*《サイバー・ブレイダー》 [#o2df68ec]
*《サイバー・ブレイダー/Cyber Blader》 [#top]
 融合・効果モンスター
 星7/地属性/戦士族/攻2100/守 800
 「エトワール・サイバー」+「ブレード・スケーター」
 このモンスターの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
 相手のコントロールするモンスターが1体のみの場合、
 このカードは戦闘によっては破壊されない。
 相手のコントロールするモンスターが2体のみの場合、
 このカードの攻撃力は倍になる。
 相手のコントロールするモンスターが3体のみの場合、
 このカードは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果を無効にする。
 このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
 (1):相手フィールドのモンスターの数によって、このカードは以下の効果を得る。
 ●1体:このカードは戦闘では破壊されない。
 ●2体:このカードの攻撃力は倍になる。
 ●3体:相手が発動したカードの効果は無効化される。

 かなり変則的な効果を持つ融合モンスター。~
一見非常に強力なのだが、相手がモンスターを召喚するだけで効果が変わってしまうので、実際はそれほど強くない。~
また、相手のモンスターが0枚、4枚、5枚の時は何の効果も無い点に注意しなければならない。
 [[ELEMENTAL ENERGY]]で登場した[[地属性]]・[[戦士族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[相手]]の[[モンスター]]の数によって変わる3種類の[[永続効果]]を持つ。~

 相手が効果を操れるカードは弱い、という典型例であろう。
 
 ただし、《おジャマ・キング》+《おジャマトリオ》とコンボが成立するとかなり凶悪になってくるので使われたときには注意。
 [[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]数に応じて得られる3種類の[[効果]]を持つが、[[適用]]される条件は1体・2体・3体それぞれで独立しているため、複数の[[効果]]は得られない。~
 更に、[[相手]][[モンスター]]が0体または4体以上だといずれの[[効果]]も[[適用]]されなくなってしまう。~
 また、[[相手]][[モンスター]]の数自体、[[召喚]]・[[除去]]・[[リリース]]・各種素材化などの頻繁に行われる行為で容易に変わってしまうため、それに伴うこの[[カード]]の[[効果]]も極めて不安定である。~
 以上の点から狙った[[効果]]が非常に維持しづらく、加えて[[効果]]に統一性がなく意図したタイミングで[[適用]]されてほしいものばかりであるため、扱いの難しい[[モンスター]]となっている。~

**関連カード [#ba1e4a26]
 [[相手]][[モンスター]]が1体の場合は[[戦闘破壊]][[耐性]]を得られ、2体ならば[[攻撃力]]が倍になる。~
 いずれも[[戦闘]]面で有効利用できる[[効果]]であり、特に2体の場合の[[効果]]は「元々」でない現在の[[攻撃力]]を参照して倍加するため高い爆発力を持つ。~
 素の状態でも4200となり大半の[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]できるが、この[[カード]]の不安定性を考えると、できれば他の[[強化]][[カード]]や[[直接攻撃]][[効果]]を加えて[[1ターンキル]]に近いところまで持ち込みたい。~

 3体の[[モンスター]]が並んだ場合は、[[相手]]が[[発動]]した[[カードの効果]]を全て[[無効]]にできる。~
 [[発動]]を伴わない[[永続効果]]は[[無効]]にできないが、[[コスト]]無しで何度でも、[[カードの種類]]を問わず、[[手札誘発]]や[[墓地]][[効果]]などを含めどこで[[発動]]した[[効果]]でもよく、[[相手]]のみを[[無効]]化できるため影響力自体は非常に大きい。~
 一方で、漫然と使っても[[モンスター]]数を調整されてすぐに[[ロック]]は解けてしまう。~
 この[[効果]]を活かす場合は処理しづらい[[トークン]]を[[送りつけ]]るなどして、非常に強固な[[ロック]][[デッキ]]を組む必要がある。~
 また、この[[効果]]を維持し続ける場合、必然的に[[モンスター]]との[[戦闘]]に頼らない勝ち筋を用意しなければならない。~

