*《ダーク・ダイブ・ボンバー/Dark Strike Fighter》[#z073adad]
 シンクロ・効果モンスター(禁止カード)
 星7/闇属性/機械族/攻2600/守1800
 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
 自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動できる。
 リリースしたモンスターのレベル×200ポイントダメージを相手ライフに与える。 

 [[CRIMSON CRISIS]]で登場した[[闇属性]]・[[機械族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 [[モンスター]]を[[射出]]して[[相手]][[ライフ]]に[[ダメージ]]を与える[[起動効果]]を持つ。~

 [[禁止カード]]となった[[シンクロモンスター]]の1体で、登場から1年未満と史上最速で[[禁止カード]]指定された凶悪な[[カード]]。~
 その[[効果]]はさながら「[[シンクロモンスター]]版[[《キャノン・ソルジャー》]]」と表現できるが、[[ダメージ]]効率はあちらを遥かに凌ぐ。~
 [[下級モンスター]]を[[射出]]するだけでも脅威だが、役目を終えた[[シンクロモンスター]]や[[上級モンスター]]を射出するだけで即死級の[[バーン]]となる。~
 [[《キャノン・ソルジャー》]]同様自身を[[射出]]することもでき、自身の[[直接攻撃]]と合わせれば4000の[[ダメージ]]を与えられる。~

 [[シンクロ素材]]に[[縛り]]がないため(特に現役時代は[[シンクロ召喚]]全盛期であった)殆どの[[デッキ]]から[[シンクロ召喚]]が狙えた。~
 更に1[[ターン]]中の発動回数制限も無く、弾丸さえ用意できれば容易に[[1ターンキル]]が狙える。~
 [[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]・[[《終焉の王デミス》]]・[[《裁きの龍》]]といった、[[特殊召喚]]が比較的容易かつ[[除去]]能力を備えた[[最上級モンスター]]と合わせれば、たった2体で[[1ターンキル]]が成立する。~
 特にこの[[カード]]を[[蘇生]]しつつ[[射出]]対象にもなる[[《ダーク・クリエイター》]]との相性は脅威であり、多くの[[デッキ]]でこの[[コンボ]]が試されていた。~
//事実です。闇中心の当時のデッキを見てみると殆ど採用されています
 むろん他の[[シンクロモンスター]]とも相性が良く、実用的なものからそうでないものまで、[[射出]]候補は挙げればキリがない。~
 [[コンボ]]を意識せず[[下級]][[モンスター]]を[[射出]]するだけでもそれなりの[[火力]]となるため、[[汎用性]]もたいへん高い。~

//[[レベル]]10の[[《メタル・リフレクト・スライム》]]は2000[[ダメージ]]の[[バーン]][[カード]]も同然である。~
//[[《グリード・クエーサー》]]や[[フォーチュンレディ]]のような[[レベル]]を変化できる[[モンスター]]を[[射出]]するのも有効。~
//[[《フュージョン・ゲート》]]と[[《チェーン・マテリアル》]]の[[コンボ]]で、[[融合モンスター]]を大量展開して随時[[射出]]するのも良いだろう。~
//[[《暗黒プテラ》]]と[[《血の代償》]]での[[1ターンキル]][[コンボ]]ももちろん可能。
//挙げればキリがない、といっているのですからこれは各種カードやデッキのページで記述すればいいのではないでしょうか

 この[[カード]]を[[シンクロ召喚]]する場合、できればそのままゲームエンドに持ち込みたい、というのが当時の共通認識であった。~
 下手に[[フィールド]]に残しておくと、[[コントロール奪取]]からの逆[[バーン]]攻撃を受ける危険を孕んでいたためである。~
 [[自分]]に牙を剥くかもしれない文字通りの「爆弾」であるため、色々な意味で[[フィニッシャー]]と呼べる[[カード]]である。~

