効果モンスター 星3/闇属性/水族/攻 0/守 100 このカードは相手プレイヤーに直接攻撃をする事ができる。 このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、 次の自分のスタンバイフェイズ時このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
Pharaonic Guardian −王家の守護者−で登場した、闇属性・水族の下級モンスター。
相手フィールド上にモンスターが存在していても直接攻撃を行える永続効果、戦闘ダメージを与えた場合に攻撃力が上昇する強制発動の誘発効果を持つ。
遊戯王OCGでは、攻撃力0で相手に直接攻撃をしても戦闘ダメージを与えた扱いにならないため、攻撃力は上昇しない。
《クリボー》等でダメージを防がれた場合も同様となる。
基本攻撃力が0のため、まずは何らかの効果やサポートカードで攻撃力を上昇させなければこのモンスター効果は発動されない。
しかし、強化魔法等を必ず積まなければならないのなら、最初から高攻撃力モンスターを採用した方が良い。
レベル3という点でロックカードはすり抜けられるが、《ジェリービーンズマン》等の適当なレベル3モンスターに《団結の力》でも装備すれば上級モンスターとの戦闘役も買ってくれるだろう。
どちらにしろ、このカード単体では実質直接攻撃の能力は持たないも同然なのである。
さらに攻撃力上昇が次の自分のスタンバイフェイズと遅いのも、このカードを扱いづらい一因となっている。
サポートカードの補助を得てようやく直接攻撃に成功したはいいが、返しの相手ターンはそのサポートカードのみの数値でやりすごさなければならない。
かと言って、攻撃力上昇の発動条件が戦闘ダメージを与える事なので、《リビングデッドの呼び声》等でスタンバイフェイズに特殊召喚しても、何ら意味はない。
どうしても活用したければ、《くず鉄のかかし》等で毎ターン守りぬくことが必須となる。
属性の観点から見て、闇属性である以上攻撃力の変動によって全てのウイルスが使えるが、その用途ならば《疫病狼》の方が使いやすい。
水族であるが水属性ではなく、水属性サポートを受けられないのも痛い。
もし水属性であったならば、《ペンギン・ナイトメア》や《伝説の都 アトランティス》をトリガーとして多少は使いやすかっただけに悔やまれる。
直接攻撃以外でも攻撃力が上昇する点以外は《逆巻く炎の精霊》や《ドリル・バーニカル》の下位互換に近い。
とはいえ前述の通り、モンスターに攻撃したいのならば他にいくらでも選択肢はあるので、このカードの存在意義が危ぶまれる。
Q:相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた次の自分スタンバイフェイズ時に攻撃力がアップする効果の種類は何ですか?
A:強制発動の誘発効果です。(09/03/22)