*《&ruby(ブラック・ティラノ){暗黒恐獣};/Black Tyranno》 [#top]
 効果モンスター
 星7/地属性/恐竜族/攻2600/守1800
 相手フィールド上に守備表示モンスターしか存在しない場合、
 このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。

 [[暗黒の侵略者]]で登場した[[地属性]]・[[恐竜族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[相手]][[フィールド]]上に[[守備表示]][[モンスター]]しか存在しない場合、[[直接攻撃]]を行える[[永続効果]]を持つ。~

 高い[[攻撃力]]による[[直接攻撃]]は魅力だが、その[[適用]]条件が厳しい。~
 [[魔法・罠カード]]を1枚伏せられただけで、[[通常モンスター]]と変わらなくなる。~
 各種[[魔法・罠除去]]との併用も考えられるが、効率は悪い。~
 そもそもこれだけの[[攻撃力]]を持つのであれば、[[魔法・罠カード]]のない状況下で[[守備表示]][[モンスター]]を避ける意味は薄い。~
 同じ[[恐竜族]]の[[《究極恐獣》]]や[[《ジュラック・メテオ》]]の[[効果]]と噛み合わないのも難点である。~

-勘違いしやすい[[テキスト]]だが、[[直接攻撃]]を行えるのは、''[[相手]][[フィールド]]上に[[守備表示]][[モンスター]]しか存在せず、[[魔法&罠カードゾーン]]・[[ペンデュラムゾーン]]にも[[カード]]が存在しない場合''である。~
後に登場した[[《闇の住人 シャドウキラー》]]のように、「[[モンスターカードゾーン]]」のみを見る[[モンスター効果]]ではない。~
なお、[[相手]][[フィールド]]上に[[守備表示]]の[[罠モンスター]]しか存在しない場合、[[魔法&罠カードゾーン]]には[[カード]]が存在しない扱いとなるため、[[直接攻撃]]の条件を満たすことができる。

--[[《ドリラゴ》]]と共に、「[[フィールド]]上」と「[[モンスターカードゾーン]]」のわずか一文の違いで、こうも差が出るのが[[テキスト]]の難しいところだと痛感させられる。~
//類似する[[効果]]を持つ[[《ドリラゴ》]]が先に登場しているのに、このミスに気付かなかったのは痛恨である。~
//↑後々エラッタされたわけでもないのに、「ミス」と書くのはおかしい。古さや攻撃力の高さを考えると「これぐらいのデメリットは必要」なのかも

-[[恐竜族]]で初めての、そして[[《究極恐獣》]]が登場するまで唯一の[[最上級モンスター]]であった。~

-[[カード名]]は暗黒''恐竜''ではなく、暗黒''恐獣''である。~
[[《究極恐獣》]]や[[《超伝導恐獣》]]に比べると、実在の恐竜(ティラノサウルス)に最も近い姿をしている。~
やはり前足の指の数など、細部にかなりの差異は見られるが。~
[[《テールスイング》]]の[[イラスト]]ではその力強さを発揮しているが、一方で[[《軍隊ピラニア》]]に襲われている様子も見られる。

-この[[カード]]が登場するまでは[[《ガーディアン・グラール》]]が[[恐竜族]]で最大の[[攻撃力]]を持っていた。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「KCグランプリ編」の「竜崎&羽蛾vsジーク・ロイド」戦で、竜崎が使用。~
[[《超進化薬》]]で[[《バルーン・リザード》]]を[[生け贄]]に捧げ、速攻で[[特殊召喚]]した。~
しかし羽蛾の[[《インセクト女王》]]共々、ジーク・ロイドの「ワルキューレ」達の[[攻撃]]で、1[[ターン]]で敗れ去った。~
アニメ版DMで、戦いの儀の前に海馬が遊戯に差し出したジュラルミンケースの中に入っていた[[カード]]の1枚。