-現役時代はありとあらゆる[[デッキ]]の[[フィニッシャー]]として名を馳せた。~
[[デュエル]]を瞬時に終わらせるその[[火力]]故に、如何に素早くこの[[カード]]を[[召喚]]するかが重要となり、それを目標とした[[デッキ]]が次々と台頭することとなり、結果として[[環境]]の高速化を推し進めることになった。~
更にこの[[カード]]の登場後は、[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]以外の[[レベル]]7[[シンクロモンスター]]の採用率が更に減ることとなった。~
こうして[[環境]]にいかんなくその猛威を振るったこの[[カード]]は、[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[制限>制限カード]]・[[準制限>準制限カード]]を経ずに[[禁止カード]]に指定された。~
[[シンクロモンスター]]としても、第6期の[[カード]]としても最初の[[禁止カード]]となった。~

--登場から[[禁止カード]]指定までの「現役期間」は290日。~
これは[[13/09/01>リミットレギュレーション/2013年9月1日]]で6位に後退するまで最短記録だった。~

--「この[[カード]]が[[シンクロ召喚]]に成功した場合、[[自分]]の次の[[ターン]]は回ってこない」と言っても過言ではないほどの[[1ターンキル]]率を誇り、[[メインフェイズ2>メインフェイズ#bedb0b58]]における「トドメ」は多くのデュエリストにトラウマを植えつけた。~
当時の[[カード]]プールでは[[《エフェクト・ヴェーラー》]]は存在せず、[[《ライフ・コーディネイター》]]や[[《ハネワタ》]]等で対策を取ろうにも、初手に来なければ対応できず、例え妨害できても2枚目のこの[[カード]]が出てきてはお手上げとなる。~
この[[カード]]と相性のいい[[《大寒波》]]が、当時[[無制限カード]]であった事も後押している。~

--いかなる[[デッキ]]でも活躍できる力を持つが、特定の[[カード]]と組む事でより力を発揮していた。~
たとえば[[《レスキューキャット》]]が[[禁止カード]]となる前は、[[《召喚僧サモンプリースト》]]の[[効果]]でもう1枚の[[《召喚僧サモンプリースト》]]を挟みつつ[[《レスキューキャット》]]で[[特殊召喚]]された[[《X−セイバー エアベルン》]]2枚と[[《召喚僧サモンプリースト》]]2枚で2体[[シンクロ召喚]]できた。~
この2体で[[直接攻撃]]を加え、後に[[モンスター効果]]で2体を[[リリース]]すればちょうど8000[[ダメージ]]となった。~
[[《竜宮の白タウナギ》]]が先出していた海外では、[[【魚族】]]がこの[[カード]]によって強力な[[1ターンキル]][[デッキ]]として活躍していた。~

-上記のように、[[シンクロ素材]]を指定していないということが、[[デッキ]]への投入率を高め、[[1ターンキル]]が蔓延する原因であった。~
このことを反省してか、これ以後に登場する[[シンクロモンスター]]は[[シンクロ素材]]に制限がかかることが多くなった。~
アニメではほとんどの[[シンクロモンスター]]は[[素材>シンクロ素材]]の制限がないが、そのままOCG化されたのは[[《スプレンディッド・ローズ》]]や[[《ブラッド・メフィスト》]]等、ごく僅かである。~

-[[カード名]]や[[スーパーレア>Super]]ゆえの光沢、背景とのコントラストからカラーリングが黒だと誤認されやすいが、実際にはオレンジ系の色である。~
アニメで確認できるが、色合いは[[《ジャンク・アーチャー》]]に近い。

-「Dive Bomber」という名称から「急降下爆撃機」がデザインモチーフになっているものと思われる。~
なお、[[英語名]]の「Strike Fighter」は「戦闘爆撃機」という意味。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星vsボマー」戦において、[[《ジャイアント・ボマー・エアレイド》]]に代わる切り札としてボマーが使用。~
[[《ブラック・ボンバー》]]と[[《トラップ・リアクター・RR》]]を[[シンクロ素材]]として[[シンクロ召喚]]される。~
遊星を追い詰めるも、[[《アームズ・エイド》]]を装備した[[《ジャンク・ウォリアー》]]によって[[戦闘破壊]]された。~

