《いたずら()きな双子悪魔(ふたごあくま)/Delinquent Duo》

通常魔法(禁止カード)
1000ライフポイントを払う。
相手は手札からカードを1枚ランダムに捨て、さらにもう1枚選択して捨てる。

 Magic Ruler −魔法の支配者−で登場した通常魔法
 《強引な番兵》《押収》とは同期の強力な手札破壊カードの一つ。
 かつては上記3枚をまとめて「ハンデス三種の神器」と呼ばれていた。

 上記の二つとは違って相手手札を見る事はできないため、確実に良いカードを捨てさせる事は難しい。
 しかし、このカード1枚で相手手札2枚を失う事になるので、枚数的には得をする事になる。
 つまり、手札を失わせる能力においては1枚しか失わせる事ができない《押収》《強引な番兵》に勝っている。

 逆に《強引な番兵》《押収》に比べて手札破壊対策カードの影響を受けやすく、威力の不安定さが欠点である。
 この点でハンデス対策カードをする事が回避する事ができる《押収》手札破壊対策カードすら無力化する《強引な番兵》に劣っていた。

 過去においては《押収》《強引な番兵》と共に手札破壊デッキには必ず投入され猛威をふるっていた。
 さらに、「ハンデス三種の神器」を投入するだけで【スタンダード】が強力な手札破壊デッキになってしまう事は大きな問題だった。
 その中でも《いたずら好きな双子悪魔》は主犯格であり、長く準制限カード止まりだった頃は最初のドローで勝負が決まる悲惨な時代を作り出していた。

  1. 相手に先攻を取られ《強欲な壺》《天使の施し》・《いたずら好きな双子悪魔》と連打された上に自分《強欲な壺》効果相手《王宮の勅命》効果によって無効化される。
  2. 先攻を取られ《強引な番兵》から《いたずら好きな双子悪魔》を2回。
    手札が全てなくなり《はたき落とし》、次のターン《八汰烏》とつながれる。

 というような1ターン目から大差がつく展開が起きていたのに、なぜすぐ制限カードにならなかったのかは謎である。

 このカードの凶悪さの認識はあったようだが、発売からすぐ00/07/15準制限カードになるも、その後ほぼ2年間この状態で居座る事になる。
 02/03/01でやっと制限カードになり、初めて禁止カードが導入された04/03/01ですぐに禁止カード指定を受けた。
 一時期上記の二つと入れ替わる形で制限カードに戻ったが、05/09/01制限改訂《押収》と入れ替わるかたちで再び禁止カードに指定された。

関連カード

収録パック等