《エルフの剣士/Celtic Guardian》 †
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1400/守1200
剣術を学んだエルフ。素早い攻撃で敵を翻弄する。
STARTER BOXで登場した、地属性・戦士族の下級モンスター。
《翻弄するエルフの剣士》としてリメイクもされている。
地属性・戦士族の通常モンスターとしては、《X−セイバー アナペレラ》はじめ多くのモンスターに攻撃力で劣る。
低攻撃力故に《荒野の女戦士》等でリクルートでき、《奈落の落とし穴》・《平和の使者》を回避できるが、属性リクルーターに相打ちを狙われ、《ジェム・マーチャント》を用いても帝クラスを一方的に処理できない分、《響女》より使い勝手が悪い。
これを狙って《ジャスティブレイク》等を使う手もあるが、複数が積まれやすい属性リクルーター相手だと、同時に揃う確率より対面する確率のほうが上回ってしまう、といった事態も充分起こり得る。
そもそもこういった通常モンスターはサイズ的に《レスキューラビット》等を用いて特殊召喚の足がかりにするのがセオリーであって、単体で戦闘を行う機会自体なるべく避けるべきものである。
そのため上記をメリットとして受け止め、実際に採用理由とするのは厳しいものがある。
ただ劣る点があるとはいえ、致命的なものではないので、単純にエクシーズ召喚等に用いるならば、好みで優先させてもほとんど相互互換の感覚で使用できるレベルではある。
- 原作初期から活躍している事もあり、バンダイ版のカードダスや東映版のアニメにも登場している。
多くのモンスターはKONAMI版に移行する際カラーやデザインが変更されているのだが、その中でこのモンスターはほぼ変更がない。
- アニメ版の「遊戯vsアテム」戦にてアテムが使用した永続罠《召喚時計》、アニメGXで十代が使用した永続魔法《ヒーローズ・ギルド》、アニメ5D'sの「遊星vs鬼柳」(2戦目)において遊星が使用した罠カード《孤高の守人》のイラストに描かれている。
- 神話・伝承において―
「エルフ(Elf)」とは、ヨーロッパ北部の伝承に登場する人間に似た姿の種族の名前。
古くは北欧神話に登場しており、当時は古ノルド語で「アールヴ」と呼ばれていた。
エルフの伝承が残る地域は広いが、その大きさは小精霊大から人間大まで、その性質も災厄をもたらすいたずら者から半神の種族とするものまで、地域によってまちまちである。
現代のファンタジー作品に登場するエルフは「指輪物語」の影響を強く受けたリョースアールヴ的な存在である事が多い。
- 現代ファンタジー作品ではエルフの耳は先端が尖っている事が多いが、これも「指輪物語」の影響であり、古書の挿絵ではエルフの耳は尖っていない。
また、尖っているだけでなくこのモンスターのように異様に長い耳を持つエルフもよく描かれるが、これは日本だけの傾向である。
関連カード †
―リメイクモンスター
―《エルフの剣士》の姿が見られるカード
収録パック等 †