効果モンスター 星7/地属性/恐竜族/攻2600/守1800 相手フィールド上に守備表示モンスターしか存在しない場合、 このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
「暗黒の侵略者」で登場した、限定的な直接攻撃能力を持つ効果モンスター。
また、恐竜族で初めての最上級モンスターで、《究極恐獣》が登場するまで唯一の恐竜族の最上級モンスターであった。
しかし、《ドリラゴ》、《ロケット・ジャンパー》と同じく、効果を間違えて解釈している人が多いことの方で有名なカードである。
「守備表示モンスターしか存在しない場合直接攻撃できる」と言う効果から、直接攻撃しやすいように見えるが…実は大間違い。
よくよくテキストを見ればわかるが、言い替えると『相手の魔法&罠カードゾーンにカードがある場合直接攻撃できない』のである。
攻撃表示モンスターが存在しない状況はともかく、魔法&罠カードが存在しないような状況はほとんどある訳もなく、このカードを使用するには《ハリケーン》が半ば必須と化す。
なお、この弱点を克服した《ダークティラノ》というカードが、アニメGXには存在する(しかもレベルや能力値はこのカードと全く同じ)。
「モンスターゾーン」この1文があるだけで、こうも差が出るのがテキストの難しいところだと痛感させられるカードであった。
ほぼ効果無しの上に、効果なしモンスターで生け贄が2体必要、と考えると攻撃力が低め…。
同じ恐竜族の《暗黒ドリケラトプス》よりも(能力的にも値段的にも)価値が低い、救われない哀れなモンスターである。
テキストに関しても遊戯王OCGには多い、「テキストの言葉足らず」で弱くなってしまったカードだと言える。
それでも、最近は恐竜族の最上級モンスターのサポートが大幅に増加している。《ハリケーン》で《大進化薬》を使いまわしたり、相手に《死皇帝の陵墓》を使わせないようにする戦術も存在するので、《究極恐獣》《超伝導恐獣》《暗黒ドリケラトプス》などを採用してまだ余裕があるようなら1枚くらい入れてもいいだろう。また、《押収》の選択範囲が拡大するメリットもある。
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Q:相手フィールド上に、守備表示モンスターのみが存在し、魔法・罠カードがある場合直接攻撃できますか?
A:できません。このカードが効果で直接攻撃できるのは、相手フィールド上に、攻撃表示モンスターと魔法・罠カードが存在しない場合のみです。
Q:相手フィールド上に、モンスターが存在していないとき、魔法・罠カードがある場合直接攻撃できますか?
A:効果は発動しませんが、通常ルールにそって直接攻撃できます。