--アニメGXでは、完全[[上位互換]]の《ダークティラノ》をティラノ剣山が度々使用している。~
《ダークティラノ》はこの[[カード]]と完全に一致した[[ステータス]]と酷似した[[効果]]を持ち、ただ一点「[[相手]]の場に[[魔法・罠カード]]があっても[[直接攻撃]]できる」という点だけが異なっていた。~

---公式サイトの予告の文章には、本編で《ダークティラノ》が出るはずの部分に《暗黒恐獣》と書かれていた。~
恐らく、元々はこの[[カード]]がアニメに登場する予定だったが、製作途中で[[魔法&罠カードゾーン]]に[[カード]]がある場合[[直接攻撃]]できない事に気づき、急遽《ダークティラノ》という[[オリジナルカード]]に変更したものだと思われる。~

--漫画GXの連載がVジャンプで公表された時に第1話のラフ画が掲載されていたが、そこにはこの[[モンスター]]が登場していた。~
だが実際に掲載された第1話では[[《サイバー・ダイナソー》]]に変更されている。~
漫画の[[《サイバー・ダイナソー》]]は一定条件下で[[直接攻撃]]できる[[効果]]を持っており、こちらもアニメと同様の経緯があったものと思われる。~

--アニメARC-V第53話において、榊洋子の回想シーンに登場。~
--アニメARC-V第53話において、榊洋子の回想シーンに登場し、[[《戦士ダイ・グレファー》]]と[[戦闘]]を行っていた。~
アクション[[デュエル]]の黎明期は、このような「力自慢の[[モンスター]]をぶつけ合うパワー重視の格闘技のようなもの」だったらしい。

//-コナミのゲーム作品において―~
//TAG FORCE SPでは、三沢のハート4イベントでティラノ剣山がこのカードを使うシーンが見られる。~
//他のキャラがアニメ版または漫画版のカードを使ったことを考慮すると、この場面でも《ダークティラノ》の代わりとして使われた可能性がある。

**関連カード [#card]
―恐獣[[モンスター]]
-[[《超古代恐獣》]]
-[[《究極恐獣》]]
-[[《サイバー・ダイナソー》]]
-[[《超伝導恐獣》]]

―「&ruby(ブラック){暗黒};」シリーズ
-[[《暗黒プテラ》]]
-[[《暗黒ステゴ》]]
-[[《暗黒ヴェロキ》]]
-[[《暗黒ブラキ》]]

―類似系カード
-[[《ドリラゴ》]]
-[[《ロケット・ジャンパー》]]

―上位版[[効果]]を持つカード
-[[《闇の住人 シャドウキラー》]]
//-[[《サイバー・チュチュ》]]
//別の条件があるため

―《暗黒恐獣》の姿が見られる[[カード]]
-[[《軍隊ピラニア》]]

-[[《テールスイング》]]

-[[《生存競争》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[暗黒の侵略者]] 307-020 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[ストラクチャーデッキ−恐竜の鼓動−]] SD09-JP008
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP076 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[相手]][[フィールド]]上に、[[守備表示]][[モンスター]]のみが存在し、[[魔法・罠カード]]がある場合[[直接攻撃]]できますか?~
A:できません。この[[カード]]が[[効果]]で[[直接攻撃]]できるのは、[[相手]][[フィールド]]上に、[[攻撃表示]][[モンスター]]と[[魔法・罠カード]]が存在しない場合のみです。~

Q:[[相手]][[フィールド]]上に、[[モンスター]]が存在していないとき、[[魔法・罠カード]]がある場合[[直接攻撃]]できますか?~
A:[[効果]]は[[適用]]されませんが、通常ルールにそって[[直接攻撃]]できます。~

Q:[[相手]][[フィールド]]上に存在する[[カード]]が[[《メタル・リフレクト・スライム》]]等の[[罠モンスター]]の場合[[直接攻撃]]できますか?~
A:[[魔法&罠カードゾーン]]に[[カード]]が存在しませんので、その[[罠モンスター]]が[[守備表示]]ならば[[直接攻撃]]できます。(10/10/25)~

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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