 [[融合素材]]は[[《沼地の魔神王》]]等の[[融合素材代用モンスター]]を使えないが、[[種族]]や[[融合素材]]サポート等から揃えることは難しくない。~
 [[《増援》]]や[[《魔装戦士 ドラゴディウス》]]、[[《融合徴兵》]]等で[[手札]]に[[加える]]手段は豊富。~
 いずれの[[融合素材]]も[[《巨大ネズミ》]]や[[《荒野の女戦士》]]といった[[リクルーター]]を共有できる点でも[[融合召喚]]がしやすい。~
 他にも[[《ブレード・スケーター》]]が[[通常モンスター]]なので[[《予想GUY》]]や[[《レスキューラビット》]]で[[リクルート]]が可能。~
 [[《融合呪印生物−地》]]の[[起動効果]]による[[特殊召喚]]にも制限が掛かっていないため、併用するのも良い。~

-[[《突然変異》]]を[[デッキ]]に入れられた時期は、[[特殊召喚]]候補として[[融合デッキ]]に用意された。~
[[《おジャマトリオ》]]と[[《地盤沈下》]]の[[ロック]][[コンボ]]を3枚で成し遂げる[[【トランス】]]の[[キーカード]]となった。~

-[[エラッタ]]前の「●3体:」の[[テキスト]]は「この[[カード]]は[[相手]]の[[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]]・[[効果モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]にする。」というものであった。~
この[[テキスト]]なら[[発動]]を伴わない[[永続魔法]]や[[永続効果]]なども[[無効]]化可能であり、実際に[[《堕落》]]の[[効果]]が[[無効]]になるという[[裁定]]も確認されていた。~
また、旧[[テキスト]]の頃は「[[フィールド]]で[[発動]]した[[効果]]しか[[無効]]にできない」という[[裁定]]が出ていたが、現在は「''[[フィールド]]以外の場所で[[発動]]した[[効果]]も[[無効]]にできる''」処理に変更された。~
//また、最新の[[テキスト]]からも読み取れないが、「''[[フィールド]]で''[[発動]]した[[効果]]しか[[無効]]にできない」という裁定が出ている。(13/07/19)~

-[[相手]]の[[フィールド]]に[[《堕落》]]や[[《ダーク・ネクロフィア》]]を[[装備]]した[[モンスター]]を含む3体の[[モンスター]]が存在する時に[[自分]]がこの[[カード]]を[[特殊召喚]]すると[[コントロール]]が定まらない[[無限ループ]]が発生していた。~
現在は[[エラッタ]]により[[永続効果]]を[[無効]]にできなくなったので、[[無限ループ]]は発生しない。~
//--この場合は下記FAQの通り、この[[カード]]自体を[[特殊召喚]]できない。~

-[[スピードデュエル]]では[[モンスターゾーン]]が[[エクストラモンスターゾーン]]1枚ずつ+[[メインモンスターゾーン]]3枚ずつと少なく、思いがけないタイミングで[[制圧]]できてしまうことがある。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「十代vs明日香」(1戦目)にて明日香が使用。~
[[《融合》]]によって[[《エトワール・サイバー》]]と[[《ブレード・スケーター》]]を[[融合素材]]に[[融合召喚]]し、[[《E・HERO スパークマン》]]を[[戦闘破壊]]した。~
返しの[[ターン]]に[[《騎士道精神》]]によって[[戦闘破壊]][[耐性]]を得た[[《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]の[[攻撃]]を受けたが、1つ目の[[効果]]でこちらも[[耐性]]を持っていた事から[[戦闘破壊]]を免れた。~
次の[[ターン]]には[[《フュージョン・ウェポン》]]を[[装備]](下記の記述を参照)して[[《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]の[[戦闘破壊]]したものの、その後[[《E・HERO サンダー・ジャイアント》]]に[[効果破壊]]されている。~
「明日香vsタイタン」戦でも使用。~
2つ目の[[効果]]で[[攻撃力]]を倍増させ[[攻撃]]するが、[[フィールド魔法]]《ダーク・アリーナ》で《デーモンズ・マタドール》へと[[攻撃対象]]を変更させられた上にそちらの[[効果]]で[[破壊]]されてしまう。~
だが最終[[ターン]]には[[《融合回収》]]と[[《戦士の生還》]]による[[サルベージ]]を経て2体目が[[融合召喚]]され、3つ目の[[効果]]でタイタンの[[カードの効果]]を全て[[無効]]にし、《デーモンズ・マタドール》を[[戦闘破壊]]して[[フィニッシャー]]となった。~
1年目終盤から明日香の[[デッキ]]が[[サイバー・エンジェル]]中心に変わった事もあってか、以降はこの[[カード]]は登場していない。~
[[攻撃]]名は「グリッサード・スラッシュ」、[[効果]]名は上から順に「パ・ド・ドゥ」「パ・ド・トロワ」「パ・ド・カトル」。~
英語版アニメでは[[攻撃]]によって名前が変わっており、「スケートブレード・スラッシュ」の他、[[《フュージョン・ウェポン》]][[装備]]時は「トライデント・ショック」という名前になっている。~

