遊戯王カードWiki - のバックアップ(No.40)

《ワンダー・エクシーズ/Wonder Xyz》 †

通常罠
(1)：自分フィールドのモンスターを素材としてＸモンスター１体をＸ召喚する。

　言うなればエクシーズ召喚版の《緊急同調》である。
　こちらは発動タイミングに制限がない完全なフリーチェーンのカードであり、サクリファイス・エスケープも行いやすい。
　また、シンクロ召喚と異なり、デッキによっては高いレベルのモンスターを素材にする事も多い。
　それに該当する【ギャラクシー】や【列車】のようなデッキなら、素材用のモンスターで攻撃してからの追撃もかなりの成果が期待できる。
　《天霆號アーゼウス》のように上に重ねてエクシーズ召喚できるエクシーズモンスターなら、条件さえ満たしていれば素材用のモンスターが１体しか残っていない状態からでも追撃が可能となる。

　相手ターンで使う場合、誘発即時効果やエクシーズ召喚に成功した時の誘発効果を相手ターンで使うために狙う事になる。
　主な狙い目は以下の通り。

　なお、いずれも素材用のモンスターをフィールドに並べたままにしなければならず、さらにこのカードまで伏せてあると警戒される可能性が高い。
　特に、低いレベルのモンスターを素材とするエクシーズモンスターをこの方法で狙う場合には十分気をつけたい。
　《リビングデッドの呼び声》などで相手ターン中にエクシーズ素材を揃えるなどの工夫も考えると成功率があがるだろう。

イラストには、アニメZEXALシリーズの主人公である九十九遊馬が初期から終盤まで愛用した《ガンバラナイト》と《ゴゴゴゴーレム》が描かれている。
作中では、過去の回想シーンで遊馬の父である一馬がこの組み合わせでエクシーズ召喚を行おうとしたのだが、エクシーズモンスターを持っていなかったため失敗したシーンがある。
- 同パックに収録されている《融合識別》と《チューナーズ・ハイ》はそれぞれ融合召喚とシンクロ召喚を補助する様な効果を持っている。
  このカードを含めた３枚のカードには、それぞれの召喚法がメインの遊戯王作品の主人公が使用するモンスターがイラストに描かれている共通点がある。

原作・アニメにおいて―
漫画ZEXALにおける「遊馬vsコロン」戦にてコロンが類似した効果を持つ罠カード《クイック・エクシーズ》を使用している。
こちらは「相手ターンにエクシーズ召喚する」と説明されていたが自分のターンにエクシーズ召喚できるかは不明。

アニメZEXALII(セカンド)では凌牙が類似した効果を持つ通常罠《フル・アーマード・エクシーズ》を使用している。
こちらはこのカード同様の効果に加え、発動時にエクシーズモンスターを対象とし、エクシーズ召喚したモンスターに対象のモンスターを装備させるという効果があった。

アニメARC-Vの「黒咲vsクロウ」戦で、類似した効果を持つ速攻魔法《ＲＲ－ラピッド・エクシーズ》を黒咲が使用している。
こちらは相手フィールドに特殊召喚したモンスターが存在する時にしか発動できず、エクシーズ召喚先がＲＲに限定されていた。
その代わりに、エクシーズ召喚に成功した時、そのエクシーズモンスターのエクシーズ素材を使う効果を発動できるという追加効果があった。

Ｑ：チェーン１で発動されたこのカードの効果でエクシーズ召喚を行う際に《神の宣告》を発動する事ができますか？
Ａ：はい、《ワンダー・エクシーズ》は、その効果が適用された後、ただちにエクシーズ召喚を行う事になりますので、チェーン１で発動した《ワンダー・エクシーズ》の効果によってエクシーズ召喚が行われる場合であれば、そのエクシーズ召喚を《神の宣告》によって無効にする事はできます。(16/01/08)