15: Gimmick Puppet Giant Grinder》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/機械族/攻1500/守2500
レベル8モンスター×2
自分のメインフェイズ1でこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。
破壊したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、
さらにそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
この効果は1ターンに2度まで使用できる。
Vジャンプ(2012年4月号) 付属カードで登場した闇属性・機械族のエクシーズモンスター。
No.およびギミック・パペットの1体であり、エクシーズ素材を消費して特殊召喚されたモンスターを破壊し、それがエクシーズモンスターであった場合にダメージを与える起動効果を持つ。
強力なモンスターは特殊召喚されることが多いため、除去したいモンスターが除去できないことはあまりない。
また、1ターンに2回まで効果を使えるため、エクシーズ召喚によるボード・アドバンテージの損失も即座に回復することができる。
追加でダメージを与える効果も強力だが、エクシーズモンスターを破壊した場合に限られるため、あくまでおまけと考えた方が良い。
しかし強力なモンスターを除去できるとは言え、ランクの割にステータスがかなり低いのがネックである。
攻撃力は下級モンスターのアタッカーにも戦闘破壊されるほど低く、守備力も一般的な最上級モンスターの攻撃力を下回る。
他の同ランクや素材のモンスターは大半がステータスが高いため、このカードで破壊するよりもそれらで戦闘破壊すれば十分な場合が多い。
除去要因でも同ランクには、魔法・罠カードにも対応できる《聖刻神龍−エネアード》や《森羅の守神 アルセイ》が存在し、こちらよりもステータスが高く安定している。
そのため、あくまでこのカードはモンスター除去の手段の一つとしてエクストラデッキに投入するのが望ましい。
エクシーズモンスターを破壊したダメージでフィニッシャーになれるような状況で出せば効果的である。
また、ギミック・パペットと名のつくので、ギミック・パペットに関する制約を持つモンスター及びサポートカードを活かすこともできる。
- イラストでは確認しづらいが、巨大な人形の額当てに自身のナンバーである「15」が書かれている。
また、背景にも「15」の文字が大きく書かれている。
このカードの攻撃力が1500なのも、自身の数字に影響していると思われる。
- 英語名で「キラー」の代わりに付けられた「Grinder」は「粉砕機」などを意味する。
アニメでのモンスターを破壊する様はまさに粉砕機であった。
- 原作・アニメにおいて―
アニメZEXALシリーズでIVが主力として用いるナンバーズ。
「鉄男vs等々力vsIV」戦において初登場。
《ギミック・パペット−スケアクロウ》と罠モンスターとなった永続罠《ギミック・ボックス》をエクシーズ素材としてエクシーズ召喚される。
モンスター効果により、鉄男の《ブリキの大公》と等々力の《ワクチンゲール》を破壊して効果ダメージを与えた。
そして《ギミック・パペット−ベビーフェイス》によってそれらを蘇生し、再び破壊・効果ダメージを与えてフィニッシャーとなった。
なお、IVは既に2人のライフポイントが0になっていたにも関わらず、「ファンサービス」と称して直接攻撃を加えている。
その後も「遊馬&カイトvsIII&IV」、「凌牙vsIV」と、IVのデュエルでは毎回使用された。
アストラルに回収されたが、ZEXALIIの「凌牙&IVvsクラゲ先輩」戦を前に遊馬からIVに手渡され、同デュエル中で再び使用。
「IVvsナッシュ」戦では、《RUM−アージェント・カオス・フォース》の効果で、《CNo.15 ギミック・パペット−シリアルキラー》へのカオスエクシーズチェンジを果たした。
攻撃名は「ファイナルダンス」、ダメージ効果名は「デストラクション・カノン」。
- エクシーズ召喚時の台詞は「現れろ、No.15!地獄からの使者、運命の糸を操る人形…。ギミック・パペット−ジャイアントキラー!」。
「凌牙&IVvsクラゲ先輩」戦の時の台詞は「現れろ、No.15!運命の糸を操る地獄からの使者、漆黒の闇の中より舞台の幕を開けろ!ギミック・パペット−ジャイアントキラー!」。
- モンスター効果発動時には指から伸びた糸で相手モンスターを捕まえて胸部のローラーを開放し、そこに相手モンスターを引きずり込み、火花を散らして粉砕しながら飲み込んでいく。
そして飲み込んだ箇所から砲台が現れ、その砲撃によって相手にダメージを与える。
イラストでは既に胸部のローラーが展開されている状態で描かれている。
小鳥が手で顔を覆い目を背けるほどの凄惨な演出は、IVの残虐さをよく表現していると言える。
- エクシーズ召喚された際には人形のパーツが球状に丸まった巨大な心臓のような形状になっており、そこから変形してイラストの姿になった。
- イラストの巨人型の人形の背部に人形が小さく描かれ、背景が全体的に明るめになっている。
アニメでの描写からこの人形が糸で巨人型の人形を操っているようである。
また、アニメでは自身のイラストが大幅に異なっている。
- ZEXALIIの「凌牙&IVvsクラゲ先輩」戦でIVが使用した通常罠《エンジェル・ストリングス》、「IVvsナッシュ」戦でIVが使用した速攻魔法《ギミック・ヴェンジェンス》のイラストに描かれている。
- 自身のナンバーである「15」という数字を1と5に分け、それぞれローマ数字に変換して組み合わせるとこのカードの所有者であるIVの名になる。
- Dチーム・ゼアルの「遊馬vsIV」戦でも、IVが使用。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:《浅すぎた墓穴》の効果によって特殊召喚されセットされた相手モンスターを、このカードの効果によって破壊することはできますか?
A:このカードの効果は、《浅すぎた墓穴》の効果によって裏側守備表示にて特殊召喚されたモンスターを対象に選択することもできます。また、破壊したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、ダメージを与える効果も適用されます。(12/02/24)
Q:破壊する処理と破壊したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、ダメージを与える処理は別々にチェーンブロックが作られますか?
A:いいえ、ダメージを与える処理は破壊する効果の一連の処理になります。(12/02/29)
Q:破壊したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、破壊する処理とダメージを与える処理は同時に行われる扱いですか?
A:いいえ、エクシーズモンスターを破壊した後にダメージを与える処理は行うので、同時に行う扱いではありません。(12/02/24)
Q:自分の《No.15 ギミック・パペット−ジャイアントキラー》の効果で、相手のフィールドに居る元々の持ち主が自分のエクシーズモンスターを破壊した場合ダメージを受けるのはどちらですか?
A:この場合、ダメージを受けるのは相手です。(13/04/10)