--劇中では[[バーン]][[効果]]について正確に言及されていたものの、なぜか[[使用]]されなかった。~
[[シンクロ召喚]]直後か[[攻撃宣言]]後に遊星の[[伏せカード]]が判明した時点で、この[[カード]]を[[リリース]]すれば勝利できる状況だった。~
にもかかわらず、その後使った《アルティメット・マイン》によりこの[[カード]]の[[効果]]を自ら無効にしてしまっていたこと、ボマーが「次の私の[[ターン]]でお前の[[ライフ]]は0となる」と発言していたことから察するに、「この[[カード]]は[[リリース]]できない」「[[シンクロ召喚]]された[[ターン]]は[[効果]]を[[発動]]できない」等、何らかの制限があり発動がそもそもできなかったと推測される。~
英語版アニメによる解説によれば、[[リリース]]できるのは[[1ターンに1度]]であり、この[[効果]]を使用する[[ターン]]この[[カード]]は[[攻撃]]できないとのこと。~
//検索してもそんな効果を持っているとの情報は見つからないのですが……ソースはなんですか?
//6/23の再放送で確認したが、マインに「このカードを発動したターンのエンドフェイズまで、自分フィールド上に存在するモンスターの効果を無効にする」って書いてある。
//自分で今すぐ確認することはできないですが了解です。失礼しました。
もしそのような[[効果]]でOCG化されていれば、ここまでの猛威を振るうことも無かっただろう。~
//《アルティメット・マイン》によって効果が無効になっていたと判明したならば劇中にて説明されなかっただけでこのカードとは関係のない内容なので記述する必要がないのでは。
//それでなくとも編集はプレビューを確認するなどしてしっかりとやってください。
//アルティメットマインに自軍への無効化があるということで、それに沿った記述にしました。自分は無効化効果のソースを持っていないため、書いた方はお示しください。さもなくば差し戻しも考えられます
//ttp://images.wikia.com/yugioh/images/0/06/UltimateFlare-JP-Anime-5D.png

--イリアステルがチーム・5D'sの面々に見せた「未来のネオ童実野シティ」の映像の中にこの[[カード]]が映っている。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[WCS2009>ゲーム付属カード#k2f9bcd5]]ではボマーが[[使用]]する。~
また、アニメでエース[[モンスター]]とされていた[[《ジャイアント・ボマー・エアレイド》]]を差し置いて、切り札[[カード]]に設定されている。~
そして、その能力が評価されてか、このゲームの世界大会リストでは[[制限カード]]に指定されている。~
[[WCS2010>ゲーム付属カード#x98310ea]]」および「[[WCS2011>ゲーム付属カード]]」のマスターの[[詰めデュエル]]の一つに、[[メインフェイズ]]2にこの[[カード]]以外の[[モンスター]]を[[射出]]し、最後にこの[[カード]]を[[射出]]すればクリアとなる[[詰めデュエル]]がある。~
この[[カード]]がいかに強力なのかがよく分かり、かつ、この[[カード]]が現役だった頃はまさに「暗黒時代」であったということを思い起こさせる。~
禁止[[カード]]のアニメーションの中で恐らく一番見られている[[モンスター]]だろう。~
TAG FORCE 4では通常のパックから手に入らない、キャラクタークリア特典のうちの1枚。~
ただし、このゲームにはボマーがいないので、条件のキャラは「1」との連動で出現する狭霧深影(強気)になっている。~
その他の手段では、サテライトに出現するタカから極稀に貰う以外に方法は無い。~
なお、このゲームの初期制限は[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]なので、タッグフォースシリーズ登場と同時に[[禁止カード]]化ということにはならなかった。~
遊戯王ONLINE DUEL ACCELERATORでは稼動開始と同時に[[禁止カード]]に指定されている。~
TAG FORCE6では[[禁止カード]]であるにもかかわらず、[[《ジャイアント・ボマー・エアレイド》]]を差し置いてボマー(通常版)のクリア特典に設定されている。~
上記の同じ事が、[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]にも言える。~
また、通常版とダークシグナー版のそれぞれで異なる[[シンクロ召喚]]の口上が用意されている。~
通常版の[[シンクロ召喚]]の台詞は、「我が身に眠る、心の闇よ! 黒き暴風となりて、全ての敵を打ち払わん! シンクロ召喚! 現れろ! 《ダーク・ダイブ・ボンバー》!」。~
ダークシグナー版の[[シンクロ召喚]]の台詞は、「闇から出でよ、鉄血の翼! 黒き暴風となりて、全ての敵に死を与えん! シンクロ召喚! 現れよ! 《ダーク・ダイブ・ボンバー》!」。~

