*《ライトロード・マジシャン ライラ/Lyla, Lightsworn Sorceress》 [#w892d6e4]
 効果モンスター
 星4/光属性/魔法使い族/攻1700/守 200
 自分のメインフェイズ時に発動できる。
 自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードを表側守備表示に変更し、
 相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
 この効果を発動した場合、次の自分のターン終了時まで
 このカードは表示形式を変更できない。
 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
 自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。

 [[LIGHT OF DESTRUCTION]]で登場した[[光属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[自分]]の[[エンドフェイズ]]毎に[[墓地を肥やす]][[誘発効果]]を持つ[[ライトロード]]の1体。~
 更に、[[攻撃表示]]から[[守備表示]]することとともに[[相手]]の[[魔法・罠カード]]1枚を[[対象に取り>対象をとる(指定する)効果]][[破壊]]する[[起動効果]]を持つ。~

 [[《魔導戦士 ブレイカー》]]と同じように擬似[[《サイクロン》]]を備えた[[モンスター]]。~
 そこそこの[[攻撃力]]を持つが、[[効果]]を使用すると[[守備表示]]となってしまい、[[守備力]]の低さ故に場持ちは期待できなくなる。~
 それでも数[[ターン]]維持できれば再び[[効果]]を使える可能性がある。~

 [[ライトロード]]特有の[[エンドフェイズ]]時に[[デッキ]]を削る[[デメリット]]を持つが、[[墓地を肥やす]][[メリット]]と考える事もできる。~
 このため[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を重視する[[デッキ]]においても採用でき、[[《次元の裂け目》]]等の対策として重宝するだろう。~

 [[モンスター効果]]の性質上、[[表示形式]]を変更する[[カード]]と相性が良い。~
 [[《悪夢の迷宮》]]や[[《重力解除》]]と併用する事で、次の[[ターン]]も[[モンスター効果]]が使用できる。~
 中でも、[[《最終突撃命令》]]・[[《軍神ガープ》]]との相性は特に良い。~
 1[[ターン]]に1度の制約がないため、[[相手]]の[[魔法・罠カード]]を全て[[破壊]]するという、脅威の[[コンボ]]が可能である。~

-類似する[[効果]]を持つ[[《魔導戦士 ブレイカー》]]との比較。~
[[《魔導戦士 ブレイカー》]]の長所は[[守備表示]]にならず、[[除去]][[効果]][[発動]]後も[[アタッカー]]として使用できる所。~
この[[カード]]の長所は、[[《光の援軍》]]による容易な[[サーチ]]、[[《畳返し》]]で無効化されず、維持できれば何度も[[効果]]を使用できる、[[特殊召喚]]時も[[除去]][[効果]]が使用できる所。~
また、地味な所では[[《魔導戦士 ブレイカー》]]は[[自分]]の[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]できる。~
だが、このカードが[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]をできる所も見逃せない。~

-前述の通り、1回使いきりの擬似[[《サイクロン》]]として運用するのも良いだろう。~
[[《ライトロード・サモナー ルミナス》]]や[[《召喚僧サモンプリースト》]]を利用すれば、[[手札]]1枚が[[《サイクロン》]]に変換されたものとして使える。~
普通に使っても、[[通常召喚]]の権利は使用するものの[[《サイクロン》]]に[[壁]]と[[墓地]]肥やしの役割が付随したと見ることが出来、十分に強力である。~
[[効果]]使用後も場に残るので、[[直接攻撃]]を防ぐなり[[シンクロ素材]]にするなり無駄なく使用できる。

-[[除去]]能力を持つために[[ロック]]への[[耐性]]は高い。~
しかし、[[守備表示]]になったところを[[《拷問車輪》]]で狙われたりした場合、悲惨な事になりかねない。~
また、[[効果]]使用後には低い[[守備力]]を晒してしまうため、[[ロック]][[デッキ]]で採用されるような低[[攻撃力]][[モンスター]]にも簡単に[[戦闘破壊]]されてしまう。~
特に[[《レベル制限B地区》]]は自身の[[効果]]で[[破壊]]する事ができない上に、[[デッキ]]を削る[[効果]]のみが適用されてしまう。~
[[ロック]][[デッキ]]と対峙した際には、[[召喚]]するタイミングに注意したい。~