--[[攻撃]]名の「グリッサード」とは「滑らせる」という意味のフランス語(英語の「グライド」にあたる)で、バレエ用語としてはジャンプの助走として足を一歩踏み込む基本的な動きのひとつ。~
[[効果]]名はバレエ用語で、それぞれ二人組、三人組、四人組で行うバレエの形式を表す。~
《サイバー・ブレイダー》と[[相手]]の[[モンスター]]をバレエの踊り手に見立てているのだろう。~
また、「パ・ド・ドゥ」は男女のペアで行うものであり、劇中での相手も上記のとおり[[《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]であった。~

--アニメの初登場時は[[レベル]]6であり、[[《フュージョン・ウェポン》]]を[[装備]]していた。~
また、作中の[[イラスト]]は背景が異なり、ポーズが正面を向いている。~
//ttp://yugioh.wikia.com/wiki/Card_Artworks:Cyber_Blader

--ARC-Vでは登場していないが、[[DIMENSION BOX LIMITED EDITION]]には明日香の[[カード]]としてこの[[カード]]が再録されている。~
だが、作中の明日香は「融合(アカデミア)と訣別した」として[[融合モンスター]]を使わなかった。~
[[《エトワール・サイバー》]]を使用していたことからこの[[カード]]を持っていない事はなかったと思われるが、なんとも皮肉な再録である。~

-コナミのゲーム作品において―~
一部のゲームにおける、上記の[[無限ループ]]について。~
[[コントロール奪取]]された[[モンスター]]が[[自分]]と[[相手]]の場を何度か行き来し、[[破壊]]される。~
[[無限ループ]]防止の処置だろう。~
[[WCS2007>ゲーム付属カード#WCS2007]]、[[2008>ゲーム付属カード#WCS2008]]の特殊な[[禁止・制限カード]]リストでは、[[【トランス】]]の阻止のためか[[禁止カード]]に指定される。~

--[[DUEL TERMINAL]]でも明日香が使用。~
スピードデュエルは[[モンスターカードゾーン]]が3箇所しかないため、[[モンスター]]が居れば必ずどれかの[[効果]]が[[適用]]される。~
また、[[デュアルモンスター>デュアル]]を[[再度召喚]]した扱いにすると、[[モンスター]]が1体増えた扱いになるバグがある。~

--デュエルリンクスでは明日香のエース[[カード]]として設定されており、[[召喚]]時には専用のムービーが流れる。~
水上を滑りながら登場する演出は、湖上で戦っていたアニメの初登場シーンを彷彿とさせる。~

--クロスデュエルにおいては以下のオリジナルの[[フレイバー・テキスト]]が存在する。~
 気高く凛々しい銀盤の女王は多彩な舞で戦場を彩る。
 優雅に闘うその姿に魅かれ、敵すらも彼女の舞台を演出する。

**関連カード [#card]
―[[融合素材]]
-[[《エトワール・サイバー》]]
-[[《ブレード・スケーター》]]

**収録パック等 [#kd999284]
-[[ELEMENTAL ENERGY]] EEN-JP032
**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【トランス】]]

**FAQ [#zde15a0e]
Q:~
A:
**収録パック等 [#pack]
-[[ELEMENTAL ENERGY]] EEN-JP032 &size(10){[[Super]],[[Ultimate]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP092 &size(10){[[Rare]]};
-[[DIMENSION BOX LIMITED EDITION]] DBLE-JP043 &size(10){[[N-Parallel]]};

