遊戯王カードWiki - のバックアップ(No.16)

《メタファイズ・ホルス・ドラゴン/Metaphys Horus》 †

シンクロ・効果モンスター
星６/光属性/幻竜族/攻2300/守1600
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
(1)：このカードがＳ召喚に成功した場合、
そのＳ素材としたチューナー以外のモンスターの種類によって、
以下の効果をそれぞれ発動できる。
●通常モンスター：このターンこのカードは自身以外のカードの効果を受けない。
●効果モンスター：このカード以外のフィールドの表側表示のカード１枚を対象として発動できる。
その効果を無効にする。
●Ｐモンスター：相手フィールドのモンスター１体を相手が選び、
自分はそのコントロールを得る。
このターンそのモンスターは攻撃できない。

　ザ・シークレット・オブ・エボリューションで登場した光属性・幻竜族のシンクロモンスター。
　非チューナーのシンクロ素材に通常モンスター・効果モンスター・ペンデュラムモンスターを用いた場合に、それぞれに対応した３種類の誘発効果を得られる。

　シンクロ素材にしたチューナー以外のモンスターの種類で効果が変わる珍しいモンスター効果を持つカードである。
　縛りのないレベル６のシンクロモンスターの中では攻撃力は高くない方なので、シンクロ召喚に成功した場合の効果を目当てに、または属性・種族を意識して使用することになる。

　もっとも多いパターンは効果モンスターをシンクロ素材に使用した場合。
　相手フィールドに攻撃力？のモンスターがいる場合にはその攻撃力を打ち消すことができるので、このカードで戦闘破壊が可能になる。
　効果の無効化は永続であるため、厄介な効果を持つ永続カードを無効化したり、あるいは自分のデメリット効果を打ち消したりと臨機応変に使用できる。
　幻竜族のサポートを使える竜星とも相性が良い。

　通常モンスターをシンクロ素材に使用した場合は１ターン限りの完全耐性となるが、相手に除去罠カードがある場合にはこのカードのシンクロ素材に対して使われる可能性があるのであまり過信はできない。
　シンクロ召喚を無効にする効果にも対応できず、チェーンブロックを作る関係上それに対してチェーン発動された効果にも無力である。
　上記の通りこのカード自身の攻撃力も決して高いわけではない上に、自身の得る耐性（強制効果）のせいで攻撃力を上げることも難しいので、この効果を目的に使用するならデッキ構築を意識する必要があるだろう。

　最後のペンデュラムモンスターをシンクロ素材に使用した場合には相手モンスターをコントロール奪取できる強力なもの。
　３つの効果の中で唯一直接的にアドバンテージを得られる効果であり、永続的にコントロール奪取できるため状況次第ではデュエルに大きく影響を与えられる。
　ただし奪えるモンスターの選択は相手次第であり、加えてそのモンスターはこのターン攻撃できないため、状況が整っていなければあまり効果的でない場合もある。
　相手モンスターが１体の状況であれば、チェーンされない限りそのモンスターを確実に奪う事ができるため、除去カードと併用する場合は使用する順番も考えておきたい。

　いずれの効果を使用するにせよ、返しのターン以降では基本的に無防備となっているため、シンクロ召喚を行う際には状況を見極めていきたい。
　もしくは効果を完全に無視し、「特殊召喚しやすい幻竜族」として扱うのも良いだろう。
　レベル２チューナーとレベル４モンスターを多く投入したデッキであれば、幻竜族をシンクロ素材とする《輝竜星－ショウフク》のシンクロ召喚を行いやすくなるのは大きい。