-[[除去]][[効果]]について。~
--[[効果発動時]]、自身が[[攻撃表示]]のときに[[発動]]できる[[対象に取る>対象をとる(指定する)効果]][[起動効果]]。~
--[[効果解決時]]、自身を[[攻撃表示]]から[[守備表示]]にし、[[対象]]を[[破壊]]する[[一連の効果]]。~
[[表示形式]]変更ができないと[[破壊]]もしない。~
つまり、''「[[効果解決時]]に[[フィールド]]に[[表側攻撃表示]]で存在しなければならない」''ので、[[《サンダー・ブレイク》]]など[[除去]]カードはもとより[[《月の書》]]や[[《エネミーコントローラー》]]などを[[チェーン]]されこのカードが[[表側攻撃表示]]でなくなると[[不発]]となる。~
--「1[[ターン]]に○回」などの回数制限がない。~
何らかの[[効果]]で[[攻撃表示]]になれば再び[[効果]]を[[発動]]できる。~
これは[[《光と闇の竜》]]の[[無効]]化[[効果]]をこれ1枚で封じることも出来るということでもある。~
逆に、[[《光と闇の竜》]]を使用する場合はこの[[カード]]を警戒して[[魔法・罠カード]]を[[フィールド]]に出さないように工夫したい。



-この[[カード]]の発売前にVジャンプに掲載された特集記事においては、この[[カード]]で[[《レベル制限B地区》]]を[[破壊]]できるようなニュアンスでの紹介がされたが、これは上記のとおり不可能。~
Vジャンプの記事にはこういった憶測による間違いが多々存在する。→[[《D−HERO ダブルガイ》]]・[[《ネオス・ワイズマン》]]等

-[[【ライトロード】]]を始め、[[【光属性】]]・[[【魔法使い族】]]・[[【ジャンクドッペル】]]等の他、[[守備力]]200という[[シナジー]]から[[《フレムベル・パウン》]]を利用する[[【炎属性】]]全般でも重宝される。~
複数枚の入手には苦労を要したが、[[ストラクチャーデッキ−ドラゴニック・レギオン−]]にてついに再録された。~

-[[英語名]]の「sorceress」は「邪悪な魔法使い(悪霊と契約を交わした魔法使い)」を意味する「sorcerer」の女性を示す名詞である。~
[[正義>《ジャスティス・ワールド》]]を語る[[ライトロード]]のはずなのだが、これはいかがなものか。~
[[《ライトロード・ドルイド オルクス》]]・[[《ライトロード・モンク エイリン》]]・[[《ナイトエンド・ソーサラー》]]を見るに、RPG的なニュアンスでの「ソーサラー(攻撃呪文に特化した魔法使い)」のようだ。

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONではシーズン9(09/01/16)の[[制限改訂]]において、他の[[ライトロード]]と共に[[制限カード]]に指定されている。~

//-神話・伝承において―~
//「ライラ(Lyla)」とは一般的な英語圏における女性名であり、星座における琴座の英名でもある。~
//夏の大三角形を形成する織姫星(ベガ)を含むため、有名な部類の星座と言えよう。~

**関連[[カード]] [#s24d40f9]
-[[ライトロード]]

-[[《ゼンマイバット》]]
-[[《ゼンマイネズミ》]]
-[[《黒魔力の精製者》]]

-[[《結界術師 メイコウ》]]
-[[《賢者ケイローン》]]
-[[《魔導戦士 ブレイカー》]]

-[[《ゴブリン突撃部隊》]]
-[[《不屈闘士レイレイ》]]

