遊戯王カードWiki - のバックアップ(No.84)

《トロイホース/The Trojan Horse》 †

効果モンスター
星４/地属性/獣族/攻1600/守1200
地属性モンスターを生け贄召喚する場合、
このモンスター１体で２体分の生け贄とする事ができる。

　特殊召喚できない最上級モンスターをはじめとした、手札からの召喚に頼らざるを得ないカードとの併用で力を大きく発揮する。
　ただ、最上級モンスターの召喚サポートとしては、《死皇帝の陵墓》や《墓守の偵察者》、《ダンディライオン》等の方が遥かに単体で機能しやすい。
　他のダブルコストモンスターと比較して中途半端な攻撃力で、リクルート手段が少ない割に戦闘が得意でもない点も評価を下げる。

　同じく地属性・獣族には《素早いモモンガ》や《ハイエナ》といった、生け贄の確保を手伝えるリクルーターがいくつかある。
　これらと違い、このカードには特殊召喚後２体分の生け贄を即座に賄う事ができる利点がある。
　《浅すぎた墓穴》でこのカードを蘇生させ、《神獣王バルバロス》の効果を発動できれば、相手モンスターを蘇生させてしまうデメリットを相殺できる。
　リクルーターに対応する《森の聖獣ユニフォリア》から蘇生させ、生け贄にすることも可能。
　《忍法変化の術》から特殊召喚し、手札に来てしまった獣族等の生け贄にすることも可能。

モチーフはギリシア神話に登場する「トロイの木馬」であろう。
トロイとギリシアの「トロイ戦争」は10年以上続いたが、ある日ギリシア軍は巨大な木馬を残して突如全軍退却する。
トロイ軍は自軍の勝利と思い込んで、木馬を戦利品として城内に引き入れ、盛大な戦勝の宴を催した。
しかし、実はこの木馬の中には大勢のギリシア兵が隠れており、トロイ兵が酔い潰れた夜中に木馬から出て城内からトロイ軍を総攻撃し、トロイを滅亡させた。

原作・アニメにおいて―
アニメGXの「クロノスvsナポレオン」戦においてクロノスが使用。
クロノスは後攻１ターン目に《天使の施し》で手札から捨てたこのカードを《早すぎた埋葬》で蘇生、それを生け贄に捧げることで、《古代の機械巨人》を召喚した。
その他、12話で三沢の調整デッキに入っていたのが確認できるほか、111話ではマルタンが使用している。