--[[DUEL TERMINAL]]ではボマーがデステニースキャンに設定している[[カード]]。~
劇中では[[使用]]しなかった[[バーン]][[効果]]についてもちゃんと解説するようになっている。~
[[《ブラック・ボンバー》]]で[[《トラップ・リアクター・RR》]](EXステージでは[[《スフィア・ボム 球体時限爆弾》]]も)を[[蘇生]]させ、[[シンクロ召喚]]を狙ってくる。~
デステニースキャンを[[使用]]しないよう設定すれば、[[《ブラック・ボンバー》]]もこの[[カード]]も恐れる必要がなくなるため、ボマーと対戦する際はなるべく非使用に設定しておきたい。~
[[メインフェイズ]]2が存在しない都合上、[[攻撃]]→[[射出]]の流れは作れなくなっているが、初期[[ライフ>ライフポイント]]が4000であるため、[[バーン]][[効果]]の[[ダメージ]]による被害は大きくなっている。~
また、[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]をスキャンしないで[[《ブラック・ボンバー》]]をスキャンすれば、[[プレイヤー]]もこの[[カード]]を[[使用]]することができる。~
--[[DUEL TERMINAL]]およびTAG FORCE 6でのボマーの台詞によれば、[[攻撃]]名は「マックス・ダイブ・ボム」。

**関連カード [#cd676bf7]
-[[《キャノン・ソルジャー》]]

-[[《カタパルト・タートル》]]

//―《ダーク・ダイブ・ボンバー》の姿が見られるカード
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的なデッキ [#i81db88c]
-[[【シンクロ召喚】]]

**収録パック等 [#ea80dbde]
-[[CRIMSON CRISIS]] CRMS-JP040 &size(10){[[Super]]};
-[[DUELIST EDITION Volume 3]] DE03-JP092 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#dbe0de79]
Q:[[リリース]]は[[コスト]]ですか?~
  また、この[[カード]]自身を[[リリース]]することはできますか?~
A:[[リリース]]は[[コスト]]で、この[[カード]]自身も[[リリース]]して[[ダメージ]]を与えることができます。(08/11/16)

Q:1[[ターン]]に2回以上[[効果]]を[[発動]]することはできますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(08/11/16)

Q:自身の[[効果]]によって[[レベル]]が変化した[[《トラゴエディア》]]を[[リリース]]した場合、[[ダメージ]]はどうなりますか?~
A:[[リリース]]する時点での[[レベル]]を適用するので、[[効果]]によって変化した[[レベル]]×200の[[ダメージ]]を与えます。(08/12/03)

Q:[[《メタル・リフレクト・スライム》]]を[[リリース]]した場合、[[ダメージ]]を与えられますか?~
A:はい、[[レベル]]10×200で2000ポイントの[[ダメージ]]を与えます。(08/12/03)

//質問だけの投稿はお止めください。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//質問と回答を記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。