**収録パック等 [#b0534e41]
-[[LIGHT OF DESTRUCTION]] LODT-JP019 &size(10){[[Super]]};
-[[ストラクチャーデッキ−ドラゴニック・レギオン−]] SD22-JP020
-[[DUELIST EDITION Volume 2]] DE02-JP120

**FAQ [#e50a5d44]
Q:[[表示形式]]変更は、自身の[[効果]]によるものですか?また、どのタイミングで変更しますか?~
A:自身の[[効果]]により、[[効果解決時]]に変更します。(08/02/23)

Q:「[[表側守備表示]]に変更し〜」は、変更できる状況では必ず変更しなければならないのですか?それとも[[任意効果]]ですか?~
A:[[任意発動]]の[[起動効果]]です。[[効果]]を使わないまま[[ターン]]終了してもかまいません。(08/02/23)~

Q:[[表示形式]]変更と[[破壊]]は同時ですか?~
A:はい、同時です。(08/04/22)

Q:[[《最終突撃命令》]][[発動]]中に[[破壊]][[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、可能です。この場合、使った直後にまた[[表側攻撃表示]]となるので同一[[ターン]]中でも再び[[効果]]が使えます。(08/02/23)

Q:《ライトロード・マジシャン ライラ》の[[効果解決時]]にその《ライトロード・マジシャン ライラ》が存在しない場合、[[相手]]の[[魔法・罠>魔法・罠カード]]1枚を[[破壊]]することはできますか?~
A:「[[表側守備表示]]に変更し、[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]する」[[効果]]は[[一連の効果]]処理なので、[[効果解決時]]このカードを[[表側守備表示]]にできない状況で[[魔法・罠カード]]1枚を[[破壊]]する[[効果]]を適用できません。(08/02/28)

Q:《ライトロード・マジシャン ライラ》の「[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]する」[[効果]]」に[[《エネミーコントローラー》]]が[[チェーン]]され、[[効果]]で[[表側守備表示]]になった場合、[[相手]]の[[魔法・罠>魔法・罠カード]]1枚を[[破壊]]することはできますか?~
A:「[[表側守備表示]]に変更し、[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]する」[[効果]]は[[一連の効果]]処理なので、[[効果解決時]]このカードを[[表側守備表示]]にできない状況で[[魔法・罠カード]]1枚を[[破壊]]する[[効果]]を適用できません。また、適用されなかった場合でも、次の[[自分]]のターン終了時まで[[表示形式]]が変更できなくなります。(12/02/16)

Q:このカードの[[効果解決時]]に[[対象]]に選択した[[相手]]の[[魔法・罠>魔法・罠カード]]が存在しなくなって[[破壊]]できなかった場合でも[[守備表示]]になる効果は適用されますか?~
A:はい、その場合でも[[守備表示]]になり、次の[[自分]]のターン終了時まで[[表示形式]]が変更できなくなります。(09/09/30)

Q:[[破壊]][[効果]]処理後、何らかの[[効果]]で[[攻撃表示]]に変更した場合、その[[ターン]]に[[攻撃]]は可能ですか?~
  また、[[攻撃]]した後の[[メインフェイズ]]2で[[効果]]を使用できますか?~
A:どちらも可能です。この[[カードの効果]]に[[攻撃]]に関する制約は一切ありません。(08/12/09)

Q:[[破壊]][[効果]]を[[発動]]後にこの[[カード]]を[[《月の書》]]等で[[裏側守備表示]]を変更した場合、この[[ターン]]にこのカードは[[反転召喚]]できますか?~
A:いいえ、その場合でも[[表示形式]]が変更できなくなる[[効果]]は[[適用]]されている状態で[[反転召喚]]できません。(12/02/16)

Q:相手の場に罠・魔法カードがない場合でも、守備表示にする効果は使用できますか?~
A:いいえ、守備表示にする効果のみを使用することはできません。(12/02/25)




//質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//質問だけの投稿はお止めください。
//未発売カードに限り、(A:発売をお待ちください)とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。~