**FAQ [#faq]
//***『●1体:』の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

***『●2体:』の効果について [#faq2]
Q:[[相手]][[フィールド]]に[[モンスター]]2体、[[自分]][[フィールド]]には《サイバー・ブレイダー》のみ存在しています。~
  [[相手]][[モンスター]]が《サイバー・ブレイダー》に[[攻撃]]してきたとき、[[ダメージステップ]]で[[相手]]が[[《収縮》]]を使った場合、どう計算しますか?~
A:《サイバー・ブレイダー》のこの[[効果]]は[[元々の攻撃力]]ではなく[[攻撃力]]を倍加する[[効果]]です。~
  よって、[[《収縮》]]で一時的に1050になった直後、[[攻撃力]]が倍になり、2100になります。

Q:[[相手]][[フィールド]]に[[モンスター]]が2体います。~
  [[《草原》]]を[[発動]]した場合、[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
  また、[[《草原》]]が[[発動]]されている状態で、[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]が2体になった場合[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:[[相手]][[フィールド]]に[[モンスター]]が2体存在し、[[《草原》]]の[[効果]]が[[適用]]されている場合、《サイバー・ブレイダー》の[[攻撃力]]は4600となります。(10/06/04)(つまり「2100+200=2300」をした後で倍化する。)

Q:[[相手]][[フィールド]]に[[モンスター]]が2体います。~
  [[《地球巨人 ガイア・プレート》]]を[[攻撃]]した場合、[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:2100になります。(10/08/14)

Q:[[相手]][[フィールド]]に(2)の方法で[[召喚]]された[[《The tripping MERCURY》]]を含む[[モンスター]]が2体のみ存在する場合、この[[カード]]の[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:[[調整中]]。(16/05/19)

***『●3体:』の効果について [#faq3]
Q:[[相手]]の[[モンスター]]が3体のみの場合に、[[フィールド]]以外で[[発動]]する[[《クリッター》]]や[[《クリボー》]]などの[[効果]]は[[無効]]になりますか?~
//A:いいえ、[[無効]]になりません。(13/07/19)
A:はい、[[無効]]になります。(16/11/26)~

Q:[[相手]]の[[発動]]を伴わない[[永続効果]]や[[永続魔法]]・[[永続罠]]などの[[効果]]は[[無効]]になりますか?~
A:いいえ、[[無効]]になりません。(16/11/26)~
//一応確認しておいたので記述

Q:[[《ならず者傭兵部隊》]]のように「[[フィールド]]で[[発動]]するが、[[効果処理時]]に[[フィールド]]から離れている」[[効果]]を3番目の[[効果]]で[[無効]]にできますか?~
A:はい、[[無効]]にできます。~
  ただし「[[《ならず者傭兵部隊》]]を含めて[[モンスター]]が3体である(つまり、[[リリース]]した結果総数が2体になる)」場合は[[無効]]にできません。(11/02/18)

//Q:[[相手]][[フィールド]]に[[《デーモンの騎兵》]]、[[《エキセントリック・デーモン》]]、[[《堕落》]]の[[効果]]で[[コントロール]]が[[相手]]に移っている[[《カードガンナー》]]の3体のみが存在する時にこの[[カード]]を[[融合召喚]]した場合、『[[《堕落》]]の[[効果]]が[[無効]]になる→[[《カードガンナー》]]の[[コントロール]]が戻る→[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]の数が2体になる→[[《堕落》]]の[[効果]]が[[適用]]される→[[《カードガンナー》]]の[[コントロール]]が[[相手]]に移る→[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]の数が3体になる→[[《堕落》]]の[[効果]]が[[無効]]になる→…』と[[無限ループ]]が発生しますが、この場合どのようにすればよろしいのでしょうか?~
//A:ご質問のような状況ですと、この[[カード]]を[[融合召喚]]した事により処理を完了できなくなりますので、基本的にはこの[[カード]]を[[融合召喚]]する事ができません。(16/01/17)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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