効果モンスター 星4/闇属性/ドラゴン族/攻1300/守1900 (1):このカードが召喚に成功した時、 自分の墓地の攻撃力1000以下の通常モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。 (2):1ターンに1度、自分フィールドのドラゴン族モンスター1体をリリースし、 自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターはターン終了時まで、レベルが8になり、攻撃力が800アップする。
Vジャンプ(2012年3月号) 付属カードで登場した闇属性・ドラゴン族の下級モンスター。
召喚に成功した時に攻撃力1000以下の通常モンスターを蘇生できる誘発効果、ドラゴン族モンスターをリリースしてモンスター1体のレベルを8にし攻撃力を強化する起動効果を持つ。
(1)の蘇生効果は対象が攻撃力1000以下の通常モンスターと範囲が狭い。
チューナーかつ蘇生範囲に効果モンスターが含まれる《デブリ・ドラゴン》と比べると汎用性は劣るものの、モンスター層の違いでまた異なる動きができる。
このカード自身が闇属性であるため、《ライトパルサー・ドラゴン》や《暗黒竜 コラプサーペント》・《輝白竜 ワイバースター》・カオスなどと連携を取りやすい。
《竜の霊廟》・《竜の渓谷》で蘇生対象とコストを墓地へ送っておけば、連続したシンクロ召喚・エクシーズ召喚が可能である。
有力な候補としては、チューナーである《ガード・オブ・フレムベル》・《ギャラクシーサーペント》・《守護竜ユスティア》・《ラブラドライドラゴン》、変わったところでは《神龍の聖刻印》・《龍王の聖刻印》も蘇生できるため、後述の効果も含めて聖刻を中心としたデッキに投入するのもいいだろう。
効果を無効にする事もないので《龍王の聖刻印》を再度召喚する手段があれば更に展開を補助する事もできる。
獣族を蘇生対象にすれば、自身を含めた2体をリリースすることで《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を特殊召喚することもできる。
《おもちゃ箱》を採用したデッキでは蘇生対象となる通常モンスターが複数枚投入されやすいため、《デブリ・ドラゴン》と合わせて採用することもできる。
他にもカテゴリサポートを持つ《E・HERO クレイマン》・《暗黒界の番兵 レンジ》等にも対応している。
もっとも、どちらも通常採用されないカードなので、デッキバランスを崩さずに使える《クレーンクレーン》や《暗躍のドルイド・ドリュース》に見劣りしてしまう。
(2)のレベルを8へ操作する効果は、レベルの低いモンスターを高レベルのシンクロ召喚やランク8のエクシーズ召喚に用いる事ができる。
また、レベルが8を超えるモンスターに使用した場合は逆にレベルが下がるため、レベルが高すぎるモンスターにこの効果を使用してレベル調整する事も可能である。
(1)の蘇生効果と合わせればレベル8の通常モンスターを簡単に作り上げられるため、エクシーズ素材を揃える事が難しい《サンダーエンド・ドラゴン》のサポートとして活用できる。
自身をリリースして、蘇生させたモンスターに対して使い、《アドバンスドロー》の補助にすることもできる。
デッキ単位で通常モンスターを多数採用する【魔鍵】とは相性が良い。
《魔鍵−マフテア》や《高尚儀式術》により墓地にレベル4通常モンスターが溜まりやすく、あまり意識していなくてもこのカードの蘇生対象を用意できる。
このカードだけでも《魔鍵憑霊−ウェパルトゥ》のエクシーズ召喚に繋がる他、(2)の効果を使えば【魔鍵】では出しにくい《魔鍵憑神−アシュタルトゥ》のエクシーズ召喚をサポートできる。
《大魔鍵−マフテアル》の効果により、召喚権をこのカードに回しやすい点も相性が良い。
【魔鍵】で一般的に採用される通常モンスターは攻撃力の高いアタッカーが殆どだが、このカードを採用する場合は低攻撃力のモンスターをあえて採用する必要がある。
《魔鍵−マフテア》の効果でデッキから墓地へ送られるため、採用枚数は少なめでよい。
Q:ドラゴン族のこのカード自身をリリースして(2)の効果を発動できますか?
A:はい、できます。(12/01/21)
Q:(2)の効果を発動する際に裏側表示のドラゴン族をリリースできますか?
A:はい、できます。(12/01/21)
Q:レベル8のモンスターを対象として(2)の効果を発動できますか?
A:いいえ、レベル8のモンスターを対象として発動できません。(12/01/21)
Q:(2)の効果処理時に対象としたモンスターのレベルが他のカードの効果によって8になった場合、そのモンスターは攻撃力がアップする効果は適用されますか?
A:いいえ、適用されません。(12/01/21)